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日本のテレビ

先週、たまたま友人のKちゃんと一緒にスーパーでお買い物をしていたら、Kちゃんが面識のある日本人の方とお会いした。
私はその方は初対面で、マーレで仕事をしていらっしゃるのだそうだ。
その方はDVDをたくさん持っているそうで、私が子供を連れているのを見て「子供用にアニメを録画したDVDがありますから差し上げます」と言ってくださった。

そして今日、本当にそのDVDをいただいた。
子供たち二人が幼稚園に行っている間に受け取ったので子供たちは知らない。そこで、見る前にも使わせていただくことにした。
「みなさん!」幼稚園から帰ってきてお昼ごはんを食べてすぐの子供たちに言った。「今日はすごいおみやげがあります!でも良い子にしかあげられません!二人は良い子ですか~!」わざとちびっこショーみたいに言ってみた。娘はぽかーん。「ママ、おみやげってなに?」「どんな甘いもの?はやくたべたい!」とおいしいものしか頭にない息子。「食べ物じゃないよ。DVDだよ」娘はそれでもしらっとして「え~なんのDVD?おもしろいの?」と結構シビア。「これはねえ、この前会った日本人のお姉さんからもらったんだよ。日本のマンガを録画してあるんだよ。プリキュアも入ってるって」すると娘、みるみる顔色が変わって飛び上がった。「え~~~!ママ、プリキュアって、新しいやつかなあ?!」「うん、ママもまだ見てないからわからないけど、きっと新しいやつだと思うよ」「きゃ~やった~!!ママ、早くみたぁ~い!」「だから、今からさっさと買い物に行って、戻ってきてゆっくり見よう。見だしたら長くなるから、ゆっくり見た方がいいでしょ」「わかった!」
娘はすごい速さで出かける支度をし、息子はなんとなくつられて急ぐ。
近所のスーパーで夜ごはんの買い物をして、さっさと帰宅。これで、二人がDVDを見てくれている間に私は夜ごはんを作っちゃえばOK。

でもまだちょっと早かったので、一番最初のプリキュアの前半を一緒に見た。
さて、私たちが一番喜んだのは、何だったでしょう・・・。
それは・・・CM!
「わあ~~~日本のコマーシャルだ~!」「これ初めて見る~」そして丸美屋のごはんにまぜるわかめや炊き込みごはんの素、なるCMが立て続けに流れると・・・「ママぁ~~~!おいしそーーーっ!!!」「ほんっとにおいしそうだね~!」と大興奮の私たち(笑)。嵐が出てるCMを見た娘は「あっ、この人知ってる!だれだっけ?」「誰だっけって、松ジュンじゃん」娘は日本にいたとき松ジュンが大好きだったのだ。でも子供の脳ってのは吸収が早い分忘れるのもとっても早く、今言っても覚えてないことがすでにいっぱいある。画面を見つめて娘が「あ~そうだった・・・」。松ジュンが好きなんて幼稚園からそんなに基準が高くて大丈夫かしらと思っていたけど忘れ去られていたのよね・・・松ジュンすまん。幼稚園児なんてそんなもんだ。「くれよんしんちゃんに出るよ!」と言うおっぱっぴーも出てきて息子も「あ~・・・」と驚いた顔。あんなに大好きで毎日「おっぱっぴー」を連発していたのに今までまったく忘れていた自分にびっくりしてるみたい。数ヶ月前に「僕、おっぱっぴーもうやらないねえ」と聞いたら「なにそれ?」と言っていたので、本当に忘れちゃってたんだよねえ。でもテレビで見て「あっ・・・」と記憶がよみがえったみたいで、その後私に向けた顔は満面の笑み!その他にもテレビ番組の宣伝が出ると出演者を見ては「あっ!この人知ってる!」と叫ぶ娘。驚いたのは清水みちこさんを見て「ママ、ちびまるこちゃんのお母さんだ!」ほお、それは覚えてたんだねえ。これは、初代ドラマ版ちびまるこちゃんの話ね。娘は初代のちびまるこちゃんのドラマが大好きでツタヤで何度も何度も何度も!DVDを借りては何十回も見ていたんだよねえ。あんなに見たなら買った方が安かったかな?って思ったくらい。

娘はとにかく新しくて見たことのないプリキュアに大興奮。息子はやっぱりプリキュアよりはアンパンマンで、アンパンマンになるとすっごい真顔・・・。動きも全部止まっちゃってじーーーっと見入っている。大好きな通称「まるいパン」を食べているときも食べる手が止まっちゃってパンを手に持ったまま、口の中に入っているパンは噛むのも忘れてテレビに釘付け。子供ってこれくらい集中して見ちゃうから、倒れちゃったりするんだねえ。そしてプリキュアになると動き出す(笑)。プリキュアはやっぱり興味が続かないんだね。

しかし、テレビで日本のコマーシャルつきの番組を見ているとなんだかまるで日本にいるみたいですっごく変な感じ。でもDVD買ったら高いんだから、こうやって日本の番組を撮ってくるのっていいよねえ。そのDVDにはプリキュアだけじゃなくてアンパンマンやポケモン、きらりん☆レボリューションなどが入っていて、かなり長い間楽しめそう。遊びに来たKさんとこの一番上のお兄ちゃんは「僕、ポケモンが世界で一番好き」と言って、ポケモンを黙~って真剣に見ていた。ポケモン、今だ強し。
初対面でこんないいものもらっちゃって、Yさん、ありがとうございました!

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にぎやか三連休

最近、うちはとってもにぎやかである。下の階に住むKさんの子供三人が毎日遊びにやってくるからである。
ただでさえ狭い我が仮住まいに子供が五人、しかも三人はうちより年上なので私にはとても大きく見え、それはそれはにぎやかだ。私の「男の子」はうちの三歳になったばかりの息子が基準なので上二人のお兄ちゃんはすっごく大きく感じられる。

私たちが今借りているアパートはリビングとキッチンをパーテーションで区切ってリビングの方をオフィスにしてあるので、そちらにパラパラと知らない人もやってくる(オフィスの主のおじさんは知っている)。その人たちはドアを開けるといきなり奥の部屋とキッチンをドタバタ子供たちが追いかけっこをしたりかくれんぼをしたりして走り回っているのを見てどびっくり!
さて、ここでびっくりしている理由その①子供の人数の多さ?でもモルディブでは親戚一同で一緒に住んでいるので子供もいとこ同士とか、かなりな人数で一つ屋根の下に住むのは普通。理由その②全員の私への似てなさ加減。全員お母さんが日本人でお父さんがモルディブ人という子供たちだし、そのうち二人は実際に私の子だけど、実はみーんなモルディブ人に見える。しいて言えばうちの息子が一番和風に見えるけど、日に焼けて色が黒いのですっかりご当地キッズである。

なにはともあれ、みんなオフィスだと思ってやってきて中のあまりなアットホームさにギョッとする。私もそんな中、鍋で何かを煮ていたりして、一応誰かが来たら「ハロー」と声をかけるのだけど、さいばし持って料理している外国人なのでこれまたギョッとされる。日本人は食べるときだけじゃなくて料理まで箸でするのか?って顔に書いてある人もたまにいる(笑)。でもオフィスで仕事している人たちにはとても申し訳ないと常々思ってはいるんだけどね。なんでって、子供がすごい超音波で叫びながら走り回り、しかも醤油やみその匂いがプンプン充満していて、その上火を使っているからすっごく暑くなる。オフィスにはエアコンはないのだ。でもガスの火が消えちゃうので、料理中は天井のファン(大きな扇風機)は使えないので、きっとオフィスはすっごい蒸し風呂だと思う。まあ、それでも、うちも家賃払ってここにいるわけだし、こうやって部屋を個別に貸し出しているのはこのオフィスの主のおじさんなので、もちろん文句は言われないけどね。それに、モルディブでは子供のことでは一度も文句を言われたことはない。どんなにうるさくても、何かを盛大にこぼしても、こちらが謝ると「子供はそういうものだから」と笑ってくれるのだ。子供大好きモルディブ人ならではだけど、その点は本当に本当に助かっている。日本では子供連れて電車乗っても「こんなベビーカーで電車乗って」とか怒られたこともあるくらい、子供連れには冷たい国だと思うからだ。特に、子供を連れている母親に冷たいと思う。「あんなに泣かせておくなんて母親は何してんの」とか言われるけど、子供なんてどんなにしても泣き止まないときは泣き止まないんだよ~!別に何も対処しなくて泣かせているわけじゃなくて、子供ってのは自分が泣きすぎて吐くまで泣いたりするもんなのだ。でも、それを知らない人が多くて、泣いたりうるさくしたりしているととっても冷たくされたり母親が叱られることが多い。ほとんどの母親は子育てに一番労力を注いでいて(めちゃくちゃ献身的な父親というのはまだまだ少数な気がする)、家事や育児はがんばってもその努力は評価されることが少なく(やって当然という考えが根強いから)、なのに何かあると母親が責められる、というかなり追い詰められる状況だと思う。それでもっと産んでもらわなきゃ、って言われてもねえ。そういうのを見てきて、「子供=大変」という図式しか頭に浮かばなくて「それなら特に産みたくない」と思う人がいたって自然だよ~と思ってしまう。たくさん産んでほしいなら「産んだらこんなにいいことがありますよ~こんなに楽しいですよ~」って方が効果的だと思うんだけどね。ただ「子供三人産んだらお金あげます」ってだけじゃあ、少子化は止まらないよね~・・・。

さてさて、話を戻して、先週の土曜日、そのみんなで裏のビーチに泳ぎに行った。三連休(モルディブの独立記念日だった)のビーチで人がたっくさん!その人混みの中で在住の日本人の方に会った。その方も家族一緒で、私とロビちゃんと走っていく子供たちを見て「・・・お子さんこんなにいらっしゃいましたっけ・・・?」。いえいえいえ。でも子供が多いってのは子供同士にとってはやっぱり楽しいもんなんだよねえ。息子なんて風邪引いて微熱がまだあったのに、どうしても入るって言って海に入ってしまった・・・。最初ビーチに行く前に「みんなでビーチに行くけど、ぼくは今日は熱があるから入れないんだよ。ママとビーチでジュース飲もうか」とジュースでつったら、息子はあっさり納得して「ビーチでジュース♪ビーチでジュース♪」と歌まで歌っていたのに、ジュースをごごご~っと飲み干したとたん、「ママ~!ぼくも入る~!」と大泣きして着てたTシャツとズボンのまま、海の中でみんなと泳いでいたロビちゃんのところへ「パパ~!」と飛び込んで行ってしまった・・・。しっかりジュースは飲んでいくんだから、なかなか要領がいいじゃないか~。あ~あ~今夜熱上がるかな~と心配しつつも、もう飛び込んじゃったもんはしょうがないので好きにさせることにした。息子は久しぶりだったのもあって大喜びでばっしゃんばっしゃん泳いでいた。さて、夕方6時近くなったので上がることに。もちろん、モルディブだし「裏のビーチ」だからみんな手ぶら。タオルも普通持ってこないので、ずぶ濡れでボタボタ水を垂らしながら歩いて家まで戻り、家でシャワーを浴びる。まあ、歩いてって言っても数分だからね、どうってことないんだけど、もう夕方だったので子供たちは「うわ~寒い~寒い~」と言いながら小走りに家に戻り、シャワーを浴びると「はああ~」と安堵の声(笑)。そして息子はと言うと、なんだか海で風邪を洗ってしまったらしく、熱も下がってすっかり元気に(笑)。ロビちゃんは「モルディブ人はみんなそうだよ。風邪は海で治すんだ」とか言ってますが、三人兄弟の母、Kさんは元看護士で「いやあ、風邪の治りかけに海で泳いじゃあダメでしょう」と言っていた。そうだよねええ。

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ハッピーバースデイ

昨日は息子とロビちゃんの誕生日。そう、同じ日なのだ。

朝から息子に何が食べたい?と聞いてみる。リクエストは「あのね、にくとごはん」。そう、息子は肉マンなのだ。も~肉が好き。はいはい、肉を作りましょう。

ということで、二人を幼稚園に迎えに行ってお昼ごはんを食べさせてから、まずごはんを炊いて日本から送ってもらった寿司太郎を作った。みなさんご存知の通り、「まぜるだけ~♪」なので超簡単。一応薄焼きたまごくらいは作ってそれを細く切って錦糸卵に。たまごと海苔をふりかけて一品できあがり。

あとはロビちゃんが作ってくれると言うので、お願いすることにした!誕生日の本人に作らせちゃっていいのか?って気もするけどまあいいや(笑)。息子の「にく!」の指令を受け、私は昨日鳥の凍った丸々一羽分を買って解凍してあったので、ロビちゃんは早速それをおろして鶏のからあげ作り。からあげ粉を日本食屋さんから買ってきてあったので、それで日本の味付けにできる。それからロビちゃんはフィッシュマーケットでマグロを買って来てにぎり寿司まで!作ってくれた。

