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母到着

今日はキッチン用品の箱を一つ開けた。

おお、こんなのも出てきた、え~これ買ったっけ?と、もう10ヶ月も前に荷造りして送り出したものなのではっきり言って覚えてない(笑)。でもって今開けるとまるで新しい物を買って送ってもらったような喜びが~!買って送った去年の自分に感謝!何がうれしかったって、菜ばし!今まで炒める菜ばしがなくて、自分の塗りばしでやったりしてたんだけど、短くて熱いっ!!菜ばしってスゴイな!とか思ったり、実は缶切りもなくてロビちゃんにナイフでこじ開けてもらったりしていたのだ。あ~また忘れて缶詰買ってきちゃったよ~・・・とか言いながら。缶切りくらい買えば・・・とも思うんだけど、箱のどこかに入っていると思うと二個もいらないしなあと思ってなかなか買えない(笑)。んでもってザル!ザルもどこかにあるから買えなくて、スパゲッティとかそうめんとか麺類ゆでちゃった日にゃあ、ゆでてる時間より麺をこぼさず水を流す方が時間がかかってたのだ!のびちゃうって。でもザルって一瞬なのねえ・・・。すてきだ~・・・。しかも急須がないから、スリランカできれいなティーポットを買ったんだけど、これまたどこかわかんないので、マグカップに緑茶の葉をそのまま入れて、お茶を出してからスプーンで浮いてる茶柱を少しずつすくい、底に沈んでるお茶っ葉が入らないように静かに静かに他のカップにお茶だけ入れ替える、というかなりめんどくさいステップを踏んで飲んでいた!緑茶のときだけなので(紅茶はティーバッグだから)まるで我流の茶道のような手順の多さ!でも今日はティーポットが見つからなかったのでいいやと思って茶こしみたいな小さいネットを買った!もう買って物が増えてもいいやと思うと購買意欲がむくむくとわいてしまう。でももう一所懸命茶柱をすくわなくてもいいのだ~!

と、どんどん快適な生活になっていっている。購買意欲は抑えていただけに主張が強く、私がトースターを買いたくてロビちゃんがホットサンドプレートを買いたくて結局両方買ってしまったり、立派なオーブンを買ったり、なんだかキッチンがとっても充実!してきた。というのも、ロビちゃんが料理が大好きなので、キッチン用品を買うときはあまり躊躇しないのだね。今までの生活とは打って変わってなんて近代的なんだ~!だってホテル暮らしの頃なんてベッドに座ってひざの上にお皿を乗せてそこでパンにマーガリンを塗って食べたりしてたんだもんねえ。ナイフで缶をこじ開けるのだって、今更キャンプでもやんないよ!

そして今日は私の母が日本から遊びに来る日。子供たちはず~っとず~っと待ちわびていて、今日も朝から大興奮。娘は空港の島に迎えに行くときに着ていく服まで選んでいるくらい。私が母のことをお母さんと呼んでいるので、子供たちも同じようにお母さんと呼んでいて、日本でも母のことを「おかあさ~ん!」と呼んでいる姿を見て「???」と思っている通行人が結構いた。でも友人で「私も母親の方のおばあちゃんをずーっとお母さんって呼んでるよ」という同じ状況の人がいて、そっか!同じ人もいるんだ!とちょっとうれしかったりもした。

そして夜、母の乗った飛行機が到着するのでみんなで空港の島へと迎えに行った。

息子はドーニ(船)に乗れるから空港の島が大好きで、空港の島に行くってだけでうれしいらしい。フライトは定時刻にちゃんと着陸し、いつも荷物の少ない母はわりと早くに出てきた。日本を出発してから9ヶ月ぶりに会えて、あの寒い12月のまだ真っ暗な早朝に日本を出発した日のことを思い出した。母は泣いていたっけ。別に私が家を、日本を出るのは全然初めてじゃないんだけど、母は「泣かないつもりだったのに~」と言いながら涙をこぼしてたっけ・・・。やっとこさ、母を呼ぶことができた!本当によかった。実は結婚してから7年、自分たちだけでちゃんと住居をかまえるのは初めてだったりする。うちってもしかして遅い?まあでも、遅くてもちゃんと来てもらえてよかった~!

