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日本のものってうれしいね!

日本の母から箱が届いた。

必殺!「地球の歩き方 スリランカ」を送って~と頼んだのである。だって、ここでは買い物をしてまわるのが目的で来たのに、地図はない、場所・土地感はない、店もよくわからない、で大変困っていたのである。ここはやはり日本語の本に頼るしかない!と思い母に電話して頼んだのだ。荷物は思ったよりスムースにすぐやってきた。

そして!発見してしまった。スリランカの首都はコロンボではなかったのだ。このブログで思いっきり「スリランカの首都コロンボに」と書いてしまった気がする。スミマセン。よく知りもしないで書きました。というか恥ずかしい。「地球の~」によると、事実上の首都はコロンボだが、1985年にスリー・ジャヤワルダナプラに遷都したのだそうだ。し、知らなかった・・・。

その他にも読んでいて植民地支配されていた当時の歴史や宗教のことなど、とっても勉強になることがいっぱい載っていた。というか、読むところがたくさんあって読みごたえがある。日本のガイドブックってすごいね~。

そして、もうひとつ、すごいと思ったのが子供に送ってもらった雑誌だ。上の子にちょっとお姉さん用の「たのしい幼稚園」、下の子に「めばえ」が入っていた。この雑誌も私がリクエストしたものだ。というのも、今娘はひらがなとかたかなを勉強していて、こういう本なら楽しく読めるかな~と思ったのだ。

一冊ずつ入っていた雑誌を見て二人とも大~喜び!それに対象年齢が微妙に違っていてきちんとそれぞれに合っているので珍しく一冊を取り合ってケンカをしたりもしない。シールがいっぱい付いていたり、ぬりえがあったり、クイズやちょっとした遊びがあったりでやることも盛りだくさん。そして娘の方の本にはひらがなの練習になる問題や数の問題なんかも入っていてきちんと今やりたいことに即している。う~んすごい。意外だったのは数の練習で娘が結構楽しそうに絵のりんごやお菓子を数えて「みんなでおなじにわける」や「あまりはいくつ?」なんて問題をやっていることだ。子供って・・・本当に親が思っているより先に成長しているのねえ・・・。

あと何と言ってもこういう雑誌の醍醐味はふろく!私が子供の頃からある、あの厚紙の切り取り線をブチブチ切って組み立てていくやつである。これが子供達はだーい好き。そりゃあ、キライな子なんていないよね、きっと。でも大変なのは、全部「ママ作って~!」なことである。結局私が一緒に座って作り方を見ながら「あれ?」なんて悩みつつやらなきゃならないのだ。これがまた、なんと複雑なことよ!プリキュアの携帯みたいなやつそのものを紙で作っちゃうんだからもう大変。制作スタジオ、すごいよ、これ。こんなのを毎月出さなきゃならないんだもんねえ。展開図を作るだけでも大変なことだと思う。そして作り方が親切丁寧に描いてあるのにもかかわらず私はしょっちゅう「ん?」とつまづいてばかりである。とにかく複雑でよくできている。でも素人のママパパ全員が簡単に作れるようになっているのだ。

私は美術大学受験をしていた時、とにかく紙立体が一番苦手だった。まったくできなかった。課題が何十回も出たけれど、きちんと提出したのはたったの1回(!)だ。後は全部提出せずに逃げた。それくらい、紙立体はできなくてできなくて、最後はもう「明日は紙立体だぞー」と言われただけで何も頭に浮かばなくなるくらいキライになってしまった。立体全部が苦手だったわけでもなく、実際粘土の彫塑は大好きだった。でも二次元の紙を三次元にするというのがどう~も私の頭の中には浮かばないのだ。粘土は空間に粘土で三次元を作るので私の頭の中では三次元を三次元にするから何の疑問もない。でも紙は~・・・ダメ。ちっともわからない。

しかしてこのふろくはすごい。作り方どおりにきちんと作るとすごいちゃんとしたものが出来上がる。アンパンマンの回転すし屋さんまで出来上がっちゃうのだ。しかもちゃんと回転台が回るんだよ~!

今回うちの子供二人の心をつかんだのは仮面ライダーの輪ゴム銃だ。飛ばすものの装飾や引き金なんかはなかなか凝っているけれど、基本はシンプルな輪ゴム銃なのである。私が組み立てて最初にピシュン!と飛ばしてみせると二人は飛び上がって大騒ぎ。まあ、割りばしで輪ゴム銃作って飛ばすのって楽しかったよね。飛ばすものも紙飛行機みたいな、でも丸い形になっているものなのでそんなに危なくもない。誰もいない方向にやってね、と教えたら素直にちゃんと聞いて壁に向かって撃っている。何よりも珍しいのは、いつも取り合いのケンカになるのに、これは二人で仲良く順番こに撃っているのだ。そしてゲラゲラ笑っている。

いやあ、雑誌本体、ふろく、シールととっても長持ちして楽しく遊んでくれている。日本のものってすごいね!久しぶりに日本の熟考された商品を堪能して感服しております。母上、来月号もよろしくね。それにしても、日本人の決め細やかな配慮ってすごいなあ・・・。

日本が決め細やかな配慮と言えば、こちらのボったくり精神は今日も大発揮!されていた。今日はあらかじめ下見をしておいたお店を回って買おうと決めたもの、あるいは買いたかったけどお店にストックがなくて、頼んでおいたものを買いに回った。

その中の一軒、わりと良いお店の食器屋さんに行った。植民地支配の頃をうかがわせるヨーロピアンな感じのロ~ヤルなティーセットやお皿がずら~っと並んでいる。私達はこのお店で白いお皿を4種類、セットで買うことに決めていた。梱包もしてくれると前回言っていた。あらかじめ聞いた値段は4種類セットにして680ルピー。安い。良いお値段だ。

お店に入ってまっすぐ目当てのお皿の棚に行き、欲しいお皿のセットを4枚重ねてレジのテーブルに持って行った。すると、前回来たときにはいなかったサリーを着たおばさんが対応に来た。「この4枚をね、前回来たときにもう欲しいって言っておいたの。4枚で680ルピーよね」するとそのおばさんはさらりと「いいえ、値段は上がったのよ」と言う。「上がった?そんなことないよ。私はこの4枚で680ルピーって確認したんだから」「じゃあ、値段を知りたいのね?」この辺でもう私は頭にきた。「だ~か~ら、値段は知ってるの。680ルピーでしょ?」「違うのよ。2月1日に値上がりしたの」はあ~?!何を言ってるんでしょう、このおばちゃん。私は毎日書いているノートを取り出した。ノートには欲しい物のリスト、そのお店、値段が書いてある。私はこのお店のお皿を書いたページを見せた。前回お店に来た日付、欲しいと思ったお皿4枚も自分でイラストを描いてある。ちょっと変わった形のデザインのお皿なので、このイラストは誰が見ても今私が手に取ってるお皿に見えるはずだ。「見て。ここに私書いてあるでしょ。3日前にここに来たんだけど。いつ値上がりしたんだって?どうでもいいから私が3日前に話したお姉さん呼んできて」するとそのおばちゃんはやれやれ、という顔をして「すみません」も「お待ちください」も「そうでしたか」も何も言わずにただあきらめてくるりと背を向けて奥のデスクにどっかり座った。その態度にもびーーーっくりした。

すると入れ替わりに3日前に話をしたお姉さんがやってきた。「680でいいんでしょ」と私が念を押すとすました顔で「ええ」と言った。でも、私は知っている。彼女は奥から一部始終のやりとりを黙って見ていたのだ。うまく私がひっかかったら高く売ってもいいかな~と思っていたのだろうか。見ていながら、おばさんがあきらめて引っ込むまで出てこなかったのだ。

まーーーったく頭にくる。本当に、ここの人達はとにかく現金現金とお金をより多く取ろうとすることに必死すぎる気がする。しかも外国人なら(もしくはお金がある人なら)取ってもいいと思っている。私達が一所懸命作ったお金だなんてことは関係ないのだ。外国人はイコールお金がうなるほどあって、そこからはできるだけ多く取ってやれ、という気持ちが手に取るように伝わってくる。むかつくー!なんだか毎日私は怒って毎日ケンカしている。特に私は見た目でもうアウトなのでより顕著なのだ。でも、だからこそそのために下見をして最初は買わないようにしているのである。値段をチェックして、他のお店の同じ品物をチェックして、なるべくボられないようにしているのだ。それにしても・・・なんでこんななんでしょう???

家に帰って本を読んで楽しんでいる子供達を見ると、彼らにはお金ばっかり求める人にはなってほしくないなと痛感する毎日なのだった。

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ある意味もっとビックリ!

今日、行って来ましたよ~。昨日おむつを買ったお店へ。

今日も色々忙しかったんだけど、最後に家に帰る前に昨日のお店に寄りました。

お店に入って一番出入口近くにいた女の子にお店のビニール袋に入ったままのおむつとレシートを見せて、「これ昨日買ったんだけど、おむつで4000ルピー以上っておかしくない?払い戻したいんだけど」と自信たっぷりに聞きました。彼女はちょっと困った顔をしてすぐにマネージャーらしき人を呼んで来ました。私は彼にもう一度、「ねえこれ見て。4063ルピーって何かの間違いじゃないかしら。払い戻したいんだけど」と言いました。すると彼は真面目な顔をして「そうだよ、HUGGIESはスリランカでは高いんだ」と言うじゃないですか。思ってもなかった返事に私の自信はガラガラと崩れ去りました。胸を張って「ほーら、間違いだったでしょう?」というシチュエーションを想像していたのですね。「ええ?!ええっ?!じゃあ、HUGGIESはみんなこの値段なの?ホント?!」すると彼はおいで、という風に首をかしげて私をおむつ売り場に連れて行きながら、「そうだよ、これは輸入品だしね。でも、同じ輸入品でもパンパースなら安いよ」とニコニコ言うじゃないですか。っていうか、スリランカ国産のおむつってあるわけ?みんな輸入だよねえ・・・?私は首を振りました。「いいの、おむつはもういいの。ただ、払い戻ししたいだけなの」「ええ~?だって、これを返品したらおむつがいるでしょう?パンパース、これなら安いよ。これがいいよ」しきりとパンパースを売り込む彼。絶対何かの間違いだと思っていた私もなんかペースが狂って、妙にムキになっちゃったりする。「いいの、昨日おむつがどうしても必要だったから、違うお店で別のをもう買ったの。だからもういらないの。とにかく返金だけしてくれればいいの」彼はそう?ってな感じで一緒にレジに行き、レジのお姉さんと色々言いながら返金してくれました。ところが、今度はレシートをくれないんです。「そのレシート、返してくれないの?」「いや、これは返金したから私が必要だから」私がレシートをつまもうとすると、彼はキッと睨んで手を引っ込めました。「でも、他の買い物した分は私のレシートでしょう。私もレシートないと困るんだけど」すると彼はかなり必死に「いやいやいや、これはもう返金したから渡せない」とレシートを離さない。すると私達のやりとりを見ていたレジのお姉さんが「昨日のレシートならまたプリントアウトすれば出ますよ」と言ってすぐにタカタカタカと出してくれた。彼はそれを見て「ああ、なんだ」という顔をして”返金済み”と書き込んで、私にやっとレシートをくれました。ていうか、最初っからもともと私が持っていたレシートを”返金済み”と書いて渡して、お客が帰った後にもう一回プリントすればよかっただけじゃないの?と思ったんだけど、きっと彼は昨日の分をまたプリントできるって知らなかったのかもね。まあ、上司ってのは現場のことを良くわかってないものかもしれないです。

というわけで無事に返金はしてもらえましたが・・・あれは入力ミスでも何でもなくて正規の値段だったのでした!もう、昨日値段を知ったときよりビックリ!です。昨日は「いや、これはきっと間違いだ」って納得してましたからね。でも、一体誰が買うんだHUGGIES?!いや、買う人がいるから並んでるんだよね???4000円以上ですよ、あ~た・・・。私は買えません。それともヨーロピアンでHUGGIESじゃないのをはかせると泣いちゃう子がいるくらい気持ちよいおむつ、とか???いやあ~・・・今日の買い物はじっくり値段を見ちゃいました。

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そんな法外な!