そこらへんで私は子供二人を連れてケーキを買いにベーカリーへ。息子の気に入ったケーキは15分くらい待ってと言われたのでその場でちょっと待ち(絶対30分は待った)、名前も書いてもらった。しかし二人分なので名前がケーキの上いっぱいいっぱい。イマイチ読めないんだけど、まあいいでしょう。

アパートに戻るとロビちゃんは釣ってきた魚をカレー風味に焼いていた。それから私が子供たち用と大人用のサラダを作ってやっとできあがり。あっ、飲み物忘れてた!と近所のお店までジュースを買いに走り、あっろうそく!とろうそくもついでに探し、どたばた走る。助かるのは、今雨季で毎日曇り空、すごい風、ちょいと雨、で涼しいこと。ここの暑さは暑いだけで疲れるからね。

余談だけど二日前の夜に大雨と強風で船は三艘壊れてフルマーレ島に座礁し、あちこちの木が折れ、うちのホテル予定のビルの一番上の階のドアのガラスが割れた!被害甚大なのであんまり涼しくて好き♪とかも言ってられないんだけど。今日も波は大荒れでドーニ(船)はまるで木の葉のように揺れてちょっとした遊園地ののりもの状態。私は船酔いしないので(ここに合ってる?)ちょっと楽しそうだなとか思っちゃうけど、もちろん危ないので隣のフルマーレ島との連絡船も欠航状態。天候が悪いと島って取り残されちゃうのよね。こういうときに、やっぱり住むのって首都が(首都って言っても島だけど)いいのかな~って思っちゃうね。

さて、そんなこんなで強風の中、お誕生日の準備が整った。

そんなすごいパーティーじゃなくて家で楽しく、ということで一番ご近所の日本人のKさんとKさんの子供たち三人に来てもらった。子供たちは日本語で遊べるKさんの子供たちと遊ぶのが大好きで、来てもらうのも息子のリクエスト。しかし、息子はいつもお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊びたいと言うのではなく、Kさんの名前を呼んで「ぼく、Kさんがすきなの」と言う。う~ん、マダムキラー?確かにKさんは生き生きしている素敵な女性です。

みんなが集まり、料理を並べて「いただきま~す!」。でもうちは一間間借り状態なので(キッチンは自由に使っていいんだけど)、全員が座れる椅子もない!なので男性陣(ロビちゃん、ロビちゃんのお兄さん、弟)は立食となった。ロビちゃんもお誕生日なのにねえ。スイマセン。

そして!あっと言う間になくなったにぎり寿司!Kさんの子供たちもうちの子供たちもまずマグロのにぎり!もちろん、今日上がったばっかりのマーケットからの新鮮なマグロ。そして、酢飯まで自分で作ったロビちゃん。日本人の妻がいながら酢飯まで自分で作る!えらすぎる・・・。みんなに「えっヒロコさんがお寿司担当じゃなくて?」と言われるけど、うちは本当にロビちゃんが料理担当です。わたしゃ寿司太郎ですから・・・。

あまりに動いて何でもやってくれるロビちゃんを見てKさんもビックリ。言葉すくなに「当たりを引いたね・・・・・・」。まあ、一般的にモルディブ人の男の人もあんまり家の中のことをしないので、ロビちゃんを見るとみんな驚く。あ、でもモルディブではフィッシュマーケットに行って魚を買うのとそれをさばくのは男の仕事なので、大抵魚はやってもらえるかな。私はもちろんあんな大きい魚はおろせません~。って、覚えろよ~ってかんじ?

さて、Kさんの子供たちと遊んで誕生日も楽しく過ごせたようす。よかったよかった。もう三歳になったのか~という思いと、産んだのってたった三年前なのか~という思いが両方あって不思議な感じ。そして、数十年前にロビちゃんもこの日に産まれたんだよなあ~と思うともっと不思議!。その日もこんな雨季の中の日だったのかなあ~。

ロビちゃん、息子、お誕生日おめでとう~!

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貼りたいだけなのよね~

先日息子が幼稚園から帰って来て制服を脱ぎながら文句を言い始めた。

「あのね、ぼくね、幼稚園のね、すべり台に足ぶつけたの~!」

「ほんとう。痛かった?」

すると突然涙声になりべそをかきながら「いたいの~!ここなのよ~!」と必死に主張。息子は私とお姉ちゃんとしゃべっているせいか、(ロビちゃんとも日本語だけどやっぱり時間的に一番長く一緒にいるから)「~なのよ」と女言葉を使うのだ。確かに、彼が言う場所を見てみると皮がぺろっとむけていた。

「あらあ。これは痛かったね」すごく小さくむけているだけだけど、一応彼の主張を認める。

「うわあ~ん。いたいの~!ママ、バンドエイド~!」

しかし、マーレで買ったバンドエイドはどの種類も30年くらい前の日本で売っていたようなバンドエイドで、テープが分厚く貼ると肌にのりがべっとりとくっついて取れないのである。バンドエイドを取った後もずっとのりだけがくっついてそこが汚れて黒くなってすんご~く汚いのでうちはバンドエイドはもう買ってないのだ。

「ないよ、バンドエイド」

「いやあ~バンドエイド貼りたいのよ~!ああ~ん」と泣いた後急に真顔に戻って「あれ、ママ痛いのどっちの足だっけ」。

痛くないんじゃん?それ。

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ピアノもきっと痛い?や、弾けないけど

今朝、娘が「ママ、おいのりさんつくって」と言うので、おいなりさんを作った。

おいのりさんというのは、まあここではおいのりという言葉を使う頻度がとても多いのでよく耳にする言葉ほど覚える子供にとっておいなりさんはおいのりさんに聞こえるらしい(笑)。先日母から送ってもらった箱においなりさんのあげを入れてもらったのだ。パック舗装されているから日持ちもするし軽いから送るのも簡単。しかもこちらで調理しなくても良いのですばらしい食材なのだ。

日本にいた頃は味つきのあげなんて甘すぎて「やっぱり家で煮るのが一番よね」とか思って買ったことなどなかった。しか~し!日本を出てマーレで食べるおいなりさんのおいしいこと!!!先日日本人の友人のKちゃんの家でごちそうになってから母にリクエストして送ってもらったのだ。

しばらく日本米がなかったのだけど、日本人の方がたくさん集まったときに「あ、STOにお米入荷したよ」という貴重な情報をいただきすぐに行ってお米を5kg購入!それを炊いて酢飯を作ってあげに詰めておいなりさんを作った。

このおいなりさんのパックを包丁で切ろうと思ったときに包丁の進行方向に手を添えていたので「こうやって切って手を切る人がいるんだよな」と思って切ったら案の定薬指の腹をすっと切ってしまった!アホや!

いつも全然切れないなまくら包丁でイライラするくらいなのに、こういうときだけ切れ味がいいってどういうこと?すぐにす~っと血が線になって出てきた。あらまあ。でも全然深くなかったので大したことないんだけど、チリチリとしみる。料理してて(ていうかパックを切っただけだから料理ですらない?)包丁で切るなんて何年振りだ???なんて思いつつそのまま忘れていた。

で、今パソコン始めたら・・・痛いじゃないか!薬指なんて何に使ってたっけ?ってくらい自覚がなかったんだけど、結構薬指も使うのねえ。「S」とか「A」とかいちいち痛いんですけど~・・・。まあおいなりさんがおいしかったからしょうがないね。

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ソーシャルライフ

マーレに引っ越してきてもう7ヶ月。途中スリランカに行っていたとはいえ、半年以上が経った。
日本を出るときにロビちゃんが「マーレでもリゾートにいた頃みたいにすぐに日本人の知り合いや友達ができるよ」と言っていたのだけど、はっきり言って全然日本人に会わなかった。まあ、他の大多数の日本人の方たちと時間帯がまず合わないのがあると思う。私は子連れで地元の学校との往復、そして買い物、地元の公園、と時間もだけど行く場所もかなり合わない。みんな仕事をしている人は大体オフィスアワーはもちろん会社にいて、仕事が終わってから夜外でごはんを食べたりお茶をしたり、でもうちは夜は9時に子供を寝かせるためにそこから逆算するので6時半に夜ごはんを食べ、少しゆっくりしてから寝る準備をしていたら夜出かけることはほとんどない。二人を寝かせた後に私がネットをしにジェイドへ行くくらいである。

そんなわけでマーレでお友達も知り合いもほとんどできず、マーレには30人は日本人が住んでいるんじゃないかと聞いてもまったくお会いする機会はなかった。昔から知っているKちゃんと以前ブログにも書いたマーレに来てから知り合ったYさんくらいだった。

ところが、今週突然ものすごいたくさんの日本人の方たちと知り合う機会があった。それも自分から一所懸命探して、というのでもなく今週に固まったので自分でもなんだかビックリした。

まずこれは先月になるけど、今この間借りしているアパートに引越してきたら、偶然マーレに住んで12年になるというKさんのお宅の真上だった。私たちは知らずに友人の紹介でやってきたので、最初ビックリした。だって、日本語で「お母さんが言ってるの聞こえないの!」とかって声が聞こえたのだ。Kさんにはお子さんが3人いる。そして、ある日Kさんの仕事場の前を通ったらいらっしゃったので、「このたび真上に引っ越してきました」とあいさつをした。それから色々お話をするようになった。

そして昨日、Kさんの一番上の子のお誕生日でパーティーに呼んでいただいた。うちの子供たちよりはずっと年上なのだけど、とてもやさしく一緒に遊んでくれて、しかも日本語で話しができるのでうちの子供たちはどうやらものすごく楽しかったらしい。娘は日本語でお話できる新しいお友達にすっかりうれしくなってしまい、いつもは「ママ~ママ~」と私にべったりなのに全然私に近寄りもしなかった(笑)。息子なんてそれこそ小さくて彼らには物足りないだろうに、一緒にずっと遊んでくれて息子も大はしゃぎ。そしてパーティーにはKさんのお知り合いのマーレ在住の日本人の方が何人かいらっしゃって私もとっても楽しくおしゃべりを楽しむことができた。日本を出てからは、もし私が誰か日本人と日本語で話していると娘はものすごい怒って「ママ、お話しないで!」と泣いてどうにもならないくらいなのに、昨日は自分も楽しいもんだから何も言ってこなくて、私も心行くまで皆さんと話をすることができた。

その上、まったくべつに私のこのブログを読んで連絡をくださってマーレでお会いした人や、たまたま話す機会があった方がまた紹介してくれてお会いした人など、短期間に驚くほど日本人の方と会う機会があった。これまでとは対照的なソーシャルウィークだったように思う。自分が知らなかっただけで、こんなにたくさんの日本人が住んでいたんだなあと思うとあらためて不思議な感じがした。仕事もそれぞれでただ主婦をやっているだけではなかなか知り合いになれない人、モルディブ人のだんなさんの人、ひょんなことで仲良くなった人、一、二度マーレで見かけてでもお互い相手が日本人かどうかわかりかねて話をしたことがなかったけど「あああのときの!やっぱり日本人だったんだ!」と盛り上がる人、本当に色々。

そして実は今日も夜ごはんを食べたあとからKさんのお宅にお邪魔してしまった。昨日のパーティーが楽しかった娘はどうしても今日もKさんの家に遊びに行きたいと言い、しかも階段を一階分降りるだけなので簡単に行けるのもわかっているので「ママ~行きたいよ~」とずっとねだっていた。あんまりしつこく言うので私も折れてKさんにメールしてみたところ、快く遊びにおいでと言ってもらい、二日続けてお邪魔した。スンマセン。でもじゃれるように遊ぶ子供たち合計5人を見ていると、なんだかいいなあと思ってしまい、気さくにおいでと言ってくれるKさん一家がありがたかった。子供たちが子供たちだけで楽しく遊んでくれていると、実は私が一番楽なんである。で、今日も私はKさんとゆっくり話しをすることができた。子供たちももちろんだけど、私もとっても楽しんで人の家なのにすごいリラックスしてしまった。ありがとう~。本当を言うと、今日ホテル予定のビルの配電のことで電話があって工事の日にちを延長されてかなり頭にきていたのだ。ここまで待ってまたもや直前にドタキャンされるのももう何回目かわかんないくらいでいい加減うんざりしているし、今回はこの配電ができれば引越しができるのであまり期待しちゃいけないとわかってはいたものの、つい喜んでしまっていたのだ。でもやっぱり電気会社の言うことを真に受けてはいけなかったのだ。前までは19日に工事をします、と言ってくれていたんだけど、今日突然今月中はできないと言われたのだ。すごくガッカリして自分が彼らの言葉にかなり期待していたことがわかった。もう7ヶ月ビルのことで待っているので何を言われてもうのみにしちゃいけないと思っていたのに、やっぱりどこかで「これでやっと!」とその気になっていた自分がいたのだ。そんなわけで夕方からは最悪の気分だったけど、子供にはそれは関係ないのでKさんの家に予定通り遊びに行かせてもらったのだ。でも、行って一番気持ちが楽になったのは自分だったと思う。Kさんにもその話をしたら、もう12年住んでいるKさんは「そういうのはこの国では覚悟しないと」と愚痴を聞いてくれて、私もなんだかまあここまできたんだし、しょうがないやと思えるようになった。一人でストレスためているよりも、こうやって話ができる友人がいるってことが一番の気晴らしになるのがよ~くわかった。事態が変わらないのに気持ちを変えられるんだから、ありがたいことだよね。

自分もどこかで誰かにこんな風に力になれるように、精進したいものだ~!