家に戻って母が持って来てくれたおみやげなんかを広げてお茶を飲んだ後、いつもより遅いので寝ることにした。子供たちは明日学校だし、母だって疲れているだろうし。すると、娘が「おかあさんと一緒に寝る」と言う。「あらそう?じゃあどうぞ」と言うと、ほんとに母の部屋に行って二人でひとつのベッドで寝てしまった。かわいい~。そういえば子供の頃っておばあちゃんって大好きだったよねえ、とロビちゃんとさっき思い出話をした。子供と母が寝てから、ロビちゃんとリビングでテレビを見てたら、なんかすごく夫婦っぽい~!と思った(笑)。今更変な実感~。

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涼しくって湯船が恋しい!

最近マーレは毎日雨。今日で四日目?かな?止んだり激しくなったり、でもず~っとぐずぐずの天気。

夜にすごい風が吹いて大雨になったりすると、ロビちゃんは開いている窓がないか他の階も点検に行ったりする。私は今までこんな七階なんて高い場所に住んだことがないので、こういう嵐の日は怖い!だって風スゴイんだもん!それに何か飛んできたらガラスだからおしまいじゃん!とか思うんだけど、まあ別にそんな大層なものが飛んできたことはないんだけどね。

そしてうちのビルの目の前に今まさに建築中のビルがあって、ここを工事している人たちとほぼ真横で思いっきり目が合うのだけど、この数日雨なので彼らはなぜか楽しそうなのである。やっぱり、炎天下で七階分の高さで建築工事をするというのは相当辛い仕事だと思う。みんな真っ黒に焼けているし、かなり暑いと思う。でも、この四日間、ほとんど日が照ってないので、めちゃくちゃ涼しいのだ!これは確かに楽だよね。そして雨がひどくなるとみんなちょっと下の少しは屋根が作ってある場所に避難し、止んでくるとまた上って来て工事を続けるというのを繰り返している。しかして、これがものすごい風のときはコンクリートの中に刺してある鉄骨がびゅうびゅう揺れてその先にくっつけてある大きなライトもグラグラ揺れて見た目的にかなり怖い!それに雨が強いときなんて本当に吹きっさらしで飛ばされちゃうんじゃないかと思うくらいなのだ。

ところが、雨がひどくなると彼らはすっごいハイテンションになる!「ひゃっほーーー!」「イエーーーイ!」「ウォウウォウウォウ~!」と大騒ぎ!風でパイプがガラーンと転がって大きな音を立て、どっか別の工事現場からビニールシートが飛んできたりするんだけど、彼らは大はしゃぎ。なんか嵐のせいでナチュラルハイになってる感じ?がする。

まあ、気持ちはわからないでもないよねえ。だって毎日灼熱の太陽の下、重労働してるんだもんね。こんなに涼しければ、ずぶ濡れになってもその方が楽だと思う。工事現場で働くほとんどの人たちはバングラデシュ人で、今マーレには10万人以上のバングラデシュ人が住んでいる。みんな、出稼ぎに来ているのだ。中にはひどいモル人もいて、安すぎる給料でさんざん働かせたあと、未払いで首にしたりすることもあるそうだ。それでも、彼らは自分の国よりは、と出稼ぎにやってくる。それだけ、国が貧しいということなのだろう。自分の国でよい仕事がない、もしくは給料が安くてやっていけないというのは、本当に大変なことなんだなあとここにいると改めて思う。スリランカ人もバングラデシュ人もネパール人も、みんなこの国で一所懸命働いている。今、マーレは外国人人口が爆発的に増えていて、ここは近隣アジア諸国に比べたら豊かな国なんだなあと実感させられる。もちろん、豊かになったのはリゾートを始めてからで、それまでは世界五位に入るくらいの屈指の貧乏国だったんだけどね。

そして今日もまた雨。真横のバングラのお兄さんはまたもや叫ぶ。「ワァーーーーオ!」それにしてもほんとに長い。毎日毎日雨が降って赤道近くとは思えない涼しさ。私は涼しいから結構こういう天気が好きなんだけど、子供の通学とか不便なんだよねえ。明日も降るかな?

