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新しい習い事

学校で娘が英語ができないと言われてから、何か良い案がないかなあと思っていたところ、友人のジャッラから英語の学校があると教えてもらった。ジャッラの娘たちもそこに通っていたのだそうだ。日本でのいわゆる英会話の習い事みたいな感じだ。

場所を教わって行ってみると、今住んでいる場所から近いこともわかった。先生とも話してみるととても良い感じのスコットランド人女性で先生自身にも娘さんと息子さんがいるのだそうだ。しかも娘さんはうちの娘と同じ名前で年も近い。娘は教室の中を見てすっかり気に入ったみたいで「ママ、ここ通いたい!」と言うので早速今月から始めてみることにした。

まず娘のクラスが火曜日にあった。4~5歳の子供たちの初歩クラスで、娘は喜んで教室に入って行った。クラスは50分間なのでその間息子と散歩をして終わる時間に迎えに行くと、とても楽しかったとのこと。「ee」「ea」「or」の発音の入っている単語をやったらしく、「Bee」とか「Fork」とかの絵が描いてある紙をもらってきた。娘は絵を描いたり色を塗ったりするのが大好きなので、それを熱心にやっていたらしい。先生が「色を塗るのがとっても上手でしたよ」とほめてくれた。それよりもちゃんと声が出せていたのかしら・・・と思ったけど、まあ初回だからいいでしょう。

そして、今日は息子のクラスに行ってきた。息子のクラスは2~3歳児のクラスなので親が一緒に付き添わなきゃならない。なので、今日は娘をロビちゃんの弟に迎えに来てもらってロビちゃんの親戚の叔父さんの家でぬりえができるようにしてもらった。ちなみに、こちらのぬりえはひどいので、大体私が描いてそれに娘が色を塗っているので、今日は出かける前にぬりえノートにラブ&ベリーのラブを描いて持たせた。

息子のクラスは英語リトミックという感じ。歌って振り付けがあってそれに合わせて発音を練習するのだ。先生もオーバーアクションで振り付けを踊ってくれてなかなか楽しそう。でも、息子は最初口をとんがらせて黙って座っているだけ。日本ではリトミックに通っていて歌も覚えてすっかりできていただけに、「やっぱり最初は難しいかな?」とちょっと思った。特に、息子は今反抗期というか、なんでもやだやだ時期がまだ続いていて、「やだ」か「わからない」ばっかり言うのである。先生が歌って踊っているのと同じように私もやると、私のことをチラチラと見てちょっと真似はする。でもすぐに座ってしまう。まあ、私が先生の真似をして楽しそうにしていればそのうちやるようになるでしょう、と思いそのまま私も歌って踊った。歌の途中で「ジャンプ!」と言ってジャンプするところが何回かあったので、そこで一回音に合わせて息子を引っ張ってピョンとジャンプさせてみた。すると、どうやらそれがおもしろかったらしく、笑顔になった。そして、ロバの真似で四つんばいになったり、ハチの真似でブーンと飛んだりするのをちょっとだけやり始めた。でもロバのドンキーやハチのビーがわからなかったのに対して、エアプレインが出てきてみんなが飛行機の真似をして飛び始めたときに、乗り物好きでエアプレインを知っていた息子はなるほど!と思ったらしい。楽しそうにやり始めた。よしよし。

私が今日このクラスでとても気に入ったのは、先生が「Yes, please!」と「Thank you」をしっかりやってくれていたことだ。何が嫌かって、モルディブ人はありがとうとごめんなさいを言わないのだ。それは、たとえば何かをしてあげても「これくらいお礼を言われるほどのことでもないよ」と本気で思っているのでしてあげた相手からありがとうを言ってもらえなくても怒らないというのもある。ある意味心が広いと言えば広いんである。彼らにとっては誰かの面倒を見るのは当然のことなので、親戚の子や全然血縁のない子を育てているとかいうのも、普通の話なのである。まあ、考えてみればすごいことなんだけど、なのでお礼を言ってもらわなくてもいいけど、自分も言わないのである。そして、ごめんなさいも言わない。ディベヒ語でごめんなさいという言葉もちゃんとあるんだけど、私は聞いたことがない。まあ、今は「ソーリー」と言う人が多いってのもあるけど、それでも何かあってすごくこっちが怒っても本当に謝らない。それで余計に頭に来ることなんてしょっちゅうなのだ。

何がすごいかって、娘の学校の先生も言わないのがびっくりする。私は迎えに行ったときとか、先生に会ったら必ず「Good morning」とか、「Good afternoon」とか、せめて「Hello!」とか、「Thank you!」とか言うようにしているのだけど、先生は一度も返事をしない。そりゃあ、この国に来て英語で通している私が良くないのだから、ディベヒを私も早く覚えるべきなんだけど、先生は「Good morning」も「Thank you」も「Welcome」何も言わない。ただニコニコしているだけなのである。幼稚園の先生があいさつできないというのがもう信じられないし、幼児を教える教育者としてそれってどうなのよ?と私は常々思っていた。でも、とても普通のモルディブ風のやり方なことは確かなのでどこまで文句を言っていいのやらなんである。