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毛布じゃないけど

娘は小さい頃いつもおしゃぶりをしていたけど、息子はおしゃぶりはどうもダメだった。口に突っ込んでもポンっと出してしまっていた。ミルクも娘は大好きで母乳とミルクの混合だったので、3歳過ぎまでフォローアップミルクが大好きだった。さすがに哺乳瓶は卒業していたけど、ストローが差せるふた付きのプラスティックカップにフォローアップミルクを入れて、毎晩寝る前に必ず飲んでいた。旅行に行ってこのミルクがないと大変なことになっていたのがなつかしい。違うメーカーのミルクだと飲まないので、いつものを山のように持ち歩いていたっけ・・・。モルディブに1ヶ月くらい旅行に来たときも缶のままミルクを持って行った。でも息子は母乳一筋で、ミルクはどんなにあげても飲まなかった。姉弟と言えどもずいぶん違うもんだなあと思ったもんである。

そして、娘はおしゃぶりを2歳でやめてから特に固執しているものはないのに対して、息子はおもしろい。寝るときの必需品がある。それは何かというと・・・私のパジャマ。正確にはこのパジャマの第一ボタンをさわりながら寝るのである。日本にいた頃はこんな癖はなくて、こっちに来て少ししてから始まったのだ。このパジャマはもともと私の母が自分用に買ってきたんだけど、家に帰ってよく見たらなんだか柄がかわいすぎるのでヒロコ着ない?と私にくれたのだ。確かに、大きなピンクと水色のお花と茶色いリアルテディーベアの模様で、結構かわいらしい。まあパジャマだから寝るだけだし、誰に披露するわけでもないので私も何でもいいし、ちょうどそのとき半そでのパジャマが欲しかったので、もらって私が着ることにした。そして、それをモルディブに持ってきて寝ていたわけなのだ。

ところがしばらくしたら寝ながら息子がパジャマの第一ボタンをさわるようになった。本人も半分寝ながら無意識にボタンをつかんでいる。寝ているときに首もとのボタンをずっとごにょごにょされているとこれが結構寝られないもんだというのがわかった。とにかく気持ち悪くて寝られない。「やめてよ!」と息子の手をボタンから離すとおいおい泣き出す始末。これがもう本当に悲しそうに心から泣くので、私もすっごく悪いことをしたような気持ちになっていたんだけど、でもたかだかパジャマのボタンなんである。それでもなにか、こう、息子には安心するものがあるらしい。

でもあんまり寝られないので、私はある日息子に聞いてみた。「ねえ、ボタンさわれるならママが着てなくてもいいでしょ?」すると息子ちょっと考えて「・・・うん、いい」。それから、私のパジャマは息子がいつも抱えて寝るようになった。毎日「ママ~いつものボタンどこ?」と私に聞く。いつものボタンは第一ボタン。「これでしょ」と渡す。もうそこばっかり引っ張ってさわっているのできゅ~っとしぼられてひょっとこの口みたいになっている。「そう、これこれ」息子はうれしそうに今日もいつものボタンをさわりながら私のパジャマに巻かれて寝ている。まるでライナスだ・・・。ライナスの毛布を持つ子って本当にいるんだ・・・。ってか、自分の息子だけど。娘のお友達でやっぱり3歳くらいの頃にタオルのタグが好きな子がいた。もちろんその中でもお気に入りのタグもあって、やっぱり寝るときにそこをつまんでごにょごにょさわりながら寝ていたのだそうだ。う~んおもしろい。息子は寝る準備をしてさあ寝ようという時間からパジャマを持って歩き、起きてしばらくもパジャマのボタンをつかんで歩いているのでもちろん他の部分は引きずっているし、寝る間際にお姉ちゃんとケンカして泣いたりするとそのパジャマで自分で鼻も涙も全部拭いちゃうので、なんだかすごいことになっている。でもだからといって洗ったら怒るということはないので、お気に入りのものを洗うと匂いがなくなっちゃうので怒る、という子に比べたらそんなに強い固執ではないのかな?とも思う。もちろん私はもうそのパジャマは着てない。ていうか、すでにもう着たら怒られそう。

そして今日ももちろん息子はパジャマと一緒に寝ている。隣にはこれまた大の字で寝ている娘。そして真ん中に猫のメリー。メリーはいつも9時にみんなが寝るときにどうも一緒に寝たいらしい。みんなでベッドに寝転がると必ずベッドの上にやってきて娘と息子の間におさまる。そして長々と、もうこれ以上伸びないってくらい本当にながなが~と寝る。すっごい気持ちよさそうである。夜行性のはずなのに、一緒にぐうぐう寝ていてまるで3人きょうだいみたい。いつも娘がかけている上掛けが好きで、その上で「これよ、これ」という顔をして何度か顔をつけて寝心地を確認してからぐっすり寝るのを見ているとすっごく人間くさい。多分自分も本当にうちの末っ子くらいに思ってるんだろうね。え。

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スクールトリップ

ロビちゃんがスリランカに行くことになった。

今月末にマーレで大きな市場が開かれるそうで、大人気でよく売れるため、毎年出店したい人が多くて出店権を手に入れるのが大変な市場なのだそうだ。実際、リゾートで一緒に働いていた友人が去年この市場で出店して、開催期間があまっているのに品物が全部売れて売るものがなくなってしまったという話を聞いた。「飛ぶように売れるよ、大もうけだったよ」とのことで、ロビちゃんは「今は待ってるだけで何もできないから、リスクが少なくて10ルフィヤでももうかることがあればしたい」と言って、その市場の出店権を手に入れたのだ。そこで、その市場で売るものを、またもやスリランカにお買い物に行くことになった。

ついこの前までスリランカにいたからよくわかるけど、スリランカで安くてマーレで高いものはキッチン用品と衣類、靴類だ。キッチン用品はマーレはビックリするくらい高い。なんで?と思っちゃうけど、もちろん色んなところから買って輸入してきてたくさん上乗せしてあるのだ。で、そのへんのものを狙って仕入れてくることにした。マーレの普通の値段よりちょっとでも安くすれば、確かに売れるだろうと思う。まあ、ロビちゃんがやる気だし、確かにリスクも少なそうなので、行ってらっしゃいと送り出すことにした。

二泊三日でお兄さんと一緒に二人でコロンボへ。その間、私たちの面倒はロビちゃんのすぐ下の弟が見てくれることになった。ロビちゃんは弟が三人と妹が一人いて、私たちはロビちゃんのすぐ下の弟のことをコッコと呼んでいる。コッコというのはディベヒ語で「弟か妹」の意味だ。お兄さんとお姉さんは別の単語があるのに、弟と妹はいっしょくたなのである。年上はちゃんとわけているところにアジアっぽさを感じるのは私だけかしら・・・?

コッコは今マーレに住んでいて時間の融通が利くので今一番私たちの手伝いをしてくれている。毎朝バイクで子供たちを学校まで送ってくれて、その後も迎えに行く私を学校までバイクで連れて行ってくれる。帰りはさすがに子供二人いっぺんと私の三人なのでタクシーで戻ってくるけど、それでも毎日のことだから、すっごく助かっている。その他にもロビちゃんが動きたいときは大抵コッコを電話で呼んでバイクに二人乗りして出かけている。

そんななので、ロビちゃんは自分の留守の間にコッコに学校への送りと私を乗っけていくこと、そして洗濯物とゴミまで頼んでくれた。洗濯物は今私たちは洗濯機がなくてできないので親戚のおばちゃんの家でしてもらっている。そこにロビちゃんのお姉さんの娘がマーレの学校に通うために居候しているので、その子にやってもらっているのだ。でも、もちろんその家まで洗濯物を運ばなきゃならないので、それをコッコがやってくれている。そして、私たちのゴミをゴミ捨て場まで持って行くのも、なんとコッコがやってくれているのである。マーレのゴミ捨て場はそんなにたくさんなくて、結構遠くまで行かなきゃならないので、ゴミ収集の人を個人的に頼んでいる人が多い。ほとんどがバングラデシュなどからの出稼ぎの人たちで、彼らに一月いくらで頼むと、ドアの前にゴミを出しておくだけで持って行ってくれるのである。その彼らもゴミの中からリサイクルできるものやそのまま売れるもの(缶詰の缶とかミネラルウォーターのボトルとかガラス瓶)なんかを分別して、そこでもまた利益を得るのである。でも、うちはなんとコッコが持って行ってくれているのだ。ありがたやありがたや。もちろん、そこまでしてもらっているので、ロビちゃんはコッコに仕事としてお給料を払っているらしい。私もコッコがいないと生活がすっごく大変になるので、とても助かっているのである。

そしてロビちゃんがスリランカに行ってから、朝晩とコッコが様子を見に来ては洗濯物を持って行ったり、ゴミを持って行ったりしてくれている。「ゴミ、いっぱい?」とか、私がディベヒを覚えるよりコッコが日本語を覚えるのが早そうな感じもする。私のつたないディベヒ語、そしてコッコの片言の英語でなんとかコミュニケーションを取っているので結構大変なときもある。

そして、昨日、学校まで息子を送って行ってくれたコッコが私に行った。「明日学校なしだって」。「え?なんで?」またスト?と私は思いきや・・・。「ううん、スクールトリップ」スクールトリップ、ああ~なるほど~・・・って、遠足?「みんなでビリンギリに行くんだって」。ビリンギリとはマーレの隣の島でずっと前はリゾートだったんだけど、マーレの人口がすごく増えてリゾートをやめ、マーレの郊外の住宅地になっている島である。フェリーが頻繁に出ているし、乗っている時間も短い、近い島なのだ。まあ、遠足としては妥当だよね。「で、何持って行くの?」「お水とキャップ」「キャップ?ああ、帽子ね。服は?動きやすい服装?Tシャツとか?」「ううん、もちろん制服だよ」「制服???」。まあ、いいでしょう。「集合は?学校に集まるの?ビリンギリフェリー乗り場?」「ちがうよ。ビリンギリで先生が待ってるから行かないと」「ええ~!」ちょっとビックリした。現地集合、現地解散らしいのだ。まあ、日本とは違うわよね。もちろん、現地で先生に預けて親は一緒に行かなくてもいいらしいけど、ビリンギリまで行って一時間ちょっとしかなくてマーレに戻って来るのも無理だし、結局はビリンギリで一緒に過ごすしかない。そこではたと思った。娘はどうしよう?よりによってロビちゃんがいないときに~。するとコッコが自分が送り迎えするから問題ないと言う。ほっとして息子を迎えに行ってクラスの先生と話をしたら、娘のクラスも一緒に行くというではないか。ここの学校は幼稚部が早朝、午前中、午後と三っつの時間帯があって、その同じ時間帯の子たちはみんな一緒に行くのだそうだ。なるほど。というわけで、娘も息子も一緒に遠足となった。

持ち物で「もし持っていたら砂遊びの道具」と言われたので、それを買いに行くことにした。どうせみんな持ってくるだろうから、持って行かないとあとで文句を言われるだろうし、砂遊びの道具だったらここならずっと使えるし。ところが、マーレは記憶力が頼り。確かどこかのお店に砂遊びのおもちゃがいっぱい並んでいたような覚えはあるんだけど、どこだか思い出せない。ここかな?と思う大きめの子供用品店に当たりをつけて行ってみたらせっかくタクシーで行ったのにそのお店にはなかった。う~ん・・・困った。仕方ないのでそのお店から家まで歩きながら、途中にあるおもちゃ屋さんや雑貨屋さんをいちいち覗いてみたけど、これが買いたいときに限ってみつからない。「ママ~ないよ~」「う~ん・・・ママどっかでいっぱい並んでるの見たんだけどなあ~」「どこよ~」なんて言いながら汗だくで歩いて・・・一軒の小さいおもちゃ屋さんでやっと見つけた!しかしこれが普通のバケツとスコップタイプではなくて工事用の車の荷台に砂を入れてザーッと降ろせるちょっといいやつなのである。普通のバケツでいいんだけどなあ~と思いつつお値段を見てみるとこれまた高い。そんなにいいのいらないのに~と困っていると、車大好きの息子よりも娘が気に入って「ママ、これいいね!」と喜んでいる。最初はバケツタイプのやつを二つ買おうと思っていたけど、まあいいか。「二人で仲良くできるんならこれ一つ買おうか」「できるできるー!」というわけで、それを一セット買った。