さて、今日は午後からゆっくり二軒ほどお店をまわって一軒のクッションを買い占め(全フロア分欲しかったのに9個しかなかった。明日入荷してくれるそうだ)、その後は食料品を買いにスーパーへ行った。近所にもたくさんある大型チェーンのスーパーである。

今日は先日日本食屋さんで買ったカレールーで日本のカレーを作って(スリランカでわざわざ日本のカレーを作る私達。だって食べたいんだもん)出てきたし、ごはんも炊いて来たので帰って温めて食べるだけ。でも入れる肉が何もなかったので肉を買って行こうとスーパーに寄ったのだ。牛乳やブロッコリーやティーバッグ、スパゲッティなど買い始めると思ったより色々ある。あ、卵もなかったっけ、とどんどんカゴに入れてレジに向かった。

レジで並んでいる間息子が自分のヨーグルトを自分で持ちたいと大騒ぎ。ギャーギャー泣いて叫んで大迷惑の中、早く御会計すませたい~と焦っていると合計が出た。6521ルピー。えっ・・・・・・。一瞬手が止まってしまった。な、なんでそんなに高いんだろう・・・?私はロビちゃんに聞いた。「ねえ、ここキールズだよね?」というのも、高級ホテルの隣にあるショッピングモールの中に入っているスーパーなので、もしかしたらそれで高いのかなと思ったのだ。でも、キールズはチェーン展開だから場所でそんなにバカ高いはずもないだろうし・・・。私はグルグル考えながら息子がわめいているのでさっさとお金を払った。ロビちゃんが結構固まりで鶏肉を買ってたから、あれが高かったのかな・・・?でも、それにしても高すぎる。だって、普通の食料品しか買ってないのだ。

モールの出口を出てタクシーに乗り込み、座ってから落ち着いてレシートを見てみた。一体何が高かったんだろう。ひとつひとつ列を見ていくと・・・あった!息子の夜用に買ったおむつだ。息子は今は完璧にトイレに行けるのだが、夜寝ている間は出てしまうことが多い。今は賃貸でベッドも備え付けのものなので、寝ている間はおむつをしているのだ。その息子用に買ったおむつが・・・なんと、4063ルピー。よんせん・・・四千んんん・・・!?!おむつがぁ・・・?!

今ルピーを米ドル計算するとほぼ日本円と同じなのである。だから、4063ルピーということはほぼ四千円くらいということなのだ。たかが24枚入りのHUGGIESが、である。

「ろ、ロビちゃん、これ見て!なんであんなに高かったんだろうと思ったらネピ(私達はおむつをネピと呼んでいる)が4063ルピーーーー!」

「ええ~?!僕もおかしいな、合計高いなと思ったんだよ。まちがいじゃないの?」

「まちがいなら向こうだよ、だってレシートも4063、値段札も付いてる、ほら」私はおむつのパッケージを助手席に乗っていたロビちゃんに見せた。おむつのビニールパッケージの上には確かに小さい値段シールが貼ってあって数字で4063と書いてあるのだ。

「もしかして、スリランカでネピって高級品?それともヨーロッパからの輸入品で高いとか?あそこのショッピングモールだから?」

色んな憶測が飛び交うが、あまりに高くて私は爆発。

「こんなネピ、使いたくない!だっておしっこしてうんちして捨てるだけなんだよ!なんで4千ルピーも!私明日返してくるっ!」

「でも今日のネピ、もうないよ」

「じゃあ・・・」私達は家の近くにある薬局に寄ってもうひとつおむつを買って行くことにした。そこで値段を見ればこれが間違いなのかどうかもわかる。タクシーの運転手さんに薬局に停めてもらい、ロビちゃんだけ急いで中に買いに行った。

車の中で待っている間、私はふと、運転手さんに聞いてみた。

「エクスキューズミー、運転手さん、子供います?」

おじさんはすっごく不思議そうな顔をして「・・・?イエス」

「あのね、これ、どう思う?おむつなんだけど、4063ルピーもしたのよね」私はおむつのパッケージを彼に見せた。おじさんはそれを見て「ええ?!」とメガネをはずしてまじまじと見た。私達は日本語で話しているからおじさんには何を白熱して議論していたのかはわかっていないのだ。

「これ、返した方がいいよ!この値段だったら、これくらいのパッケージ10個くらい買えるよ!」おじさんは叫んだ。

「やっぱり~!」私はちょっと安心した。べつに高級品ってわけじゃなかったのだ(当たり前だ)。「今ね、それでここに寄ってもらったの。この話をしてたんだけど、やっぱり何かの間違いだよね」

「ああ~、これはおかしいよ。4000ルピーもするわけないよ」

「そうだよね。あはは」じゃあ返しに行けばいいや、と思ったらちょっとおかしくなった。

「ところで・・・もうひとつ質問なんだけど・・・」私はもう一個聞いてみた。「ここってモスクなんですかね?」

そうなのである。この薬局は遠くから見ると建て方が全くモスクなのだ。で、ああこんなところにモスクがと思って見てみると一階が薬局なのである。毎日出かけて前を通るたびにすっごく気になっていたのだ。

「そう、ここはモスクだよ」

「でも、一階にお店が入ってるよねえ・・・。モスクの下で商売なんてやっていいの?」イスラム教はとても敬虔な信者が多く、神聖なるモスクの下で商売なんて建築時に文句が出そうなんだけど・・・。すると運転手さんが言った。

「私もこんなモスク、他に見たことないよ」

「だよねえ~!いいのかな、階下で店なんて」

「さあ~」

確かに、平たい帽子をかぶって白い長い衣服を着た人がたくさん来ている。お祈りに来ているんだと思う。この車のメーターのちょっと上には小さい仏像がちょこんとくっつけてある。おじさんは仏教徒なのだろう。

そこにロビちゃんが帰って来た。パンパースをひとつ持っている。

「やっぱり変だよ。このネピ、600ルピーちょっとだったよ。絶対あれ間違い!」

「だよね~!」

というわけで、スーパー側の何かの間違いであるだろうことはわかった。バーコードだから、入力ミスじゃないだろうか。明日ぜひ返しに行ってみたいと思う。無事にリファンドできるかな?

帰りの車中ではもっぱら階下で商売を営むモスクの話題で盛り上がった。

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新しい友人

先日、お隣の大家さんの娘さんが玄関にやって来て「紹介したい女性がいるから来て」と言う。誰だろう??と思いつつ、お隣の家に行ってみると、よく見かけるいわゆるスリランカの女性とは違う雰囲気の人がいた。スリランカではほとんどの女性が長い髪をひとつに結わいて三つ編みをしているか、きっちりまとめている。でも、彼女は前髪もあるし、髪の毛をストレートにして結わかずにおろしているのだ。こちらでは大体くるくるの髪なので「ストパかな?」と思った。彼女は、今私達が大家さんから借りているその家に、以前住んでいた人なのだそうだ。

自己紹介をすると、「ヒロコサン」と言われてびっくり。「どうして日本人はさんを付けるって知ってるんですか?」と聞くと突然流暢な日本語で「日本に住んでたから」と彼女は答えた。なるほど、それで大家さんは私に紹介してくれたのだ。その女性、Tさんは大阪に7年住んでいて、今はこっちに住んで行ったり来たりしているのだそうだ。貿易会社をやってるの、と彼女は日本語で言って笑った。アクセントはもちろん大阪弁である。

それからは日本語でどんどん会話がはずんだ。ロビちゃんと子供達以外の人と日本語で話したのはスリランカに来て初めてである。なんだかとっても楽しい。「ほんまや」とか、「そやなあ」とか言うTさんはすっごくおもしろくて、仕事をバリバリやってるだけあってしっかりしている。私達が自分達のホテルオープンのために色んな備品を買いたくて探している話をすると、色々案内してくれると言う。その日もすぐにTさんの車で日本食料品店へ連れて行ってくれた。

いつもタクシーで前を通り過ぎるたびに気になっていた、日本食料品店。看板はあるものの、黒い門が閉まっていてとても営業しているようには見えない。でも実際行ってみると、門のところに「防犯上いつも施錠していますが店に御用の方はベルを押してください」と日本語で書いてある。なるほど、早速ベルを押してみると日本人女性がにっこりドアを開けてくれた。

中には私達の欲しかった鰹だし、エビチリソース、マーボ豆腐の元、ふりかけ、たらこスパゲッティソースなどなどが山盛りたくさん。私とロビちゃんは目の色を変えて値段も気にせずかごに次から次へと放り込んだ。だしも何もなく自炊していた自分達の料理にもかなり飽きていたのである。

たっぷり食料品を買い込んでその日はおしまいにしたけれど、すぐにTさんが連絡をくれてコロンボ市内を案内してくれることになった。

今朝、約束の時間にTさんが自分の車と運転手さんとともに現れた。こちらではわりとお金に余裕のある人達は運転手を雇ったりする。私達にも大家さんから部屋を掃除してくれる人を雇うかと聞かれたりした。もちろん、家の中くらい自分達で掃除しますと言って断ったけど、貧富の差の激しいこちらではそんなに驚くことではない。実際、そうした方が職が増えて、仕事を探している人のためになるのだ。

さて、Tさんの車に家族全員で乗り込み(息子は私のひざの上)、Tさんに案内してもらってあちこち走り回った。布地の安いお店、色の鮮やかな布製品のお店、せともののお店、印刷屋さん・・・。なかなかタクシーではここまで回れない。彼女の親切に感謝感謝である。

途中、お腹がすいたのでお昼ごはんを一緒に食べることにした。Tさんが知っている日本食レストランに行ってみると、なんとそこはもう閉業していてレストランはなくなっていた。「あら~しばらく来ないうちに~」と、Tさんがたまたまその近くに止まって休憩していたトゥクトゥクのおじさんに「ねえ、ここにあった日本食のレストランどうなったか知らない?」と行方を聞いてみた。するとそのおじさんが「ああ、あれはなくなっちゃったよ。オーナーは**に行っちゃってね。でも、この裏にもう一軒日本食のレストランがあるよ」と言うではないか。「えっ?この裏?」「そう、もう1ブロック戻った道だからすぐそこだよ。一軒あるよ」「ええ?」Tさんはそんなところに日本食レストランがあるなんて聞いたこともないけど、と言いながらUターンして行ってみることにした。すると・・・。

確かに、すぐ後ろの道を奥に入って行った右側に小さな看板があった。お店の名前とJAPANと書いてある。「え~っ?ここかな・・・?」目の前のパーキングにいた人に「ここレストランなの?」と聞いてみると「そうだよ。日本食だよ」との返事。そうなんだ~・・・ととりあえず中に入ってみた。

中は外からじゃ全くわからないほど広くて明るくてきれい。天井が高くてなんだか荘厳な感じ。Tさんいわく、普通の家をレストランとして使っているのだそうだ。でも、こんなのが普通の家なんて、相当豪邸だと思う。二階もあるし、何と言っても広い。入った瞬間に「いらっしゃいませ」と日本語での歓迎を受けた。わ~日本みたい。うれしい。テーブルに案内してもらい、とにかく座った。

注文をしてからウェイトレスさんに聞いてみると、看板も広告も何も出していないのだと言う。だからこの小さい道に入らない限り、自力で見つけることはほぼ不可能だ。普通は大通りから矢印とかがあって小さい道に誘導するけれど、ここはそういうことはしていないそうだ。「常連さんの口コミだけでいらっしゃる方のみですね。よく見つけておいでになりましたね」と笑顔で迎えていただいた。「すぐそこでトゥクトゥクの運転手さんに聞いたんです」とTさんが言うとすごく笑ってらっしゃった。

確かにいかにも常連さんという感じのおじさんたちが奥のテーブルで本や漫画を読みながらランチを食べたり休憩したりしている。大使館員とかのお昼の憩いの場なのかな~なんて思ったりした。メニューはシンプルだけどとってもリーズナブル。外国の日本食レストランというとまずくて高いという印象があるけど、ここは安い。しかもみんなセットになっていてメインのものにサラダ、味噌汁、お新香、デザート、そしてべつに一品付くのだそうだ。え~!私達は全員ビックリした。

子供達には巻き寿司を頼み、自分達は好きなものを頼んでいざ来てみると・・・ひと目でわかる、日本人が作った本当の日本のごはんだった。勉強した外国人が料理した日本食はひとくち食べたらすぐにわかる。全然違うのだ。でもここの食事はどれも日本の味で、とってもおいしい。子供達なんて、自分の巻き寿司プレートを全部たいらげ、その上ロビちゃんの照り焼きチキンまで横取りして食べてしまった。娘なんて巻き寿司をおかずに私の白いごはんを食べていた!まあ、確かにおいしいですよ、日本のお米!こっちのお米とは比べ物になんない!Tさんも「お米は日本のが世界一おいしい」と言っていたけれど、こうやって色んな国の色んなお米を食べていると、本当にそう思う。白いごはんだけで、とってもおいしい!

