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カフカと地下鉄

今日はいつもあまり行かないショッピングモールに行った。

シナモンガーデンズというところにあるモールで、作りが一番北米のショッピングモールっぽい。なんであまり来ないのかというと、少々お高いのである。

このモールはシナモンガーデンズというホテルと並んで同じ敷地内にある。今日はこのホテルにあるスパのチケットを買いに来たのだ。こちらに来てお世話になっている人にお礼として、スパのチケットをあげることにしたのである。

このホテルに入るのは初めてだったんだけど、かなりのゴージャス感にビックリ!中央にある結婚式とかをやりそうなバンケットの照明がすばらしい。ホテルが大好きな娘は上を見上げてはためいき。「ママ~、ステキねえ!ママ、私ここ大好き!」う~ん、娘よ、今からそんなゴージャス好きで大丈夫かなあ?ちょっと将来が心配な私。

無事スパに行ってチケットも買い、小腹がすいたのでモールのデリフランスというカフェでお茶をすることに。パンとお茶を買っているとさっさとテーブルに座った娘が口を開けて何かを見ている。視線の先を見てみると、天井から固定されたテレビに子供番組がうつっていた。今テレビがない我が家ではみんなテレビに飢えている!ロビちゃんもODELというショッピングモールに行くとずっと階段の壁にあるフラットスクリーンを見ている。ここはいつもスポーツチャンネルをやっているのだ。20分でも30分でも見ていて、「やっぱりテレビあるといいねえ・・・」とつぶやいている。今日もカフェで子供二人はテレビに釘付け。「Professor Babble」とかいう番組で、ピンクのでかい着ぐるみがプロフェッサーバブルとなにやら実験をしている。でんじろう先生みたいな感じ?チョコクロワッサンをかじりながら息子もじーーーーーーーーっ。なんか・・・外でしかテレビ見れないって・・・昭和っぽい?

このショッピングモール、(クレスキャットブルバードという)には小さいけど本屋さんがあるので、ここに来たら私は必ず本屋さんに行く。今日も子供たちがゲームコーナーでロビちゃんと遊んでいる間にひとりで本屋さんへ♪

小さい本屋さんなので期待できないけど、前回は村上春樹の短編集が一冊だけあってそれを買った。私はどうも村上春樹の本が好きで、日本で出た本はすべて読んだ。でも、海外で読むものがないと、読んだことあるのに彼の本を買ってしまう。おもしろいのは、英語で読んでもあの村上春樹節のままで文章が続くのだ。

今日もないかな~とFictionの棚をM、M、と探していくと・・・・・・すごい、村上春樹の本がずらっと7~8冊並んでいた。入荷したのね!前回買った同じ本もあるけど、今日並んでいるのは装丁も新しくなっていて、とてもきれい。前回買った本は装丁のデザインがダサくていやだなあと思っていたのだ。ちょうど今読む本がなくてさみしいし、もう全部買いたい♪と思ったけど、すでに日本を出たときにあちこちで買った英語のペーパーバックで村上春樹は何冊も持っていて、日本の実家に置いてある。それをまた買いなおすのも・・・と思いながら、でも読む本欲しいし・・・と悩み、英語では持っていない「海辺のカフカ」と「Underground」にした。「アンダーグラウンド」は小説じゃないけど、出版されたときに日本で買って読んで以来なので相当前だし、あの一連のオウム事件が英語ではどんな風に書かれているのか読んでみたい。

二冊買ってわくわくしてゲームコーナーに戻り、早速座って読み始めると娘が飛んできた。「あっ!ママ本買った!ママだけ本買ってずるい!私も本ほしい!」始まった・・・。娘は私が何かを買うとなんでも一緒に買いたがるのだ。私が服なんて買おうものなら涙を流して自分も欲しいと抗議するのである・・・。たとえTシャツ一枚でも!仕方ないので帰り際にその本屋さんを一緒にのぞいたけど、子供用の本は少ししか置いてない本屋さんなので自分で見て欲しい本がないとしぶしぶ納得・・・。今日は子供たちには買わずにすんだ。子供に本くらい買ってあげなよと思ったそこのあなた!子供が怒ってあまりに泣き叫ぶので根負けして買っていたら毎回何かしら買ってる羽目になってるんだってば!あんまりすごいので最近なるべく買わないようにしているのである。昔「買って買って~!」と泣く子供を見て「親はどういう教育をしてるんだろう?」なんて冷ややかに思ったりした若かりし日もあった!しかし!こんなにがんばって接しているつもりなのに自分の子供たちが「買って買って~!」と店で泣いたときには愕然としたのなんのって・・・・・・。「なんであんなふうにさせてるんだろう?」と思う子供のいない全国の方・・・子供はさせてるんじゃなくてそうさせたくなくても1時間でも2時間でも吐くまで泣き叫ぶんですよ・・・・・・。一番止めてほしいのは親なんだよぅ~・・・。

てなわけで、今日は私だけ本を買って(しかも二冊も!)幸せ~。DVDもまだ見てないの一枚あるし~なんだかとってもうれしい。英語で読んでるともちろんのろいし、「海辺のカフカ」はとても長いのでわくわく!すぐに本屋に買いに行けない生活してると(行っても大した本がないし)、「全部読んじゃった~読むものないや~」という状況が多々あるので、読むものが待っているというのはうれしいもんだ!

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ヤッターヤッター!( )カッコに入る言葉を入れよ

こちらでもちょこっと書いたけど、先日日本の私の母から荷物が届いた。

その中で子供たちが毎月楽しみに待っているもの・・・「たのしい幼稚園」と「めばえ」の二雑誌である。

こちらでは日本の物が買えないというのはもちろんだけど、とにかく楽しいらしくて何度も何度も読み返す。もちろん、読むのは私。だけど、この雑誌のおかげで娘はあっという間にひらがなが読めるようになった。これには正直ビックリした。家で私といくら練習しても一向に覚えなかったので、「楽しい何かがあればできるのかも」と思い母に頼んで送ってもらうようになってたったの二冊目でひらがなは急に読めるようになってしまった。ほんとに、突然、全部。今までの私の苦労はなんだったのか・・・いや、単に教え方がつまんなかっただけなのだ。

私は子供たちにも日本語のできる人に育って欲しいので(海外で生活しているとみんな英語の方が楽になってしまう)、この二雑誌は今のところ効果絶大である。

さて、今月号も二人は飛びつくように本を手に取り、「ママ読んで~!ふろく作って~!」と私はしばらく大忙し。大変だけど、これでひらがなができるようになった恩義を忘れてはいけない。楽しく、日本語!だ!ちなみにカタカナもひらがなのルビがふってあるのですごいスピードで習得中。でき始めると子供ってスゴイのね・・・。

娘の一番のお気に入りは「ヤッターマン」。私は今やっているのを知らなかったので最初驚いた。ヤッターマン、なつかしいよねえ!見てた見てた!聞いた話では三悪の声優さんは昔と同じだそうで、うれしい限り。やっぱりあの三人が声変わっちゃったら悲しいよねえ。

ある日私が何か忙しくしていたので(なんだったか忘れたけど)娘がロビちゃんに読んでと頼んでいた。ロビちゃんはひらがなとカタカナと山手線の駅名に使われている簡単な漢字は読める(品川とか・・・あれ品川だけかな?山田さんとかも確か読める)。

娘「パパ、これよんで」

ロビ「いいよ。え~・・・ドロン・・ボー・・いちみの・・・スカ・・・ポンタン・・・げ・き・・じょう・・・」

私は聞きながら心の中でエール。がんばれロビちゃん!今月号はやる気の出ないドロンジョさまを元気づけようとするおはなし。

ボヤッキー「こまったわねー。」

トンズラー「こんなときは、あれだまんねん。」

ロビ「こんなとき・・わ・・・あれだまん・・・ね・・ん?」ロビちゃんふと我に戻り「あれだまんってなんだろう?」

あら、そこで切っちゃいましたか。どうやら「ヤッターマン」なので「あれだまん」というのもいると思ってしまったらしい。

娘「パパ、あれだまんってなに?」

ロビ「パパもわかんないんだよ。あれだまんってなんだろう?」

娘「もう~なんでパパわかんないの!読んでるのパパだよ!」

ロビ「でもどこにもあれだまんがいないんだよ」

娘「もう~ママぁ~!パパ読んでるの全然わかんないぃ~!!!」

しょうがないよねえ。子供の番組のセリフって難しいよねえ。特に語尾に決まった音を付ける語尾キャラが多いからわけわかんないよねえ。それでも、プリキュアのDVDをしょっちゅう見ているのでココが「今だココ!」とかナッツが「知らないナツ!」とか、ミルクが「許さないミル~!」とか叫んでいるのは聞いているんだけど、さすがに「まんねん」はちょっと上級編だったかもねえ。そういえば新しいプリキュアは見たことないんだけどこの雑誌にシロップって新キャラが載っていて、「一体語尾は何に?」と思っていたらおもちゃの宣伝のページに「カラーあそびもできるロプ!」って書いてあって「ロプ!!!」とちょっと固まってしまった。

自分では小学校低学年のときに「サイボーグ009」の一巻を読んで006が「ないアルな」と言うのを読んで「はあ???」と思ったのが語尾キャラの最初の記憶だろうか~。そのときは中国人がマンガの中で語尾に「~アル」と付けるのを知らなかったので、「この人は一体ないのか?それともあるのか?どっちなんだ???」と悩みまくってなかなか先に進めなかった(笑)。やっぱり昔は語尾キャラといえばコロスケの「~ナリ」だったけど、「ナリ」の方が「アル」よりはわかりやすそうだねえ。

あああ、話がそれてしまった。そんなわけで私が読んで説明することになったのだが、このおはなしはボヤッキーとトンズラーがドロンジョさまを一所懸命褒めてやる気を出させようとしたら、いつもの豚が出てきて「ぶたもおだてりゃ木にのぼる~!」と大声で言ってしまい、ドロンジョさまが「このスカポンタン~!」と怒る、という内容である。

ロビ「なんで急にブタが出てきたの?」

私「これはこのヤッターマンでいつも出てくるブタで、ブタでもおだてられたら木に登るっていう・・・」

ロビ「おだてるって何?」

私「おだてるねえ・・・英語でなんて言うのかなあ?フラッターリングとはちょっと違うような・・・ん~・・・」

私の英語力のなさの問題はもちろん、日本語だと英語にない表現がたくさんあり、ディベヒ語も英語にない表現がたくさんあるそうなのでいつもこういうときに一度英語に湯通しして訳すような感じでとても難しい。

ロビ「まあいいや、でなんでココナッツの木に登ってるの?南のブタ?」

私「いや、このココナッツは関係なくて、ブタは普通は木に登らないけど、ってことで・・・」

ロビ「ブタは木に登れないの?ふーん」

モルディブはイスラム教で豚は国内持ち込み禁止なので豚に関する基礎知識そのものがあまりないロビちゃん。

ロビ「それで、どうしてスカポンタンなの?スカポンタンって何?」

もうここまで説明していると面白いも何もあったもんじゃない。もういっそのことタイムボカンシリーズから説明しようかななんて思っちゃったりするのである。

しかし、子供たちももちろん「ブタもおだてりゃ~」なんて知らないけれど最後のコマで大ウケする。最後にみんなが変な顔して叫んでいるところは笑うところ、というマンガのルールがわかっているのだ。そして本当に理屈なくおもしろいらしい。「たのしい幼稚園」は対象年齢が4・5・6歳、「めばえ」は3・4・5歳と違いが本当に微妙~なのだが、さすがプロ、対象年齢の子供たちがおもしろい!と思うツボをよく心得ていらっしゃる。娘はプリキュアが山盛りなのもうれしいし、とにかく「ママ、ドロンジョさま読んで」とせがみ、ゲラゲラ笑っている。息子は「めばえ」に載っているトーマスやアンパンマンが大好きでいつもはお姉ちゃんのものを欲しがるのにこの雑誌ではケンカをしない。すばらしいですねえ~・・・。