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やっとなわりには疲労困憊

今日、やっとやっと、やっとのことで、このビルの四階(日本での五階)に引っ越した!

もうこれで当分動かなくてすむぞ~!!!よかったぁ~!!!ほんとに長かった~!

でも、このビルに移って来たときの方が感動が大きくて、今日は感動というよりは疲労困憊(笑)。助かったのは、荷物を持って下の階に移るわけで、上に上るときは手ぶらだったこと。これが逆だとかなり辛かったと思うけどね。自分で持てる分だけなので大した量じゃないけど、二階分、何度も行ったり来たりしたよ!いやはや、明日また足が痛くならなきゃいいんだけどねえ。

子供たちも一所懸命自分たちのカバンにノートだのパズルだの詰めて行ったり来たりしてくれるのはいいんだけど、また同じ荷物を持って戻っちゃったり、下の階まで行き過ぎちゃったり、荷物持ってるから早く行きたいのに足元をちょろちょろしたり、箱に入れたものをわざわざ出してくれたり、手伝ってくれてるんだか邪魔してくれてるんだかって感じだったけど、自分たちも荷物を運んだ!という充実感があったらしい(笑)。中身からっぽのリュックを背負ってきて「これぼくはこんだ!」と得意気に見せてくれたりして、興奮もしちゃって寝るのもすっかり遅くなってしまった。まあ、今日は特別だね。

ちゃんと自分たちの住む階に引っ越してきて何が違うかって、もう我慢をしなくていいこと!冷蔵庫を買った!オーブンを買った!トースターを買った!パンなんて、ず~っとフライパンで焼いていたのだ!キッチンがない頃はそのままジャムを塗っただけとかで食べていたので、ガスコンロ付きの場所に動いたら子供たちはパンを焼いてと毎日おねだり。確かにたまにトースト食べるとおいしいんだよね!で、何ヶ月もフライパンでず~~~っとパンを焼いていたんだけど、これがめんどくさい!朝一番忙しいときにやってるとすぐ焦げる!で、私は引っ越したらトースター!と何ヶ月も胸に暖めてきたのだ!これで明日からチン!ってトーストができる!すばらしい~!

そして今!なんと何ヶ月ぶりかでマウスを使ってPCをやっている!なんて便利なんだ、マウス!余計なものは持ちたくなかったのでマウスはいつも持っていかずにPCをやっていた。でも、やっとマウスでクリックできる!いいねえ!

不便な生活をすると、それまで当たり前だったことがなんてシアワセ!冷蔵庫だって、今まではよくホテルの部屋の中にあるような、一番小さい正方形の冷蔵庫を使っていたので冷凍が右上隅の小さいスペースだけで、肉を入れたら冷凍野菜は入らないし、野菜を入れたら魚は入らないし、氷も作れないし、冷凍フライドポテトなんて半解凍になっちゃって油に入れたら大爆発した!でもこれからジャンジャン冷凍庫で保存しまくるぞ~!と志の低い喜び。でもうれしい。

壁に時計をつけよう、本棚を買おう、スーツケースの生活もオサラバ・・・長かった!ほぼ10ヶ月!もちろんまだオープンはすぐにはできないけど、ゆっくりだけど、進んでいるよ!そして明日は日本から私の母が遊びに来てくれる。それもあって、どうしても母が来る前に引っ越しておきたかったのだ。間に合ってよかった!明日からは10日間、母と一緒だ~!

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じっちゃんの名にかけて???