みんなすっごくお腹いっぱいになったところでお店をもう二軒だけ見て家に戻った。自分達だけじゃあんなにお店はわからないし、タクシーではああは要領良く回れなかった。なのに、Tさんはガス代さえも受け取らなかった。本当にありがとうございます。こっちに来てボられたりして印象悪かったこともあるけど、基本的にみんなとても親切で私達はかなり助けられている。ありがたいことです。

Tさんはもともとコロンボの高校で英語の教師をしていたのだそうだ。なるほど、彼女の面倒見の良さは先生という職業からも来ているのかもしれない!でもお兄さんが日本に行ったのをきっかけに来日し、始めは奨学金(!)勉強していたんだけど、なんだか仕事で縁があってそれ以来ずっと日本と仕事をしているのだそうだ。私達のことは「なんだか小さい子供を連れて大きな仕事をしようとしていて心配で手伝いたい」と言ってくれた。あまり良く知らない国に来てこういう人に出会えるのってとっても心強いしうれしいものである。何より私が日本語を話せる友人ができた。「今度一緒にお茶しようや」と言う彼女は次はちょっと遠出をしてお店を見に行くついでに、子供達にゾウさんがたくさんいて水浴びをする場所に連れて行ってくれると約束してくれた。娘はそれを聞いてすぐに「いつ?あした?」と聞いていた。私もとっても楽しみだ。

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ビクトリアガーデン

昨日は午後から比較的近くにあるビクトリアガーデンという公園に出かけた。土曜日だと閉まっているお店も多くて買いたい備品の値段チェックもあまりできないのだ。ならば子供サービス、ということで出かけた。

ビクトリアガーデンはイギリスが作った公園でも~のすごく広い。大通りに面していて空気が悪そうなのだけど、中に入ってしまうと全然平気で、木も多くてとっても気持ちいい。どんどん歩いて行けば池があったり芝生の広場があったり、遊具のある公園があったりでとても一日じゃ足りない。はしっこには遊園地のエリアもあって、そちらは入場料を取られるので入らなかったけど、無料の方で十分。私のスリランカの好きなところは大木があることである。マーレには木はあってもここまで大きな木はないと思う。モルディブは木の種類自体も少ないと思うけど、スリランカにはほんとにすばらしい大木がたくさんある。普通に道の脇にどか~んとそびえ立っていたりする。もちろんこの公園はそんな大木でいっぱいで、私は見上げて深呼吸してほんとにリラックスした。海ももちろん好きだけど、やっぱり木もないとだよね。

今度はゆっくりお弁当でも持って、丸一日いるくらいで来ようね、と娘と約束した。実は私がピクニックをしたいのだ。それくらい、素敵な公園だった。

実はスリランカ(特に首都のコロンボ周辺)で困っているのは空気の悪さである。もちろん日本だってとっても空気は悪い。特に私達が住んでいた場所は良くなかったので、娘も息子も喘息で大変な思いをした。私も、以前スリランカとインドを訪れたとき、その空気の悪さで喘息が出てすっごく大変だった。というのも、車がなければとても不便な車社会なのにメンテナンスが行き届いてないのである。もちろん、日本みたいに車検なんてものがあるわけない(ていうか、きっと日本だけだよね)。それと、車と同量くらいにトゥクトゥクが走っている。トゥクトゥクとはインドではリクシャーと呼ぶ方がポピュラーかもしれないけど、3輪のドアもない小さなお客さんを乗せて走る車である。タクシーの三分の一くらいの値段なので、普通のスリランカ人の大事な足なのだ。でも、これがひどい。灰色の煙を吐いてビィーーーーーっと走っている。平気で割り込むし追い越しもする。そして煙撒き散らし放題なのだ。私とロビちゃんだけだった頃は安いからトゥクトゥクによく乗ったけど、ドアがなくて吹きさらしなので他の車の排気ガスも吸いまくり、私の喘息発作が出たわけなのだ。ちょっとした距離なら歩きたいところでも、このひどい排気ガスのせいで歩道を歩けない。もちろん、こっちの人たちはみんな歩いているけど、うちはもし歩いて子供達の喘息が出たら・・・と思うと歩けないしトゥクトゥクにも乗れない。もっぱらエアコンがついて窓も閉められるタクシーである。だからぜいたくな外国人に見えるのよね、きっと・・・。

でも、本当にこの空気の悪ささえなければスリランカも良いところだなあと思うのだけど、これだけのために、私は長く住むことはできないだろうなあと思ってしまう。あっ、でもこっちに来て二日目くらいにひどくなった私の鼻のぐしゅぐしゅは次の日からすっかり良くなって何の問題もない。ずっと鼻がひどかった日本のことを考えると・・・やっぱり一番空気が悪いのって日本なのかな?子供達も今のところ喘息も出てないし。

話がまたふくらんでしまった。公園では、ポニー馬車があってそれに乗ったりもした。ポニーは人気で休む間もない。ポニーにじかに乗れるのと、キラキラに飾った馬車があったので馬車に乗せたら、娘に「おうまさんの背中に乗りたかった」って後から言われた。先に言ってよ~もう~。まあでもここなら何度でも来る機会があるでしょう。

公園の入り口には移動アイスクリーム屋さんがいたので(土日は稼ぎ時だよね)、アイスクリームも買って食べた。この移動アイス屋さんは音楽をかけながらまわって来る。うちの近所にもこの前来て「何かな~」と思っていたんだけど、昨日同じ音楽を聞いてアイス屋さんだったと判明。ちなみにおとといは「プップッピー!プップッピー!」というかくし芸大会の応援団がブポブポと鳴らすホーンみたいな音がして、見てみたら移動パン屋さんだった。ちょうどおやつの時間だったのでおサイフ持って慌てて娘と飛び出すと(息子は寝ていた)、お向かいの門からも奥さんらしき人が出てきてパン屋さんを呼び止めていた。

ガラスケース風になっている荷台の中に人が乗ってて両脇にパンが並んでいて、私達が選んでいる間運転手は外に出てきて休んでいた。中はエアコンなんかなくて蒸し風呂状態なのだ。パンは生鮮食料品なのに、そんなので大丈夫なのか、移動パン屋?でも、まあ楽しいから買ってみることにした。ひとつのパンを指差して運転手さんに「What's inside?」と聞いてみたら、若い彼は少し悩んで答えた。「30ルピー」。う~ん、英語は得意じゃないらしい。よし、じゃあ質問を変えよう。「Is it spicy? Hot?」「・・・Fishpaste」なるほど、中にはフィッシュペーストが入っているらしい。そして30ルピー。安い。しかい辛いのかどうかがわからない。中に入っているおじさんに(パンの中じゃないよ、車の中)今度は聞いてみた。となりの三角に揚げてあるパンを指さした。「これなに?」どうせ英語がわかんないんだからもう日本語である。するとおじさん、「エッグロール」と答えた。おお~通じているじゃないか!(もちろん偶然です)ということで、お砂糖のかかったココナッツパンとチョコドーナツとエッグロール、フィッシュペーストを買ってみた。さてお味は・・・エッグロール、辛いぞ!ほとんどカレーパンで、揚げパンの中にカレーと一緒にに半分に切ったゆで卵が入っているのだ。カレーの味はとってもおいしいんだけど、とにかく辛い!でも、すっごいがんばって一個食べた。私ががんばって食べられるくらいなんだから、こちらではこれは「辛くない」と言うんだろうと思う。スリランカの食べ物はモルディブよりインドより辛いのだ。息子と娘は甘いパンとドーナツで満足。フィッシュペーストは・・・ひとくちかじってもう断念。辛いなんてもんじゃないのよ、もう痛いの。食べ物とは思えません~。でも基本的に移動のお店屋さん、好きなのだ。次いつ来るのかわからないところが「あっ来た!買わなきゃ!」っていう気にさせて楽しい。ああ~そうなると毎日来たら買わなくなるのかなあ~。危機感が失せるから。フィッシュペースト、ひとくちだけで捨てちゃってごめんねえ。次来たら甘いのだけ買うよ~。

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負けないぞ!

今日はこちらで買った布地を受け取りにお店に行った。布地を買って、同じお店でこちらの希望のサイズに縫ってもらったのである。この布地はスリランカ独特の染色の糸で織ってあり、とっても色鮮やかで美しい!ぜひホテルの部屋のベッドに使いたくて、ロビちゃんと買ったのだ。

そしてお店に行くと、担当のおじさんが待っていた。おじさんがニコニコしてできあがった商品を見せてくれた後、「じゃ、裁縫代、8000ルピーね」「は?」驚いた。だって、布地代が7463ルピーだったのだ。「おじさん、それじゃあ布地より縫う方が高いよね。それって・・・なんか変じゃない?」私はニコニコ払わないぞ。だって、ドレスとかを縫ってもらったんならともかく、縫ってもらったのはただミシンでまっすぐ縫えばいいだけの四角なのだ。全然複雑じゃないし、本当はミシンがあれば自分でもできるなあと思っていたくらいなのだ。

おじさんはちょっと渋い顔になって、電卓をパチパチ押し始めた。い~や~だまされないぞ。ほんとは電卓なんていらないんじゃないかな?だって、布地を買うときだって最初おじさんは18000ルピーくらいの値段を言ったのだ。なのに、レジに持って行ったら7463ルピー。半分くらいだ。その頃から、もしかしてこのおじさんボッタくりじゃないかな~?と思っていたのだ。

案の定おじさんは眉にしわを寄せながら「じゃあ、7000ルピーでいいよ」と言った。7000ね・・・まだ高いけど、まあいいでしょう、という顔で「オーケー」とだけ言って、お金を渡した。おじさんはそのお金を受け取って私の顔を見てから、さもこれで終わり、という風に首をかしげた。いいえ、終わりにしませんよ~。私は手を出した。「レシートちょうだい」するとおじさんはのろのろとレジに向かい、レシートと1000ルピー札を持って戻って来て「子供にこれで何か買ってやって」みたいなことを早口で言って私に渡した。つまり、裁縫代はこれで6000ルピーになったのだ(1000ルピーおつりで持ってきたからね)。やればできるんじゃん!ていうか、最初からボッてたでしょ!!!きっと6000ルピーでも高いんだと思う。値段札がついている商品を買うときは問題ないけど、こういう値段がないもののときはほんっとうにボられる。みんな普通に三倍くらいの値段を言い値で適当に言う。それはもちろん、私達が外国人だからだ。しかも私は日本人なので、顔を見るだけでみんな値段が三倍以上になる。なんかさー、ひどくない?その国民性?って全員がそうなんじゃないだろうけど、国民性かと思っちゃうくらい、みんなやる。外国人はそんなにお金が有り余ってるように思えるんだろうか・・・。

結局2000ルピーまけてもらった形になり、私は一応「サンキュー」と笑顔で言っといたが、おじさんは最後まで笑わなかった。今日のおこづかいと思ってたんだろうか~。でもこっちだって必死なのよね。

なので、今ロビちゃんはお買い物のとき「外国暮らしが長くてシンハラ語がわからないけど、スリランカ人」という人を演じている。それでも、隣に私がいるとやっぱりダメなので「ヒロコはちょっとついて来ないで」とか言われちゃったりする。まあ、ボられるのはいやなのでしょうがないけどね。

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ポーヤデイ

スリランカに来て、アメリカにいた頃やカナダに住んでいた頃をたくさん思い出すようになった。

なんだか、色んなものが英国風なのだ。スリランカってイギリスの植民地になってたことあったっけ?インドはそうだったけど・・・滞在しているのに知識がなくてスミマセン。勉強します。

例えば、このおうちに置いてあるティーセットやお皿なんかはとても英国風。家のつくりも真っ白な壁に濃い茶色のドアや窓枠、カップボードなんかがすごくモルディブとは違う。モルディブはもう南国~って感じで、みんな鮮やかな配色が好きだから壁が黄緑だったりオレンジだったり紫だったりする。それもパステルなんてやわな色じゃなくて結構バチっとしてたりする。でもこっちはそれに比べてずいぶんシックな感じ。

アメリカからカナダに引越した頃、アメリカに比べてカナダはずいぶんイギリスっぽいんだなあという印象を受けた。ていうか、きっとイギリスもカナダもオーストラリアもイギリス人が押し寄せた国はみんな英国風で、アメリカが独自にメリケンな雰囲気を作ったんだと思う。特にすっごい田舎に行くと本当にアメリカ~ンである。今でも普通にカウボーイのカッコをしている人がたくさんいる。べつに渋谷にいるおしゃれでカウボーイハットをかぶっている男の子達とは違って真面目に生活の一部としてかぶっているのである。