そして今日も私は小原乃梨子さん風にドロンジョさまを読む。つい声色がそうなっちゃうんだよね~。「こ~のスカポンタ~ン!!!」

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みんな元気です~☆

皆様こんにちは~。

え~しばらく更新してなかったら、ちょうどコロンボテロ爆発のニュースと重なっていろいろな方にご心配のメールをいただきました。

すみません~。私が単にちょっとサボっていただけなんです~。

最近なんだか眠くて子供を寝かしつけてたら寝かしつけられちゃったり、アマゾンで買ったDVDの送付先を実家にしてそれを実家の母に送ってもらった箱がこちらに届き、DVD見ちゃったり・・・という日々が続いたらいつの間にか一週間・・・。スンマセンです~。

なにぶん、自分の時間が子供たちが寝た後の二時間しかないもので~・・・。

9時にみんなでベッドに入って9時半~10時には起き出してきて12時までなんですが。12時というのは一応自分で決めて、なるべく今日中に寝よう!と思ったわけなんですね。DVDなら二時間見てちゃんと終わりますが、本なんか読み始めちゃうと「先が気になる~あとちょっと~あとちょっと~」と明るくなるまで読んじゃったりするので、時間を一応決めたんです。

昔は朝になるまで本読んじゃってもよかったけど、子供はきちんと朝早く起きるので結局辛いのは自分なんですね。

で、メール、ブログ、ネットで日本のニュースでも見て~なんてやっているとあっという間に二時間経っちゃうので、DVDの日はDVD、パソコンの日はパソコン、と一日どれか一個しかできないわけです。

そして最近ブログにまで手が回らなかったんでございます~。

本当にたくさんの家族・友人・知人から「大丈夫なのか???」という連絡をいただきました。日本のニュースで結構流れたのでしょうね。

モルディブ人にも「今スリランカに行くなんて平気なのか???」といっぱい言われました。まあ、そうですよね。私たちもなるべく気をつけてはいます。

テロ爆弾のターゲットはシンハラ人で(スリランカにはシンハラとターミルという二つの民族がいます)、テロ爆破を行っているのはターミル解放の虎(LTTE)です。日本の新聞にも載っていますね。なので、外国人が行く場所とスリランカ人が行く場所がわりと別れているこの国では外国人の被害は比較的少ないと思われます。たとえば、主なターゲットとなっているバスは地元の人の重要な交通手段ですが、外国人が利用することはほとんどないと思われるからです。私たちも利用していませんが、まず全部シンハラ語で書かれているので目的地がどこかもわからない!どこ経由の何行きなのか、さっぱりわからないので乗れと言われてもかなり難しいと思います。そして治安上からも、外国人はバスには乗りませんね。

私たちはいつも移動にはタクシーを使っていますが、もちろん道路上でバスと平行して走るのなんていつものことですから、そういうときに爆発が起きたら巻き込まれると思いますが、バスの本数はそれこそものすごい数多くあって、移動中にバスを避けることはできません。

あと、地域性もあります。狙われやすい地域、狙われやすい団体(政治家とか権力家とか)のそばにいると危ないかもしれません。先月も交通省の大臣がマラソン大会を見物に行った際に彼の車(バス?)が狙われて爆破され、大臣を含む多数の方が亡くなりました。

今回日本で報道された爆発の時には、私たちはコロンボ市内のマクドナルドにいました。子供が遊べるプレイランドが大きいのでうちの子供たちのお気に入りの場所です。で、そのマックに行くまでに救急車が何台もすっ飛んで行ったので、ロビちゃんとこれはどこかで爆発があったね、と話していました。でも、うちにはテレビがないので新聞に載るまでわからないのですね。

私たちの家の大家さんの息子、ハシタくんによると、報道の死者、負傷者の人数はいつも少なめで実際はその3倍はあるよ、とのことです。今回はかなり大規模な爆発だったと思います。

しかし、次の日もバスは乗降口の階段にまで人が立って乗っているほどの満員状態です。バスに乗らないと移動できない人はたくさんいますから、乗らないわけにはいかないのが現状です。それでなんの関係もない人々が巻き込まれるのですから、ひどい話ですね。

でも、ターミル全員が同じ、というわけでもありません。ターミルの人でももちろんテロなんて卑劣だ、と反対している人は大勢います。これは「ターミル解放の虎」というテログループの犯行であって、それで迷惑しているターミルの人たちもたくさんいます。近所でも公園でもターミルの人たちにたくさん会いますが(言葉や服装が違うのでわかる)、みんな普通のやさしい人たちです。テロ組織そのものだけが異常なのですね。そしてそこには植民地から独立しようとした複雑な背景があり、「これを直せばテロは終わる」というような単純なものでもありません。

ハシタくんによると、地元のマーケット(野菜や魚の市場ですね)でも爆発物騒ぎがあったのだそうです。なんでも、非番だった爆発物処理班の人がマーケットで買い物をしていたら置いてある荷物からワイヤーが見えているのに気がついたそうです。彼は非番でしたが、すぐにその場でその爆弾を処理したのだそうです。非番でも命がけですね。彼のおかげで爆弾は爆発せずにすみ、彼は後から昇進したそうですよ。

そんなわけで、日本の報道ではわかりませんが爆発騒ぎは毎月あります。確かに、治安の良くない場所ですね。でも、私たちは一家全員元気に過ごしております。

ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。これからもよろしくね!

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子供とボールには気をつけよう

私はものすごいお茶飲みです。

コーヒーが好きじゃないので、飲むのはお茶ばっかり。しかも、たっぷり飲みたいので、マグカップがとても大切。スリランカに来てからも、ゆっくりお茶を楽しめるようにおしゃれなデザイナーズショップで気に入ったマグカップを買いました。おしゃれなお店のわりにはマグカップはお求め安いお値段。ぽってり幅の広い厚みのある大きなマグカップです。

数日前、いつものようにお茶を入れてひとくちくらい飲み、ソファテーブルに置いてソファに座りました。しばらく娘と本を読んだりしていたら、息子が突然、本当になんの脈絡もなく突然、腕をブン!と振りました。そして、息子の腕が低いソファテーブルの上にあった私のマグを直撃、マグはすごい速さで床に落ち、真っ二つにはじけ飛び、その中になみなみと入っていた私のミルクティーがばっしゃーん!!!と床にぶちまけられました。そしてそのミルクティーのせいで、息子はつるっとすべってど真ん中にビッシャ~~~ン!!!

あまりの激しさに私も息子も唖然。こちらは床がタイルで硬いので、何かを落としたらたとえ低くても必ず割れるんですね。そして、やはりタイルのせいで、濡れてるだけでもすべるのに、牛乳の脂肪分も手伝ってツルツルなわけです。ブン!バカン!バッシャーン!ビシャッ!!!と一瞬のできごとで、息子は呆然とミルクティーの海に座ったまま・・・。私はと言うとたまたま一部始終を見ていたので「ぎゃ~っ!」と大声を・・・・・・。

動けずにいる息子と私に代わって、ロビちゃんが無言でモップを持って来て割れたマグカップを片付け始めました。そこで私もやっとスイッチが入り、息子の服を脱がせてシャワーで頭から洗いました。牛乳はくさくなるからね。まさに、ミルクティーでずぶ濡れ状態でした。

そして次の日、ロビちゃんがソファに座ってテニスボールでポンポン遊んでいたらバウンドして椅子の足に当たり、跳ね返って息子の牛乳の入ったドラえもんカップに直撃し、中の牛乳が全部DVDプレイヤーにバシャーーー!!!私はロビちゃんと息子がテニスボールを買っているときに、「家の中はやめてよね!」と再三言っていたのによりによって今唯一の娯楽であるDVDプレイヤーに牛乳を降らせるとは・・・!幸いにもロビちゃんがすぐにプレイヤーを逆さにしたので中深くには入り込まず、どこも故障はしませんでした。子供の頃、弟がいつも家の中で父とキャッチボールをしていて被害甚大だったので、室内でボールで遊ぶとどんなことになるかはよ~くわかっているのですね。幸いプレイヤーは無事だったし、ドラえもんはプラスティックなので割れずにすみましたが、今回もロビちゃんは黙ってモップで拭いてくれました(ま、この日は自分だし)。プラスティックでもここの床に落とすと割れるので、今回はドラえもんはボールが当たっただけで落ちなかったのでラッキーだったね。

私のカップはすぐに同じお店に行ってまったく同じカップを二つ、買ってきました。これで、また何かで割れてももう一個あるぞ!

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プール日和

最近私はかなりストレスがたまってきた。

なんといっても待つだけのこの生活。慣れないスリランカ、お金ばっかりボろうとする人々、モルディブに連絡をとっても要領を得ず、しかも毎日することがなくて退屈である。体もあちこちこっていて痛いったらない。つまりは運動不足なのよね。タクシーばっかりで歩くことがない。車で移動しないと動きようがないから仕方ないんだけど、なんだか体がぼよぼよしてきた。背中も痛い。ああ~こんなときこそ、日本で通っていたウィメンズアクアに行きたい!!!最後の方はあまり行けなかったけど、娘が小さい頃は毎週楽しく通っていた。妊婦のときもマタニティアクアに毎週通っていた。ああ~運動したい!T先生~~!!とグチグチ言っていたら、ロビちゃんが「じゃあプールに行けばいいんじゃん」!ということで、今日は家族でプールにお出かけした。

コロンボヒルトンのプールにはモルディブヒルトンで働いていたときの同僚のお兄さんが働いている。顔も姿勢もそっくりで、なんだかその友人本人と話しているような錯覚に陥るほどなのだけど、彼がいることもあって私たちはプールというと大体そこに行く。そのお兄さんはとってもよくしてくれるし、まだ子供がいなかった新婚の頃もロビちゃんとここのプールでのんびりした思い出がある。

もうだいぶお正月気分は抜けてきたけれど、まだ学校が休みということもあって、子供がいっぱい。それとグループのお客さんもいてかなりにぎやか。小さい赤ちゃんから小学生まで、それからどう見てもここの国のマフィアっぽい人まで、とにかく色んな人がいた。今日は運動不足解消ということで、私もジャンジャン泳いだ。子供たちとプールに来てちょっと水に入るくらいはあったけど、こんなに泳いだのはとっても久しぶりだった。それに前回は曇っていて雨が続いた後だったので水が冷たくて私は寒くて入れなかった。でも今日は何日も続いた蒸し暑い日の後なので、すごく気持ちいい。最初はあまりに日差しが強いので「また子供たちが日焼けしちゃうなあ。紫外線は有害なのに~。それに大人になって娘にいっぱいソバカスができて文句言われたらどうしよう~」なんて思っていたんだけど、楽しくなっちゃってどうでもよくなってしまった。腰と背中が痛かったので一所懸命ケノビしてきた。途中で一回水から上がったら背中の痛みが消えていた!やっぱり運動しないとダメだね!