ここモルディブでもオリンピックをテレビでやっています。

もちろん、日本みたいに日本人選手の活躍ばっかり追ってくれるわけじゃないので、北島選手の快挙もまだ私は見てません。ネットニュースで読んだだけ・・・。でも、不思議なことにやっぱり日本の選手を応援したくなるんだから、愛国心があるのかな~?とか意外に思ったりもしてます。

そしてうちではサッカー大好きのロビちゃんとロビちゃんの弟が二人でサッカーの放送時間になるとしっかり見ています。男子も女子もね。なでしこジャパンも一所懸命応援してくれました。

そんな中、ある一戦を見ていてロビちゃんがひとこと。「この人、ペレの孫なんだって」

え?!ペレ?「ペレってあのペレ?あ、ほんとだ、ブラジルだ」

「そうだよ、ペレのグランドドウターなんだって」

えええ~~~!!!そんなことってあるんですか~~~!?おじいちゃんがサッカーの神様で、孫娘がオリンピックに出てるの?!そりゃあ「孫もサッカーをやってるよ」くらいならそんなに驚かないけど、オリンピックに出てるってスゴくない?!しかもボブ・マーリーの息子も映ってたけど・・・。

いやあ、なんかブラジルってスゴイ国だ・・・。

「知ってる?キャプテン翼でもね、翼がサッカーを教えてもらった人はブラジルから来たロベルトって人なんだよ!ブラジルってスゴイねえ!」

「ダレ?翼って・・・」

そういえば、キャプテン翼はEAUでは「キャプテンマジード」というめっちゃイスラムの名前でやってるんですが、イスラム名になってるバージョンがあるのに、モルではキャラグッズすら見ないねえ・・・。ポケモンやナルトはいっぱい売ってるのにねえ・・・。みんなサッカー大好きだから人気出そうだけど。

や、なんかすっごくビックリしたから。ただそれだけ(笑)。

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娘の運動会

娘の幼稚園での運動会があった。

最初、小さな紙切れをもらってきて、運動会の日にはキュロットみたいなのをテイラーで作ってもらってくれと書いてあった。それから白いTシャツを買って学校に提出すると学校でプリントしてくれるそうだ。早速テイラーに娘を連れて行ってサイズを測り、布地も指定の布にして縫ってもらうことに。それから白いTシャツも学校に提出した。

数日後、また違うお知らせの紙切れを娘がもらってきて、それによると当日は4時45分集合で5時45分終了と書いてある(らしい。例によってディベヒだから訳してもらった)。一時間しかやらないの?たったの?それで何ができるんだろう~・・・?まあ、夕方なのは暑い国だからわかるんだけど、一体どういう段取りなのかな?とんとわからない。

しかも紙には「Sports Meet」と書いてある。スポーツミート???スポーツ肉?って、それはMeatだろう~と自分ツッコミは置いといて、せめてSports Meetingじゃないのかなあ?だってMeetじゃあ動詞だよねえ・・・。でもモルの英語は基本的にイギリス英語なので、アメリカ英語で勉強した私には初めて聞く使い方もいっぱいある。

「ねえロビちゃん、これってイギリスの言い方なの?スポーツ・ミートって・・・」

「さあ~・・・」

「でも、なんか変じゃない?たとえばコンペティションとか、フェスティバルとか、大体名詞じゃない?普通」

「でもここではこう言うんだよ。いいんだって」

「あ、そう」

なんかしっくりしないんだけど、まあいいや。さて、出場本人の娘はというと、毎日「ママ、金メダルってどうやって取るの?」と聞く。

「金メダルねえ・・・」あんまりがんばれがんばれと言いたくない私。なんて言ったらいいかなあ・・・。「うーん・・・早く走れたら取れるんじゃない?」そのまんまや。

「どうやって早く走るの?」

「え~・・・・・・とですね、ママはその質問を聞くには一番最後の人だと思うんだけどねえ・・・」私は走るのはまったく苦手なんである。運動会なんていつもビリ!ビリッケツだった。

「じゃあママ、私練習する!」そう言うと、娘はここのリビングの端から端まで走っては引き返し、走っては引き返し、一所懸命走る練習を始めた。ごはんのときも寝るときも「ママ~・・・金メダル取りたいよ~」「ママ~メダル取るにはどうしたらいいの~」と毎日毎日繰り返している。う~ん・・・初めての運動会でかなり力が入ってるのはいいんだけど、これで転びでもしたら相当落ち込むよねえ・・・・・・。なんか後が怖いなあ~・・・と思いつつ、当日になった。