そんな田舎ばっかりで生活していたので(オレゴン、モンタナ、コロラド、アイダホなどなど)カナダのバンクーバーに引越したときは大都会でビックリした。バンクーバーは引っ越す前にも行ったことはあったんだけど、生活してみると借りたアパートの部屋とか図書館の中とかを見ることになって、アメリカンな雰囲気は全くないことがわかった(当たり前)。そして美術館とかカフェとかいちいちイギリスっぽいなあと思ったし、人々もアメリカ人のように「自分達が世界で一番」と思っているわけではなくきちんと会話のできる人たちが多かった。それで私はカナダが大好きになったのだ。

このスリランカの家に住んですごくカナダにいた頃を思い出す。バンクーバーでは3回部屋を変わったけど、べつにそのどことも似ているわけじゃない。でも雰囲気がなんだか同じなのよね。あと、お店に入るとカナダでよくかいだ同じ良い匂いがする。お香の香りなのか、何かのスパイスの香りなのかわかんないんだけど、すっごく懐かしい。匂いって記憶を鮮明によみがえらせるよねえ。キレイな手染めの布で有名なお店に行ったとき、私は中でずっと深呼吸をしていた。もう~懐かしかった。

そんなせいもあってか、アメリカで学校に行くためにスクールバスに乗る夢を見た。実際には私が通っていた大学にはスクールバスなんてものはなかった。その町は大学しかないようなちっちゃい町で、生徒も教師も関係者もみんな周りに住んでいた。まさに大学だけで保たれている町だった。でも夢の中で学校の建物の中に入ったりして、起きたとき懐かしさでいっぱいになった。当時はカレッジだったけど、今は規模が大きくなってユニバーシティーになったそうだ。オレゴンを後にしてから一度も行ったことはない。あれからもう20年!そろそろ一緒に通っていた友達と、どうなったのか見に行ってみたいなあなんて思う私は年を取ったのかしら???

そうそう、話がそれちゃったけど、今日は例の満月の日、ポーヤデイだった。どっこもお休みで元上司も「今日は何にもできないよ」と言うので、じゃあ、と子供達をプールに連れて行くことにした。

マーレにいたときから娘がずっとプールに行きたいと言っていて、そろそろ行かないと嘘つきになっちゃうかなと思ったわけなのだ。なるべく子供に嘘はつきたくないですからね。そこで、またもやヒルトンレジデンスに出発した。

ヒルトンレジデンスのプールに行ってみると、プールはちょうど日陰になっていてしかも3階なので風が強くて寒い!お水にちょっとさわってみたら冷たいので、私とロビちゃんは入らないことにして、子供達だけ着替えた。浅いちびっこプールは日が当たっていたのだ。スポーツマネージャーの話によるとビルの後ろを太陽が通るので、朝は日が当たっていて、日中の一番暑いときに日陰になり、夕方にまた日が刺すのだそうだ。なるほど、のんびりプールサイドに座っていると、左側から段々日が当たってきた。でもしばらく日陰だった水はそうすぐには温まらない。息子が顔からばちゃんと水に落っこちて(浅いので自分で立ったけど泣いた)、寒いしもう出ると言ってすねてしまった。娘は大喜びでず~~~っと泳いでいる。でも見ると唇が紫で寒そう。

奥にジャグジー風呂があるのでそこで娘をあったまらせて(ここでも温泉みたい~と言って中々出ようとしなかった)、大満足でプールは終了。こちらはなんと子供は無料なので、私とロビちゃんの大人が入らなかったので料金はかからなかった。つまりタダ。なんか・・・すんません。ヒルトンでランチビュッフェを食べたときも、子供の分は料金に入っていなかった。良心的だよねえ・・・。だって日本の家の近くのビュッフェレストランは1歳児からお金を取るんだよ~!1歳児なんて大人がおかわりするより食べないって・・・。

さて、プールを出たら「おなかすいた~!」と予想通りの展開になったので、ケンタッキーに行ってチキンを食べた。スリランカに到着してすぐに近所のマクドナルドにも行った。息子なんかは「マクドナル~マクドナル~♪」と歌まで作曲。二階まで吹き抜けのプレイランドがあるマックに喜んだ子供達は今度はケンタッキー♪と騒いでいる。私もロビちゃんももちろん久しぶりのケンタッキー。いやあ、おいしい。まず揚げ物がおいしい。日本を出て自炊をするようになってから一度も揚げ物はしていない。油が大量に必要だし子供がいて怖いし外で食べるものは揚げ物が多いからだ。でも、私はしばらく振りだったので揚げ物の油っこさがおいしかった。ただ、こちらはケンタのチキンも辛かった・・・。普通に3ピースと頼んだらスパイシーチキンがやってきたのだ。辛くないオリジナルレシピというやつはわざわざ言わないと出てこないらしい。誰も辛くないやつを頼まないのよね、きっと。みんなで「いただきま~す」とひとくちずつかじってしまってから子供達が「から~い!食べれな~い!」となってしまったので、もう一度チキンを頼みなおして倍の量になっちゃった。けどみんな食べてしまった。危険だわ・・・。

帰り道の途中、タクシーで通りがかった公園にはゾウさんが何頭も来ていた。お祭りみたいなのがあるときにはゾウさんがもれなく出てくるのかしら・・・。娘は「ゾウさん~!あの公園行きたい~!」と叫んでいたけど途中でタクシーを急停車させるわけにもいかず通り過ぎた。「また来月あるから」と、とりあえずごまかしちゃったけど・・・ゾウさん、私もちょっと見たかったな。来月のポーヤデイはお祭りをやっている場所をちゃんと調べよう!と思いつつ、今日はおしまい。

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メモってメモって

ここに「やっとネット接続ができた~これから毎日ネット&メールができる~!」と書いた次の日、もう接続が繋がらなくなってしまった。そして私とロビちゃんにはどうしてできないのかがわからない。そこで、大家さんの息子さんに色々手助けしてもらい、もうワイヤレスをあきらめて電話線につなぐケーブルを買って来た。どうしてマーレでもそうしなかったのかというと、マーレのアパートも1ヶ月で賃貸していたのに電話線に加入するとなると結構お金がかかってしまうからなのだった。日本でも電話線加入は高いもんね。ところが、こっちではプリペイドカードを買って登録をすると電話線加入をしなくてもプリペイドで払った分だけ使えるというシステムなのだそうだ。私もよくわかんないんだけど、まあ2ヶ月だったらそれで十分だろうということだったが、問題なのはカードを買っても外国人だと登録してくれないそうなのだ。そこで大家さんの息子さんに登録してもらい、何とか電話回線を手に入れた!これで本当に家からネットができるようになった!良かった良かった。

マーレでは夜子供達が寝た後にタクシーでレストランにでも行ってネットしていても問題ないけれど、今コロンボは内戦が激しいので夜出歩くには危ないのだ。もちろん、昼間でもコロンボの中心部では爆弾で爆破されたというニュースは日本からでも耳に入ると思う。モルディブでも、私達がコロンボに2ヶ月行くと言ったらみんなが危なくないのかと聞いてきた。でも、コロンボでも住んでる人はいるわけだし、学校もあって子供もいるんだし、危なければどこだって同じじゃないかなと私達は思った。もちろんアフガニスタンとかは問題外だけど。

というのも、私がアメリカとカナダに住んでいた頃は時間に関係なく暗い所に一人でいたらレイプされたとき10対0ではなくて自分にも非があると言われたものだ。でもここではそういう怖さはない。児童誘拐もあまりない。あるのはタミールとシンハラの内戦奮闘だけで、もちろんバスやトレードセンターなんかを狙った無差別爆破であることは確かだけど、気をつけることができる。バスには乗らないしトレードセンターや大使館にも行く用事はない。最近はマーレだってナイフでのケンカで重態騒ぎがあったり、どこだって一緒なような気がする。危険対象に自分が入らないからのんきなのかもしれないが、コロンボでは民族同士の紛争だし、マーレではみんな外国人は狙わない。だからマーレだとかえってロビちゃんの方がケンカに巻き込まれる恐れがある。アメリカやカナダみたに「女性」というだけで危険性があるのとはかなり違う。それに危険の確立がアメリカはとても高い。あのへんで怖い思いをしながら生活していたのでこっちはそれに比べると平和だなあと思ってしまう。きっとほんとはそれじゃいけないんだろうけどね。

話がそれてしまった。息子さんのおかげでネット接続ができるようになり、本当にうれしい!感謝感謝。今どきの若い子はみんなあんなにPCができるもんなのかしら。私より20歳くらい若いだろうけど、日本語表示のこのPCをちゃっちゃとセットアップしてくれた。わかってる人はボタンの位置で何が書いてあるかわかるんだってね。いや、すごい。だからってべつにPCを大学で勉強しているわけではなくて専攻は経営学だかなんだからしい。すばらしい。次世代には期待大!だね。

今日は元上司に教えてもらったお店に行って色々な物の値段をチェック。そこはデザイナーのスタジオショップでとっても個性的&おしゃれなものがずらりと並んでいる。五つ星ホテルを経営するならこんなお店で全部備品を揃えたいところである。が、うちは個人経営なのでその中でも安くてきれいな物があれば使いたいねというスタンスである。でも、お店の中でお皿やエスプレッソカップやファイルなどの値段をせっせとノートにメモしている私達って・・・ちょっと変な客だよね。ルームサービスも出すので食事用の物も20セットくらい買わなきゃなりません。このお店にある食器類やカトラリーはみ~んな素敵。もう、自分で買って使いたい♪なんて思いつつ、メモだけしてそのお店を出た。

その後休憩もかねてコロンボヒルトンへ。こちらに到着した夜に泊まったレジデンスとは別のコロンボヒルトンで、まだ行ってなかったのだ。でも行ってみたら、もう知ってる人はいなかった。初めてロビちゃんと旅行した日、コロンボに到着してここに泊まったっけ・・・。懐かしさでいっぱいだけど感傷にひたる間もなく子供達が「おなかすいた~!!」そうだ、お昼ごはんの時間はとっくに過ぎている。そのままヒルトンのビュッフェレストランに入った。

ほんとにうちの子供達はぜいたくだよね~こんなところでランチなんて、とロビちゃんと話しながら子供が食べたいと言うものをお皿に乗せていくと・・・白いごはんにスパゲッティにパン。どうして子供っていつも食べてるものを食べたがるんでしょう?しかも炭水化物ばっかり。私とロビちゃんはせっかくだからいつもは食べられないようなものを~とか思ってつい欲張ってしまうのに。大体ビュッフェってもう目が食べたくて色々取って来ちゃってダメだよねえ。でもレストランで長年働いているロビちゃんと、一応経験のある私はビュッフェで自分がお皿に乗せた物を残すのは失礼だと思っているので余らせることができない。お腹がすいていたので余計にたくさん取ってきてしまったので、最後は苦しい~と言いながら全部詰め込むことになった。でもデザートももちろんいただいた。おいしかった。

レセプションの前で黒服の人に以前お世話になった人のことを色々聞いた。特にロビちゃんはホテルトレーニングに参加してここに一週間以上いて、コロンボヒルトンのスタッフと一緒に勉強したことがある。別れ際にプールの使用料を聞いた。子供達がプールに行きたいとずっと叫んでいるから、いずれプールに入りに来ます、と言った。するとその彼は「値段なんて気にしないで、今のマネージャーに話してそのまま入ればいいよ」とおっしゃる。いえいえ、今は私達はもうヒルトンスタッフじゃないからそんなわけにはいきません、と値段を聞いたが、ヒルトンはみんなヒルトンファミリーという言葉を使うくらい、スタッフ同士を大切にしてくれる。とってもありがたいことである。

今日はもう一つホームセンターみたいなところを見て帰ってきた。それでも家に着いたら真っ暗だった。なかなかメモして回るのも時間がかかるものである。さて、明日はポーヤデイと言ってお休みなのでもしかしたらお店もやっていないかもしれない。一体何のお休みなのかと思ったら満月の日なのだそうだ。毎月、満月の日はお休みなのだそうだ。な、なんで?ロビちゃんいわく「仏教でしょ?」と言うが、仏教で満月をお祝いするのなんてあったっけ・・・?私は月だしもちろんイスラムかと思ったら違うらしい。う~ん・・・。お店の人にも「明日は満月だからお休みよ?」と当然の顔をされてしまい、「そ、そうなんですか・・・そりゃそうですよね」と一応納得したけど、由来が知りたい・・・。スリランカは仏教、イスラム教、キリスト教(カトリックが多い)、ヒンドゥー教の人々がいる。内戦のタミールとシンハラは宗教の争いではなくて異民族間の争いなので(タミールはインド系、シンハラはスリランカ系)、宗教はお互いに適度な距離を保っているように見える。特にヒンドゥー教や仏教のようにたくさんの神様が存在する宗教は他宗教にも寛容なように思う。一神教だと他教を認めるのは心理的に難しそうだもんね。