私が上がってすぐに息子も上がってきた。「ママ、ぼく何か食べる。たのんで」ええ~!?今日は頼まなくてもいいようにわざわざお昼ごはんを食べて、午後イチで来たのに?「ぼくは何が食べたいの?」すると息子「あのね、ポテトとピッツァ」ピッツァ~?!「ピッツァ食べられるの?」「うん」う~むむむ・・・さてどうしよう?水に入っているロビちゃんと娘に聞いてみることにした。「あのね、ぼくピッツァ食べたいんだって。もし頼んだら食べられる?」すると娘「わたしお魚がいい」ええ~?!さかな?そう、娘はここのFish&Chipsが大好きなのだ。もともと魚大好きだからね。「あのね、お姉ちゃんはお魚とポテトのやつがいいんだって。どうする?」もう一度息子に聞いてみると、「うん、いいよ。で、ぼくはポテトとピッツァね。ママ、たのんで」と言う。どうもゆずる気はないらしい。さすがにお昼ごはんをちゃんと食べてきて二つも頼んで残すのももったいないので、キッズのポテトと一番シンプルなピッツァマルガリータを頼んだ。お昼ごはんは娘が食べたかったものだったので今回は娘にゆずってもらった。そしてピザが来ると・・・まあ、食べる食べる。ちゃんと自分の言ったことには責任持ってるんですねえ。娘はポテトを抱えて独り占めし、他の人がそこから食べるとものすごい怒る。もう~食べさせてない子みたいじゃない~。とてもごはんを食べて来たようには見えないんだけど、まあそれだけ水の中で遊ぶのはお腹がすくってことなんだね。ここのホットティーは巨大なティーポットで来るので私もお茶をたっぷり飲んで大満足。もう一回全員でプールに入った。

フランス語でキャーキャー騒ぐ子供たちとたまに「こら!」と言う両親、英語で大騒ぎのグループ客(大人です)、ロシア人の女の子を連れたスリランカ人マフィア(っぽい人)、日本語でしゃべる私たち、ホテルは世界の縮図ですねえ。そう、今やお金で連れて歩ける女の子たちはみんなロシア人で、そろいもそろってブロンドにブリーチしていて、「そういえば日本の実家の近所の金髪パブにもロシア人の女の子たちがわんさかいたっけ・・・」と思い出した。見ているとなんだかちょっと悲しいんだけど・・・まあ、大変なのかなあ、ロシア。

そんなわけで今日は楽しくプールを満喫した。帰ってきてからも魚を焼いて豆腐とわかめの味噌汁を作り、ロビちゃんは魚売り場で売っていたなんだかわからない魚の卵(たらこより一本が数倍でかいんだけど卵自体のツブツブはたらこと同じくらい)でなんだかわからない魚卵スパゲッティまで作ってくれた。子供たちは疲れていつもより一時間も早く寝た。すばらしい~。これからも、わざわざプールまで行かなくてももうちょっと身近に運動できればいいなあ。やっぱり今こそビリー隊長だったなあ~と思っても、ビリーのDVDは日本から送った箱に入れてしまっていて、その箱はまだ届かない!もう4ヶ月だよ、おいおい・・・と考えているとまたストレスが~!ふりだしに戻る。

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ハウルでトレビヤ~ン

最近、とってもヒマである。だって、することがないんである。

子供たちが起きている時間は私はまったく自分のことはできない。というのも、うちの子供たちは本当にママ、ママで私が動くたびについてくる。まるでマグネットのよう。トイレに行けばもちろんトイレへ、洗濯物を干せばもちろん中庭へ、そして食事中も「ママ、牛乳」と言われて「はいよ」と冷蔵庫まで取りに行くと二人とも冷蔵庫までついてくるのである。食事用のテーブルと冷蔵庫までは3歩くらいなのだ。しかも自分で牛乳と言って人を動かしておいて、自分もついてくるのだ。だったら最初から自分で取ればいいのに、と思ったりする。そんなマグネットが二人いるので昼間は何もしてなくても自分の時間はナシ。

そして夜、二人が寝てさあ!と始めるのだけど、ここはテレビがないのでパソコンしかない。本も今あるのは全部読んでしまった。夜になったらあれ食べよう、これ食べよう(子供には食べさせたくないからチョコとかを昼間我慢している)と考えているけどそんなのすぐ食べちゃうし。

てなわけで、「ハウルの動く城」を英語版とフランス語版の両方の吹き替えで見た。いやあ~ヒマですねえ~。最初英語版を見たのだけど、ちょっとびっくりしてしまった。声の雰囲気がまったく違うのだ。普通少しくらいオリジナルのイメージを壊さないように配慮するんじゃないかな?と思うのだけど、あまりに違うので驚いた。英語版吹き替えのプロデューシングをした人のインタビューもあって見たのだけど、彼いわく「ハウルみたいなブロンドの長髪であんなに細いフェミニンなヒーローはアメリカではないのでアメリカ人に受け入れられるヒーローにするために一番苦労した」と言っていた。ていうか、なんでも「ヒーロー」とかに区分けするのが無理なんじゃあ?と思ったけど、とにかく、ハウルの声が気持ち悪い。すごくマッチョな低い声でバタ臭いのだ。何もオリジナルのまねをしろとは言わないけど(彼の言うようにその土地に向いた方向性というのはあると思うし)、それでも最後まで違和感が残った。そしてカルシファーもなんだか全然違うキャラクターに仕上がっていた。こちらもオリジナルは完全無視。ないせりふも勝手に長々と入っていたりする(アドリブなんでしょうか?)。というわけで、多分英語版はもう二度と見ないと思う。生理的にダメだった。

さて、フランス語版だけど、こちらはとっても良かった。まるでキムタクがフランス語をしゃべっているような(ハウルの声はキムタクです、念のため)イメージそのままの声だった。日本語版のキムタクも実は最初「ええ~キムタクってどうなの?」と思ったけど、見るととても上手だった。確かにキムタクだ、と思って聞いているとあの顔が浮かんでしまうけど、映画を見ていて違和感はない。どちらかというとソフィーの賠償千恵子さんの方が高倉健さんと吉岡秀隆さんと共演した昔の映画のほっかむりをかぶった姿が浮かんでしまって困る。吉岡秀隆さんが小学校低学年くらいで出ている映画なんだけど・・・題名なんだっけ?内容は西部劇なのよね。「しあわせの~」は黄色いハンカチだし・・・え~っと・・・。

ああ~話がそれてしまった。大体、ソフィーという名前がもうヨーロピアンだし、作品自体イギリス原作ということであんまりメリケンには合わないのかもしれない。「ソ・フィー!」とフィーを強く言うフランス語のアクセントがとても耳に良い。音楽もシャンソンぽいよね。てなわけで、フランス語版はとても楽しんで見させていただいた。両編とも良かったのは荒地の魔女でしょうか。英語版はローレン・バコールというこれまた美輪明宏さんに負けず劣らずな大女優さんですが、とても良かった。この荒地の魔女を演じた三人は似ているわけでもなくてそれぞれの個性が出ていながら、雰囲気を壊さずに楽しんで演じているように思えた。あと、一番三編とも似ていたのは国王陛下かな。「サ~リマ~ン!」と明るく呼ぶ声がどれもそっくり!同じ人かと思ってびっくりするほど。

さて、こうやってハウルを見て、なんだかとってもフランス語に興味がわいた。実は私はフランス語だけは絶対に勉強したくないと常々思っていた。スペイン語とイタリア語は自分で覚えたくて本を買ったりしたことがある(でももちろんしゃべれません)。スペインとイタリアにも旅行で行った。中国語は大学の第二外国語で選択した。もうすっかり忘れちゃったし(大学の第二外国語で身になってる人ってあんまりいないよね?)しゃべれないけど、基本を教えてもらったので漢字を読むとなんとなく意味はわかる(え?日本人なら大体わかる?そうだよね)。ディべヒ語はもちろん必要に迫られている。でも、フランス語だけは、あのシャワドゥワ~とした文法の難しいフランス語だけは、やる気も出ない、と長年思ってきた。

しかし、突然、フランス語でハウルを理解してみたくなったのだ(要するに、それだけヒマなんだ、うん)。フランス語吹き替えとフランス語字幕で見ていると、英語とそっくりな、もしくはまったくスペルまで同じの単語がいくつもある。そりゃあ、英語はフランス語から来ている単語もたくさんあるからね。ヨーロッパ人は複数の言葉を話せる人がわりといるけれど、こんなに似た単語があるんだもん、ずるいよなあ~なんて思ったりしつつ、ノートとペンを持ってDVDプレイヤーの前に座り込んだ。

昔私が英語を覚えるときに使った我流勉強方。聞こえたもの丸写し戦法!である。アメリカにいた頃、テレビを見ながらとにかく聞こえるものを全部ノートに書いた。普通のテレビ番組でもスイッチひとつで全部字幕付きにできるので、好きなテレビ番組を字幕付きでビデオに取って、せりふを聞いてはポーズで止めてノートに書く、というのをやっていた。当時のマイアミバイスとか21ジャンプストリートなんかを何時間もやった。ジョニーデップを愛していたので「21~」は力が入った。「サインフェルド」(コメディショー)とかを見ながら速記並みにブワ~っとノートに書きなぐっている姿はかなり怪しまれた。あれを久しぶりにハウルのフランス語でやってみようと思ったのだ。

言っておくけど、私はフランス語はま~ったくわからない。「メルシー」ぐらいしか知らない。それでもじっくり聞いていくと数少ない知っている言葉は聞き取れるのがわかった。ソフィーの家は帽子屋さんだが帽子の「シャポーchapeautix」、ソフィーが荒地へ向かうときに言うせりふ「煙のにおいがするわね、山小屋でもあるのかしら」には煙「フュメfumee」(これはメニューで燻製のものにフュメと書いてある)、山小屋は「キャビンcabane」。

「歩き続けて」なんて、「Continue de marcher!」コンティニューも英語と一緒だし、marcherはマーチかな?と想像できる。「これは魔法の家だね?」は「C'est une maison magique, non?」メゾンは「めぞん一刻」でおなじみの「家」、(私の知識はマンガからばっかりだね)magiqueはもちろんマジック。とってもわかりやすい。

魔法も色々あって、ウィザード(魔法使い)、ウィッチ(魔女)、ソーサラー(まじない師、魔法使い)、マジシャンとある。フランス語ではsocieresとなっているので英語のソーサラーがここと一緒なんだなあとわかる。「諸君、食事を続けてくれたまえ」は「Vous deux, finissez de manger」で、イタリア語で「食べる」が「マンジャーレ」だったのを思い出し、ああ、このmangerが食事だな、とわかる。ちなみに「煙」の「fumme」もスペイン語で「fumar」(スペルが確かじゃないけどフマールと発音していた)と似ているのでわかりやすい。う~ん、みんなつながっているのねえ!なんか、「プリごろ太」でフランス語を勉強したのだめの気分よ!内容が頭に入っている分、わかりやすいし、なんていっても好きなもので勉強するのが一番いいのよね。

さて、おバカな私はすっかりその気になって「フランス語~英語辞典」が欲しくなってしまった(この際どこも類似点がない「フランス語~日本語辞典」の方がかえって難しそうに思う)。わかるところを抜き出しても、わからないところが50倍くらいある。でも以前のスペイン語の3日坊主歴があるので、「なんでまたスリランカでフランス語??!」とロビちゃんに言われそうでなかなか本屋さんに行けない。アホな奥さん、高い辞書買ってもいいですかぁ?

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すっきりカット

今日は午前中に美容院へ行った。

髪の毛は日本を出てから伸ばしっぱなし、暑いのでそれをひっつめにして結んでいたけれど、えりもとがどうにも邪魔くさい。首にまとわりついて暑いし、ずっと前にカラーをしてすっごい痛んでいてバサバサなのでみっともない。思い切って切っちゃえ、と美容院に行くことにした。

最初「切っちゃえば?」と言ったのがロビちゃんだったので、ロビちゃんから「タクシー呼んで行ってきなよ」と言ってくれた。子供たちと遊んでてくれるという。喜んでヒルトンレジデンスに向かった。ここの一階にスパと一緒に美容院があるのだ。町の美容院に行くのは勇気がいるけれど(話が通じなさそうで)、ヒルトンなら大丈夫だろう。

まだお正月休みのところもたくさんあるので運よくとってもすいていた。それに、ここはヒルトンの中の美容院なので、外の美容院に比べるとお高いのだと思う。以前、知人がカットとカラー二色で3000ルピーちょっとだった~!え~すごい安いね!と言っていたら、スリランカ人の元上司に3000ルピーが月のお給料の人もたくさんいるんだよ、と言われ申し訳なく思ったことがある。でもまあ、変な髪形にされてしまうよりは、高級美容院に行こう!と考えたのだ。

私を担当してくれたのはドレッドヘアのお兄さんだった。英語はきちんとしているし、とても明るくしゃべる当たりの良い人だ。「日本人?」と聞かれ「そうだよ」と答えたら「じゃあちょっと待ってて」と言って奥から日本の雑誌「VERY」を持って来てくれた。「これ読める?」「読めるもなにも、これ日本の雑誌じゃん!しかも4月号で新しいし。どうしてここにあるの?」「さあ、僕もよくわかんないんだけど、なんかあるんだ」彼はそれを読み終わったらまだあるから、ともう一冊持って来てくれた。11月号だ。私は雑誌は自分であまり買わないけど、日本語の読み物に飢えている今はすっごくうれしかった。とてもエンジョイさせていただいた。