でも、私は自分の子供たちには「ありがとう」と「ごめんなさい」がちゃんと言える子になってほしい。そして「お願いします」、つまりマジックワード、「Please」もだ。そして、今日の英語のクラスでは、その「Thank you」と「Please」をきちんとやっていた。すばらしい!やっぱり基礎だよね、基礎。基礎がちゃんとできなきゃいくら勉強したってダメですよ。子供たちが「Yes please」をちゃんと言えるまでずっと待ってる先生を見てなかなか良い学校だ、とうれしくなった。でも週一回しかないのよね。娘のクラスは週二回。もう、もっとやってほしいくらい。

そして今日私が一番勉強になったのは、先生のひとこと。「インドの本は信用しちゃいけない!」。そう、インドで印刷もしくは出版されている本はスペルがまちがいだらけなんだそうである。先生いわく、「子供が読む絵本でまちがえたまま出版したら子供はそれを覚えてしまうから絶対良くない。インドの本は本当にひどい」のだそうだ。それは私も感じていた。娘が学校で使う「動物のぬりえ」があって、それがサメの絵とアシカの絵両方に「ドルフィン」と描いてあるのである。そんな本を教材として使う学校も学校だけど、それを堂々と印刷して出版しているってのもひどい。大体、サメは魚類だろ!というか、まったく違う絵の両方に「ドルフィン」って同じ名前を使っちゃうのも自分たちで変だと思わないんだろうか。しかもどっちも正しくないからさらにスゴイ。そういうのをまったく気にしない大人たちが育ててしまうからあんなに適当なインド人がいっぱい育っちゃうんじゃないだろうか。彼らの「まあ、それくらいはいいじゃないか」という範囲はインド国土並みに広い!!ほんとに。

そのぬりえのことを私はロビちゃんに文句を言ったのだけど、それはさすがにロビちゃんもビックリして、「これは学校で使っちゃダメだろう・・・」と言っていたけど、きっと学校の先生たちも「まあいいじゃない」ってな感じなんだろうと思う。ロビちゃんは今日も「この国の人たちおかしいよ。今日はほんとに怒った」なんて言っていた。なので、今日英語学校の先生と話して「ああ~やっぱり同じくおかしいと思う人がいてくれるんだなあ」と思ってうれしくなった。やっぱり、これから「Printed in India」は避けることにしよう!

そんなわけで、娘も息子もすっかり気に入った習い事ができた。息子に聞いてみたら「たのしかった」と言う。「また来てみたい?」と聞くと、「また来る」と言う。よかったよかった。余談だけど、息子は「どうだった?」と聞くと、「うん、どうだった」と答えるのでいつも笑いをこらえるのが大変である。どうやら「楽しかった?」「楽しかった」と同じパターンだと思っているらしい。でも私はいつもおもしろくてついわざと聞いてしまう。「今日幼稚園どうだった?」「うん、どうだった」。あ~かわいい~。いつ気がついちゃうのかな~。

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コメント

こんにちは(^^)
サメとアシカの絵、どっちも「ドルフィン」には見えないと思うんですけどね(笑)
インドってそういう国だったのですね・・・。
モルディブの学校の先生って、インド人とかスリランカ人が
多いんですよね? 大丈夫でしょうか、この国(モルディブ)は・・(^_^;)
でもモルディブの学校、先生がストライキしようとするくらいだから、
妙に納得してしまった私です(苦笑)

「ありがとう」「ごめんなさい」は仕事にもよるのかも知れませんね。
外国人に接する仕事をしてる人は比較的言うような???
私の友達達も一応ちゃんといいますが、
(それでもsorryは言ってもマーフクレーは聞いたこと無いです)、
先生なんだから、いくら習慣がないとはいえちゃんと言ってくれないと
ダメですよね(__;)