てなわけで明日はいくつ見て回れるかわからないけど・・・私は結構エンジョイしている。ロビちゃんは帰ってくると「疲れた~ぁ」とヘロヘロになっているが、私はお店で物を見ているだけでも楽しい。やっぱり女性ってウインドウショッピングはあんまり苦にならないのね♪

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スリランカ生活スタート

15日にモルディブのマーレを出発して、スリランカのコロンボにやってきた。アパートを出る荷造りは結構大変だったけど、まあなんとかまとめた。必要な物だけスリランカに持って行って、あとはマーレの知人の倉庫に置かせてもらってきた。自転車もあったしね。

マーレを離れるに当たって一番申し訳ないと思ったのは娘だ。最初行きたくないと言って泣いていた幼稚園も最近やっと慣れてきて、毎日ダンスの練習をして楽しいと言い始めた矢先なのだ。娘~、ほんとにごめん。今回の二ヶ月ほどのスリランカ生活について娘にもきちんと話をした。その間幼稚園を休むことも。神妙な顔をして話を聞いていた娘は一言。「べつにいいよ」えっ、そうなの?なんかあっけない。でも、そう言ってくれてこちらはちょっと気持ちが軽くなった。「そのかわりプールに行きたい!」と言う娘。ええ、ええ、行きましょうとも。プールくらい。ということで、出発してきたのでした。

今回のフライトは二時間くらいでとっても短く簡単。着陸のときだけ「耳が痛い~!」と言って二人とも泣いたけど、後は機内で出たクッキーとチョコを喜んで食べ、あっという間にコロンボ到着。空港からそのままタクシーでヒルトンレジデンスへ向かった。ヒルトンレジデンスは昔JAICヒルトンと言う名前で、中身は高級マンションみたいな感じのホテルなのである。キッチンもあるしお皿やお鍋、フライパンなんかがすべて揃っていてそこで生活できるようになっている。実際そこに住んでいる人もいる。すっばらしくきれいでしかもビックリするほど部屋が広い。タワーと言う別名どおり、30階以上ののっぽビルである。

以前モルディブヒルトンで働いていたときのロビちゃんの上司がスリランカ人で、今このヒルトンレジデンスのオペレーションマネージャーをやっているのだ。出世したね~。で、今回スリランカで節約生活&ホテル備品の買出しをしたいと彼に相談したところ、彼が今回借りることになった一軒家を探してくれたのだ。いや、本当に持つべきものは良い友達、良い上司である。感謝してます。

空港から飛ばしてもヒルトンレジデンスまでは一時間くらいかかり、もう時間は9時半過ぎ。タクシーの中で爆睡していた子供達は到着して起こされてものすご~い不機嫌でぐじゃぐじゃになってしまった。娘は泣くし息子はいくら起こしても起きない。本当ならその足で彼が家まで案内してくれることになっていたのだが、娘はレセプションですっかり泊まれる気分になってしまい大泣き。「一体どうしたの?」と聞く彼に、「もういつもなら寝る時間で眠い上に、娘はホテルが大好きで泊まれるとばっかり思い込んで困ったもんです」と説明。そしてちょっと限界かなと感じた私とロビちゃんは(最近は9時半はきちんとぐっすり寝ているので)、「今日部屋開いてますか?」と聞いてみた。彼は「もちろん大丈夫だよ」と言ってすぐに一部屋取ってくれたので、結局そこに泊まることに。部屋の中に入るとも~のすごい広いリビングとダイニング、そして隣にはすばらしいシステムキッチン、ベッドルームが二つ、バスルームも二つ、そして久しぶりのバスタブもある。窓の外には夜景が広がっている。私とロビちゃんは6年前モルディブから日本に引っ越す時にこのホテルに一週間くらい泊まっていたことがあって、とても懐かしい。そして娘は大喜び。そりゃそうだよね~大人だってうれしいわよ~ここは。うちの子供達はほんとにぜいたくです。息子は力尽きてもう寝てしまっていたのでベッドに寝かせ、早速お湯を入れて娘とバスタブに入ると、ギャーギャー泣いて騒いでいた娘もすっかりご機嫌に。ルームサービスで食事を頼み、ごはんを食べて娘を寝かせたあと、テレビはケーブルでNHK衛星が入るのでニュースを早速見ながらロビちゃんとDUTY FREEで買って来たワインで乾杯した。だって、ワインなんてマーレじゃ飲めないんだもん。

次の日上司だった彼が車で、借りることになっている家へ連れて行ってくれた。コロンボの郊外で車で30分くらい、とても静かな住宅地である。すぐお隣が大家さんで、何でもわからないことは聞いてくれと言ってくれる親切なおじさんと大学生の息子さんが色々セットアップをしてくれた。大家さんはそのおじさんと奥さん、息子さんと二人の娘さんの5人家族。私達が借りる家は一軒家で二階建て。リビングとキッチン、下と上にバスルーム、上には二つの部屋と小さなリビング、そしてバルコニー。とってもきれいだし、家の中はすごく涼しい。外に出ると暑いんだけど、中に入るとエアコンもないのにひんやり涼しいのでとっても快適。しかも庭がある。これでマーレのアパートの家賃の半分以下!やっぱり来て良かったね、とロビちゃんとホッとした。

そのあと大家さんが車を出してくれて食料・日用品の買い物へ出かけた。普通のスーパーだけど、マーレに比べると色んなものがある。スモークサーモン、色んなチーズ(マーレじゃ三種類くらいしかない)、新鮮な野菜、そしていちご!豆腐!豚肉!どれもこれもみんなマーレにはないものばかりで私はとってもうれしくなった。特に豆腐は森永が出している紙パックに密閉された豆腐で、アメリカのスーパーでよく売っていたもので、すっごく懐かしい!よく買って食べたなあとしみじみ思い出す。そしていちご。以前マーレでいちごを見たことはあるんだけど、パックの中でいちごにふわふわと青白いカビがはえていた。それでもまだ棚に並んでいるのである。野菜もみんな新鮮で青々としている。マーレの野菜はしなびててカリフラワーは茶色いしほうれん草もレタスもしなしなで赤くなっている。でも、見つけられる方がラッキーなので買ってしまったりする。にんじんですらふにゃふにゃ柔らかくなっちゃってるときもある。じゃがいもなんて芽出放題!そんななのでこちらの野菜コーナーが輝いて見える。すばらしい・・・。そしてお肉。マーレではお肉はチキンもビーフもガッチンガッチンに凍っているし、その上ブロックがでかくて使いにくい。岩のように固くて切れないけど、一回で解凍して全部使うにはでかすぎる。でも解凍して切った後あまった部分をまた凍らせるのも・・・一度解凍したら二度冷凍しないでくださいって何かに書いてあったような・・・と思うと怖くてできない。なんか、菌とかがすごい増えそうな気が・・・。でも、こちらでは冷凍じゃない肉が売っている!それにひき肉もある!マーレではひき肉は存在しないのだ!んでもって、豚肉。これは法律で禁止されているからしょうがないんだけど、久しぶりに見るとすっごいおいしそう。ポークソテー用に一枚、それからベーコンも買った。ベーコンもハムもサラミもソーセージもある!もうチキンソーセージもビーフハムも飽きたのよ~!しかもフィラデルフィアのクリームチーズまで発見。う~ん、スリランカ生活、実は快適かも~♪

そして今日は午後からタクシーで大きなショッピングモールに行った。久々の都会の雰囲気。モールの中の洋服屋さん、雑貨屋さん、香水コーナー、カフェ。カフェではシナモンロールやアーモンドクロワッサンがある。中の感じはサイズが少し小さいだけで北米のモールと同じようなつくり。う~んシビライゼーション!たまにはいいね。そして外には大きな木がたくさんあって緑も濃く、なかなか良いところ。でも驚いたのはすっごく鼻が出ること!マーレでも車やバイクが多くて排気ガスがすごいのに、鼻水はまったく出ず、私のアレルギー性鼻炎はどっかに行ってしまうのに、コロンボに来たらすぐに鼻がじゅるじゅるになってしまった。鼻は通っていて息はできるし匂いもとっても良くわかるけど、すごい鼻水が出る。これは何かにアレルギー反応を起こしているとしか考えられない。排気ガスはマーレも同じだと考えると、こっちにあって(日本でもひどいから日本にもあって)マーレにないもの・・・もしかしてそれは土しかない???マーレに土はほとんどないんだよね。サンゴ礁の上に住んでるからサンゴの砕けた砂がほとんどで土という土はあまりない・・・。もしかして土のホコリのアレルギーなのかな?と推測したりしているけど、そうなるとやっぱりマーレは鼻の面では住みやすいんだなあ・・・。

今日は早速ホテルで使う、ベッドの上にかけるベッドラナなるものを購入。リーズナブルなお値段でとっても良い品が見つかった。やっぱり来て良かった。そしてタクシーを呼ぼうと道路を歩いていたところ・・・急に車が一台こっちに近づいてきて停まった。でもタクシーじゃない・・・。降りて来た人たちを良く見てびっくり!モルディブヒルトンで一緒に働いていたスリランカの人達だったのだ!ものすごい偶然。向こうも私達がコロンボにいることを知らないからビックリ!レストランの案内をしていた女の子二人とバーで働いている男の子一人である。彼は今でもコンラッド(ヒルトンはコンラッドにランクアップした)のバーであのままずっと働いている。今は休暇でコロンボに来ているのだそうだ。コロンボは広いしみんな車で移動しているのに、ばったり会うなんてものすごい偶然で驚いた。しかも、彼女達とは私達がヒルトンを離れて以来会っていないので6年ぶりである。「きゃ~!何やってんの~!」とお互いの話になり、私達はマーレでホテルをやることにしてその準備でコロンボに来たと言った。「そっちは今どうしてるの」と聞くと、なんと彼女達は二人でビューティーサロンを経営しているのだそうだ。すごいねえ!自分のお店を持ったなんてすごい!あの頃休みも取らず二人で一所懸命働いて貯金していたのを私は知っている。彼女達は二人でお金を貯めて家を買いたいと言っていたが、そのお金でビジネスを始めたのだと思う。「お店にはずっといなきゃならないから拘束時間が長くて大変なのよ」と言う二人だけど、自分の店を持つってすごいと思うよ!二人とも私よりずっと若いんだし。コロンボには二ヶ月弱いるから、と言って携帯番号を交換して別れた。こっちで一緒に遊ぶ友達ができた!それに何より6年前とちっとも変わってない二人が懐かしかったよ~!

懐かしい顔ぶれに次々会いながら、さて明日はどこに備品チェックに行こうか~と考えつつメールをしようと思ったらもうつながらなくなっている!家からネットのできる幸せをかみしめたのはたったの一日だったか~・・・。一体何がいけないんだろう・・・と思いつつ、わからないのでしょうがなくこれを保存するだけで今日はおしまい。

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これからもよろしく~!

皆さま、いつもブログを読んでいただき、そしてコメントをしていただいてありがとうございます。

なかなか皆さまのコメントにお返事ができず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

やっと、今住んでいる場所からネットができるようになったので、これからはもう少しマメに更新&お返事ができると思います。

どうぞ、これからも訪問&コメント、よろしくお願いいたします!!!