ヒルトンレジデンスは実は鹿島建設が建てたビルなので、滞在者の中にも日本人をよく見かける。この美容院にもそういう駐在員の奥様が定期的に来て雑誌を置いて行ってくれるのだろうか。それとも特定の日本人から雑誌を入手できるルートがあるのかもしれない。ヒルトンレジデンスは日本人が作っただけあって、そこかしこに日本らしさがふっ、と出ている。例えば、スイミングプールの奥の室内にはお湯のジャグジーがあるのだけど、ここがなんだか温泉っぽい。合宿所の大浴場みたいにも見える。そしてビュッフェレストランのテーブルの真ん中にはぱかっと取れるふたが付いていて、それを取ると中には鉄板が入っている。つまり、焼肉ができるテーブルなのだ(あいにくその鉄板が使われているところを見たことはないけど)。こちらで焼肉、もしくは自分で何かをテーブルで焼くスタイルを見たことはない。これもとても日本っぽい。

そして、この美容院である。中のつくりは日本の美容院とほぼ同じである。シャンプー台でシャンプーして、鏡の前のカット椅子に移ると、お茶かコーヒーを飲む?と聞いてくれる。もう~すっごく日本ぽい。スリランカの町の美容院に行ったことがないから比べようがないけど、少なくとも日本の美容院のサービスとまったく同じなのだ。

さあ、カットの説明だけどどうしようかな・・・うまく伝わるかな・・・と心配していたところに日本の雑誌が来たので、急いでページをパラパラと見てショートヘアの人を探した。すると、うまい具合にショートさらさらヘアの梅宮アンナが載っていて、しかも後ろ斜めからのショットでえりあしがよく写っている大きな写真があった。後ろを説明するのが大変なので、その部分の写真があるのが一番助かる。私は雑誌を指差して言った。「こんな風にして。できる?」すると彼「もちろん、できるよ」。いやあ、良かった~。これでもんのすごい変な頭は防げると思う。

昔アメリカのど田舎に住んでいたとき、どんなに美容師さんに説明しても通じなくていつもおかっぱみたいにされて本当に辟易した。あまりに通じないので私の英語力の問題だと思い、邦題「恋に落ちて」という映画のメアリー・スチュアート・マスターソンのさらさらショートヘアの写真を持って行ったことがあったけど、それを見せてこういう風にして、と言ってもできあがりがひどかったことがある。さらにその後頭に来た私は自分で前、サイド、後ろの3方向の絵をできるだけていねいに描き、こうしてくれと頼んだことがある。そこにいた美容師みんなで「まあ~上手に描くのね~!」と騒いでくれたけどやっぱりひどい仕上がりでがっかりしたことがある。それからあきらめて髪を伸ばしたのだ。

まあ、ど田舎の州のしかもど田舎の町の美容院なんて、そんなものだったのかもしれない。けど、20歳そこそこの私は非常にいやだった。で、今回もちょっと不安だったのである。これが日本だったら恥ずかしくて梅宮アンナの写真を指差して「これにして」なんて言えないけど、コロンボなら平気なんだからおもしろい。これこれ、よーく見てね、とお兄さんにも念を押す。

さて、お兄さんはとても時間をかけて丁寧に切ってくれた。カラーでダメージバリバリの部分の髪はほとんど切ってしまい、髪が健康に見える。そして、真っ黒だ!いや、もちろん自分でも知っているけど、私の髪はそりゃもう真っ黒なので、いつも明るい色でカラーを入れていたんだけど、それでもなかなか色の入りにくい髪だとよく言われていた。カラーなしなんてすごい久しぶりで、とにかく真っ黒である。今日はカットだけで来たので、またそのうちカラーをやりたいけどたまにはこれでもいいか、と思った。なんだか逆に新鮮。日本で切ってもらっていた美容師さんが「ヒロコさんくらいの年になるとみんなもう白髪が出始めているのに、ヒロコさんは白髪ないですねぇ」とよく言っていたけど、私は本当に白髪が出てこない。墨をこぼしたような、とはまさにこのことである。でもあんまり真っ黒で見た目が重いし髪質も太くて硬いのでどうにも扱いにくいのだが、切ってよかった。さっぱりしたし、頭が軽い。これから忙しくなると思うのでしばらくはカラーなしで自分の色の方が楽かなとも思う。とにかく、切ってよかった。すっきりした。

家に帰るとロビちゃんは私を見て「なんだか昔のヒロコだねえ」と懐かしそう。ロビちゃんと初めて出会った頃もショートヘアだったのだ。「若くなったよ」と喜ぶロビちゃん。あらまあ、それはよかった!

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スリランカのお正月

お正月だ。

前もって色んな人に確認し、スーパーでも確認したところ、近所のスーパーは一日だけ閉めるけど、二日目には開けると言う。それでは、とちょっとだけ食料品を買いだめした。まあ、一日だけならそんなに困ることもないだろうし。うちは子供たちが牛乳とヨーグルトが大好きなので、その二つを切らさないように、あとお米はあるし、パンも肉も魚も野菜も買った。不思議なもので、「あ、パンなくなっちゃった。明日の朝の分ないね」というのはそうでもないが、「あ、明日食べるお米がない」というのはどうも日本人的にはとてもさみしく感じるものがある。そこでお米も日本のお米二種類、こちらの長細いバスマティライス、と3種類買ってあるのだ。

さて、お正月。と言っても、私たちは特にいつもと変わらなくてすることもない。お店が開いてない分、買い物もできないので逆に普段よりもさらにすることがない。あんまり暇なので、「せっかくお正月だし、ごはんでも食べに行こうか」とヒルトンレジデンスに向かった。ヒルトンレジデンスの中には「にほんばし」という和食レストランがあるのだ。

いつものタクシーに乗って道路へ出て見ると・・・車がぜーんぜんいない!いつもはすっごく混んでいて排気ガスでもうもうの渋滞道路がガラガラ!向こう~の方まで見渡すことができる。こうやってみるとなかなか広くて両側に大きな木が生えそろっていて素敵な道である。スリランカの木は道路っぱたに生えているような木でもかなりの大木ですばらしい。照りつける太陽とよく降る雨で葉っぱもおおいに茂っていて、バンクーバーの道路を思い出した。こうやって見るとやはり植民地時代が長かったせいかヨーロッパのような風情もあって素敵なのだ。「いつもこんなにすいてるといいねえ」と話しながらヒルトンまで行くと、道路のジャンクションのところで大の大人が10人以上集まってクリケットをやっている!車が来るとみんなわ~っと脇に寄って通り過ぎるのを待っている。小学生か!でもそれくらい車も通ってないのだ。いるのは野良犬(すっごくたくさん野良犬がいる)とホームレス。でもホームレスのおじいさんやおばあさんも今日は交差点に立ってお金をせびるわけでもなく、道路の脇の日陰にぺったり座っている。こんなに車が走ってなかったら今日の稼ぎは期待できないだろうと思う。

あまりにすいていていつもの半分くらいの時間でヒルトンに着き、いざにほんばしに行こうとすると娘が突然「にほんばしいやだ!この前もその前もにほんばしだった!ビュッフェがいい!」え~!?急に変更?実はにほんばしは外国の日本食レストランにしては安くてしかも「これ和食じゃないでしょ~」というような変なアレンジもされてないのでとっても行き安いのだ。きれいなお膳の中ににぎりずし、のり巻き、天ぷら、刺身、の入った御膳が味噌汁つきで980ルピー(980円)である。(もちろん普通のスリランカ人にしては高い値段だけど)、他のもの食べるくらいならここである。でも娘もがんばる。まあ、確かに外食というとにほんばしばっかりかも・・・。

「わかったよ。じゃあビュッフェに行こうか」私たちはあきらめてビュッフェにした。ビュッフェだと大人一人分は絶対にほんばしでデザートのアイスクリームの天ぷらを足したよりも高くなるし、子供たちがビュッフェで食べたいものといえばパン、スパゲッティ、白いごはんなのだ。そんなのヒルトンで食べなくてもいいじゃん~!という炭水化物パレードなのである。まあ、でもたまにはいいでしょう。

とビュッフェレストランに行ったら・・・誰もいない。「今日閉まってるの?」と聞くと「ううん、開いてるよ」。閑古鳥である。ウェイターは暇そうにシェフとべらべらしゃべっている。中に入ると席に案内してくれたけど、ビュッフェカウンターにはなーんにも置いてない。客が少なすぎてビュッフェはやっていないのだ。娘に今日はアラカルトだけだよ、と聞くとそれでもいいと言う。もうしょうがない。座ってオーダーすることにした。

娘はキッズメニューのフェタチーネ、息子もキッズのコスミックバーガー!やって来たらべつにどこもコスミックじゃなかったけど(笑)。私とロビちゃんもパスタを頼んだ。パスタがやってきてさあ食べようとフォークを持った瞬間に娘が「ママ、トイレ」。慌ててトイレに一緒に行き、どたばたと戻ってくるとロビちゃんが心配そうな顔をしてひとこと。「これ、食べれないかもよ・・・」「えっなんで?!」「ちょっと食べてみて」私は自分が頼んだスパゲッティアーリオオーリオを一口。ぼは~っ!すっごい辛かった・・・・・・。またやってしまった・・・。

他のレストランなら口うるさく「辛くしないでね」と言うのだけど、まさかヒルトンのしかもパスタがこんなに辛いとは思わなかった。外国人ターゲットのレストランではそんなに辛くはしないものなのだ。まあ、でも私はアーリオオーリオを頼んでしまった。これはもともと唐辛子が入っているピリ辛のパスタなので、ここで唐辛子を入れることが最初からレシピに載っているメニューなら激辛なのも仕方がないかもしれない。ここの人たちは手加減はなしなのだ。ああ、アーリオオーリオwith Shiitakeマッシュルームと書いてあったので、「しいたけ?」と思わず頼んでしまったのだ。失敗した。

「こっちはどう?これも食べてみて」ロビちゃんが自分がオーダーしたフェタチーネを私にくれた。こっちはシーフードのクリームソースである。いいですか?みなさん、クリームソースですよ?!それがまた・・・辛い!!!どうなってんだ、こっちのシェフは!これじゃあイタリア人から苦情が来るであろうことは確実だ!だって、辛くないはずのメニューなのに辛さが半端じゃないのだ。それでも、まだなんとかこのクリームソースの方がアーリオオーリオよりは辛くなかったので、取替えっこしてこっちを食べた。それでも辛くて辛くて汗が吹き出てひいひい言って食べた。もうちっともおいしくなんかない。お金払ってなんでこんな苦労してごはんを食べにゃならんのだろう。ふと、ラムちゃんの星の料理も辛くてあたるがいつもたらこ唇になっていたのを思い出した。ラムちゃんなんて思い出したの久しぶりだよ・・・と思いながらがんばって食べた。

私のオーダーを食べているロビちゃんは、もちろんモルディブで辛いものいっぱい食べて育った人だけど、「いやあ、これは辛いよ」と言ってこれまた汗だくで食べた。子供たちは最初に運ばれて来たテーブルロールパンを気に入ってあるだけ全部食べてしまい、それでもうおなかいっぱいになっている。一体何しに来たんだか・・・。

またガラガラな道路を走って家まで戻り、あとは家でぼんやり過ごすことにした。あんまり辛くてすごく疲れた。お隣の大家さんは大忙しで声がこっちまで聞こえてくる。実は、大家さんのおばさんがお正月の前日に転んで肉離れを起こしてしまったのだ。日本と同じようにものすごい大掃除をしていて、お正月の3日くらい前からおばさんは大忙し。あっちを掃除、こっちを掃除、ごちそうの準備、大量の洗濯、いつもよりも多く動いて疲れが出てきた前日に勝手口のたたきで転んでしまったのだ。こちらの家はほとんどがタイル敷きで床がとても硬い。私たちも子供が頭から転ばないようにすごく気を使っている。とにかく、転んだら怪我をしやすい硬さなのに、滑りやすいのだ。

病院でレントゲンを撮ったところ、不幸中の幸いにも骨に異常はなかった。でも痛み止めの注射を打ったら気持ち悪くなって6回も吐いちゃったわ、とおばさんは嫌な顔をした。あんまり痛くておばさんはベッドに横になったきり、まったく動けない。「せっかくのお正月なのに動けないなんて残念だね」とロビちゃんが言うと、息子のハシタ君が「お正月だから怪我が多いんだよ」と苦笑いした。確かに、いつもやらないことをやったり、いつも以上に忙しかったりで怪我も多くなるのだろう。日本だって同じだよね。