「明日遠足楽しみだねー!」と喜んでいる子供たちを見ていると、そうだよねえ~遠足って楽しかったよねえ~ととてもなつかしくなった。「さあ、明日は遠足だから早く寝よう!」とみんなでベッドに入った。

そして、今日その遠足に行ってきた。
朝9時45分ビリンギリ集合だったので、9時15分のフェリーに乗るために9時に家を出た。いつも朝なかなか起きない娘もさっさと起きてちゃんとパンを食べて準備万端。息子は早起き得意なのでいつもの調子。
ちゃんと時間のフェリーに乗ってビリンギリに着くと、息子のクラスの先生が広場にいるのが見えた。みんなフェリー乗り場の前の広場に集まっている。時間は9時40分。ちゃんと5分前。よしよし。

娘のクラスの先生もいて、そこで待っているのだけど、なんか・・・人数が少ない。しかも9時45分を過ぎてもみんなそこで座って待っているだけで、私はいくつも蚊に刺された。「ママ~・・・えんそくいかないの~?」息子が待ちきれなくなってきた。それでなくてもただ待っているだけは暑い。木陰で風も通って涼しいんだけど、息子はいつも汗ダラダラなのだ。「そうだねえ~もう少しじゃないかな、きっとまだ来ていないお友達がいるんだよ」。しかし、それにしても。遅い。なんだろう~と思っていたら・・・。なんと、10時到着のフェリー、そして10時10分到着のフェリーで半分以上の生徒と親たちがやってきたのだ!おいコラ、み~~~んな遅刻だぞ!もっと驚きなのは、どの親も全員平然としているのだ。10時10分なんて45分集合から25分も遅れてるじゃないか!と思うのだけど、またその遅いフェリーで来た人数がすごい。みんな一緒だから悪いと思ってないんだろうか・・・。

まあ、落ち着いて、落ち着いて、と自分でなだめつつ、遠足も出発した。と言ってもフェリー乗り場から近くのビーチに行って砂遊びするだけだけど、それでも子供は楽しいよね。娘は娘のクラスの先生に預けて、私は年少の息子のクラスに同行した。娘のクラスも見える位置にいるので大して変わりはないけど、やっぱり小さい子のクラスの親はみんな同行している。娘が砂遊びの道具の車を持って行きたがったので、私がくまでと砂をすくうお皿を何枚か息子用に持ってきたら息子は「ぼくこれだけ?」とすねてしまった。「ぼくあれぜんぶで遊びたかったのに~」と息子が泣き出してしまい、娘もゆずれない。ああ~やはりふたつ買わなきゃダメだったか。すっかりへそを曲げてしまった息子は遊ぼうとはせず、ずっとべそをかいている。あ~あ~せっかく遠足に来たのに~と思いつつ、こうなったらいくら言っても息子は聞かないのでちょっと好きにいじけさせることにした。

そしてふと見ると、先生は二人、横に生えている木の幹に座ってさっきのフェリー乗り場で買った缶ジュースを出して飲み、なんだかたくさん買ったお菓子の袋を開けてバリバリ食べ始めた。ビックリした。子供たちはみんなビーチで親と遊んでいて先生はおやつ休憩?それってスクールトリップ?しかもその先生たちを見た息子は「みたらぼくも食べたくなっちゃった~」と余計に泣きだした。そりゃそうだよねえ~。先生がお菓子を食べているのを見つけた子供が先生に走り寄って行くと、先生もはいよ、とお菓子をあげている。う~ん・・・よくわからん。それなら持ち物にちょっとお菓子とか言えばいいのに・・・?持ち物は水って言うから、うちは本当に水しか持って来ていない。でも、他の子の親たちはみんなジュースのパックを出して子供に飲ませ始めた。わからん。この人たちの言うこととやることは本当にわからん。娘は後でさらっと「やっぱりみんなジュース持ってきてたね」と言っていたけど、息子はみんなが飲んでいるのを見ても泣いていた。遠足でジュース飲むくらいうちだってもちろんかまわないけど、それならなんで持ち物は水だけと言う???

そして11時になっていないのに、「暑いから行きましょうよ」と一人二人と言い始めてもう帰ることになった。予定では11時までがスクールトリップなのだ。そしてみんなの大遅刻により遅く始まったのに、早く終わるらしい。まあ、息子も泣いてばっかりだからいいけど、と私も片付けを始めた。娘の方のクラスはまだみんな遊んでいたので息子のクラスの先生に「ちょっとあっち見てきます」と断って娘たちの大きい子のクラスのグループに行ってみたら、娘の口のまわりが泥棒みたいに黒く輪になっている。「先生にチョコもらったの」あら、そうですか。すると息子がそれを聞いてさらに泣き出しそうになったので、娘の先生が慌てて息子にひとつチョコをくれた。遠足に来てやっと息子がちょっとうれしそうに笑った。やれやれ。

荷物もまとめて娘のクラスの子達と一緒にフェリー乗り場の方に向かって歩いてさっき私たち年少のクラスが遊んでいたあたりに来たら・・・あれ・・・?先生たちが食べていたお菓子とジュースの缶が入ったビニール袋が砂の上に置いてある。そしてその横にも親が飲んでいた水のペットボトルが数本、もう少し向こうにもお菓子の袋・・・と転々とゴミが全部そこに置きっぱなしになっているではないか!・・・・・・ほんとにいやになった。そう、モルディブではゴミを平気で捨てる人がすっごく多い。もちろん全員がとは言わない。でも、いい大人がポイポイ大きなゴミを平気で道路に捨てるから、子供もまったく悪いこととは思わずにどんどん捨てるのである。これは私が昔からみんなに言いたいことでもあった。あんまり汚すぎる!自分の家でもそんな風に床に捨ててるのかー!しかも幼稚園の先生じゃないか!同伴の保護者じゃないか!なんだそら!

私はいつもバックパックの中にビニール袋を入れているので(息子がトイレに間に合わなかったり、何かをこぼしたり、ビニール袋は何かと必要)、その袋にもあふれているゴミを入れ、他にも置いてあるゴミの袋を全部拾った。そしてさっきの広場のところに行ったら息子のクラスの先生も父母もまだみんな座っていたので、なるべく怒らないように、と深呼吸をしてから先生の目の前に立って言った。

「先生、こういうことを言わなきゃならないのは大変残念なんですけど、これ、全部うちのクラスのゴミです。子供の目の前で、先生や親がゴミをビーチに捨てて行っちゃよくないんじゃないんですか。先生や私たち親は子供にゴミを捨てちゃいけないって教える立場なのに、これじゃあ良い教育とはとても思えません」。私が言い始めた途中から先生はゴミを見て「あら、持ってこようと思ってたのにどうして置いてきちゃったのかしら!」というようなリアクションをしたけど、言葉になってなかった。「ソーリー」も「OK」も何もなかった。一人の先生はただ口をパクパクさせただけで、もう一人の先生はまん丸の目で私を見ていた。他のお母さんたちも全員私の言ったことは聞こえたと思う。数人、私に英語で話しかけてくれていた人もいたから、彼女たちは私が何を言ったかわかっただろうと思う。でも、もちろん全員無言だった。みんなぽかーんと私を見ていた。私はそれだけ言った後に、あちこち見渡してゴミ箱を探した。そうしたら乗り場の横にあった。ちゃんとあるじゃないか。私はそこまで行って4袋くらいあったゴミをなんとか小さいゴミ箱に詰め、ゴミ箱の上の灰皿の中で煙を出している消えてないタバコに水をかけて消した。この国の人たちのモラルの低さと考えの浅さにうんざりした。

帰りのフェリーでああ~またやっちゃった~・・・みんな怖い外国人だと思ってんだろうなあ・・・と思って嫌になった。きっと先生もうるさい外国人の親のクラスでアンラッキーと思っているんだろう。でも、今日私が言ったことは、私が大多数のモルディブ人を見てずっと思っていたことで、言わないでそのままにしたらもっと嫌な気持ちになっていたと思うので、言うしかなかった。問題なのは、あの中の一体何人が私の言ったことを気に留めてくれるかどうかということだ。ただ「うるさい外国人がうるさいことを言ってる。しょうがないわよ、あの人は外国人だから」ですませちゃったらダメなのだ。あんな風にゴミを捨てるのはよくないことなんだ、ということに気がついて欲しいだけなのだ。でも・・・みんな変わらないんだろうなあ~・・・。私が言ってもダメなんだと思う。モルディブ人がディベヒ語で「私たちもこういうところしっかりしましょうよ」と言う人がいればまだ聞くんじゃないかと思う。外国人の私がいくら言っても「外国人だから」で終わってしまうんだろうな・・・とガッカリしつつ、あんな学校に子供たちを通わせてて大丈夫なのかしら・・・と不安になってきたのだった。とりあえず、明日から息子のクラスで私は腫れ物間違いなし!

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日本から箱到着!

私の実家の母からの荷物が届いた。
スリランカからマーレに戻ってきてしばらく荷物を送ってもらってなかったので、子供たちは大喜び。私も日本食を入れてもらってすっごいうれしい!今回は寿司太郎とか、混ぜるだけでOKの炊き込みごはんのもととかを送ってもらった。食べたい~!

でも、最近マーレで日本のお米っぽいカリフォルニア米を売っていたお店にそのお米がないのである。いつ入荷するのか聞いてもわからないらしい。どうも、最近はモルディブ人もこのお米を買い始めたそうで、しかも誰か買い占めちゃう人がいるみたいなのだ。まあ、気持ちはわかる。こっちのお米はどれを試してみてもおいしくなくて、しかもいつ入荷するかわからないマーレだから、あるうちに全部買っちゃえと思うのはみんな同じなのだ。というわけで、今はお米がなくてせっかくの寿司太郎もこっちのパラパラ米で炊くにはもったいなく、大事に箱にしまっている。

子供たちは「たのしいようちえん」と「めばえ」の雑誌がいつも楽しみで、しかも今回は私が母に「プリキュアかずのおけいこ」「JRえほん図鑑」なるものを頼んでおいたので、それらもやってきた。しかも、母はもう二冊かずの練習ができるワークブックとトーマスの本、おりがみなんかを入れてくれたので、子供たちはどれを最初にやろうか迷うくらい。まあ、今は一部屋間借りしている状態でスペースもあまりないし、エンターテイメントも少ないのでよかったよかった。

その雑誌に七夕飾りがふろくで載っていたので、これを三人で作ってみた。紙をきれいに折ってから切って広げると星のかたちになるやつが二人ともとても気に入って、おりがみでも何枚も何枚も作った。それから両方の雑誌に付いていたたんざくにお願いごとを書くことに。「お姉ちゃんは何をお願いする?」と聞くとイマイチわからないようす。「おねがいごとってなに?」「たとえば、将来何にないたいとか、こういうことをしたいとか、何かお姉ちゃんがこうしたいと思ったことを書くと、もしかしたらそのお願いごとが届いて本当にかなうかもしれない、ってことなんだよ」。あえて、ここで”何か欲しいもの”とは教えなかったのは親の予防線(笑)。「じゃあね・・・う~ん・・・わたし、おひめさまになりたい」あらまあ~お姫様ですか。「じゃあ、ここに書いてごらん」。娘がゆっくりひらがなで書いているのを見て、息子もお願いごとの意味がちょっとつかめたようす。突然「じゃあ、ぼくはウルトラマンになりたい」と言った。息子はウルトラマンも仮面ライダーも実は見たことがなくて、この雑誌で読んで知っているだけなのだ。でも、最近「ウルトラマン読んで~!」と大のお気に入りになっている。わざわざ女の子らしく、男の子らしく、なんて分けて育ててないのに、ちゃんと違いがはっきりしてきて本当に不思議だ。ずっとお姉ちゃんのピンクやプリンセスに囲まれて育ったのに自然に変わってきたのである。まあ、お姫様もウルトラマンも、すっごい健全といえば健全だよね。

書き終えた娘がじっとたんざくを眺めながら一言。「でも、私おひめさまになっちゃったら外に出たらはずかしいなあ・・・」。おや、もうなった気でいる?「ママ、おひめさまってなれるの?」それを聞いたら、先日ブータンに引越した友人が「ブータン国王は今世界一若い王様で独身よ♪」とブログで書いていたのを急に思い出した。お姫様というのも、可能性ってゼロではないのよね~。

息子のたんざくは私が書き、さて飾りもたんざくもできあがった。あとは・・・笹?笹って・・・マーレに(モルディブに)あるっけ???でもずいぶん昔にジャッラが以前住んでいた家の庭に細い竹が生えていて、「竹があるんだもん、やっぱりアジアだなあ」と思ったことがある。あの細い竹でもどっかで見つけたら代用になるかな?でも、そういう誰かの庭とかならまだしも、マーレのビーチ沿いとか、その辺に竹が生えているのは見たことがない。そんなの探しに行くのも大変なので、日が差し込んで一番明るい窓ガラスにマスキングテープで貼ることにした。普通のテープで貼ってベタベタになったら引っ越すとき困るもんね。