ネット接続祝いとまずはごあいさつでした。

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初めての父母会

娘を幼稚園に迎えに行ったロビちゃんが帰って来て一言。
「あさっての木曜日の夜、幼稚園の父母会だって」
ぎゃ~!もう来た!もちろん、幼稚園に入ったときから父母会がいつかあるのはわかっていたけれど、こんなに早く来るなんて~!
なんで私がこんなに焦るかというと、それは他でもなくディベヒ語がわからないからなのですね。
「それで、その日の朝は幼稚園じゃなくて公園に集合するんだって」
「公園?」
「そう、朝8時半に公園に集合するんだって」
いつも私達も子供を連れて行っているマーレで一番大きい、遊具がたくさんある公園だ。
「遠足みたいなやつかな?」
「そうそう。遠足だよ」
なるほど。というのも、その公園は毎日夕方の4時からしか開いていない!子供が遊ぶには遅いよ~と思いますが、3時くらいまでは暑くて公園になんていられないんですよねえ。日向にいたら焦げちゃいそうだし。なのでいつも夕方から開くわけですが(それまでは門が閉まってカギがかかっている)、幼稚園からの遠足には開けてくれるんでしょう。つまりは貸切みたいなもんですね。
「いいねえ、遠足。良かったじゃん。お弁当どうしようか、おにぎりさん作る?それともサンドイッチ?」
「両方~!」
喜ぶ娘をさえぎってロビちゃんが一言。
「持ち物にお弁当ないよ」
「え???」
連絡帳に書かれている持ち物は全部ディベヒ語なのでロビちゃんに読んでもらっていたのです。
「9時半で終わりだって」
「9時半?!たったの1時間?」
「そ」
「で、その後幼稚園に戻るの?」
「ううん、家に帰ってくるの。その日はそれだけでおしまい」
「なんじゃそりゃ」
でも、朝からクラスのみんなと公園に行くってことで娘はうれしそう。まあ、いいか。

その日の午後、ロビちゃんが出かけ、私と子供の三人で家にいた時、娘がケガをした。
ソファのクッションを全部取って床に並べてその上で遊んでいたのだが、ソファとセットのコーヒーテーブルの上からそのクッションの上にジャンプしたのだ。ソファすれすれにジャンプした娘はソファの手すりの角にごちんとおでこをぶつけた。すごい鈍い音がした。
「ママ!痛い~!」
手すりは一応丸くなっているデザインでとんがった角はないんだけど、わざわざテーブルからジャンプしてぶつけた勢いでちょうど眉毛のど真ん中がぱっくり切れて血がダラーっと出ていた。
「ぎゃー!」
私もびっくりして娘をそのまま床に仰向けに寝かせてティッシュで傷口を押さえた。少し抑えると血が流れるのは止まったので、そうっと見てみた。うーん・・・結構きれいにぱっくり開いている。これは縫わなきゃダメだな・・・。とっさに救急車と思ったけど、こっちの救急車の番号を知らない!ロビちゃん!すぐにロビちゃんの携帯にかけたけどしばらく鳴って切れてしまう。2~3回かけてもうあきらめた。自分が連れてさっさとタクシーで行こう。

幸い血は流れて来ないので、重ねたティッシュで抑えながら二人の手を引いてゆっくり歩いて家の目の前にあるタクシーセンターで一台頼んだ。すぐに車が来たのでそれに乗って私のデング熱でもお世話になった病院へと急いだ。娘は意外と泣きもせず「ちょっと痛いけど~」なんて言っている。病院に着くとすっごい混んでいて番号札を取ってもまだ待たなきゃならない。娘をソファに寝かせて番号が来るまで待っているとちょうど携帯が鳴った。ロビちゃんだ。「今どこ?戻ったらカギ閉まってて入れないんだけど」あのね~・・・。携帯出てよね~・・・。と思いつつ状況を説明して今病院にいると言ったら大慌て。続きも聞かずにそっちに行くからと電話を切ってしまった。

5分くらい待って順番が来たので受付に行くと状況を聞いたお姉さんはびっくりして「それならERに行っていいわよ」と一言。それを早く言ってよ~と思いつつERへ行くとデング熱で診てもらった女医さんが受け持ってくれた。シンガポーリアンかフィリピーナかタイかなあと思われる彼女はERの先生だったのね。私もERで処置してもらったから。ちょうどERで消毒してもらっているときにロビちゃんが急いでやってきた。携帯はマナーモードにしていたらしい。そして娘の傷を見てビックリ。
「結構切れてるね・・・。眉毛って女性の一番かわいいとこなのにかわいそう・・・」
えっそうなの?眉毛って一番かわいいとこなの?ほほ~・・・。外国人のチャームポイントはわかりません。

結局娘は3針(!)縫ってもらった。傷跡残っちゃうかな・・・眉毛ハゲちゃうかな・・・。すっごく心配&反省。危ないなーと思ったときにすぐ止めさせればよかったね。テーブルに乗っちゃダメとは何度も言ってたから、いつの間にかテーブルの上からまさかあんなに思いっきりジャンプするとは思わなかったのよ・・・ごめんよ~、娘。子供ってほんとに油断できません。

でも一晩寝て今日は公園には元気に行って、楽しかったようす。抜糸するまでは毎日消毒に来るようにと言われたので、午後消毒にロビちゃんが連れて行った。そして夜、私は初めての父母会へ~。ドキドキしながらイスに座ってみんなが集まって先生の話が始まって・・・ってやっぱりぜ~んぜんわかんな~い!先生は後で全部英語で話すから大丈夫と言ってくれたけど、他のお母さんが何か言ってる意見とか、わからないのってやっぱりダメよねえ・・・。ああ、勉強しようと決意もあらたに、父母会のあと居残ってお話を聞いた。

今、娘のクラスはダンスの練習をしていて3月1日にその発表会をするのだそうだ。しかも衣装もみんなで揃えて作るとのこと。そういえば娘が「チアガールみたいなポンポン持ってこうやって踊るの~」と言って見せてくれたっけ。あれがダンスの練習だったんだ。でもでもでも・・・私達は今日ランカに行くことを決めたのだ~・・・。3月1日は絶対ランカにいる。練習しても娘は発表会には出られないのだ。娘よりも私がすっっっごく残念だった。お友達と一緒に衣装を着て踊るところを見たかったぁ・・・。ランカに行くことを先生に話し、ビルができたら帰ってきてもちろん幼稚園にも戻ることを説明した。もう幼稚園は一年分お金も払ってある。発表会に参加できなくてがっかりしている私に先生は「でもその後に運動会もあるから」と言ってくれた。そうよね、幼稚園はまだ来年もあるんだし・・・。なんといっても親の自分達が落ち着かない限りはどうしようもない。せっかく幼稚園が楽しくなってきた娘には本当に申し訳ないけれど、戻ってきてからまたエンジョイしてもらおう・・・。でも・・・とちょっと思った。これが学校だったらもっと大変だったよね?息子はまだ幼稚園も行ってないし、早い時期でよかったのかもしれないよね・・・?と自分で勝手に納得することにした。だってそうでもしないとほんとに残念だから~。

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それはミスプリントから

私達が今一番悩んでいること。
それはもちろん、これから二人でやってみようと思っているホテルのビルがちっとも完成しないこと。
そして、そこのワンフロアに住む予定だったので住む場所がないこと。

今借りているアパートは今月の15日に出なきゃならない。でもビルは何回見に行っても全然進んでいるように見えない。建設予定を聞くといつも「来月」と言う。でも、まったくと言っていいほど、来月できあがるようには見えない。

昨日ロビちゃんがまたビルを見に行って中に入ってみると、一人はボーっとつっ立ってしゃべっていて、もう二人がゆっくりのんびり何かセメントみたいなのを塗っていたそうだ。え?7階分作ってるのにたったの三人?!そこでいつ頃できそうなのか聞いてみたところ、「五月頃かなあ」とのんきに言ったそうだ。五月~?

そう、彼らはビルのオーナーには「もうすぐできます」と言っているけれど、ロビちゃんは誰だかわからなかったので正直に答えたのだ。五月だとぉ?!だったら、絶対それも遅れる!五月にはできないだろうからせいぜい六月頃じゃないか・・・と、私は読んだ。大体、現場監督は他の現場に行っていてちっとも来ないし、しかもいつ見てもかなりの少人数、んでもってちんたらちんたらやっている。そしてなんと驚くことには、このビルのオーナーとこの建設会社はなんの契約も結んでいないそうなのだ。要するに「お金出すからビル建ててよ」「いいよ」ってな感じで口約束でやっているのである。もう~信じられない。オーナーのおじさんも家族もみんな完成が遅れていることには怒っていて、しかももう銀行のローンも始まっているからお金も払わなきゃならなくてとても困っているらしい。でも、困っているなら何か手を打たなきゃダメなんじゃん?!

私はロビちゃんに「契約してないならなおさら、もう明日から君達は来なくていいよってクビにして、ちゃんとやってくれるところと今度はきちんと契約して引き継いでもらった方がいいんじゃない?じゃないと永遠にできないんじゃないの?」と話した。だって、私達だってただここで待っているだけで無駄にお金を使っているのだ。ビルが建たなきゃなーんにもできない。いつできるのかな、って待っていると仕事もできないから無収入のままでどんどん軍資金を使ってしまうだけだ。そのビルは以前からあるビルで1階と2階にはお店が入っていて3階にオーナー一家が住んでいる。そして、その上に今付け足して10階まで建てているのだ。日本では考えられないけど、ここマーレでは、それまであった低いビルに上を付け足して建設するのはザラなのだ。だから、オーナー達はまだいい。自分達のビルだし、下には店舗も入っているし、息子は仕事をしているし、いくらローンが始まったからといってとにかくいつかできあがればなんとかなる。でも、私達はそうはいかない。私達は何も持っていないんだもん。

ということで、私とロビちゃんは考えた。かなり考えた。最初はこのアパートを15日に出たら、ビルができあがるまでまたホテル暮らしをしようかと思っていた。でも、あと2~3ヶ月あるんじゃあ、あまりに不経済だ。ホテル(日本で言ういわゆるビジネスホテルはこちらではゲストハウスと言う)にそんなに住んでたらそれこそお金がなくなっちゃう。でもマーレは場所がないからアパートの家賃はとても高くて探すのが大変。しかもほとんどが最低一年契約なので2~3ヶ月の賃貸なんてないに等しい。今の部屋はロビちゃんの友達のアパートなので、かなりの善意で一ヶ月だけ入れてもらえたのだ。普通はありえない。でも、どこかに住まなきゃならないし、いつできるかわからないものを待つんだったら、もう一年契約でアパートを探して引っ越してしまおう、と考えた。ホテルを始めて最初はすぐに対応できるようにホテルの中に住んで、落ち着いたらどこか見つけてホテルのビルを出てアパートに住もうと思っていたけれど、こうなったらホテルに住まなくてもいいから長期でアパートに入ってしまおう。

そして今朝さっそく新聞を買ってきて賃貸募集コーナーを端から調べた。高くてもモルディブ人は10人とか20人とかでシェアするのでみんなで割ると大丈夫なのだそうで、電話してみても「もう決まっちゃった」という返事ばかり。まあ、2~3ベッドルームの部屋だったら多分3~4家族で一緒に住んじゃうんだと思う。う~ん・・・ロビちゃんの家族でもシェアしてマーレに住みたい人がいっぱいいるけど、うちはちょっと難しいと思う・・・。なんてったって、私のやり方の文化が違うから・・・。そして、どの物件もすっごく高い。3ベッドルームで1500ドル、え~15万くらい?2500ドルなんてのもあった。無理だってそんなの・・・。そんな中、一件800ドルくらいのところがあったのでロビちゃんがすぐに見に行ったところ、渋い顔をして帰ってきた。「ダメダメ、キッチンは一応ありますってくらい小さくて、トイレなんかものすっごい汚くて最悪」だったそうです。やっぱり安いだけあるのね。それでもデポジット(保証金みたいなやつ?)で3300ドルも前金で払うんだよ?も、考えられません。

電話してはがっかりを繰り返してふと見つけたひとつの物件。「素敵なアパート、2ベッドルーム、リビング、キッチン、in Colombo、100ドル」ひゃ、百ドル???たったの?何度見ても100USD(米ドル)と書いてある。お隣の国、スリランカの首都コロンボの物件だ。確かに、スリランカやインドの物価は自分が計算ができなくなったかと思うくらい安い。特にモルディブの物価はそんなに安くないので(漁業と観光業でうるおっている豊かな国なので)ちょっとお隣に行くとたまげる。ちょ、ちょっとコロンボでもいいから電話かけてみようか・・・とロビちゃんがかけてみたところ、電話に出た人は「は?」という感じである。彼が言うには家賃は600ドルなのだそうだ。なーんだ・・・ミスプリントか・・・そりゃそうだよね。100ドルなんて、いくらなんでも破格すぎるよね。きっと今日電話かける人いっぱいいてあの人困るね・・・。そんなことを言い合いながら、ふと二人で考えた。600ドルでもマーレの半分以下だ。やっすい。でもスリランカで600ドルの家賃と言ったらきっと外国人向けのすっごいきれいな物件のはずだ・・・。だってヒルトンにいた頃ランカの人に聞いたら、コロンボの豪華なホテルで働いても給料は200ドルいくかいかないかくらいだって言っていた。600ドルを安く思う私達は嫌みな外国人かもしれないけど・・・。
「ランカに行こうか」