そしてハシタ君の妹の女の子がめちゃくちゃ忙しくなることになってしまった。お母さんに代わって全部やらなきゃならなくなったのだ。一番下の女の子は今14歳でやっぱりまだ子供なのか、末っ子だからなのか、見ていてもちっとも手伝っていない。のんびり座ってテレビを見ている。そして、ハシタくんは一番上だけど、男だからなのか、これまた台所仕事は何もしていない。やっぱりアジアだから似てるのかな~男の子は手伝いしないのね・・・とちょっと残念。ここでも台所は女というのが一般的らしい。

そういえば、この家に引っ越して来たときも、この家を紹介してくれた元上司が「ここがキッチンだよ、これからヒロコが一番過ごすところになるね!」と言ったのでびっくりしたのだ。うちはロビちゃんがすごく料理が好きなので(いつも料理をしながら僕はシェフの仕事してみたいよ、とこぼしている)、私よりも手のこんだ料理を作っている。一度大家さん一家を呼んでうちでバーベキューをしたのだけど、ロビちゃんがすべて料理をしていたのを見て大家さんもハシタ君もすっごく驚いていた。あの驚き方では、こちらでは男の子が家で料理をすることは珍しいのだろう。しかし、よくないぞ~。男だって、料理くらいできないとね。

そして真ん中のお姉ちゃんがせわしなく働いているのがこちらの勝手口からも見えるので気の毒で、「早く良くなってねケーキ」を買って大家さんにプレゼントした。これならお姉ちゃんが疲れたときに食べられるだろうし。

そんなわけでいつもは実家に戻るのに今年のお正月はどこにも出かけられないとおばさんは言っていた。松葉杖で片足で動くので大丈夫な方の足も痛くなり、痛い場所をかばって体のあちこちも痛くなり、おばさんはとうとう動くのをあきらめた。「それに、一日がすごい長くてね~もう嫌よ」そう、動けないときって一日が長いよね!私もデング熱のとき毎日うんざりしていた。去年バイクで事故に会って足を複雑骨折したというお隣のおじさんが、おばさんに松葉杖のより上手な使い方をレクチャーしに来ていた。

いやはや、お正月ムードって何日までなのかな?でもお正月休みが終わって子供たちが学校に行き始めたらおばさん困っちゃうね・・・。私の作る料理じゃあ口に合わないだろうしなあ・・・。

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肌に合わない~

先日、口紅を買った。

というのも、こちらに来て日に焼けたら、日本で付けていたナチュラルな感じのリップカラーが目だたなくなってしまったのである。まあ、モルディブに住んでいた頃もそうだったけど、こっちに住んでいると日に焼けてしまって日本のファンデーションなんかは見事に使えない。一番濃い色のオークルでも浮いちゃうのだ。まあ、日本みたいにそんなにばっちり化粧するようなシチュエーションもないしね。

で、リップカラーもすっかり付けてんだか付けてないんだかわかんなくなってしまった。唇の色がないとなんだかとっても不健康に見えるので、一本明るい色のを買うことにした。それでなくても、モルディブに住んでいた頃の知人友人全員に「ヒロコはなんであんなにやせてるんだ。ちゃんと食べさせてないんじゃないか」とロビちゃんが言われているのである。確かに、あの頃より10kgはやせているのであれ以来に会うみんなはびっくりすることになる。「毎回言われて僕やだよ」とロビちゃんもこぼしている。せめて血色くらいは良く見せよう!

というわけでショッピングモールに行き一本買ってみた。早速付けてみると日本ではナチュラル系ばっかりだったからちょっと濃い気もするが、まあいいや。と一日付けたらなんだか唇が荒れた。まったく気にせず数日してまた使ったら今度は唇の皮がペロリとむけた。なにい!これかあ!

すぐに気がついた。確かに買ったときに450ルピーと言われて「安いなあ~」と思ってはいたのだ・・・。また安物買いの銭失いをしてしまったか~・・・。まさかペロリとくるとは思ってなかった。

でも、やっぱり欲しかったので、今度は同じショッピングモールでもブランドのところに行った。そこで色々見て気に入ったものはクラランスのリップカラーで一本2100ルピー。高いじゃないか~。でも他のブランドは総じて3500ルピーとかである。たかが血色の良さにそこまで払えん。ということで、2100ルピーのを買った。

これまた早速付けてみると・・・なんだか皮がむけてくるような気がする・・・。でも、もう無視だ!むけた皮は見えないことにしておこう!

そういえば、昔アメリカに住んでいた頃も向こうで買った化粧品はみんな肌が荒れたっけ・・・と思い出した。中でもある日本人が大好きのブランドの口紅でやっぱり唇がガサガサになった。一体何が入ってたらああなるんだろう・・・・・・?おかげで私はずっと日本製のものを使っていた。資生堂とかカネボウとか。一度も荒れたことすらない。やっぱり、日本のものってすばらしいよねえ・・・。次回日本に戻ったら口紅も買いだめして持ってくることにしよう・・・。なんだか、「日本に戻ったら買いだめリスト」が膨らむばかりだよん。

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浮世離れ

今日も何もすることがないので、夕方からのんびり近くのマクドナルドまで行った。もちろん、プレイランドで子供たちを遊ばせるためだ。

このマックは何度も来ていて、スタッフの数人はもう顔見知りになっている。まあ、私は外国人だし、覚えやすいっちゃ、覚えやすいけどね。キャッシャーのお姉さん、お兄さんひとりずつ(ハロー!マダム、とはじける笑顔)、そして子供の相手をしてくれるお姉さんひとり。

ここのプレイランドは、中のはじっこのスペースにクレヨンと大きな紙が用意してあって、そこで子供たちが床に座りこんで絵を描けるようになっている。常駐じゃないけど、いつも同じお姉さんが子供の相手をするためにそこにいてくれるのだ。そのお姉さんは子供のリクエストを聞いて絵を描いてくれて、それに子供たちが色を塗ったり、ボディペインティングまでしてくれる。お花が得意で、慣れた手つきですいすいとバラを描いたりしている。英語も他の人よりきちんとしていて、とても良いお姉さんである。幼児教育課とかの卒業かしら・・・なんて私は勝手に推測したりしている。

そのマックはいつもすんごく混んでいるのに、今日はガラガラだった。しかもプレイランドには子供がひとりもいない。実は、もうそろそろスリランカのお正月で、どこもかしこもお正月ムードでいっぱいなのだ。このマックも、天井からブラブラと金色の色紙を張った顔付きの太陽がたーくさん吊り下げられている。レジカウンターの上にはスチレンボードにこれまた金色のスプレーで色付けしたものが貼ってあって、なにやら字が書いてある。「あけましておめでとう」か、「Happy New Year」か、「謹賀新年」みたいなことが書いてあるんだろうけど、シンハラなのでもちろんわからない。窓ガラスにも一枚一枚にスリランカでお祝いのときに使う蜀台の形に切った金色のスチレンボードがぺたぺた貼ってある。ここは仏教国を謳っているけれど(もちろん他の宗教の国民もいます。大多数と政府が推しているのが仏教)、仏教って太陽信仰だったかしら・・・?なんて思ったり。それにしてもデコレーションの意気込みが普段と違う。近所のスーパーも大型ホームセンターも店員の制服が一気に変わって派手でおめでたムードいっぱい。

そして、あまりにすいているマックの中を見てふと、思った。もしかしてみんなもうお休みに入ったのかもしれない・・・。近所のマックなんかに行かないでお母さんの実家とか、旅行とかに出かけてるのかも・・・。そう言えば、昨日近所のスーパーで子供同士が仲良くなって遊んでいるすきに買い物をすませた白人のお母さんは幼稚園が休みだからドイツへ帰ると言っていた。しかし、私たちはここのことを全然知らない。これはちゃんと把握しておいた方が、あとで「え~休みなの?」ってなことにならなくていいんじゃないかとふと、思った。そこで、そのバラの絵の得意なお姉さんに聞いてみた。

「ねえ、今日なんでこんなにすいてるの?」

「ああ、さっきまですごいたくさんいたのよ」

「なんだ、そうなんだ・・・。あのね、実は聞きたいことがあるんだけど・・・」彼女はちょっと真顔になった。「なに?」

「お正月っていつなの?」アホな質問をしてしまった。

「え?お正月?12、13日よ」へえ~・・・そ、そうなんだ。

「学校っていつからお休み?」

「今日からお休みなのよ。インターナショナルスクールは昨日からだけど、公立校は今日からなの」なるほど!終了日だから学校が早く終わってみんな早い時間にマックに来たのか~!そして、昨日ドイツ人のお母さんが休みと言っていたのはきっとインターナショナルスクールなのだ。

「休みって、一週間くらいなの?」

「まさか。もっとあるわよ」

「じゃ、十日くらい?」

「ううん、二週間か15日間くらいね」

あららら~・・・・・・。実は、スリランカに住む期間を一ヶ月延長したので、こちらの幼稚園に一ヶ月だけでもテンポラリーで娘を入れさせてもらえないかと思っていた矢先なのだ。今朝日本大使館に電話して日本の幼稚園があるのかどうか聞いたところ、日本人学校はあるんだけど幼稚部はなくて、インターナショナルスクールの幼稚園はどうでしょうかというお話だった。そしてインターの幼稚園の連絡先を折り返し電話してお伝えしますと言ったっきり、大使館はなしのつぶてなのだ。なるほど、インターだからもうお休みに入ってしまっているのだろう。う~ん・・・間が悪かったなあ・・・。

間が悪かったといえば、娘に「こっちの幼稚園に行けたら行ってみる?」ともう話をしてしまっていたのだ。娘はすっかり行く気になっている・・・。娘よゴメン。私たちが移動しているせいで、娘はちっとも落ち着いて幼稚園に通えない。マーレで幼稚園に通い始めてせっかく慣れてきたところでスリランカに来てしまったし・・・。娘はお友達に飢えているのである。お友達と遊びたくて仕方ないのである。でも、こうやってプレイランドで同じくらいの年の子と会っても言葉が通じなくてまたジレンマなのである。娘よゴメン。

しかし、テレビもないので世の中のことがわからなくて本当に困る。言われてみればあちこちでお正月前の大セールをやっているし、どこのお寺もピラピラした飾りが付けられているし、いつもより浮かれた感じなんだけど、知らないと本当にわからないものだ。いやあ今日聞いてよかった。お正月の前にあちこち閉まっても平気なように買いだめして、オフィシャルな用事は全部すませておかないと。

テレビがないといえば、3~4日前もまったくニュースを知らなかった。いつものようにタクシーを電話で呼んだら一時間経ってもやってこないので、不思議に思ってもう一度電話してみた。するとオペレーターのお兄さんが「今道路が封鎖されてるから車はみんな動けないんだ」と言う。「なんで封鎖されてるの?」と聞くと「葬式だよ。昨日の」と言われた。前にもえらい人が通るとかで封鎖されてたことがあったけど、葬式ってなに???わけがわからなくて聞いてみると彼はびっくりしていた。「昨日の爆弾だよ!知らないの?!」・・・知らなかった・・・。

日本でもきっとニュースで流れたと思う。たぶん交通局の(Road Ministerと言っていたから)大臣がニガンボ地区にマラソン大会を見に行ったおりに、LTTE(タミル解放の虎)が爆弾を爆発させたのだ。死者(その時点で)15名、怪我60名以上という惨事になった。その亡くなった大臣のお葬式だったのだ。たまげた。

スリランカはタミルとシンハラでずっと内戦を続けている。タミルは南インドから来た民族で、シンハラはスリランカの民族だという説がもっとも強いが、必ずしもそんなに簡単ではないそうだ。長い歴史の中では血なんて混ざり合っているものである。日本人だって日本人と一言で言っても色んなルートから日本列島にたどり着いた人間たちの集まりなのである。でも、まあタミルとシンハラは違う民族ということで戦っている。ただ、そこにはイギリス支配から独立しようと国を統一して立ち向かおうとして、他民族、異教徒を排除しようとしたことにも発端があるとされる。タミル人だからと戦って、タミル人は解放されようとして反戦している、というだけのシンプルなものではないのだそうだ。ていうか、それってイギリスがかなり責任あるんじゃない?