当日の朝、朝ごはんを食べていると娘がひとこと。「ママ、今日行きたくない」あらら~考えすぎちゃいましたか。がんばれとも言いたくないし、大丈夫と言うのも無責任な気がするし、なかなか子供にかける言葉ってのは大変だ。

「え~と~・・・、自分で楽しく走れればいいんだと思うよ?せっかくあんなに走る練習してたんだし、今日はお友達も来て楽しいだろうし、ママもビデオ持って行くからさ」

考え込んでいるのにビデオに撮るなんて言ったら逆効果かしら?と思ったけど言っちゃったもんは仕方ないし、実際ビデオに撮りたいと思っていたので言ってみたら、娘はそれを聞いてぱあっと笑顔になった。「ほんと?ママビデオに撮ってくれるの?じゃあ私行く!」なんじゃい、緊張してるんじゃないのかい・・・。先週の息子のダンス発表会をビデオに撮ったので自分も撮ってもらいたかったのらしい。娘は急に元気になった。

夕方になって大きなお花とハチの絵をプリントしてもらったTシャツとキュロットを着て指定の学校に向かった。いつも通っている学校は校庭が狭いので、この運動会のために他の学校の校庭を借りているらしい。名前を聞いてどこだか私もロビちゃんも最初思い出せなかったんだけど、お兄さんに聞いたら近かったので、ロビちゃんと息子も一緒に四人で歩いてその学校まで行った。

学校に着くと、もう賞品をもらって出て行く子もいる。なるほど、自分の子供の出番の時間だけをお知らせの紙に書いてあったのだ。そうだよねえ、一時間で終わるわけないよねえ。ていうか、他の子供の時間はどうでもいいってのがスゴイ。まあ、プログラムなんてものは作ってないだろうから、自分の子供の出番の時間を書いて配れば、来たい人は何時から来てもいいってことなんだろうと思う。兄弟や親戚が多いモル人だから、親戚の子のお知らせの紙とかも見て来るんだろう。

他の子たちが競技をやっていて娘がクラスのグループで待機している間、私はゴール近くに陣取ってビデオの準備を始めた。息子は「まだかな~まだかな~」と楽しそう。ロビちゃんはスタート地点に陣取っている。

ずいぶん待った後で、ようやく娘のクラスの一行がグラウンドにやってきた。一列になって歩いて校庭を横切り、スタート地点まで行って並んでいく。途中でロビちゃんに気がつき、娘が「パパ~」と手を振った。ロビちゃんがなにやら言っている。娘もうんうん、とうなずいている。娘のクラスの子たちがスタートラインに並び、先生が一人一人に紙皿を渡し、その上にプラスティックのコップを乗せ、そのコップに水をなみなみと注いだ。なるほど、これをこぼさないように歩いてゴールするらしい。

スタートをする前から娘のとなりの女の子が一回バシャッと盛大にお皿を落とし、先生が水を入れ直して、やっと準備完了。娘はものすごい真剣な顔をしてぴしっとお皿を持っている。ピーーー!とスタートの笛が鳴った。すると・・・・・・。

娘、超シリアスな顔をして、でもすっごく姿勢良く、小走りにゴール目指して突進した!ビデオで撮っていたのでカメラのモニター越しに見ながらだったけど、あれよあれよと言う間に娘はすました顔でゴールした!一番だった!