二人で計算してみた。どっちにしても、まだホテルを経営するために必要なものをロビちゃんはランカに買いに行く予定なのだ(飛行機代を払ってでもランカでお買い物をした方が良い品を安く買える)。飛行機代はお隣だから安いし毎日飛んでいる。家賃はここの半分以下、食費なんてのはきっと5分の1以下。どう考えてもただ待っているだけの生活だったらそっちの方が節約できる。それにマーレでやらなきゃならない書類提出なんかはもうほとんど終わらせてある。問題は娘の幼稚園だけど、娘には申し訳ないけどちょっとお休みするか・・・。

前ヒルトンでロビちゃんの上司だったスリランカの人が今コロンボで偉くなっている(笑)。ランカでのお買い物のことでももうすでに相談していたので、すぐに彼に電話をして600ドル前後で2ヶ月くらい住める良い物件はないか聞いてみた。すると、2時間くらいしてもう電話がかかってきた。「知り合いの大家さんの一軒屋で、うちから近いし中もきれいで家具がないんだけどこれから家具を入れてくれるって言ってるよ。ちょうど600ドルにしてくれるって話だけど、どうする?」驚いた。早い。今日新聞で見た物件も1300ドル、1500ドルが普通で600なら本当に半分以下だし、一軒家なら子供が騒いでも大丈夫。何より、彼の家から近いというのが、あまりよく知らないランカでの生活も安心かもしれない。ロビちゃんはもう即決。「そこ、じゃあ決定してください」私もなんだか安心した。住む場所とか行くところがないのって結構不安なのだ。受験のときって似てたような気がする。「全部落ちたら来年行くところない」って感覚。マーレの汚い狭い高いアパートを何件か見た後なので、私も決めちゃっていいよ、と賛成した。

というわけで、ランカに逃げる策になった。ぴったり15日にこのアパートを出て、ランカに飛び、ビルができあがるまでホテルで使う備品を揃えながら節約生活をすることにした。ま、落ち着くまではいろいろあるよね。

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息子語録 再び

ある朝息子が言いました。
「ママ、コンデンフスたべたい」
「え?こんでんふす?」
「うん、たべたい、コンデンフス。ぼくにもちょうだい」
なんのことやら全くわかりません。こんでんふす・・・コンデンスミルク?でもそんなの買ったこともないし・・・?
「ママ、おねえちゃんたべてるこんでんふす!ちょうだい!」
ああ~!!!わかりました。コーンフレークス!息子は言葉の自作が多くてなかなかに暗号です。
音の順番が入れ替わるのはしょっちゅうです。
「ママ、ぼく、ばんがるからね」
「がんばるの?」
「うん、ばんがる!」
何回直してもばんがるです。ちょっとインドっぽく聞こえるのは私だけかしら?って、それはバンガロールか!(インドの地名で私とロビちゃんが結婚した場所です)

電車が好きな息子は電車ごっこもします。いつも言うのは「それではみなさん、ごちゅういやさ~い!」これも何回私が言い直しても野菜のまんま。「くださ~い」が「やさ~い」に縮まっちゃうんですねえ。一番縮まってるのは「まっくろくろすけ」。娘は五月ちゃんの真似をして「まっくろくろすけ、出ておいで~!!」と叫びますが、息子は「まっくろすぇ~出ておいで~!」になっちゃいます。短すぎてみんなと合わないのは気にならないんでしょうかねえ。

でもまだ娘も色んな覚え間違いがありますから、息子は当たり前ですね。娘は最近はだいぶ減ってきましたが、面白いのは「飼う」ですかね。いつも「ママ~、うさぎ飼ちたいね」とか「ねこ飼ちたいなあ」とか言ってます。どうやら、「飼ってる」と言う時の小さい「っ」が「た行」として彼女なりに変格活用されているようです。あと単語で直ってないのはマッシュムールです。ちょっとかわいいですね。新しいムール貝の種類みたい。
「ママ、なに切ってるの?あ、マッシュムール?」
「ぷっ」
「なんで今笑ったの?」
「なんでもないよ~」
おもしろいのでもう直しません。いつの間にか自分で正しく直しちゃうしね。ほんとにある日突然正しく言うようになるんです。それまでの間違いはなんだったんだろうって自分で思わないのかなあ?とか不思議になりますが、どんどん、自然に正しく直っていっちゃいます。子供の言語の学び方ってすごいですねえ。まだ字読めないから耳だけで覚えてるのは当たり前なんだけど、音だけでここまでできるってすごいなあと思っちゃう。大人ってどうしても勉強しちゃいますもんね。私は特に目で見ないと記憶できないたちなので、何でも自分の手で紙に書きます。新しい単語とかも書いて目で見て初めて頭に入るんです。耳だけじゃとても追いつきません。でも耳が得意な人、ロビちゃんはスペルとか漢字とかはあんまりだけど耳だけでジャンジャン言葉を覚えられます。そのかわり書くのは苦手なんですね。両方得意な人っているのかしら。

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私はガイジン

この国ではもちろん私は外人です。しかも、あからさまに外人です。
日本では全然色が白い方ではないですが、こっちではもちろんみんなに比べると真っ白白に見えます。私は暑いとすぐに肌がかゆくなる暖れいじんましん(れいの漢字がわかんないや)持ちなのでなるべく肌をしめつけないようにワンピースとかをふんわり着ているので、ロビちゃんいわくすっごく観光客に見えるそうです。朝起きて服を着ると「今日は一層トゥーリストみたいだなあ」とか言ってます。モルディブの女の人達はほとんど黒いズボンかジーンズをはいています。スカートをはいていてもかなりロングで足首まであったりで、まあ肌は出してないですね。皆さん信じられないかもしれませんが上も長袖の方が着ている人多いんですよ。もちろん半袖の人もいますが、女性は長袖長ズボンが多いし、高校生だって制服のスカートの下に白いズボンをはいてたりします(はいてない子もいます)。私は気にせずスカートもそんなにロングじゃないしジーンズでも涼しい半ズボン(古っ!)をはいてるし、もちろん長袖なんか着ないので、モルディブ人と結婚したわりには肌出しまくりです。でもまあ、外人なので多目に見てもらっている部分が多々あります。外人だからしょうがないや、ってね。

私が仕事をしていた頃は黄色人種と言えば日本人しかいなかったのですが、この数年で中国からの観光客がどっと増え(以前は見たことなかった)、今ではどこでも「チャイニーズ?」と聞かれるようになりました。このフレーズ、アメリカにいた頃とカナダにいた頃に百万回言われたことで、なんだか懐かしくさえ思いました。特にカナダではバンクーバーのチャイナタウンに住んでいたので、もれなく中国人だと思われてお店の人にも中国語でバーーーっと話しかけられていたんですね。それがマーレでも同じように聞かれるようになるなんて、思いもしませんでした。

それでもマーレに日本人は30人くらいは住んでいるそうなのですが、あんまり街中でも会いません。まあ、みんな仕事してるよね。それにマーレは世界で最も人口密度が高い首都なので(場所が狭いのに人がいっぱい)、その中では30人は埋もれてしまうのかもしれません。あと私みたいに思いっきりモルディブ人のアパートに住んだりしないで、外国人用のきれいなアパートに住んでいるのかもしれないですね。

自分が外人だなあと実感するのはまずみーんながジロジロ見ることです。もう、歩いていてそこらへんの全員と目が合う。みーーーんなこっちを見ています。私を見て、ロビちゃんを見て、子供達を見て、わざわざ通り越して振り返って見る人もたくさんいます。でも、これってモルディブだけじゃないんですよね。日本に住んでいたときもそうでした。電車に乗ってても大ちゅーもく!知らないおばさんは話しかけてくるし(旦那さんどこの人?どこで会ったの?とか)、ファミレスで食べてても何しててもいつも見られていました。ドイツ人と結婚してドイツに住んでいる友人が、「こっちでも同じだよ」と言っていたので、ヨーロッパでもあまり変わらないみたいです。異人種間の結婚は世界どこでも見られるみたいです。まあそんなんで、特にマーレは外人ってだけでも見られるので一家で歩いていると注目の的です。でも、実は一人で歩いているときの方がもっと色んな人がやってきます。そりゃそうですよね。一人で歩いていたら観光客なのか、仕事している人なのか、まったくわかりませんからね。

昨日、ロビちゃんが「ちょっと外で二時間くらいメールでもしてきなよ」と言ってくれたので、またPCを背負って出かけました。メールチェックをしたあと、外国人もよく来るビルにお買い物に行きました。入り口を入るとすぐに「コニチワ~」と客引きのモルディブ人。ここには二階におみやげ屋さんがあります。「はいはい、こんにちは」とさっさとスーパーに入ります。買い物をすませて外を歩き始めても、おみやげ屋さんが多い通りなので「ハロー!ぼくと一緒におみやげ屋さんに行かない?」とまたもや客引き。こんにちはくらいは日本語を勉強してますが、後は全部英語で話しかけてきます。「ありがと。でも私ここに住んでるからおみやげいらない」「へえ~そう!働いてるの?どこのリゾート?」「ううん、主婦」このへんでみんな大体あきらめます。

外国人だぁ~と子供達が寄って来るのも珍しくないです。子供を連れて公園に行くとうちの子供達と遊んでくれるんじゃなくて、私に寄ってきます。マーレの学校では幼稚園から英語を教えているので、英語を使ってみたい子供達が集まってきて英語で話しかけてきます。これには私はとっても明るく応対します。だって、子供が外国語を実践で使ってみよう!と思っている機会にいやな印象を与えたくないじゃないですか。やっぱり子供は応援したいですよね。で、たまに取り囲まれることがあります。大ゲサじゃなくてほんとに。「ハロー!」「ハロー。元気?」「うん、元気!どこの人?」「日本人だよ」「ジャパン!私行ってみたい!」「大きくなったら行けるよ」てな具合で、ロビちゃんがびっくりするくらい子供が集まってきます。まあ、子供達は観光スポットにはあんまり行かないだろうし、観光客は地元の子供の公園には行かないですよね。道を歩いているだけでも、子供が握手を求めてきたりします。ほとんどの観光客はリゾートの島に直行だし、マーレ観光をしても一日くらいですからね。地元の場所ではやっぱり珍しいのかもしれません。

もちろん、道ばたでたむろしている若い男の子達がおもしろ半分に声をかけてくることもたくさんあります(一人のときね)。そんなときは無視です。後ろから「あ、外人のお姉さんが歩いてるよ」「ディベヒわかんないよねえ~え~?」とか言ってるときは、キッと振り向きます。でも、「あんたの言ってることくらいはわかるわ、ボケ」って言えるほどの語力はまだないんですねえ~。

幼稚園では一番多い外国人はインド人とスリランカ人でしょうか。私は思いっきり浮いてます。今日も送って行ったときに、問題のおやつタイムのジュースをまだ買ってなくて、学校の近くのお店でジュースを買ったんですね。そのとき、レジのお姉さんに「キタルフィヤ?(これいくら?)」と聞いたら「モルディビアン?」と聞かれてはああ~?と思いました。私は値段を聞いているのに?と思いもう一回いくらか聞くと、彼女は娘を指差して「モルディビアン?」と繰り返します。客へのサービスより自分の好奇心が先のようです。「イエス。で、キタルフィヤ?」やっとお姉さんは「5ルフィヤ」と答えました。もう~ただでさえ時間ギリギリで急いでんのに~!と思いつつお金を払うと、今度は「バッチャ?」と聞くではないですか。バッチャ???聞いたこともありません。バッチャ?なんだろう???「バッチャって何?」と聞き返すと「ダリフル?」ああ、わかりました。ダリフルとはディベヒ語で子供の意味です。全般的に子供のことをダリフルと呼ぶのですが、女の子はダリフラと言う人もいるので、「アー、マゲーダリフラ(ええ、私の娘)」と答えるとそのお姉さんはものすっごい驚いた顔をしました。なーんか失礼じゃない?!そりゃあ確かに似てないけどね~、ていうか、早くおつりちょうだい!ですよ。そして夜、ロビちゃんに聞いてみました。「ねえ、バッチャって何?」「は?バッチャ?」そこで今日の状況を説明すると「ああ、それは子供って意味だよ」「え~?子供はダリフルでしょ?」するとロビちゃんがさらっと一言。「バッチャはヒンドゥー語で子供って意味だよ」なにぃ~?わかるわけないわ~!って、なんでじゃあヒンドゥー語で話しかけんの??「モルディブ人だったら大体みんなバッチャくらいはわかるからね。きっとその人インド人だよ」なるほど~。確かに彼女は最初「モルディビアン?」と話しかけてきました。日本人が日本語でジャパニーズとは言わずに「にほんじん」と言うのと同じで「モルディブ」は英語名で、ディベヒ語ではモルディブ人のことを「ディベヒラーッジェ」と言うのです。つまりモルディブ人だったら「ディベヒラーッジェ?」と聞くはずです。