今スリランカではしょっちゅう爆弾騒ぎがある。LTTEが公共交通のバスに爆弾をしかけ、犠牲になるのはまったく普通の市民、というのがほとんどだ。そして悲しいことに、これもカミカゼなのだ。爆弾を持ってバスに乗って、そのまま爆発させる。もちろん、持って乗った人間は覚悟の上なのだ。もう~なんでこんなやり方を日本は広めてしまったんだか。でも先月あった爆弾騒ぎは、一人の女性が荷物だけ置いてバスを降りたのでみんなが「なんだこれ!」と気づき、全員バスから降りたところで爆発して死者が出なかった、というものだった。不幸中の幸いである。そんなわけで、一番ポピュラーな移動手段だけど、私たちはバスは使わないのである。

話がそれちゃったけど、やっぱりテレビを買おうか、とロビちゃんと今日話しをした。どうせあと一ヶ月もいるんだし、テレビないのってなんかやばいね、と思った。新聞読めばいんだけどさ。ゆっくり新聞読めるような環境でもないからねえ。今日もマックに置いてあった新聞を熱心に読んでいたらプレイランドで楽しく遊んでいるはずなのに、「ママ、新聞なんか読むのやめて」と娘に言われた。集中して読んじゃうから、子供たちにとってはすごいつまんないんだろうね。でも集中して読まないと英語だからわかんないんだよね。

今日娘が仲良く遊んでいた女の子のお母さんは「ここにはよく来るの?うちはここの近所なのよ」と言っていて、私もうちもしょっちゅう来てることを言うと、「じゃあまた会えるわね」と言ってくれた。これでまた一緒に遊べるといいんだけどね。

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延長お願いします~

今日のお昼頃、ロビちゃんがマーレから戻ってきた。

本当は昨日の夜に戻ってくる予定だったのだけど、変わってしまった。なんでかというと・・・。

飛行機のチケットを買うときに、マーレで一泊して次の日に戻ってくる便にしたかったのだが、ロビちゃんが航空会社のデスクの女性に聞いたところ、一日に二本あって、朝の便と夜の便だと言う。ロビちゃんが「朝だと早すぎるから夜の便にしたい」と言ったところ、その女性は「朝だと・・・」のへんでもう「朝」に決めてしまい、朝の便のチケットにしてしまっていたらしいのだ。でもロビちゃんはちゃんと「夜の便にしたい」とまできちんと言ったのでそのチケットは夜のフライトだと信じ込んでいた。そしてマーレで確認してみたら朝の時間のチケットで、もうそのフライトは行ってしまったあとだったのだ。

確かに、私もチケットを見せてもらったとき、ロビちゃんが「夜9時のフライトだからこっちに着くのは11時ちかいね」と言っていたのを思い出したけど、夜だったら21時だよねえ・・・。チケットに「9」と書いてあるのはおかしかったんだよねえ。

でもわざわざ「夜に」と言ったロビちゃんはご立腹。まあ、そりゃそうだね。とにかくスリランカの人はわからなくてもなんでも「はいはい」と言ってしまう。私もアメリカでよく「日本人はなんでもイエスって言う」と言われたけど、ここはもっとひどい。しかも、わからないのに確認もせず勝手に自分判断で行動してしまうのである。だから今回のも「朝だと早すぎるから夜のにして」という全部の英語を理解できなかったんだけど、最初の「朝」が聞こえただけで朝のチケットを売ってしまうということになったのだ。全文わからなかったら「え?それは結局朝のですか?夜のですか?」って聞けばいいことなんだけど、彼らは聞いて再確認というのをしない。なので、自分がものすごい確認魔にならないと、こんなふうに後で大変なことになる。

スリランカに来てまだ二ヶ月だけど、何度もこういう目に会っているので私ももううんざりしている。まあお互い第二外国語でしゃべっているから100%通じ合えないのは仕方ないとしても、確認すればいいじゃないか!と思うのだ。そんなわけで、ロビちゃんは振り替えてもらった今朝の便で戻ってきた。結局マーレに二泊することになったわけだ。

とにかくマーレでいろいろ用事を済ませてきたロビちゃん、まず第一目標は、私たちがこれからやるホテルのビルの完成具合がどうなのか、だった。そしてロビちゃんいわく、「あれじゃあ今月中には終わらないよ。もう一ヶ月スリランカにいよう」だった。工事が遅れるというのはどこでも聞くけれど、ほんとに遅い!!!最初は12月が完成予定だったのだ。だから私たちも12月に日本からやってきたのに・・・ちっとも終わらない。そのホテルのビルに私たちも住む予定なので、今マーレに戻っても住む場所もないのだ。マーレでは短期間で貸してくれる住居はほとんどない。「向こうに行ってもいる場所ないから、あと一ヶ月スリランカにいよう」。というわけで、スリランカ生活の延長が決定した。

早くホテルを始めたいところだけど、もう今はとにかく待つしかない。遅いけど一応は進んでいるし、あと一ヶ月でなんとかはなるだろうというロビちゃんの見解に、辛抱強く待つことにした。もう後戻りはできないのでこらえるしかない。

日本から送った荷物もマーレに届いていたので、ロビちゃんがそれらもチェックしたけど、なんと食器のダンボールがぼろぼろに分解されてしまっていて、お皿がたくさん割れていたらしい。ショック!私は陶器が好きで、結構自分で気に入ったお皿やカップを集めて使っていたのだ。それがほとんど全滅したらしい・・・。日本の郵便局から送ったんだけど・・・ダメじゃん!!!電子ピアノも盗まれたらしくて届かないし、もう怒り爆発!人の荷物ってどうでもいいんですねえ。

ホテルが成功した暁にはおしゃれな皿を買ってやる!とひそかに心に思いつつ、どうせならあと一ヶ月スリランカ生活を楽しむことにした。ここに来て学んだことは、「全部自分で確認しなきゃダメ!」ということだね。ここで買ったホテルの備品も船便で送るとき、船に積むところまで見届けることにしました。インドネシアで買った備品はマーレに着いた箱を空けたら違うものが入っていたのもあったんだよ!!!ひどいよね。

でもヒルトン時代の元上司が、「ヒルトンだって新しいホテルをオープンするときに何百万も損してる部分もあるから、君たちが10万や20万損するのも必要経費だよ」と言っていたし、やはりヒルトン時代の他の元上司が独立して立ち上げたリゾートホテルは完成が12ヶ月遅れたのだそうだ。12ヶ月って一年じゃん!と言ったら「そうだよ~」と苦笑いしていた。「でもそのあとについてくるものが絶対あるから、今あきらめないでやらなきゃ」と言ってくれた。

会社のロゴを自分で決めて、それをいろいろなものにプリントしてもらっている。おとといはボールペンにロゴを印刷したものが箱で届いた。じゃんじゃん配れるようにホテルのビジネスカードも作った。もう早くやりたい気持ちでいっぱい。

でもあと一ヶ月。嵐の前の静けさということで、のんびりしましょうか~・・・。

今日の娘のドッキリ発言。

「ハウルの動く城」を見ていて、ハウルが緑のねばねばを出して闇の精霊を呼び出すシーンを見ていたら・・・。

マルクル「(闇の精霊を)前にも女の子にふられて出したことがあるんです!」

娘「ママ、じゃあハウルはつきあってる女の子はいないの?」

私「ええ?!うん、まあ・・・いないんだろうねえ」

「ふられて」という言葉と「付き合う」というシチュエーションが結びついているんですねえ。しかし、どこでこういうの覚えてくるんでしょう・・・。日本の幼稚園は通ってなかったので、まあテレビしかないわけですが~。我が子ながらドキっとさせられますねえ。

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のんびり日曜日

今日は休憩の日にした。

昨日は朝から遠出だったし、昨日の夜中ロビちゃんがマーレに出発したので私も眠い。眠いのに、子供達はちゃんと朝8時に起きて「ママ、起きようか~!」と容赦ない。いくら朝早く起きても、子供達は昨日の帰りの車の中で爆睡し、夜もいつもの時間に寝たから朝足りない分はつじつまを合わせている。私達はロビちゃんが家を出るのが夜中の12時半だったのでそれまで起きてたから、とっても眠いのだ。でも子供が起きたら起きないわけにはいかないので結局起きた。

でも娘がちょっと具合が悪そうだ。実は昨日ゾウさんに乗ってから鼻がぐしゅぐしゅしだしたのだ。私はふざけて娘に「ゾウさんアレルギーかもねぇ」なんて言ってみたけど、あながち的外れでもない気がした。だって、大きな野生動物だし、近くで見ると毛もポショポショ生えているし、ほこりまみれだ。猫だってさわってたらくしゃみが出るのにゾウさんに乗っかったんだもんねえ。それに、ゾウさん散歩の途中では何度も葉っぱや枝が足をこすったりばさっと頭にぶつかったりした。すごく高さがあるので木々にひっかかるのだ。何かの花粉もあったかもしれない。なによりも、ゾウさんに乗るために敷いてくれた毛布も洗ったことなんかないでしょう、という感じだった。娘はあの毛布の上に手を乗せていて、それで顔をさわってしまったのかもしれない。もう、心当たりが多すぎてわからないけど、娘は鼻がぐしゅぐしゅで顔もぼや~んとしている。

日本でも疲れすぎると娘も息子もぜんそくが出ていたので、今日は休憩の日にすることにした。ロビちゃんもいないことだし、わざわざ外で遊ばないで、家でのんびりしましょう~。子供達に「じゃあ今日は休憩の日にしようか」と言うと、二人とも大喜び。え~なんで~?そんなに出かけるのイヤだったんですか~?

ちょうど、でかいホームセンターで息子がブロックを欲しがって大きなブロックセットを買ったばっかり。どうやら二人は心ゆくまでブロックで遊びたいらしい。息子は「ぼくのブロッコリー」と呼んでいる。おいしそうだね。

このブロックを買ったとき、娘は「私も何か欲しい~!」と叫び、「じゃあどれが欲しいの?」と聞いたら一番高いバービーがいいと言ったのでぎょっとした。ブロックは中国製で大きなセットのわりには安い。でもバービーはブロックの3倍くらいの値段なのだ。確かに、ドレスは素敵だし、顔もきれいだし、人形好きな私も実はちょっと欲しいと思ってしまう。でも高い。なんかセットになってバービー以外にも付属品がくっついているので「色々入ってるね」と言ったら、娘は「じゃあこっちでいい」と、シンデレラの単体の人形にした。これならまあブロックと同じくらいの値段である。

さてそれぞれブロックとシンデレラを抱えて他の売り場を見ていたら、子供用のサンダルも売っていた。そのひとつを突然試着した娘、くるりと私に振り返り、「ママ、これぴったり。買ってもいいんじゃない?わたし、シンデレラやめるから」。
あらまあ。私がよく「じゃあ一個だけよ」と言うので自分から申告したのだろう。見てみるとサンダルの値段は556ルピー。シンデレラは1900ルピーくらいだったのでがっくりお安くなった。まあ、本人がそれがいいと言うのだから、いいのでしょう~。欲しいものよりおしゃれを選ぶ娘。すごいなあ・・・。私は靴一足しかなくて同じ靴毎日はいてでも欲しい本を買うやつだったなあ・・・。画集は高くて、靴に3000円は出せなくても画集に7000円とかは出してたのよね・・・。絵の具も量使ってたから高くついてたし、おしゃれとはわりと無縁だったけどなあ~。娘を見ているとすごいなあと思うばかり。