えええ~~~!正直ビックリした!もしかして狭いモニターでしか見てなかったから(結構ズームにしていた)、離れた方から娘より早くゴールした子がいたかも?と思ったけど、娘はメダルを首にかけてもらっている!あらら~・・・・・・本当に金メダルをもらってしまった。

大体、ここの運動会(ちがった、スポーツ・ミートね)、は初めての参加だったのでメダルがもらえるのか、それともリボンとかなのか、はたまた「みんなすごかったわよ~!」とかで順位をつけないのかも、とかやり方がまったくわからなかったので、一位になれたら金メダルもらえるよ~と言っていいのかどうかもわからなかったのだ。万が一、一位になったとしてもメダルじゃなかったらがっかりするだろうと思ってたのだ。だけど、娘は本当に、きちんと金メダルを首にかけてもらっていた。親として申し訳ないけど、ほんとうーーにビックリした。

私は陸の運動がもうすべてダメで、運動会なんてビリ以外なったことがない!だから実は大嫌いだった。しかもいつも体調を崩して運動会当日は休むというのが多く、学校生活で大体半分くらいしか出ていない。だから運動会で一番になりたいとか、実はみじんも考えたこともなかったのだ。それが・・・娘は期待通り金メダルを首にかけてもらってニコニコしている・・・。大したもんだ。私はメダルを取れなかったら娘は落ち込んで泣くんじゃないかと実はヒヤヒヤしていたっていうのに~。

クラスで一番仲良しの子が二番目で銀メダルをもらっていたので、二人仲良く写真も撮った。そのお友達はお父さんがオーストラリア人で見た感じがまったくモル人ではないので、クラスの外国人チーム二人が一位二位を占めたことになった(笑)。見せてもらうと、メダルにはちゃんと学校の名前、1st Place 2008と書いてある。あらまあ~~~。

あんまりビックリして大騒ぎしながらの帰り道、スタート地点に向かう娘にロビちゃんが何か言っていたのが、「ピッって鳴ったら、急いであっちに行くんだよ!とにかく早く!がんばれ!」と焚きつけたのらしいとわかった。せっかく私があんまりがんばれがんばれ言わないようにしてるのにー!と思ったけど、まあそれが良かったのかもね。出かける前にリゾートサプライヤーで買った良い牛肉を夜ごはんに食べようと解凍して行ったので、家に戻ってステーキでお祝いとなった。単に「そろそろ食べないとヤバイかな」と思って冷凍庫から出しておいたんだけど、良かった良かった(笑)!

今、娘はうちに来る人全員にメダルを見せている(笑)。がんばったね!

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自転車も止まったら倒れちゃうしね

このビルに移ってきてうれしいのは、自分たちの荷物が置いてあることだ。まだ中身を出しているわけじゃないけど(ちゃんと自分たちのフロアに移ってからね)、たまに欲しいものだけをピンポイントでほじくったりしている。

そして、この前ロビちゃんが私のDVDコレクションを引っ張り出してきてくれた。うれしい~!日本のドラマや映画のDVDを何枚も持ってきたのだ。見るのは久しぶり!

今見られるテレビはモルディブのテレビTVM一局だけなのでつまらない。これからケーブルを入れてHBOやCNNなんかを見られるようにするんだけど、まだまだそこまでいってない。

このTVMでも夜にドラマをやっている。このドラマにはもう「この人」か「あの人」っていうくらい、大体主役の男の人がいつも同じ二人しかいない。で、先週見たドラマは「あの人」の方が出ていて(笑)、彼女らしき人が(ディベヒだから何言ってるかよくわかんない)怖い人なのだ。そう、ディベヒドラマや映画はホラーが流行っている。ホラーとラブストーリーしかないんじゃないかってくらいなのだ。

夜、彼女が出かけて行くので「あの人」の彼があとをつけて行くと、彼女は海にざぶざぶ入って行って両手に魚を掴んで戻ってくる。そして砂の上で生のままの魚を食べてにやりと笑うと、CGで目がキラーンと光るのだ。魔界転生みたいと思う私は古い!しかも窪塚洋介のではなくて沢田研二が思い浮かんじゃう。古!!ロビちゃんいわく「ここで捕まえた魚をそのまま食べるのはお約束なんだよ」とのことで、だ~からロビちゃんの兄弟は私が刺身を食べてると「ぎゃ~!」と言うんだな~と納得。