てなわけで、マスキングテープで私が一枚貼って見せると子供たちは喜んで「次やる~!」と争って全部の飾りとたんざくを窓に貼った。エアコンとファンの風で飾りがはたはたとひらめくのを見て息子が心配そうに「ママ、お星さま飛んでっちゃうよ」「だいじょうぶだいじょうぶ」。子供が貼ったので全体的に低く、下の方の紙に猫がじゃれついて飛びかかってかじり始めた。「ママ、にゃんこが食べちゃうよ!」「はいはい」と少し上の方に貼りなおした。さて、素敵な(?)七夕飾りができあがった。

ロビちゃんが家に帰ってきて窓ガラスを見て「どうしたの?コレ?」とびっくり。そういえば日本に住んでいて七夕って一回もやらなかったねえ。娘には七夕のお話をかいつまんで説明したら、とても神妙な顔をして「ママ、それって・・・本当の話?その二人って本当にいたの?」。そう、最近娘の気にかかることは本当の話で現実に存在するのかどうか、なのだ。というのも、「ハイスクールミュージカル」を見ていて「ママ、この人たちは本当にいるの?」と聞くので「本当にいるよ。みんな俳優さんでお芝居とか歌とか練習してこの映画に出たんだよ」と説明すると、「私この学校に通いたい」と言う。「この学校は多分建物は実際の学校を使わせてもらって映画を撮っているけど、本当にこの学校があってこのみんなが通っているわけじゃないんだよ」というと、これがすっごく難しかったらしいのである。”存在する”ということと、”演技である”ということがうまくかみ合わないのだと思う。たとえば今お気に入りのバービーの映画では「ママ、バービーは本当にいるの?」「いないよ。これはお話」「そう」ですんじゃうわけだ。でもこうやって改めて聞かれると説明するってのとても難しいのよね。

そういえば、以前私のおばあちゃんに「ヒロちゃん、コンピューターってなんだい?」と聞かれてどうにも説明できなかったのを思い出した。電子頭脳?とか、訳してもおばあちゃんを納得させることができないのだ。素朴な質問って難しいね。

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マーレに鍛えられてる?

いやあ~今日はよく歩いた。

この石油の値上がりを受けて、マーレも例外なくタクシーが一律値上がりした。ここはメーターではなく、ひとつの目的地に行くのに今までは20ルフィヤだった。大体200円くらい?まあ小さい島なので一番島の端から端まで行っても大したことはないからね。そして、その値段が25ルフィヤになった。二回乗ったら50ルフィヤになっちゃうのである。一日に何回も使っていたらあっという間にお金がなくなっちゃう。たとえば、うちは幼稚園に毎日三往復、その後午後も買い物やお出かけに使っていたらすぐに200ルフィヤ(2000円くらい)になってしまうので、とってももったいない。なので、自転車を盗まれてからというもの、もっぱら私は歩いているのだ。

でも、この暑い国、もう本当に疲れる。同じように活動していても、日本にいるよりずっと疲れる気がする。これは独身時代にリゾートにいたときもそう感じた。その証拠に、どうも昼間の休憩にお昼寝をしちゃうのだ。すごく眠くなるのよね。もちろん今は子供たちがいるので昼寝なんてさせてもらえないけど。

今日は、ロビちゃんが子供二人を連れて遊びに行ってくれたので、アパートからまずメールをチェックしにジェイドビストロへ。アパートは人口ビーチがある近くのモスクの前。そこから重いパソコンと電源コードとストッパー付き変圧器とアダプターをかついでジェイドへ行く。これが大体10分くらい。で、今日はジェイドで二時間以上はたっぷりネットを楽しんだ。私はアールグレイティー一杯で満喫したが、隣のお兄ちゃんはコーラ一杯でねばっていた。ちなみに、今日の隣のお兄ちゃんはヨーロピアンで、なんでヨーロピアンとわかるかというと、ネットをしながら一人でしゃべったり、突然笑ったりしていたからだ。何かを読んで「はっはっは」と笑ったりかなり長くはっきりと独り言をしゃべったりするので、私もちょっとジロジロ見てしまった。だっておもしろいんだもん。

そこから今度はぐっと中心部へ向かって、マジーディーマグ(メインストリート)の真ん中へんの本屋さんに行った。名前はなんだっけ・・・。日本からわざわざ持ってきたカレンダーをスリランカに忘れてきてしまったので、カレンダーが欲しいのだ。だって日付が全然わからなくて幼稚園に通ったり英語の習い事に通ったりしていて曜日がはっきりしないとものすごく不便になってきたのだ。でも、お店の人に「今年のカレンダーってまだある?」と聞いたら「ネイ(ない)」と即答された。向こうも7月になってまだなんでカレンダー買うの?みたいな目で私を見ているので、私は「ネイ ドー(ないよねえ)」と笑っておいた。それから、マジディーマグをスタジアム方面に歩いて「S&D」というお店に行った。ここは、普通のスーパーやお店で売ってないものを売っているのである。マーレでは全部が一箇所で集まるわけじゃないので、”ここにはこれがある”という風に、自分が欲しいと思ったものが売っている場所は自分で覚えておいてそこを目指して買い物に行かなきゃならないのである。で、このお店で何が売っているかというと、ハムが売っているのだ!ハムって・・・と思ったあなた、マーレではハムはないのよ~!でもここにはチキンハムやビーフサラミがスライスで売っている!冷凍野菜も他のお店に比べたら種類が豊富だし、冷凍していない鶏の胸肉まであるのだ!他のお店では鶏肉はみんなガチガチに凍っていて、しかも鶏丸々一羽分とか、骨付きスティックで、どれも料理しにくいのばっかり。なので、ここで骨のついてない胸肉も買える。しかも、一番のポイントは牛ひき肉が売っていること!マーレではひき肉というのはほとんど存在しないも同じ。普通のお店ではまずお目にかかれない。多分ここのお店ではひき肉マシーンを使って自分たちで作っていると見え、値段もそんなに高くない。まあ、脂肪分が多くて赤身ひき肉が好きな私にはちょっと日本だったら買わないなというお肉だけど、マーレでは買う!今日もでっかいパック105ルフィヤ。大体1000円強。悪くない。もうひとつ、牛で問題なのは、大体マーレでビーフと言ったらバッファローなこと。バッファローだよ、バッファロー!そんなの、日本では食べたいと思っても食べたことないよねえ。これがどんなかというと、もうかったい!ギシギシで固くてタイヤ食べてるみたい。まあ、あの姿を想像してもあんまり好んで食べたくて狩りに出かけるような動物じゃないよねえ・・・。でもって、ここではなんとたまにだけど、オージービーフを売ってるんである!すごい!バッファローはお金出して食べたくないからね~。

こういうちょっと変わったお店は大体リゾートサプライヤーが多い。リゾートに食品や物を卸しているところだ。だから、普通のお店が大体インドやスリランカ、マレーシアから輸入してるのに対して、こういうところはオーストラリアやヨーロッパから輸入しているのだ。ここでまた品質の話になっちゃうけど、とにかくマレーシアやインドネシア産の物はひどい!なんでもまずい!チョコなんて油の味しかしないし、お菓子もなんだか悪いけど味のバランスが悪くてどれもおいしくない。うちは子供たちがいちごジャムを塗ったパンが好きなのでジャムを買うのだけど、一度ロビちゃんが適当に買ってきたらマレーシア産ので、子供たちは一口食べた瞬間に「これいらない」とそれから一切食べようとしなかった。私も食べてみたけど、くだものなんか影もかたちもなくて、ただの赤いゼリーって感じなのだ。しかも、合成着色料。おいしいわけがない。子供たちが喜んで食べるFragataというジャムはスペイン産。これは本物のいちごがごろごろ入っていておいしい。あとスイスのジャムも着色料、保存料なしでとてもおいしい。チョコも、うちはもっぱらヨーロッパのものしか買わなくなった。ひとつだけ、シンガポール製だけどVan Hautenのがあって、それは会社自体はスイスなのでやっぱりおいしい!差別するわけじゃないけど、歴然と味が違うのでしょうがない。先日たまにはパンにチョコクリームを塗りたいと思ってスーパーに行ってみてみた。三種類あって、インドネシア製20ルフィヤ、ドイツ製28ルフィヤ、そしてヌテラ!このヌテラはイタリア製でヒルトンでずっとお客さんに出していた。ヌテラはみんな大好きでよく食べていたっけ。でもヌテラを見てびっくり!55ルフィヤ!高い!でもインドネシア製は論外なので間を取ってドイツ製のPastaにした。最初「クリームなのにパスタ?」と思ったけど、これきっとペーストなんだね。これはちゃんとおいしくいただいている。

ああ、話がずいぶんそれてしまった。S&Dでお買い物をした後、またマジーディーマグを家の方面へとず~っと歩いた。途中、暑くて暑くて本当にへろへろしてくるので、何かの行軍みたいな気分になってくる。背中には重い荷物を背負い、でもパソコン様なので転ぶわけにもいかない。「ミスター@@鬼軍曹~♪」みたいな訓練の歌を歌いたくなってくる。そして「隊長、もう歩けません!」って気分になったらその辺のお店にひょいっと入る。中はエアコンががんがんに効いているので、ふゎぁ~~~っとしばし休憩させてもらう。そういえば、大昔ニューヨークに旅行に行ったとき、あんまり寒くてこの逆で1ブロック歩いてはお店に入って「ほぉぉぉ~」とあったまってたっけ。なんてことを考えつつ、そうやって入ったお店ではもちろん何も買わずにありがと、と出てくる。そして家に行く前にいつものスーパーで牛乳やらどこでも買えるものを買い、両手に大荷物、背中にもずっしり、でなんとかアパートまで戻ってきた。そして、最後の階段がある。もちろんエレベーターなんてないので4階までひーこら上がる。これが心臓やぶりで、もう部屋にたどり着いたら汗がぽたぽた垂れてきた。いやあ~・・・せめて自転車欲しい・・・。なんか・・・マーレダイエット?マーレキャンプ?私としてはのんびり暮らしたいんですけど~。

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ジェイドでネット

私がいつもネットをしに行くのはジェイドビストロと言って、海沿い(っていうか、海沿いがいっぱいある島だけど)のレストランである。私がリゾートにいた頃はなくて数年前にできたのだけど、私は一回行ってからずっと行かなかった。なんでかって、高いのだ。
もともと外国人ターゲットに作ってあるのでメニューもシーザーサラダとかステーキとかで、食べたいなあと思うものも多いけど、とっても高い。お茶だけで30ルフィヤもするので、私は行きたくなかった。

なのに、今そのジェイドにほぼ毎日通っている。理由は簡単。ネットのため。
前はナサンドラというホテルのレストランでネットをしていた。ナサンドラはマーレの老舗のホテルで、レストランでもホテルのロビーでもネットができた。お茶を飲んでネットもしたけど、すぐにバッテリーが切れてしまうので私はロビーでコンセントにプラグまで差し込ませていただいてフリーネットをしていた。でも、そのナサンドラが営業をやめてしまったので、ナサンドラでたむろっていた人たちはみんな新しい場所を求めて(笑)散らばって行ったのだ。

そして、ヨーロピアン、その他の外国人はいっぱいジェイドに来るようになった(まあもともとジェイドに来ていたんだろうけど)。そしてナサンドラで集っていたモルディブ人の多くはシーハウスというこれまたオーシャンヴューな(だから大抵オーシャンヴューだって!)レストランに流れて行った。シーハウスもそんなに安くはないんだけど、ジェイドほどではないので、最初私も毎日シーハウスに通っていた。しかし、ここのネット接続がブチブチ切れるのである。長~くメールを書いてさあ送信ポチ!っと押したら「ページを開けません」ってのが何回もあってワタクシも一緒にブチ切れた。ここでももちろんお茶やらシェイクやらを頼んでネットしているので、結局できないのにお茶を飲むならどうせもったいないし、とジェイドに変えてみたのだ。

ジェイドは高いだけあって?ワイヤレス接続も強く、全然切れない!すばらしい!たとえ一杯が高いお茶でも確実にできる方がもちろんありがたいので、すっかりジェイドの常連になった。

私は行ったらいつもアールグレイティーしか頼まないので、店員さんは大体昼シフトの人も夜シフトの人もわかってきて、私の顔を見るなり「アールグレイでしょ」と言ってくれるようになった。今日なんて、オーダーしてもいないのに、自動的にアールグレイが出てきた!ジェイドではおいしい菓子パンもあるのだけど、それらはシティベーカリーというパン屋さんから来ていて、そのパン屋さんに行けばもっと安く買えるのがわかっているので、ついおやつのパンまで我慢してしまうんである。なので、毎回「今日は何か違うもの頼んじゃおうかな」と思っても、やっぱりお茶一杯だけで終わってしまうのだった。