さて、子供達がブロックで楽しく遊んでいる夕方にまた雨が降り出した。雷もガラガラ鳴り出してすんごい土砂降り。停電する前にと私は急いで夜ごはんを作っていた。ガスコンロは使えるけど、停電するとチンができないから肉の解凍が困る。まあ今日は幸い停電しなかったけど、途中ものすごい雷で私もびくびくするほどの大音量でドカーン!絶対どっかに落ちてるよ~・・・と思いつつ、ここはキッチンからリビングが見えないので子供達も怖がってるかな・・・とちょっと包丁を持ったまま見てみたら・・・。娘は「ハイスクールミュージカル2」と共に踊りまくっていた・・・。「ラブ&ベリー」のダンスレッスンのおかげで、振り付けというものがあって踊っているというのを理解している娘は、DVDなので簡単に自分で戻して同じ歌を何度も繰り返してダンスを覚えようとしていた。黙ってじ~っと見ていると、まあまあそれなりに踊れている。いや、あくまでも4歳児なりに、だけど。特に日本にいるお友達がダンスを習っているというのを聞いてから、自分も習いたいと言うようにもなった。

「ハイスクール~」は出演者がみんな若くて学校で踊るので娘は大好き。日本ではディズニー・チャンネルで「ハイスクール~1」を見ていたが、こっちで「2」のDVDをもらったのだ。「2」は初めて見たので感想を聞いてみると、「1の方が楽しいね」と言う。まあ、パート2ってのは大体面白くなくなるもんだよね。それでも、もらってから毎日「ハイスクール~」を見続け、息子に「もうこれやだ!」と言われるくらい。最近はあのアメリカンな笑い方の表情まで鏡を見てマネをしている。あの笑い方をするとうちの娘はまったく外人である。「ママ、わたしもここに行って踊りたい~」ハリウッドですか~大変ですよ~・・・。まあとりあえずダンスの教室くらいに通えれば楽しそうだけど、マーレにそんなものあるかしらん。

ちなみに今日の夜ごはんはオムライス。急いで料理するってけっこう大変ね。

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ゾウさんDAY

今日は予定通り、ゾウさんを見に行く日だ。
私は5時半に起きてとりあえず自分の支度。そして6時にロビちゃんが子供達を起こした。けれど、昨日言っておいたにも関わらず、二人ともすっごい不機嫌。まあ、いつもより相当早く起こされているわけで、そりゃつらいはずである。
「も~!すっごく眠いのに~!」と娘は大泣き。息子は最初機嫌良くにこにこしていたのだが、ヨーグルトを食べたいと言い出したあたりからぐずり始めた。もともと、ヨーグルトは二つずつ買ったのだが、息子はヨーグルトが大好きなので昨日二つとも食べてしまい、残っているのは娘の分が一個だけなのだ。娘はわかっているから食べちゃダメと言い、息子は冷蔵庫を見て食べたいと泣き、二人でものすごい叫んでいる。日本で朝早くディズニーランドに出かけるときってこんなに泣いたっけ?と思いつつ、なんとか間を取り持っていると・・・やっとTさんがむかえに来てくれた。他人がいると気にしてちょっと良い子になろうとする娘はすっと機嫌を直した。すばらしい。このへんはおしゃまな四歳児さんである。

さあ、車に乗り込んで出発!Tさんの車で、Tさんの運転手さんが運転し、後部座席に私たち一家四人。ゾウさんが水浴びをする川はコロンボから車で2時間くらい。昨日の夜作ったサンドイッチやバーガーを食べながら、なんとかその川のある町まで泣かずにやってきた。その町はTさんの実家のある町なので、Tさんのお姉さんの家に寄って大きなバンに乗り換え、Tさんはそのまま自分の車で幼稚園のお祭りへ、私たちはTさんの運転手さんとゾウさんの川へ向かった。

この川はチケットを買って入る完璧な観光地で、私はロビちゃんと私の姉と一緒に来たことがある。娘を妊娠して日本で出産するためにモルディブの仕事を辞めるとき、これが最後だからと姉に遊びに来ないかと誘ったのである。遊びに来てくれた姉はモルディブの私達がいたホテルに泊まり、私とロビちゃんが日本に行くお別れパーティーにも出席して一緒にモルディブを後にし、ロビちゃんのビザを取得するためにそのままスリランカにも来たのである。モルディブには日本の領事館がないので、スリランカの日本大使館でビザをもらってからの日本への帰国だったのだ。でもただビザが発行されるのを待つだけなのもつまらないので、3人でこの川へゾウさんを見に来たのだ。

その場所は6年前と全然変わっていなかった。チケットを買い、おみやげ屋さんの間を川まで登り、川を見下ろせるカフェやレストランからゾウさんが水浴びをしているのを眺められるのである。川はとても広くて浅く、ゾウさんはあちこちで水に入って遊んでいる。高いところから川全体を見下ろし、そのゾウの数の多さに娘はビックリ。しかもすぐ近くをゾウが通ったり、お客の手からバナナなんかを欲しがったりする。お客さんはもうほとんど外国人である。

今日はスペシャルなので滅多に飲ませてもらえないファンタオレンジを飲めてそれだけで大満足の子供達。持って来たパンもそこでのんびりゾウさんを眺めながら座って食べた。テラスになっていてパラソルがあるし、ちょっと高い場所なので風が通って少しは涼しいが、そのテラスから離れるとものすごく暑かった。もう、フライパンの上の気分である。ゾウさんでなくても水に入りたいとこだ。

テラスで一時間くらいゆっくり見物したあと、今度はそばにあったハーバルガーデンに寄った。いわゆるアーユルベーダに使うハーブの植物園みたいになっている。案内係りのお兄さんが葉っぱをつまんでは説明してくれて、最後は小屋で頭と首、肩のマッサージまでしてくれた。全部ナチュラルだから痛みやかゆみもないし、くすりみたいな副作用もない、というのが自慢でいろんなクリームや飲み薬を売っている。まあ、日本人も漢方薬は身近だし、ケミカルを使わないで治すというのはとても納得できる。漢方薬、アーユルベーダ、ホメオパシーなど、やっぱりアジアは基本は似ているなあなんて思いつつ、数本ハーバルメディシンを買ってみた。外国人用の観光地なので、結構高くて値段を聞いてビックリ。う~ん、ま、観光地はこんなもんだと割り切るしかないか~。

そのあとはエレファントサファリというのをやった。つまりは、ゾウさんの上に乗せてくれるのだ。娘はどうしてもゾウさんに乗りたいと言うので、川から2分くらいのゾウさん乗り場まで行った。そこでゾウさんにバナナをあげてから、背中の上に乗せてもらったのだ。実は6年前に来たとき、私の姉だけゾウに乗った。私はさすがに妊婦だったので乗らなかった。ロビちゃんは今日せっかくだから乗りなよと言う。でも自分は乗らないと言う。確かに、子供達だけで乗せるのは無理だ。

というわけで、ゾウさんの上で娘と私で息子をはさむように座り、三人乗りすることになった。なにか馬の鞍みたいなのを置くのかな~と思いきや、ただ毛布をペロンと乗せただけ。さあどうぞ、と言われてちょっとしりごみ。ほんとに大丈夫なの???

いざ乗ってみると・・・・・・まあゾウさんの背中は広いので安定感はある。でも、すっごく高いのだ。この高さがちょっと怖かった。もし子供が落っこちたらどうしよう・・・そう思うとまさに手に汗握る。でも、握る手綱みたいなのはゾウさんの首に巻いてあるローブしかない。しかもおじさんがロープはつかまなくていいと言う。「ただ乗って子供をしっかりつかまえてればいいよ。落ちないから。リラーックス」と言われたがそんなにリラックスできないってば・・・。乗って私はこわごわ娘に「どうする?降りようか?」と聞くと意外や娘は「ううん、降りない」と言うではないか。息子も「へいき」と言う。そうですか・・・それじゃあ・・・というわけで、ゾウさんに乗ってお散歩コースを歩くことになった。

ゾウさんが歩くと左右にゆっさゆっさ揺れてなんとも言えない乗り心地。これ、ベルトもなんにもなしでこんな子供を乗せるなんて、日本じゃありえないなあ・・・もし落ちたら保障なんてないんだろうなあ・・・なんて思いつつ、ゆっさゆっさ進む。そのうちだんだん慣れてきてあまり怖くなくなった。子供達も何も言わずに乗っている。ただ、逃げ場がなくて日差しが痛い。すっごく暑い。こりゃたまらんので、25分くらいあるらしいお散歩コースを半分で引き返してくれるようにゾウ使いのおじさんに頼んだ。おじさんは日本に行ってたことがあると言って、カタコトの日本語を話していた。この、乗っているゾウも一緒に日本へ行ったのだそうだ。おじさんは「おおいた、とっとり、かごしま、」と自分が行った土地の名前を私に教えてくれた。ゾウさんとゾウ使いにも日本出張があるんだ・・・・・・あのゾウ使いの男の子の映画が流行った頃かしら・・・なんて思いつつ、もと来た道をまたゆっさゆっさ戻った。

ロビちゃんが待っている乗り場近くまで戻ってきたところで、ん?と気がついた。なんと、息子が寝ているではないか!息子は乗り物が大好きで、でも乗るとなんでも寝てしまうのである。多分振動が気持ち良いんだろうけど、毎日乗っているタクシー、モルディブで乗ったスピードボート、日本の電車、なんでも寝てしまう。日本で私が運転していた車でも、15分乗ったら大抵寝てしまう。でも、今日はゾウさんなのだ!寝てカックン、となってしまったら落っこちちゃう!私は娘と息子をサンドイッチにしてはさんでいた手をぎゅっと強くしてゾウ使いのおじさんとロビちゃんに叫んだ。「ぼく、寝てるよ!」するとゾウ使いのおじさんは「ああ、じゃあその子おろして。受け取るから」と両手を上に上げるではないか。大丈夫?落っことさないでよ?!私はもう気が気じゃない。するともう一人の若いスタッフが台の上に上って息子を受け取ってくれた。いやあ、ビックリした。

あとで息子に「ぼく、ゾウさんの上で寝ちゃったよ?」と聞くと、「うん・・・?ぼく、ねむかった」と大したことではないようす。私は頭の中でインディ・ジョーンズ2の撮影中に乗っていたゾウから落ちて足を捻挫したハリソン・フォードのエピソードが頭によみがえっていた。そういえば、9・11のあとにこのインディ・ジョーンズ2はアメリカで放映禁止になっていて最近やっと解禁になったといううわさを聞いたけど・・・なんだか大変そうですねえ。

ゾウさんにも乗り、バナナもあげ、満足した子供達はお昼ごはんを食べることにやっと同意。これまた川を見下ろせるレストランでお昼を食べて(観光地なので辛くしないでと言ったら通じて辛くなくておいしかった)、車で二時間、また帰ってきました。子供達は帰りの車中でもちろん熟睡。朝早かったから眠いのはもちろんのこと、灼熱の暑さは疲労度3倍、そしていつも家に帰りたがる娘が「もっと遊びたい」と言ったくらい満喫して、そりゃ寝ちゃうのは当然。まあ楽しい一日になったようで、良かった良かった。

そして、実はロビちゃんは今日これから早朝のフライトで一度マーレに一人戻るのだ。実際に向こうのビルの建設具合を見てからマーレに戻る時期を決めることにした。じゃないと何度電話してもモルディブの工事人たちは「もうすぐできます」と言うばかりで、やっぱり自分の目で見ないと信用できない。でも一家四人で行ってまだビルが全然できあがっていなかったら目も当てられないので、まずロビちゃんが偵察に行くことになったのだ。一泊だけなので、あさっての夜には戻ってくる。一番かわいそうなのはロビちゃんだ。今朝早く起きているのに今日これから空港に出発し、早朝のフライトで向こうに朝到着する。で、マーレに着いてからいろんな用事をすませ、あさっての夜のフライトで戻ってくるのでつまりは寝る時間がほとんどないのだ。その分、コロンボで子供達と一緒にがんばってお留守番しています~。ロビちゃん気をつけてね~!

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蟲(おお!この字があった!)

