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エレベーターもあるけれど電気がなきゃねえ

さてさて、猫騒動があったものの、うちの生活はというと、実は他の点ではちっとも変わりがない。やっぱり、まだホテル予定のビルに入居したいのを待っている状態である。

じゃあ、なにをそんなに待っているのかというと、実はビル自体はもう内装もほとんどできあがって、ロビちゃんが家具まで運び込んでほとんど完成間近なのに、ひとつだけ、できていないものがあるのだ。

それは、電気。

そう、電気が通っていないので、ロビちゃんたちも暗くなったら作業ができなくてその日の仕事はおしまい、というわけなんである。「電気さえ通ったらすぐにでも入居しよう」というのをずっと待っているのだけど、これがちっともである。なんでかというと・・・。

電気を外からビル内に通すための太いケーブルをマーレで数ヶ月待ったものの、一向に入荷がなく、仕方なくビルのオーナーはスリランカに注文した。スリランカからケーブルが届いたので開けてみたら、違う人の違うケーブルだった。そこでその旨を話すと「じゃあ送り返してくれればこっちに着いた次の日に航空便で正しいケーブルを送るから出した翌日に着く」ということだった。そこでオーナーが船便で送ってその送ったという証明書をスリランカの会社に送った。その証明書は送り出したという保障なので、その書類を見たら航空便で送ってくれるはずだった。ところが、向こうの会社は「実際に船便が到着して箱を開けてみないと、もしかしたら空っぽかもしれないからまだ出せない」と言う。話が違うじゃん、と思ったけど百歩ゆずってまあしょうがないかと船便が向こうに着くのを待った。実際に空っぽの箱だけを送ってくる国がたくさんあるからね。でもスリランカは近いのでいくら船でも2~3日で到着するはずだ。ところが、ちっとも連絡が来ない。私はイライラして毎日ロビちゃんに「ケーブルどうなってんの?」と聞いたけど、ロビちゃんがオーナーに聞くと「もうすぐ」とか要領の得ない返事。絶対にスリランカの会社に再確認なんてしていないんだと思う。そして、やっと連絡が取れたと思ったら今度は「航空便はお金がかかるから、船便で出す」とのこと。なに~~~!ここで私はブチ切れた。

ここまでの間にすでに何ヶ月も待っているんである。この、一本のケーブルのために、である。大体、一番最初に間違ったのを送ってきたのはそっちじゃないか!自分の責任だろ!と思うのだけど、こちらでは「モノがある」側が強いので、すでに全額お金を払っているのにも関わらず、こちらが怒ってはいけないのだそうである。怒ってケンカでもしたらモノを送ってくれないかもしれないから、と言うのである。確かに、そのケーブルは絶対必要で、それがなければ電気は通せなくて、日本みたいに「あなたがそうなら他で買うからいいわよ」というわけにはいかないのである。他はもっとひどいかもしれないし、そのモノ自体、もう見つけられないかもしれないのである。ないものは出せないから、モノを持っていて売れる側が強いんである。

しかし、私は頭にきた。その一本のケーブルのために高いお金を払って仮住まいでめちゃくちゃ不便な暮らしをしているのは私たちなのだ。ここで、私は考え方を変えた。我慢してここでがんばっているから頭にくるんだ。がんばんなくていいじゃないか。

「ロビちゃん、ケーブルが今週来ないんだったら、私子供連れて日本に帰る」私はロビちゃんに言った。まさに、「わたくし、実家に帰らせていただきます」ってな感じだ。まあ、実家だよね、実際。だって、マーレにいても一ヶ月馬鹿みたいにお金がなくなっていくんだから、飛行機代使っても日本に戻って、おいしいもの食べてる方がいいよ、と思ったのだ。マジで。日本に帰れないと思っていると辛いからいつでも帰れると思っていればいいし、本当にべつにいつ帰ったっていいのだ。

しかも、ここにいなきゃと思っているひとつの理由に子供たちの幼稚園があるんだけど、どうやら賃金のことで7月1日から先生がストライキを起こすので学校が休みになりそうだというニュースも聞いた。それなら無理していることないんじゃない???