でも、同じことを実は私も思っていました。幼稚園で、娘のクラスに白人ぽいミックスの女の子がいます。その子をいつも連れてくる女の人がモルディブ人かインド人っぽかったので、ロビちゃんと二人で「あの人はナニー(ベビーシッターさん)かな?」と言っていたのですが、実はその人がお母さんだったんですね。すっごい失礼な話です。すみませんでした。モルディブ人女性で、だんなさんが外国人みたいです。彼女も私と同じように「あなたの子供?」って聞かれてるんでしょうか。そのうちゆっくりお話がしたいです。そして、ああやっぱり違うなと思ったのは、そのお母さんが先生に「外で遊んだりしてるんですか?」と質問をしていたことです。「もし外で遊ばせているんなら、帽子をかぶせて日焼け止めクリームを塗りたいんだけど」と話していました。すばらしい!モルディブ人は紫外線の危険性の知識がまだまだ薄いんです。子供に日焼け止めクリームを塗る人なんてまずいない!だからうちも今回日本から持って来たクリームがなくなってしまって買おうと思っても観光客用のお店で高いのしか売ってないんですよ。でも、最近は子供にもサングラスをかけさせて、送り迎えには日傘を差している人も結構いるので、だいぶ意識が変わってきたんだなとは思います。昔は日傘を差している人なんていなかったから。

もう一人、一番驚いた人がいます。家の目の前まで帰ってきたら、ちょうどそこの道を歩いていた人が私を見て「ああ!」と手を振ってこっちに来たんですね。で、「オ~ハウアーユウ?」と握手をしてきたので、こんな風に道で知り合いに会うことがしょっちゅうあるマーレだし、えっと~誰だっけな~と思いながら「元気だよ~」なんて返事をしました。でも、この人が握手して握った手をずっと離さないんですね。で、「今どこに住んでるの?」とかどんどん話をしてきます。なんか気持ち悪いな~と思いながらやんわり手をはずすと、「だんなさんどこ?」「え?上にいるけど?」「私はね、日本人か中国人と結婚したいんだよね。モルディブ人だけど、モルディブの女性は好きじゃないんだよ。きみ、マーレに友達いない?」このへんで私も気がつきました。だんなさんどこ?と聞けば返事で独身か既婚かわかりますよね。そう、単なるヘンなオジサンだったんです。しかも、ほんとに若くないオジサン!多分、私はこの人に会ったことはないんですね。きっと日本人か中国人を見かけたら誰でも話しかけて手を握っているんでしょう。「日本の番号でもいいから友達教えて。あなた携帯持ってる?」「持ってないよ」もちろん嘘です。「私が番号もらっておくからちょうだい」こう言えば早くいなくなるだろうと思いました。「ああ、もちろん、番号2つあるからいつでも電話してね。約束だよ!」「約束はできないけどまあ努力するよ」ちょうどそのときロビちゃんのいとこのトーハが奥さんと二人でやってきました。「トーハ!うちに来たんでしょ?一緒にエレベーター乗っていこ」これ幸いとオジサンとバイバイしてエレベーターに乗りました。じゃないと一緒にエレベーターに乗りかねないですから。トーハと奥さんにオジサンの話をすると、奥さんが「それでヒロコ電話番号教えちゃったの?!」とビックリ仰天。そんなわけないじゃ~ん。「ううん、携帯持ってないって嘘ついた。はははー」私も十代じゃあるまいし、あんなのに番号教えちゃうほどかわいくないですよ。こういうときのあしらい方も十分勉強してきました。しかし変な人というのはどこにでもいるもんですね。しかしあんな風にがっついてたら余計結婚できないでしょうねえ。あっ、だからオジサンになっちゃっても相手がいないのかあー。

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血は争えない?

モルディブに引っ越してくるときに、子供用のDVDとポータブルDVDプレイヤーを持って来ました。こちらは日本みたいにバラエティ番組があるわけじゃないし、子供用の番組も一日に数時間だけだし途中でお祈りの時間が入って中断されるし(お祈りの時間はテレビでもコーランが流れるけど終わるとまた続きから始まる)、モルディブにはチャンネルは一つしかないので他に選びようがないのでテレビは子供達にとってはあまり期待できなかったんですね。ケーブルをつければ他の国の番組が見られるけど、インドのMTVとか、アルジャジーラTVとか、NHK衛星とかなのでまあこれもあんまりです。おもちゃも船便でこっちに送ってしまったのでまだまだ到着はせず、子供達はもっぱらDVDしかないわけで、すっかりテレビっ子です。

子供用には娘がどうしてもと言ったプリキュアが二枚、アンパンマンの映画が一枚、あとは私の弟が買ってくれた宮崎駿シリーズです。実は私は昔から宮崎さんの大ファンで、始めはルパンの旧シリーズから(幼稚園のとき再放送を見て大好きだった)、ハイジ、コナン(名探偵じゃないよ)、と続き、ナウシカは漫画が連載されていたのを一話から雑誌を買って読んでいました。中学の時「好きな有名人って誰?」と聞かれて「宮崎駿」と言うと「誰それ?」「中学になってテレビのマンガ見てるなんておかしいんじゃないの?」といつも言われたものでした。当時はまだアニメという言葉も一般的ではなく、もちろん宮崎駿なんてそのフィールドでしか有名じゃありませんでした。友達はみんなアイドルや聖子ちゃんが好きで、私は変わり者扱いでした。それが今や宮崎さんはすっかり有名になり、友達は子供にDVDを買って「ラピュタもいいよねえ」なんて言ってます。「ラピュタが好きならコナンを見ろっ!」と言いたくなるのをぐっとこらえ、ふーんだ!とか思ってます。ははは。

さて、娘と息子は例にもれず、トトロが大好きです。トトロは娘が初めて最初から最後までちゃんと座って見た映画です。トトロって不思議ですよねえ。なにか、子供を惹きつけるものがあるんですね。息子もトトロは毎日見たいと言います。さて、毎日プリキュアを見てアンパンマンを見てトトロを見て、さすがに飽きてきた娘。「ママぁ、他に何かないの?」「他に?あるよ」あとあるのはナウシカ、ラピュタ、ルパンのカリオストロの城、千と千尋。うーん、この中だったら千尋かな?とDVDを見せると絵を見てやだと言います。じゃあ・・・ラピュタあたりかな?と見せるとシータの絵を見て「かわいい女の子だからこれにする」。なるほど、千尋はかわいくないらしいです。で、ラピュタをかけましたが、半分もいかないうちに「ママ、これもういい」あらららら、ラピュタはダメでした。日本で魔女の宅急便も見たのですが、これは最後にテロップが出てきたら「ママ、もう終わっちゃうの?終わりたくない~!」と言っていたくらいなのに、ラピュタはちょっと違ったようです。

何かないかなあと自分でDVDを並べてみて、「ママ、これルパン?」ルパンは以前テレビでスペシャルか何かを見て知っています。「そう、ルパンの映画だよ」「じゃあこれにする」さて、今度はカリ城をかけてみると・・・まあ~大喜びでゲラゲラ笑いながら見ています。ルパンだからね、おもしろおかしく作ってあるしよく動くし。そして質問攻め。「今どうしたの?」「これはだれ?」「なんでこうなったの?」興味があるから質問が出てくるんでしょうね。ラピュタは黙~って見て途中でやめちゃいましたから。そしてクラリスが気に入ったようす。ディズニープリンセスが好きな娘はお姫様が好きなんですね。そしてクラリスもプリンセスです。きれいなウェディングドレスを着ているしティアラみたいなのもかぶっています。「ママ、クラリスってすてきだねえ」「クラリスってかわいい声だねえ」とすっかりホの字。そしてまた質問。「ママ、はくしゃくってなに?」「伯爵ってね、くらいのひとつなんだね。その国で結構えらい人の位なんだよ」「えらい?悪いんでしょ?」「この映画では悪い人だけどね、伯爵みんなが悪い人じゃないんだよ。総称だからね」「そうしょー?」「えっと~・・・人を呼ぶ呼び名のひとつね」わかるように説明するのになかなか技術が求められます。もちろん半分もわかってないでしょうけど。「これはだれ?」「五右衛門だよ」「ごえもん?」「そう」「ふ~ん。かわいい名前だね。ごえもんだって。ふふふ」ツボは大人にはわからないところにあります。五右衛門はかわいい名前なんだそうです。

そして新しいのがまだあるとわかった娘は今度はナウシカを見たいと言い始めました。いや、全然かまわないけど・・・ナウシカこそ、わかるかなあ?まあいいや。と再生したのですが・・・これがビックリ、食い入るように見てる。じーっと座って画面から目を離さずに、「ママ、今どうしたの?」「これなに?」とまた質問攻め。そしてそれからは毎日ナウシカばかり見るようになってしまいました。もうアンパンマンもプリキュアも言いません。毎日、ナウシカ。これには私が驚きました。でも説明が大変。「ママ、これはどうして?」「腐海は毒の森だからだよ」「これはなに?」「菌とか胞子だよ」大ババ様が鍋をかき混ぜてぺろっとスプーンをなめるのを見て「ママ、あれなに食べてるの?」「え~・・・なんだろねえ」そして気がつきました。ナウシカもプリンセスなんですねえ。英語の字幕で見ると谷の人がナウシカを呼ぶのは全部プリンセスと訳されています。ラステルもペジテのプリンセスです。そして一応アスベルもペジテのプリンス、王子様なんですねえ。あんまりナウシカばっかり見るのである日「ナウシカのどこが一番好きなの?」と聞いてみました。すると「テト!」えっあんな壮大な話なのにテトなの・・・?ま、そんなもんか。

しばらく毎日カリ城とナウシカばかりの日々が続き(かなり長かった)、ある日娘と息子がごっこ遊びをしているのを聞いて噴出してしまいました。「こんにちは~」「こにちは~」「あの、こちらはわたしのおともだちでニセ札作りをしているんです~」ええ?!ちょっと見すぎか~?息子も突然「ママさま!」(どうやらユパ様かららしい)。娘の口調も「そのものは青きころもの人なんです」となんだか物々しい。一体なんのごっこ遊びなんだか、聞いているだけでおもしろい。そういう私も、ロビちゃんと結婚するときインドで結婚したのですがイスラム教の結婚の儀式をしてくれる人に「新しい服を買って着て来なさい」と言われて「やっぱり異国の服は青き衣よね!」と真っ青なインドの服を買ったようなやつなので、まったく人のことは言えません~。

でもさすがにニセ札作りはなあ・・・と思って今度は千と千尋を進めてみました。ところが、意外にも楽しむと思っていたら娘は怖いを連発。最初のお父さんとお母さんが豚になっちゃうシーンがすごく怖いそうで、しかも一人になって逃げ回る千尋や脅すユバーバがとっても怖くて「ママ、もういや切って!」とリタイヤしてしまいました。でも息子はかなり楽しんで見ていて途中で切られてご立腹。でもあんまり怖がるのを見せるのもかわいそうなので、見せないことにしました。ところが気に入ったらしい息子は娘が幼稚園に行ったとたん、ちゃっかり「ママ、ちひろみたいの」。まあ娘がいないのでいいやと見せていました。娘が帰ってきた頃はまだ再生していたのですが、最後の方は娘が言うような怖いシーンもなく、きれいな海の中を電車に乗って行ったり、ゼニーバの家でおいしそうなケーキと一緒にお茶したり、竜のハクと一緒に空を飛んだりと感動的なシーンもあったりで、娘は「あれ?ママこれちひろ?こんななの?」と言って見始めました。そして最後まで見たあと、「ママ、ちょっと怖いけどね、怖いところはママと一緒に、全部見たいの・・・」はいはい。そして、通して見たあとはまた質問攻めです。最近はもう怖くないと言って私がそばにいなくても見るようになりました。息子は釜爺の「ちびども~!」が大好きでいつも真似しています。私は千尋が肉まんみたいなのを食べているのを見るたびに「ああ~中華街の叉焼まん食べたいなあ~・・・」と思います。

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