今日、大阪弁の得意なスリランカ女性Tさんから電話があった。
「明日ゾウさん見に行く?」
そう、スリランカはゾウで有名で、ゾウさんが何十頭も水浴びをするのを見られる場所があるのだ。前からTさんが一緒に行こうと言ってくれていた。
「むかえに行ってあげるけど、そのかわり朝早いんやけど、大丈夫?」
「早いって何時?」
「6時半」
「げ」
実はもうすぐスリランカの新年で、新年前の幼稚園のお祭りに出席しなきゃならないのだそうだ。で、その足でゾウさんを見に行こう、という。ゾウさんが見られる場所はコロンボからちょっと遠い。
「わかった。じゃあ、準備して待ってるね」
ということで、子供達にも何度も話して聞かせ(明日はゾウさんを見に行けるけど、すっごく早く起きるからね。Tさんが朝6時半に向かえに来るからそれで起きて行かなきゃゾウさんは見られないよ)、心の準備をさせて寝かせた。前もって聞いているのと突然起こされるのとでは機嫌の良し悪しが変わってくるのである。

で、子供達が寝てから早速明日の準備をしてしまうことにした。まず、起きてすぐに出発するだろうから、車の中で食べられるように朝ごはんを作っておくことにした。実は、さっき夜ごはんを食べたあとに卵をゆでておいた。でも、これが今日のビックリ大賞になってしまった。子供達とシャワーを浴びているとき、なんだかすごく煙臭くなってきたのである。私はゆで卵を作っていたのを思い出したけど、絶対、シャワーに入るときに火は止めたはずだった。だって、「シャワーを浴びるから火を消して、」と自分で確認しながら消したのである。でも、もしかしたら弱火になって点いてるのかも???あんまり煙臭いので私はとうとう怖くなってシャワーから飛び出した。すると、リビングがすごく煙っぽい。なんだか天井近くが白っぽくさえなっている。「ぎゃ~!やっぱりナベが燃えてる?!」とびしょびしょのままキッチンへ走ったら、ちゃんと火は消えている。ええ~???なんで???そしてふと、庭を見ると・・・ロビちゃんが集めたゴミを庭で燃やしていた・・・・・・。もう~~~やめてよ~!!!ほんとに心臓がバクバクしたのに!

ロビちゃんもスリランカ人も結構気軽にゴミを燃やす。最初ロビちゃんが庭でゴミを燃やすと言ったときに、私はロビちゃんにいかにダイオキシンが怖いものかをとうとうと説明した。するとロビちゃんは集めた枯れ葉とかだけを燃やすようになった。ていうか、こんな夜真っ暗な中でわざわざゴミ燃やさなくてもいいんじゃん?!ロビちゃんいわく「だって明日出かけるから・・・」。とってもきれい好きなのである。でも、私はタバコ一本の煙さえも大嫌いなのに、庭で枯れ葉を燃やされるのはたまったもんじゃない。私も娘も息子もぜんそく持ちなのだが、健康なロビちゃんにはどうも気にならないらしい・・・。

まあそんなこんなで濡れたまま走ってタイルですべりそうになったけど、ゆで卵は無事にできた。キッチンも燃えてないのでサンドイッチも作れる。まず、卵に日本食材屋さんで買ったキューピーのマヨネーズを混ぜて卵サンドを作ることにした。そして今日肉売り場で買って来たチキンハンバーグを焼きながら食パンに卵をはさんだ。ハンバーガー用のパンも買って来てあるので、焼けたチキンハンバーグをはさんでバーガーも作った。ここで一番むずかしいのは、なんと、あら熱を取ることである。なんでかというと、お皿に乗っけて置いておくと、すぐにアリンコがやってくるのだ!もちろん、熱々の間はさすがに来ない。面白いもので、熱いものに触れるとアリでもハエでも一瞬で動きが止まってはたと落ちる。見ていて「わあ、即死だ」なんて思ってしまうが、本当に一瞬のできごとなのだ。でも、冷めてくるとすぐに小さい赤茶色のアリンコがじゃんじゃんやってくる。

まあ、暑い国なので、虫はある程度は仕方ない。モルディブでもアリは必ず家の中にいる。でも、とにかくここはすごい。食卓なんていつもアリンコがレースのテーブルクロスの穴から出たり入ったりしている。だから子供達がちょっと食べながら遊んじゃったりしてテーブルの上に置いたままになっているとすぐにお皿にアリが入ってしまう。一番びっくりするのは、カップである。お水を飲んでいてそのカップを置いたままにしていて、飲もうと思ってのぞいてみたら、水の表面にアリが頭を下に向けてぐる~っと丸く輪になっているのである。みんなお水を飲んでいるらしいのだ!全員同じ姿勢でおしりを上に向けてびっしりぐるりとくっついているのでものすご~く気持ち悪い。暑い国だから、彼らも喉が乾いているのだろう。ミネラルウォーターはおいしいに違いない。でも、ぎゃ~!ってな光景なので、そのときはすぐにカップを持ち上げて流しに向かった。すると、今までいたカップ全体が急に揺れだしたから、アリンコも大パニック。そりゃ、地震よりもすごい揺れだよね。で、一斉に外に向かってぶわぁ~っと拡散し始めた。もう、カップを落とすかと思った。でも、このカップはスリランカに来ておしゃれなデザイナーズ店で唯一自分用に買ったマグカップである。そしてここの床はタイルで硬いので、落としたら確実に割れるのである。慌てたアリンコが取っ手を持っている私の手を這い上がってくるのにさらに慌てながら走ってカップを流しに突っ込み、水を思いっきり出した。あっと言う間にアリンコは点々になって流れていった。

このアリンコはとにかくどこにでも出没する。電子レンジの中に食べ物を置いておいてもレンジの中まで入ってくる。そんなときは食べ物を取って残ってるアリンコだけでチンしちゃう。ラップにぴっちり包んで置いておいても、ラップの隙間からどうにかもぐりこんで中で大量に動き回っている・・・。もういやっ!無事な場所は冷蔵庫の中しかないので、べつに冷たくしたくないものでもなんでもかんでも入れるくせがついた。しかしすごいなあ、と思う。

アリだけじゃなくてハエも蚊も相当いる。日中はハエがすごくて(でも夜はハエは飛ばない。どこにいるんだろ?)、私はとうとう飛文症(こんな字だっけ?)かと思ったら、本当にものすっごい小さいハエが飛んでいたなんてのは普通である。この小さいハエは目に向かって飛んでくるのでとっても気味が悪い。蚊もすごい。電気の液体蚊よけを24時間コンセントにさしっぱなしにしているけど、普通にいる。娘がいつも「ママ~かがにさされた~。かにのお薬ちょうだい」と言っている。一応彼女なりに変換しているのだけど、どうもあの昆虫が「か」という一文字だけの名前だとは思えないらしい。いつか私の「蚊にさされたの?」という言葉から気がつく日が来るかと思うとおもしろいのでそのままにしている。

さて、今日はアリンコに入られることなくサンドイッチもチキンバーガーも作ることができた。着替えもタオルもバッグに入れて、さてとPCを開けたらキーボードのボタンの隙間からアリンコが出てきた・・・・・・。もしかして、PCも壊されちゃうかなぁ・・・・・・。

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電気が消えて知る格差

先日、夜いつものように子供達を寝かせてから、一階でPCを開けていた。大体子供達と一緒に早く寝てしまうロビちゃんもその日は起きていて、暑すぎる~と言ってファンの真下のソファに寝っ転がっていた。
すると、突然外の外灯がバボン!という音を立て、次の瞬間に真っ暗になった。うちだけじゃない、お向かいの家もお隣も、みんな真っ暗。停電した~!ていうか、なんか吹っ飛んだ?!結構すごい音だったので、私はビックリ!「ぎゃ~!なに!?ロビちゃん!」
明るいのはPCの画面だけである。

PCのバッテリーがあってよかった~と、まずそれまでの作業をセーブし、雷と雨が降って停電したときに使うろうそくがもう常備してあるのでそれにガスコンロで火を点けた。

さっきバボン!となった外灯は、私達がここに引っ越してきてからすぐに、「この路地は暗すぎる」といって設置されたものなのだ。おかげで、とっても明るくなった。
「あの外灯のせいで電力オーバーしたのかな?」と私。
「そんなことないよ~。だってあれ付けてからもう一ヶ月は経つよ」とロビちゃん。それもそうだ。

電気が消えてからみんなが「なんだなんだ」と出てきて、外の路地が突然にぎやかになっている。ここから見る限りでもあたりは一面真っ暗。「ワタシも行ってくるよ」とロビちゃんもろうそくを手に路地へと出て行き、ご近所のガヤガヤに参加しに行った。

私は早く電気を戻して欲しくてハラハラ。だって、子供達が寝た後だけが、私の自分の時間なのだ。この時間にPCをやって、本を読んで、DVDを見て、とやりたいことたくさんなのに時間は少ないのである。電気がないと天井のファンも回らないので、一気に部屋が暑くなり暑がりの息子はすぐに起きてしまうのだ。いやあ~せっかく寝かせたのに~!

なかなか電気が復活しないので気になって私もちょっと玄関を開けて外のようすを見ていたらロビちゃんが戻ってきた。「お向かいの人が電気会社に電話したから大丈夫だって言ってたよ」「ほんと?よかった~。ていうかさ、」私はちょっと気になっていることをロビちゃんに聞いた。「あの家、すごい音してない?なんの音かな」そう、うちの隣の隣に4階建ての白いビルがある。大きなお屋敷だ。屋上にはでかいアンテナが乗っかっていて、空に向かっている。今私たちが住んでいる家に以前住んでいた、大阪弁が得意のスリランカ人女性Tさんが、そのビルを指してこの前教えてくれた。「あの家、ディルマーの社長の家なんやって」ええ~?解説しよう!ディルマーとは、スリランカで知らない人はいないくらい大きなお茶の会社なのである。どこのスーパーでもどこのお店でも必ずディルマーのお茶は売っている。毎日飲めるティーバッグもあれば贈答用のきれいなものまで、もうお茶と言ったらディルマーなんである。あのディルマーの社長さんの家?なるほど~。それであんなにでかいんだ~・・・。そして、そのビルから妙なブィーンという音がしてくるのだ。
「ああ、あれはジェネレーターだよ。停電したらきっと自動的にスイッチが入るんだよ」
なぁに~?!ディルマー邸は停電にも屈しないというのか~?まあ、停電が多いこの国でもし金持ちになったとしたら、確かに自家発電は考えるかもしれない。しか~し!電気が消えて一斉に路地に出てきた私たちは庶民というわけか~・・・。日本の格差社会なんて比べ物にならないくらいな格差の激しいスリランカである。

外からロビちゃんが蛍を一匹連れてきた。最近、この辺の近所に夜いつも蛍が飛んでいるのだ。まだ真っ暗なリビングの中を蛍がチカチカ、すう~ぃ、チカチカ、ふわ~っと飛んでいる。すっごくきれいだし風流なんだけど、蛍の光じゃあ絶対文(ふみ)は読めん!と発見。窓の雪はかなり明るそうだけど、何匹蛍がいても、蛍の光じゃあ暗すぎるよっ!コレで勉強なんて絶対無理!!!ファンが回らずろうそく点けて私達も汗がダラダラ出てきた・・・。20分くらいは待っただろうか・・・またブン!というすごい音と共に電気が戻ってきた。ああ~よかった・・・。子供達が起きる前に間に合った・・・。

しかし、スリーピンがダメになってしまった。スリーピンとは、いろんな国から輸入した電化製品なんかをそのまま使えるようにしている、このへんのアジアではとても便利なものである。四角いアダプターみたいなものに、5種類くらいの穴が開いている。その穴の、どこか入るところにプラグを差してそのスリーピンをコンセントに差し込むと何でも使えるというかなり乱暴なものなのである。どんな形のプラグでもスリーピンに入れちゃえという代物なので、もちろんデリケートな電化製品に良いわけがない。なので、スリーピンはしょっちゅう中で火花を吹いてはじけるという消耗品なのだけど、今回のこの停電で案の定、スリーピンの中が吹っ飛んでしまった。もう、何を差してもうんともすんとも言わない。

まずスリーピンを壁のコンセントに差して、そのスリーピンにプラグを差し込んで電子レンジを使っていたのでチンもできなくなってしまった。まあ、スリーピンはどこでも売ってるのでまた買ってくればいいんだけど、そういうときに限って次の日の朝、チンして食べちゃおうみたいな残り物がいっぱいあった。すごい不便だった。

果たして停電の原因はなんだったのかなあ・・・。それにしてもディルマー邸、すごいなあ。

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