いつもなるべく家族一緒にいよう、という考えで私もロビちゃんも動いてきたので、ロビちゃんはちょっと意外みたいだったけど、でもさすがに今回のシチュエーションはロビちゃんだってわかる。「そう、帰る?」ロビちゃんが聞くので、「帰る!もう帰る!明日飛行機のチケットの値段聞きに行くよ!もうスリランカとなんの取引もしたくないしStupidケーブルも一分も待っていたくないね!」と私は一気に言った。ロビちゃんに当たるのも申し訳ないんだけど、ロビちゃんは私に直接オーナーや取引先と話をさせたがらないので(まあ、私だったら確実にケンカするし)、私はロビちゃんにしか言う相手がいない。で、言わせてもらった。悪いけど、一ヶ月や二ヶ月なら待てるけど、もう七ヶ月待った上でのことなのだ。これ以上はさすがの私の堪忍袋の緒も切れる。

第一、スリランカは本当に私は合わないらしい。どうも彼らのやり方は好きじゃない。うちのホテルで出すティーサービスのお茶に、スリランカのディルマーティーを使おうと思ってディルマーのマーレオフィスに電話したんだけど、「ああ、じゃあ連絡します」と言ったきり、これまたなしのつぶてなのだ。本当にいい加減だ!もうディルマーも使わないことにした。ご近所のマーレオフィスなのに電話一本できないなんて、一緒に仕事をしていける相手とは思えないからだ。

そして私が「もう日本に帰る」宣言をして昨日マーレのHISオフィスに行ったらそこでは航空券は扱っていなかったんだけど、勤務している日本人のお姉さんと仲良くなってごはんの約束なんてして家に戻ったら、ロビちゃんからケーブルが港に着いたから受け取り賃を払いに行くというのを聞いた。

あら、届いたのね。日本に帰るとか、言ってみるもんだね。

さて、これで配電の人たちはいつ来てくれるでしょう???

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コメント

チビクロちゃん、天に召されちゃったんだね。。。はじめの方をドキドキしながら読んでいたけど、途中ドーッと涙してしまったわー!短い命だったけど、博子ちゃんの手の中で安心して天国に行けただろうね。
そして、新しい仲間のメリーちゃん!すごいタイミングでびっくり><もしかして、ハムさんの粋な演出?!なんて思っちゃったけど。。違うかな^^;;子供達のいい遊び相手になればいいね~♪

ところでモルディヴにはもう7ヶ月もいるんだっけ?あ、8ヶ月かな?!なんか早いねー、、って待ってる博子ちゃんはそんな事ないかな?しかし、ちょっと時間かかりすぎだよね!日本では考えられない仕事の遅さだね!!これも文化の違いなのかな。。しかし、マイペースの域をはるかに超えてるね!こりゃ堪忍袋の尾も切れるわ。。
でもあともう少しなんだね^^オープン、楽しみにしてまーーーす^^♪

投稿: リエ | 2008年6月30日 (月) 16時32分

リエちゃん~!
私も同じ日に猫がやってきてビックリだよ!でも、演出でもなんでもないの。ほんとに、目の前のモスクで拾ってきたんだって。不思議だねええ。
そうなの、もう7ヶ月だよ、7ヶ月!今月こそは、と思って待っているから余計にイライラするんだろうね。そりゃあ、少しくらい遅れるのは当たり前かなと思ってはいたけど、まさかこんなに長くかかるとは思ってなかったし。まあ、ここでは本当に普通らしいのでお国柄と考えて仕方ないことなのかもしれないけどねえ。早く電気通ってほしいわ~!

投稿: ヒロコ | 2008年7月 1日 (火) 15時50分

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