もうひとつ、外国人ターゲットのシェルビーンズというカフェがある。ここは今月リニューアルしたばっかりで、目の前でサンドイッチを作ってくれるので私は結構好きだ。リニューアルする前の方が雰囲気が好きだったけど、広くなったのでまあいいか。

それでも、毎回重い思いをしてPC周辺機器を全部かついで家から歩いてきてジェイドで30ルフィヤ払ってネットをするのがいやだなあと思っていた。早く自分の家でできるようになりたいもんだ、と思っていた先日、ロビちゃんがマリオとシェルビーンズで会ったそうで、マリオがゲラゲラ笑って「シェルビーンズは俺のオフィスだ~!」と言っていたというのを聞いて、なんだか勉強になった(笑)。マリオにはいつもポジティブに考えて笑うことを教わっているよ!そうか、私もお茶を出してくれて凍えるほどエアコンを効かせてくれているオフィスをたった30ルフィヤで借りていると思えばいいのか~!って考えたら、毎日「さあ、今日もオフィスに行こう!」と楽しくなるようになった。たまには何か頼んじゃってもいいか~と思ってこの前は夜中にケーキも食べた。まだまだ引っ越せそうもないから、当分ジェイドの常連だ~。

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学校のフェア

子供たちが通っている学校で、フェアをやるのだそうだ。学校のお祭りみたいな感じ?
娘のクラスではバザーをやり、息子のクラスではゲームをやるらしい。
両方のクラスの父母会に出て、バザーに出すものを持ち寄るのと、ゲームに使う絵を描くことを聞いた。

しかして、このバザーが大問題。「なんでもいいから、家にあるものを持って来てください。中古でいいですから」と言われても、今の自分たちはまさにアパートの一間を間借りしている身で、モノなんてなーんにもない。

大体、日本を発つときに、荷物はものすーーーごい減らしたのだ。子供たちのおもちゃも持って行けないものを実家に置いておくわけにはいかないので、本当に欲しいものだけを箱につめて、後は人にあげるなり処分するなりして減らしてきたのだ。自分たちの服も最も最低限に絞ってきた。服こそ、どこでも買えるからだ。そして、持って来たかったものは日本ならではの物とか、100円ショップで安く買えるのに海外ではない(特にマーレでは見つからない)物とか、自分たちも必要なものばかり厳選して来たのだ。この時点で家族四人、最低限にしたのである。

そして、その荷物は箱で船便で送り、あとはスーツケースに本当に身の回りの必需品だけ入れてマーレにやってきたのだ。そのあとスリランカに行くときにまた半分くらいに減らし、スリランカからマーレに戻って来るときに、また半分くらい船便にしてスーツケースで戻って来たのだ。だから、今のアパートには減らしに減らしまくった分しかない。売れるような中古の物なんてまったくないのである。私の服なんて、今はボトムスが「黒い半ズボン」と「ミリタリー風半ズボン」と「ゴムのスカート」の3枚しかない。3日で一回りしてしまうのだぞ!しかも洗濯機もないからそんなにコマメに洗えないときたもんだ。なので子供の服も自分の服もジャブジャブトイレの流しで手で洗っていたら手首にボコッと何か盛り上がるものができてしまったくらいだ(洗うのはいいんだけど、絞るのが手が痛くなるのでできたらしい)。先生は「キッチン用品でもいいし、服でもいいし、なんでもいいわよ。何かあるでしょ」と言っていたけど、本当に何にもないのだ。
さて、困った。

ロビちゃんと日本からの箱を開けて見てみたけど、もちろんどれも必要だからこちらに高いお金を払って送ってきた物ばかり。しかもマーレで手に入らないものはもちろんあげられない。う~ん・・・。仕方ないので、お店で子供用のペンケースを数個買って、それに持っていたフリスビーを付けて先生に渡した。「すいません。今は本当に何もないんです」と私が言うと、先生は「いいわよ、いいわよ」と明るく笑ってくれた。娘が「お友達のパパがいっぱいおもちゃとカバンを持って来た」とか言っていたので、ちょっと申し訳なくなってしまった。まあでもまだ幼稚園なので肩身が狭いとかっていう思いはないみたいなので、それだけでもよかった~と思ったりした。

息子のクラスは親が一枚ずつA4の紙に「スポンジボブ」の絵を描いて持って来てくださいと言われた。それを壁に貼るのだそうだ。その「スポンジボブ」の見本の絵をプリントアウトして渡すので、それを見て描いてもいいし、カラーコピーでもいい、と先生が言っていたので、その見本の絵をもらいに行った。すると、先生が「はいこれ」と言ってくれたのは・・・爪の大きさくらいのシール一枚だった。ビックリした。本当に、は?という顔をしてしまった。だって、カラーコピーでもいいって言ってたのに、これじゃあA4にするまでに一体何倍拡大すればいいんだか・・・。こちらは、言うこととやることが本当に違うので、こういう場面がしょっちゅうある。大体、この見本も渡すと言っていた日には用意できておらず、3日くらい遅れて配られたんだけど、シールを一枚ぺろっとはがして「はいこれ」って私に差し出したときにはたまげましたよ。だって、それどっかに貼らないとでしょう、シールだし。そんなのペラっと落としちゃうじゃん、と思ってシステム手帳に貼ったけど、これはがれなくなったら私は半年スポンジボブを手帳に貼ってなきゃならんのですか???と思った。先生なのに全然段取りがなってないんである。で、この爪くらいにちっちゃいスポンジボブをA4にしろと。そのシールをロビちゃんに見せたら、一緒に父母会に出て説明を聞いていたロビちゃんは「話がまったく違う!」とものすごい怒っていた。「そんなの描かなくていいよ!」とも言っていたけど、でもうちのママの絵だけない・・・ってなったら息子もやっぱりさみしかろうと思うので描くしかないでございます。

しかもこのフェア、先生たち自身のストライキのために日にちも延期になったのである。もうぐずぐずである。成功するといいけどねぇ。

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新しい習い事

学校で娘が英語ができないと言われてから、何か良い案がないかなあと思っていたところ、友人のジャッラから英語の学校があると教えてもらった。ジャッラの娘たちもそこに通っていたのだそうだ。日本でのいわゆる英会話の習い事みたいな感じだ。

場所を教わって行ってみると、今住んでいる場所から近いこともわかった。先生とも話してみるととても良い感じのスコットランド人女性で先生自身にも娘さんと息子さんがいるのだそうだ。しかも娘さんはうちの娘と同じ名前で年も近い。娘は教室の中を見てすっかり気に入ったみたいで「ママ、ここ通いたい!」と言うので早速今月から始めてみることにした。

まず娘のクラスが火曜日にあった。4~5歳の子供たちの初歩クラスで、娘は喜んで教室に入って行った。クラスは50分間なのでその間息子と散歩をして終わる時間に迎えに行くと、とても楽しかったとのこと。「ee」「ea」「or」の発音の入っている単語をやったらしく、「Bee」とか「Fork」とかの絵が描いてある紙をもらってきた。娘は絵を描いたり色を塗ったりするのが大好きなので、それを熱心にやっていたらしい。先生が「色を塗るのがとっても上手でしたよ」とほめてくれた。それよりもちゃんと声が出せていたのかしら・・・と思ったけど、まあ初回だからいいでしょう。

そして、今日は息子のクラスに行ってきた。息子のクラスは2~3歳児のクラスなので親が一緒に付き添わなきゃならない。なので、今日は娘をロビちゃんの弟に迎えに来てもらってロビちゃんの親戚の叔父さんの家でぬりえができるようにしてもらった。ちなみに、こちらのぬりえはひどいので、大体私が描いてそれに娘が色を塗っているので、今日は出かける前にぬりえノートにラブ&ベリーのラブを描いて持たせた。

息子のクラスは英語リトミックという感じ。歌って振り付けがあってそれに合わせて発音を練習するのだ。先生もオーバーアクションで振り付けを踊ってくれてなかなか楽しそう。でも、息子は最初口をとんがらせて黙って座っているだけ。日本ではリトミックに通っていて歌も覚えてすっかりできていただけに、「やっぱり最初は難しいかな?」とちょっと思った。特に、息子は今反抗期というか、なんでもやだやだ時期がまだ続いていて、「やだ」か「わからない」ばっかり言うのである。先生が歌って踊っているのと同じように私もやると、私のことをチラチラと見てちょっと真似はする。でもすぐに座ってしまう。まあ、私が先生の真似をして楽しそうにしていればそのうちやるようになるでしょう、と思いそのまま私も歌って踊った。歌の途中で「ジャンプ!」と言ってジャンプするところが何回かあったので、そこで一回音に合わせて息子を引っ張ってピョンとジャンプさせてみた。すると、どうやらそれがおもしろかったらしく、笑顔になった。そして、ロバの真似で四つんばいになったり、ハチの真似でブーンと飛んだりするのをちょっとだけやり始めた。でもロバのドンキーやハチのビーがわからなかったのに対して、エアプレインが出てきてみんなが飛行機の真似をして飛び始めたときに、乗り物好きでエアプレインを知っていた息子はなるほど!と思ったらしい。楽しそうにやり始めた。よしよし。

私が今日このクラスでとても気に入ったのは、先生が「Yes, please!」と「Thank you」をしっかりやってくれていたことだ。何が嫌かって、モルディブ人はありがとうとごめんなさいを言わないのだ。それは、たとえば何かをしてあげても「これくらいお礼を言われるほどのことでもないよ」と本気で思っているのでしてあげた相手からありがとうを言ってもらえなくても怒らないというのもある。ある意味心が広いと言えば広いんである。彼らにとっては誰かの面倒を見るのは当然のことなので、親戚の子や全然血縁のない子を育てているとかいうのも、普通の話なのである。まあ、考えてみればすごいことなんだけど、なのでお礼を言ってもらわなくてもいいけど、自分も言わないのである。そして、ごめんなさいも言わない。ディベヒ語でごめんなさいという言葉もちゃんとあるんだけど、私は聞いたことがない。まあ、今は「ソーリー」と言う人が多いってのもあるけど、それでも何かあってすごくこっちが怒っても本当に謝らない。それで余計に頭に来ることなんてしょっちゅうなのだ。

何がすごいかって、娘の学校の先生も言わないのがびっくりする。私は迎えに行ったときとか、先生に会ったら必ず「Good morning」とか、「Good afternoon」とか、せめて「Hello!」とか、「Thank you!」とか言うようにしているのだけど、先生は一度も返事をしない。そりゃあ、この国に来て英語で通している私が良くないのだから、ディベヒを私も早く覚えるべきなんだけど、先生は「Good morning」も「Thank you」も「Welcome」何も言わない。ただニコニコしているだけなのである。幼稚園の先生があいさつできないというのがもう信じられないし、幼児を教える教育者としてそれってどうなのよ?と私は常々思っていた。でも、とても普通のモルディブ風のやり方なことは確かなのでどこまで文句を言っていいのやらなんである。

でも、私は自分の子供たちには「ありがとう」と「ごめんなさい」がちゃんと言える子になってほしい。そして「お願いします」、つまりマジックワード、「Please」もだ。そして、今日の英語のクラスでは、その「Thank you」と「Please」をきちんとやっていた。すばらしい!やっぱり基礎だよね、基礎。基礎がちゃんとできなきゃいくら勉強したってダメですよ。子供たちが「Yes please」をちゃんと言えるまでずっと待ってる先生を見てなかなか良い学校だ、とうれしくなった。でも週一回しかないのよね。娘のクラスは週二回。もう、もっとやってほしいくらい。

そして今日私が一番勉強になったのは、先生のひとこと。「インドの本は信用しちゃいけない!」。そう、インドで印刷もしくは出版されている本はスペルがまちがいだらけなんだそうである。先生いわく、「子供が読む絵本でまちがえたまま出版したら子供はそれを覚えてしまうから絶対良くない。インドの本は本当にひどい」のだそうだ。それは私も感じていた。娘が学校で使う「動物のぬりえ」があって、それがサメの絵とアシカの絵両方に「ドルフィン」と描いてあるのである。そんな本を教材として使う学校も学校だけど、それを堂々と印刷して出版しているってのもひどい。大体、サメは魚類だろ!というか、まったく違う絵の両方に「ドルフィン」って同じ名前を使っちゃうのも自分たちで変だと思わないんだろうか。しかもどっちも正しくないからさらにスゴイ。そういうのをまったく気にしない大人たちが育ててしまうからあんなに適当なインド人がいっぱい育っちゃうんじゃないだろうか。彼らの「まあ、それくらいはいいじゃないか」という範囲はインド国土並みに広い!!ほんとに。

そのぬりえのことを私はロビちゃんに文句を言ったのだけど、それはさすがにロビちゃんもビックリして、「これは学校で使っちゃダメだろう・・・」と言っていたけど、きっと学校の先生たちも「まあいいじゃない」ってな感じなんだろうと思う。ロビちゃんは今日も「この国の人たちおかしいよ。今日はほんとに怒った」なんて言っていた。なので、今日英語学校の先生と話して「ああ~やっぱり同じくおかしいと思う人がいてくれるんだなあ」と思ってうれしくなった。やっぱり、これから「Printed in India」は避けることにしよう!