投稿: ちょし | 2008年7月 8日 (火) 05時56分

ホントだ!英語リトミックって感じですね、歌って踊ってオーバーアクション…そうそう!体を、全身を使って物事を表現する、そこに歌って踊ってを繰り返すうちに自然と言葉を覚える→文になる→会話が出来るようになる、という流れでしょうね〜
言葉には文章にはリズムがあって、メロディにのせると覚えやすいし、身振り手振りにジャンプ!物事の模倣遊びもダンスに入ってたら覚えやすい上に、楽しい!面白い!とワクワク感も出てきて…やっぱリトミックはいいんじゃない?? なんつって!(自分で言うな…ですね)とにかく楽しく学べて自然に身につくって理想的ですよね〜初日は誰でも何が始まるんだ〜?何やるんだろう〜?と構えてしまうからね、でもぼくは興味を持ったポイントがいくつかあって、ママが楽しそうに歌って踊っているのをチラチラ見たりして、おもしろそうかも??って感じ始めていたんでしょうね。良かったね楽しく通える教室が見つかって!!
最後の「どうだった?」と聞くと「うん、どうだった」と返すエピソードは、しあさってに続きたまらなくカワイイですね、でもありますよね?こっちが質問してるのに、まんま返ってくる会話。レッスン中、雨がテーマの遊びで私「雨ふってる?」子「あめふってるぅ」 降ってないよぉ…雨の音してないよぉ…と私。この子達もそのうちに「降ってないよ」とか「やんでるねぇ」なんて言葉を覚え会話が成長してくると、「お〜っ!」こんな事言うようになったんだぁ…と喜びプラス心では会話になんてならなかったこの子達がこんなに大人と対等に会話が出来るようになって…と、じ〜んとする事もしばしばです。
またかわいいエピソードちょいちょい教えて下さいね。

投稿: Rumi | 2008年7月 8日 (火) 22時12分

ちょしさん~!

そう、アシカの絵もサメの絵もどうにもドルフィンには間違えようのない絵なんですよ!もう見せたい!
まあ、学校の先生も病院の医者もインド人が多いですよね~。インド人の先生に教わったら数学ができるようになりそうだけど、英語はあのインド英語になっちゃうかな?とか不安になったりします(笑)。

リゾートで働いている人たちはやっぱり違いますよね。モルディブ人同士の社会だけじゃなくて、ちゃんと違う社会の経験があるので、みんな働いているうちに自然にモラルとか一応世界的にこうだろうという常識ができてくると思います。ソーリーもちゃんと言う人多いですよね。私はモルディブで人と礼儀正しく話す、ということをちゃんと学べるのは実はリゾートだと思っています!お給料をもらいながら社会勉強ができる良い機会だと思うんですけどね。でも、マーフクレーは聞いたことがない(笑)!ディベヒでしゃべってても「ソーリーインゲ」ですよね!


Rumi先生~!

やっぱり何かを学ぶのって、楽しくできることが一番ですよね!あと歌は音階が発音に近くなっているはずなので、歌を歌うと自然にその言葉をうまくしゃべれているように聞こえるんですよね。実は私も英語を始めたのは、フィル・コリンズの歌が大好きで英語で歌ってみたかったからなんですよ。中学生だったのでまったく意味はわからずに丸暗記しました。でも、当時はフィル・コリンズではなくてジェネシスというバンドだったんですよねえ~ふ、古い!ちなみにスティングもソロでなくてポリスでした!古っ!でも、あのとき丸暗記した歌って今でもそのまま覚えてるんですよ~。で歌ってみて「へえええ~こんな意味だったのか」とか今発見したりします(笑)。でも今から考えてみればあれが私の最初の英語でした。

体で楽しく振りがあって、リズムと音階があって、子供たちが英語って楽しい!言葉っておもしろい!と思ってくれればそれでいいかなと思っているスタートです。リトミックっていいですよね!!

言葉は大人びてきちゃうとちょっとさみしくなったりします。オウム返しとか、結構かわいいですよね。まちがってるのもかわいいので直しません(笑)。でもいつの間にか正しくなっちゃってるんですよねえ~。

投稿: ヒロコ | 2008年7月12日 (土) 03時25分

ヒロコちゃんお久しぶり~!
この日記を読みながら可愛いなぁ~とニヤニヤしてみたり、モルディブの人たちやインドの出版物などの異文化にえ゛~?!っと驚いたり…、電車の中で一人怪しい人です。(笑)
でもどんな文化だろうと挨拶や礼儀はやっぱり言葉に出してきちんとして欲しいよね~。

『うん、どうだった。』
めっちゃめちゃ可愛い!
私も直さないよ。
うちの間違いは『~する』→『~できる』と『~して』『~やる』『~やれる』とがぜ~んぶごちゃごちゃになって、保育園に着いて別れる時に『バイバイしれなく(できなく)なっちゃった。』って言うの。(笑)
もう他は大分直ってきちゃったからね~。

投稿: Naomi | 2008年7月16日 (水) 10時51分

Naomiちゃん~!

お久しぶり~!
「バイバイしれなくなっちゃった」かわいいね~!
うちは私が「いってらっしゃい」と言うと「いってらっしゃい」と言いながら出かけていくよ~(笑)。「おかえり」と言っても「うん、おかえり」だって。ぷぷぷ。受け答えって返事が違うから難しいんだね。でも大人になるとそんなの考えないでやってるもんね。
いつまで言ってるかな~って楽しいよね。

投稿: ヒロコ | 2008年7月20日 (日) 16時14分

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