さて、そんなディベヒドラマで我慢していたのだけど、とにかくみんなひどい演技!まあその「この人」か「あの人」の二人はいつも出ているだけあって上手だけど、他の人たちはみんな学芸会みたいなのだ。しょうがないけどね。で、日本のドラマを久しぶりに見たら!ドラマの内容よりも「わあ~!渋谷!」とか、「地下鉄!」とか、「居酒屋!」とか日本そのものに感動してしまった。息子なんてドラマの中でとしまえんでのデートシーンを見たら「遊園地に行きたい~!」と大泣きしてしまったくらい。これから遊園地ものはやめよう!と痛感。

それにしても、日本ってのは不思議で、日本にいるときは出たくて出たくてしょうがないんだけど、日本の外から見ているとすっごく良いところに思えて帰りたくなるんである。もう外にいると日本の良い部分ばっかりが浮き彫りにされて「いいなあ~」としみじみ思ってしまうのだ。

まあでも私は、日本に戻ったらまた出たくなってしまうのでたまに里帰りするくらいがちょうどいいのかな~と最近思う。19歳で日本を出てから外国も日本国内も転々としてきた。一番長く同じ場所にいたのは、モルディブから日本の実家に戻って子供を産んだ5年間なのだ。それ以外は一度も二年以上同じ場所に住んでいない。そのくせ引越しはめんどくさくていやなんだけどね。

なんでかわからないけど、私は落ち着いて何不自由ない生活になってくると、むずむずしてきてしまうんである。なんか、動かなきゃ、と落ち着かなくなってくるのである。落ち着いたら落ち着かなくなるんだから不思議だけどね。

最近よく言われるミトコンドリアDNAのおかげで人類の発端がアフリカだということがわかって、全世界の人類はアフリカから長年旅を続けてここまで散らばったと言われている。アフリカから世界中まで、ものすごい距離だ!でもこれには、二種類の人がいたからこうなったんだと思われる。とにかく先へ先へ進んで行った人たちと、たどり着いた場所で根を張って定住した人たち。このどちらもいなかったらここまで世界中に広がることはできなかったのだ。

そして、私は絶対前者、前へ前へと進んで行った人たちの子孫なのだとつくづく思う。だって、とにかくどこかへ行きたいといつも思うからだ。動いているときがすっごく楽しい。それには理由なんかなくて、なんだか本能っぽい。

車でアメリカや四国や北海道を走っていたときに実感したことだけど、私はとにかく進むことが好きなのだ。せっかくここまで来たんだから、この観光地を見ていこう、とかはあまり思わないのだ。そして見なかったからといって特に残念だとも思わなかった。とにかく走って走って先に進む、それが楽しいのだ。もっとどこかへ、見たことない場所へ、前に行くのが楽しいのだ。

ロビちゃんもちゃんとわかっていて、「あなたはどこにも住めない人だよ」といつも言っている。そう、きっと住んで、落ち着いてしばらく経ってしまったらまた動きたくなるだろうことがわかっているのだ。そんなところまでわかっていて夫婦として一緒にいてくれているんだから、スゴイよね。ありがたいことです。

そして私の遺伝的性格は「冒険好き」の「心配性」なので、ちょっとやっかい。この「冒険好き」と「心配性」は遺伝性の性格なので、変えることはできない(!)そうで。後天的なものなら訓練で変えることができるもんね。でも遺伝している性格だから、これは直そうと思っても無理なので、うまく付き合っていく方法を考えるのが良いのだそうだ。そして、こういう人の場合には「ちょっと冒険が勝っている」状態が一番精神的に良いのだと本に書いてあった(参考:クロニンジャーの性格判断)。つまり、落ち着いてしまうと私は「心配性」が勝ってきてしまって精神的にも不安定になりやすい。だからいつもちょっと「冒険」しているくらいがちょうどいいのだそうだ。つまり、今なんてもっとも大冒険!?してるわけだよねえ。人生ギャンブルに打って出ているわけだから。なので、精神的には結構安定している。毎日怒ってばっかりだけど(笑)、その他のことではやっぱり楽しい。

「冒険」と移動することはちょっと違うけど、きっと私は移動して新しい場所へ向かっているときが冒険心を満たしていて気持ちよいのだと思う。それに加えて「移動する人種」なので主だった冒険の方法が移動になっちゃうのかもしれない。ここで「心配性」がなければ大した冒険家になってエベレストに登ったりナイルをカヌーで下ったりしたのかもしれないけど~。

DVDを見ながらマーレで落ち着いた~と感じて動きたくなるときはいつだろう~とちょっと考える。まだまだ落ち着くには程遠いから今回はかなり長持ちするかな?