そんなわけで、娘も息子もすっかり気に入った習い事ができた。息子に聞いてみたら「たのしかった」と言う。「また来てみたい?」と聞くと、「また来る」と言う。よかったよかった。余談だけど、息子は「どうだった?」と聞くと、「うん、どうだった」と答えるのでいつも笑いをこらえるのが大変である。どうやら「楽しかった?」「楽しかった」と同じパターンだと思っているらしい。でも私はいつもおもしろくてついわざと聞いてしまう。「今日幼稚園どうだった?」「うん、どうだった」。あ~かわいい~。いつ気がついちゃうのかな~。

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忙しい一日

いやあ今日は忙しかった。
まず朝起きて、子供たちふたりにパンと牛乳を用意してから、息子のバザー用のスポンジボブを描き始めた。そう、昨日の夜やろうと思っていたんだけど、寝ちゃったのだ。だって、ものすっごく眠かったんだもん~。

子供を寝かすのがいつも9時なので、どうもその時間に眠くなるようにリズムができてしまい、ベッドに入ると一緒に寝ちゃうんである。でも、私が一緒に寝ないと子供たちも寝ない。なので、寝るように演技をしながら寝かしつけようと思っているんだけど、自分もいつの間にかうとうとしちゃって、子供たちも私が眠くなる頃に寝るんである。私が考え事でもしていて目がぱっちり開いていると子供たちも寝ないのだ。う~ん、なんかわかるのかしら。で、私が眠くなるとみんな寝るので結局全員で寝てしまうという、本当にミイラ取りがミイラになってる毎日なのだ。

それでも、大抵「い~~~どっこいしょ~!」とがんばって起きるんだけど、昨日はほんとに眠かった。どうにもこうにも起きられず、でも起きなきゃという意識だけが残っているので眠りが浅く、余計に眠いという悪循環になり、しかもスポンジボブが夢にまで出てきた。描かなきゃ描かなきゃと思っているからだよね~。ちなみに、スポンジボブとは「スポンジボブinスクエアパンツ」というテレビのマンガで、黄色で四角いスポンジのボブが(もちろん四角いパンツをはいている)、海の底に住んでいてハンバーガーショップで働いているのだ。ヒルトンで働いていたときにもうすでにやっていて、私もテレビでよく見ていた。このスポンジボブを描いて今日幼稚園の先生に渡さなきゃならないんだけど、今日なのにまだ描いてないんである。まあ、息子を迎えに行くときに渡せばいいや、と思っているので12時半だから時間はまだある。しかしてまだ紙もサイズに切ってないくらい何もしていないんである。

さて、昨日買って来た紙を眺めること数分。え~・・・サイズはいくつって言ってたっけ・・・。A4かA3なんだけど、どっちだか全然覚えてない。ていうのも、「A4ね」「え、A3でいいんじゃないの」「じゃあA3にする?」みたいに、コロコロ意見が変わっていたので、最後に一体何で落ち着いたのかが思い出せないのだ。でもA3とA4ではずいぶん大きさが違う。しかも、昨日ロビちゃんが「切ればこれでいいんじゃない?」と買った紙が何のサイズなのかもわからない。一応私は美術畑だったので紙のサイズくらいわかってなきゃいけないんだろうけど、何しろ10年以上前のことですので・・・。

どうしようかな~・・・と思いながら、どうせわかんないんなら、自分の好きなサイズに切ろう!と思い立ち、”こんな風にしよう”と昨日の夜考えていた構図にちょうどいいサイズに適当に切った。私は昔から学校の夏休みの宿題の絵とかも課題と全然関係ない絵を描いていったりして先生に「何描いてんだ」とよく怒られていた。そう、絵を描くときはいたって自分勝手なのだ。でももちろん今回は「スポンジボブ」というわかりやすい課題ですから、それはさすがに違うの描かないけどね。

さて、最初に幼稚園に行くのは娘で家を出るのは大体9時40分・・・。今は腕時計しかないのでそれを横に置いて気をつけながらまずえんぴつで下書き。なんてことはない、先生からもらったスポンジボブの絵をど真ん中に大きく描くだけ。それが終わったら今度は油性ペンでペン入れして、その後えんぴつの線を消しゴムで消す。娘と息子はパンを片手に持ってもぐもぐ食べながらじっと私が描いているのを見ている。娘はいつも私に絵を描いて~とせがんで、描いてほしい絵だったらどんなに私が時間をかけて描いてもじっと待っているのである。今日は何を描くのか全然わかっていないんだけど、もう私に張り付いてじ~っと見ている。「ママ、何描くの?」「あのね、ぼくのクラスでスポンジボブの絵を教室に貼るんだって。それで、ママたちがみんな一枚ずつ描いて持って行くの」「へえ~」。娘はスポンジボブを知っているけど、息子は知らない。「ママ、なにこれ~?」「なにこれ~?」を連発。

切ってあまった方の紙でどんな感じの色かちょっと試し描き。昨日紙と一緒にオイルクレパスを買った。小さい箱で14色くらいだったかな?安物だけど、一応ヨーロッパ製だったのでまあいいやと思って買ってみたのだ。でも値段があまりに安かったのでちゃんと塗れるのかな?と思ったし、油性ペンの上にかぶったら油性ペンが見えにくくなるのか、そうでもないのかも見たかったので、油性ペンで線を書いてその上から色を塗ってみた。ペンは消えないし、思ったより発色がいいのでビックリした。だって、ほんとに安物だから。

さて、試し塗りでどんな感じのクレパスなのかわかったので、がんがん塗っていこう・・・と思いきや、娘を出す時間!全部用意して制服も着せて、とりあえず娘を送り出す!毎日ロビちゃんの弟のコッコが娘と息子をバイクで幼稚園まで送って行ってくれるので、ビルの下まで行って、もう来て待っていてくれたコッコのバイクに乗せて娘を送りだした。

さあ、本格的に色を塗っちゃおう。見本の通りの配色でスポンジボブを塗って、そのあとは背景を娘のクレヨンで青く塗った。娘のクレヨンは日本で買って持ってきたもので、これまた発色がかなりいい。日本の文房具の発色のよさは世界一だと思う。スポンジボブは海底に住んでいるので、ブルーの中に水玉をいっぱい浮かせた。途中で「ぼくもぬりたくなっちゃった~ぁ」と息子がクレヨンを持ってやってきて必死に阻止(かわいそうだけどここでぐしゃぐしゃにされたら本当に間に合わないし)。「ぼくはこっち塗ってようよ」と違うぬりえを出したんだけど、「これがいい~」と言ってゾンビのようにクレヨンを手に持ちながらスポンジボブに向かってくるのをなんとかなだめながら、さあ~やっとできた!正味一時間半くらい。な~んだ~間に合うじゃない~。昨日寝ておいてよかった!とか思った。本当は無理して夜中に一回起きたんだけど、ロビちゃんが「そんながんばって描かなくてもいいよ」と言ってくれたのでまた寝ちゃったのである(笑)。

心配していたスポンジボブが出来上がったので、安心して息子の準備。制服を着させてバッグを持たせてまたもやビルの下まで来てくれたコッコのバイクに乗せて送りだした。ああ~よかった。

私はのんきにパソコンを背中にかついでメールチェックなどをしにカフェへ向かった。幼稚園が終わるまでの一時間半の間ゆっくりネットを楽しみ、幼稚園へ子供たちを迎えに行った。そして家へ帰ってきてはたと気がついた。今日は娘の英語の学校の日なのだ!英語の学校は午後二時に始まる。幼稚園が12時半に終わってそれからタクシーを拾って家までたどり着くと大体一時近く。なのに、今日は子供たちはパンケーキがいいと言って聞かない。説得している時間ももったいないのでパンケーキをどんどん焼き、食べさせているともう一時半過ぎに。学校までは歩いて行っているので、子供の足を考えて早めに出発しないと間に合わない。それに、いくら娘だけのクラスとはいえ、息子を家に一人置いて娘を送って行くわけにはいかないので、もちろん息子も一緒に学校まで連れて行く。これが時間がかかるのだ。娘はパンケーキを詰め込み、息子は一枚を手に持ったまま、慌てて出発した。私はお昼を食べ損ねた。息子は早く歩けないので仕方なくベビーカーに乗せてじゃんじゃん歩く。娘は真っ赤な顔をしてついてくる。特に今週はマーレは暑い!昼間は異常だ!なので娘は学校につく頃には汗だくで疲れ切って到着だった(近いんだけどね)。この時点で、乗り物に乗ると気持ちよくて寝てしまう息子はベビーカーで爆睡。すんごく暑いはずなんだけど、ぐうぐう寝てしまっている。

娘を学校に預けて寝ている息子のベビーカーを押しながらすごい早足で家まで帰った。今借りている部屋は4階で、もちろんエレベーターはなし。息子を起こしてみるも、ぐにゃぐにゃして起きる気配はない。私はお腹がすいて早くお昼ごはんを食べたい一心で、息子を抱っこして(というか最近もうでかいのでかついで)4階まで上った。いやぁ~~~、息子は重くて暑くて階段は辛くてお腹はすいていて今日は何かの罰ゲームかと思った。重い息子をかついで階段を上っている間はまるで奴隷な気分。なのに、そんなにがんばって抱っこしてきたにも関わらず、部屋に着いたとたん息子は目をぱちっと開け、「あれ、おうちついた?ぼくDVDみたい」とのんきな息子。なんだよ~起きるんなら自分で上ってくれよ~・・・と思いつつ、DVDをおとなしく見てくれている間に自分のお昼ごはんを即効作ってちょっと落ち着いて食べた。ところが、これが少々落ち着きすぎてしまったらしく、時計をはたと見たらもう娘のクラスが終わる時間!そう、習い事的な英語学校なので、一回が50分しかないのだ。早い。慌てて息子に帽子をかぶせ、サングラスをかけさせて「さっ、行くよっ!」。まだ眠気もあってぼんやりDVDを見ていた息子はわけもわからずまたベビーカーに。再度じゃんじゃか歩いて娘の学校へ。

この「じゃかじゃか歩く」が、この暑さの中ではとっても疲れる。とにかく、一日終わるとどっと疲れていて「なんでこんなに疲れてるんだろう???」と思うけど、「この国にいるとすぐに疲れる」というのは他の日本人も同じ意見なのだ。「私なんかお昼寝しちゃうよ」という人多数。もちろん、私も子供がいなかった頃はヒルトンで昼間休憩の時には昼寝をしていた。とにかく、疲れるのだ。モルディブ人も、まっ昼間はあんまり暑すぎるので、ランチを食べたら家で昼寝する人が多い。確かに、活動するなら夜涼しくなってからしたい、という気持ちはよ~くわかる。できれば私もそうしたいけど、子供が小さいともちろんそうもいかないのが辛いところ。

いやあ、今日は本当に昼間はバタバタした。これからは英語学校があるときはあらかじめお昼ごはんを準備しておいて帰ってきたら食べるだけ、にしておかないとダメだなあと反省した日だった。ごはん、作っておくときもあるんだけどね。ついこの時間だけしか二人がいなくて自由になる時間がないから、子供がいたらできないことをしたくなってしまうのだ。今日ものんきにメールチェックなんてしてたから後が押せ押せになってしまったのはわかっているんだけど、やっぱりこの時間しかできないことがあるし、お昼ごはんを作っているとその基調なフリーダムタイムが調理タイムに変わってしまうのでもったいなくてお昼ごはんの準備がこのときにできないのだ。でも、そのおかげで今日は後で自分の首を絞めることになったので、これからはもっと事前に対処しておこう~と疲れた頭で思ったのだった・・・。
まあでも、どこにも行くところもなくて、やることもなかったときに比べれば、子供たちが幼稚園に行って英語の学校に行って、やることができたのはいいことだよね。

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ビジネスランチ

今日、ロビちゃんの昔からの友人のユッペから電話がかかってきた。

ロビちゃんとユッペは15~6歳くらいからの親友で、実家の島も近かったし、最初に働いたリゾートが一緒だった。それからず~っと仲良くやっている友達だ。

ロビちゃんとユッペはヒルトンでも一緒に働いていたので私もヒルトンにいた二年間、ユッペと一緒に働いた。ユッペはすごくおもしろい。そして私と同じ射手座で毎回どっかに飛んで行っちゃって色んなことに手を出しつつしっかり遊ぶという日々を送っている。人生エンジョイ型だ。

今日ユッペがこれまた古い友人のハミッテと一緒にランチを食べにうちに来た。うちと言ってもみなさんご存知の通り仮住まいなので「@#モスクの目の前のビルね!4階だよ!」と場所を教え、彼らはカツオぶし(モルディブ産)をみやげにやってきてくれた。

ランチといってもガスコンロが一口しかない仮キッチンで、ユッペがたまごを焼き、私が肉を焼いた。ハミッテが「これどうやって食べるの?」と言うのも当たり前で実はフォークが一本しかないので自分たちは箸で食べているんだけどお客さん用なんてないのである。で、みんなにはスプーンで食べてもらった。

ロビちゃんとユッペとハミッテと私の四人でキッチンテーブルに座り、ごはんを食べながら(子供たちは先に食べさせてもう部屋で遊んでいた)、「で、その後どうなってんだよ?」という話になった。

「ただ食べに来たんじゃないんだぞ。ビジネスミーティングしに来たんだ」とハミッテ。

「どーもこーもないよ。なんでも遅すぎだよ!今はね、たった一本のケーブルを待ってんの!F-u-c-k-i-n-g ケーブル!!!」

「???なに?」ハミッテは英語よりイタリア語の方が得意なのだ。

「ファッ”Pー”ング!汚い言葉で悪いね」(一応P音を入れよう!)

笑いながらディベヒ語で通訳するユッペ。ユッペとハミッテもここで自分のビジネスを立ち上げることの難しさをよ~くわかっている。ハミッテはすでに自分で何年も自分のビジネスをやっているし、ユッペも何度もトライしている。だからこそ、まあ話せるってのもある。それに、二人は外をよく知っているので理解できることがたくさんあるのだ。ハミッテはイタリア人と共同でビジネスをやっているのでもちろんイタリアにも何度も行っているし、イタリア語もぺらぺら。ユッペはそれこそ突然ハミッテに「中国支部に飛べ!」と言われて中国に行ったり、自分でもスポンサー会社を見つけてロンドンに何度も飛んだりして、世界中あちこち行っている。つまり、二人とも”話の通じる相手”なのだ。

ロビちゃんもなにやらディベヒ語でどわ~~~っとしゃべっている。う~ん、私はディベヒがわからないので悔しい。やっぱり勉強しないと、なんて思いながらそれでも今日は日頃はらわたが煮えくりかえっていることをみんな話した。すると二人、私の話を一通り聞いたあと顔を見合わせて言った。

「ナフィーサ(私のイスラム名)、すげえ怒ってんな」

「な」

「そう?」と私。

「うん。今のその顔でビルに行ったら3日でできあがるんじゃないか」

「そんな怖い顔してる?」

「いや、いい顔してるよ。モルディブに足りないのはそれだよ」

・・・なんかあんまりうれしくない。

すると、ユッペの携帯が鳴った。電話してきたのは、ヒルトンで一緒に働いていてビッグ・ゲーム・フィッシングを経営していたマリオだった。ユッペがまちがえてマリオの電話にかけちゃって、番号を見てかけてきたらしい。ハミッテはべつにヒルトンで働いていたわけじゃないけど、マリオとも友人だ。ハミッテがマリオと話したあと、私に電話をよこした。

「ナフィーサ、話せ話せ」

「ハローマ~リ~オ!」私もふざけて出てみた。「チャオチャオ~!」

「??この声はダレ?」相手がわからなくても女性の声だとぶっきらぼうには言わないイタリア紳士。

「ヒロコだよ~」

「わあ~はは~!!!」

マリオはいつも笑って明るくて、12月にこっちに来て会ったときに昔と全然変わってなかったのには驚いた。だって、ヒルトンで一緒だったのってもう7~8年前なのに!!

マリオは今でもべつのリゾートでビッグ・ゲーム・フィッシングをやっている。お客さんを船に乗せて大物釣りに出かけるのだ。イタリア紳士らしくいつも女性をほめてばかりで、私には「今まで会った中で一番きれいな指の持ち主だ」と言ってほめてくれた。仕事が終わってバーでお茶を飲んでいると「ちょっと指見せて」なんて言って私の手をなでで「ベーッラ!」なんて言っていた。そしてロビちゃんと結婚したことを本当に喜んでくれた。色んなほめる場所を見つけるもんだなあ~これがイタリア男性かあ~なんて私は感心していたけど、そのあと自分がシンガポールに休暇に行ったときにはディオールのマニキュアセットをおみやげに買ってきてくれたりした。ちゃんと自分の言った言葉に責任を持っているのだ(笑)!すごい!

そんなマリオも事情を知っているので私が近況を報告し、「もう本当に日本に帰ろうかとまで思っちゃったんだよ」と言うと、そこだけはちゃんとマジメに「今は辛抱のときだよ、心配することないよ。ハイシーズンにオープンできれば十分だよ」と言ってくれた。なるほど、これからやってくるハイシーズンに間に合えばいい、って思えばそれはそれで楽かもしれない。「僕のお客さんもマーレ泊の人はできる限り二人のホテルに送るからさ、怒んないで辛抱辛抱」。マリオにそう言ってもらったらなんだか妙にホッとした。マリオももうずいぶん長くモルディブにいる。色々わかってるんだと思う。

まあ、なつかしい友達が来てくれて、しかも電話でもう一人話しもできて、ロビちゃんに毎日当たるだけよりもずっと吐き出せた気がした。吐き出しちゃった方々には申し訳ないけど、でも話って聞いてもらえるだけですっきりするって本当だよね。

ユッペが帰り際に「ヒロコがあんまり怒ってるから顔を見に来たんだよ」とほんとか嘘かわかんないけどうれしいことを言ってくれた。ありがとうね。ハミッテは金曜日に今度はうちにランチを食べにおいでと誘ってくれた。ハミッテも二人子供がいて、娘は前にもハミッテの子と遊んだことがある。じゃあ遊びに行くね、と約束した。

肝心の電気のケーブルは数日中にはビルに届くそうだ。それから配電までにどれくらいかかるかわからないけど、まあさすがに最後の大詰めだとは思う。ロビちゃんと一緒にビルの中を見に行ったハミッテとユッペも「これもうほとんど終わってるじゃん。もう住めるでしょ」と言っていたそうだ。

さあ、じゃあもうひとふんばりだね。チャオチャオ。

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安かろう~悪かろう~

品質のレベルが悪いところに住んでいると、消費者が安物買いの銭失いをすることになる。
もう、マーレなんてほんとにそうである。
ひどいものが普通に売っている。

食べ物なんて、野菜は黒くなっちゃってるし、たまごだって腐っているのがいっぱい混ざっている。その中で良いたまごを選んで買わなきゃならないからいっぱい並んでいるたまご売り場でロシアンルーレットである。耳元でたまごを振って、中の黄身がことこと揺れちゃうのは古いのだ。最初それがわからなくてパッパッと買ったら見事に腐っているのを買ったことが何回もある。たまごの腐ってるのなんて日本では見たこともないからすごい勉強になった。いやもう、めちゃくちゃ臭い!しかも、もう作ってる途中で(野菜炒めとかチャーハンとか)、最後にたまごをぱかっと入れたら腐ってた、ってことになるともう全部がダメなんである。ほんとに。たまご焼きを作ろうと思ってボールに何個も割り入れてても途中で腐ったのが一個入ったらもう全部オシマイ。しかもキッチン中スゴイ匂い。

その上モルディブではたまごはケースに入って売っていないので、そのまま小さいビニール袋に入れて酔っ払いのおみやげみたいにぶら下げて帰ることになる。私なんて他にも買った買い物の袋を持って子供の手を引いたりバイク来てる危ない、なんて息子を端っこに寄せたりしているうちに大体ひびが入っちゃってるんである。だからたまごを買うのはかなりの手間なのだ。なのに、その手間をかけてやっと買ってきたたまごが腐ってたりなんかしておかずが全滅したりすると「もう二度とたまごなんて買ってやるもんかー!」と一人叫んだりしちゃうわけである。

他にも、たとえば息子の幼稚園の制服用に買ったズボンのベルトが壊れていたことがあった。買ってきて見てみたらその場でポトリと金具が落ちたので、すぐにロビちゃんが取り替えに行ったのだ。そして取り替えてきた新しいベルトをさあ締めようとしてみたら、また金具が壊れている。ほんとうに頭に来る。だって取り替えに行くのもタクシーで行ったらお金がかかるし、歩いて行ったら暑い中とても大変。もういい、とロビちゃんが自分でなんとか直して使えるようにした。こうやってモルディブ人は大抵のものが修理できるようになっていってしまうのである。

そしてつい最近はシール。幼稚園で娘がシールを先生にもらって顔にぺたっと貼っていた。それを見た息子がぼくもほしいと言い出した。「昨日もおとといも僕シールもらってたよ。顔に貼ってたじゃない」と言っても、「ぼく、きょうもほしかった~!お姉ちゃんそれちょうだい~~~!」と大泣き。娘は貼ってある場所のほっぺたを手でしっかり押さえて「やだ、絶対あげない」。それを聞いて息子はまたもや「ほしい~!あ~ん!」と大泣きする羽目に。あんまりすごいので、仕方なくシールを買いに行くことにした。

近所にある文房具屋さんで好きなのを一人一枚ずつ選んで、と言うと娘はちょうちょのシールをすぐに選んだ。娘は今ちょうちょがブームなのだ。息子はしばらく考えて「ぼくこれにする」とバットマンのシールを選んだ。バットマンなんて見たことも聞いたこともないはずなのに?息子は昔はお姉ちゃんとなんでも同じがよくてピンクとかお花とかが好きだったんだけど、最近は自分の好みがずいぶん出てきた。スパイダーマンやカーズやウルトラマンなのである。そしてバットマン?「ぼくバットマンがいいの?」一応聞いて確認してみる。すると「うん、ぼくバットマンがいいの」と言う。それでは、とちょうちょとバットマンのシールを買った。

ところが、である。家に帰って早速シールを貼ろうとしたけれど、息子のシールがつかないんである。娘のちょうちょのシールはつくので娘は早速顔に貼って鏡を覗き込んでいるけれど、息子のバットマンが全然くっつかない。どうやら暑さと日差しで接着剤が干からびてしまっているようなのだ。息子はやっとシールを買ったのにつかないので「ママ~ぼくのバットマンくっつかないよ~!」とさらに大泣き。そういえばバットマンはちょうちょより窓際で日が当たっていたような・・・。ていうか、子供のものでこういうのやめてほしい。子供が大泣きして大変なのは私なんだから。子供は楽しみにしているのでがっかり度も大きい。親にしてみたって、あんまりだ。

夜ごはんの支度をしていたら子供たちが静かに遊んでいるので何やってるのかな?とちょっと様子を見てみると・・・床になんだか黒いものが落ちている。えっゴキブリ?とたじろいだけどゴキブリではないらしい・・・。もうちょっと近寄って見ると黒い模様が広がっているような・・・猫がうんちした?!と慌ててよく見たら、なんだ床に落ちていたバットマンだった。息子はどうやらハラハラと落ちるバットマンシールを床に貼ることでそれ以上落ちることがないようにしたらしいのだ。あちこちに黒い広がったこうもり型のバットマンが貼られていて白いタイルの床が奇妙な感じになっている。しかも、床からニヤリと笑っているジョーカーが怖い。アメコミの絵だからまだいいけどこれがジャック・ニコルソンだったらもっと怖そうだな・・・と思いつつ、いちいちドキっとするので全部捨てさせていただいた。シール、買ってすぐにゴミである。こういうゴミにお金を払う状況、とっても嫌なんだけどねえ・・・。

ちなみに、私もこちらのDVDショップでDVDを一枚買ってみたのだけど、これも失敗した。こちらはオリジナルを探す方が不可能なくらいすべてコピーの海賊版で、それでも堂々とお店を営んでいる。奥ですごい機材に囲まれてじゃんじゃんコピーしているお店まである。悪いことをしているという感覚はまったくない。そこで、ジュリア・ロバーツの古い作品が一枚に6作品も入っているという「ジュリア・ロバーツ・コレクション」というDVDを見つけた。大体において一枚に何作も入ってるってところがもうダメそうなんだけど、私はジュリア・ロバーツが大好きだし入っている作品が好きなものだったのでつい負けてふらふらと買ってしまった。ところが、これを再生してみてびっくり!全部入っていて見られることは見られるんだけど、ピンボケなのである!なんだか最初のストファイのポリゴンみたいに輪郭線がカクカクなのだ。それでもジュリア見たさに最初の5分間くらいがんばって見てたけど、さすがに目が辛くなってやめた。きっとコンタクトをはずして見たらきれいにぼやけてカクカクが気にならないくらいだろうと思う。もう、コピーのコピーのコピーくらいになっちゃって、マモーみたいに「本物がわからなくなってしまった」状態なんじゃないだろうか。それにしてもそれをきちんと商品として売っているお店なんだからひどいもんである。値段は30ルフィヤで円だと350円くらいだから格安なんだけど、それにしてもゴミに捨てたと思うと悔しい。まあ350円で6作品見ようって方が欲張りか~。

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