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しわが増えちゃうよ~

さてさて、もう書くのもいやになってきた配電盤工事。もちろん、遅れている。

三日前は「来るから」と言っていた。おとといは「ああ、行く行く」と言って来なかったので電話すると「1時以降は工事に行けないことになってるんだ」と言う。そんなら朝から来いや、と思いつつ「じゃあ明日は必ず来てください」とロビちゃんが頼み、そして昨日。朝待てども待てども来ない。電話してみると、「2時に行く」と言う。はあ~!?1時以降は来られないんじゃなかったのかあ!?すると、「工事を待ってる家がたくさんあると1時以降も周る」としゃあしゃあと言うではないか。うちは待ってる家のうちのひとつじゃないんか~!と私はすでに切れそうになりつつ、とにかく2時まで待った。

もちろん、遅刻して2時半くらいに電力会社のStelcoの人がやってきた。そして配電盤の上についているメーターを見るなり、「ああ、これは私はわからない」と言って、帰ってしまったのだ!なんじゃそりゃ~!じゃあわかるやつをよこせ~!相変わらずだけど毎回のこの仕事ぶりには我慢ならん!その電力会社とは別にうちの配電工事をしているナシードという人がいるんだけど、このナシードとStelcoの連携がイマイチできていない!ナシードという人がやっているのは知っていたけど、私は昨日初めて会った。今までのことでも言いたいことは山ほどあるんだけど、彼は英語がわからない。ロビちゃんと、ナシードと、他にも数人いたけど私はまたもや爆発した。一体何度私は爆発しなきゃならんのだろう~!もう堪忍袋も再生不可能だぞ!!

「んで何?ステルコの人は帰っちゃったの?!」

「ん、帰っちゃった」

「他に誰かわかる人来んの?」

「来ると思うよ」

「思うじゃなくてさー!!!」このへんから私はもうチンピラと化した。みなさん汚い言葉満載でまことに申し訳ないけどほんとにもう止まらないのだ。

「大体なんでおとなしく帰しちゃうの!昨日もおとといも来なかったのに今日来て”わかんない”だけか!冗談じゃない、給料もらってんなら仕事しろよ!で、どれがナシードなの!この黄色い(黄色いシャツを着ていた)オッサン!?前から思ってたけどオッサンも来るって言った日に来いよ!」

日本語で多分5分くらいは文句を言っていたと思う。日本語なのでみんなわからず、でも私が怒っているのはわかるのでシーンとしている。私はそのままどかどかと上に行って子供たちを連れて来てステルコに出発した。

ステルコに着くと、受付には前にも私が文句を言ってマネージャーを呼んでもらったお姉さんたちが座っていた。私はまたどっかり椅子に腰を下ろして「マネージャー呼んで」と言った。するとお姉さんは「今日はもう遅いから明日来てください」と言うではないか。これで私はまた止まらなくなってしまった。

「今日はもう遅い?!なんでこの時間になったか知ってる?あなたんとこの人が2時に来るって言うから待ってたんだよ!で遅刻して2時半にやって来て、”わかんない”って言って帰っちゃったんだよ!でここに来たからこの時間なの!それで遅いって言うんなら、ちゃんと最初に自分たちが言ったように朝から来なよ!そんでまた明日とか言われても引き下がらないからね!今どきみんな立派な携帯持ってるんでしょう!携帯にかけてよ。なんだったら私が電話かけたるよ!ちゃんと話ができる人が来るまでここにいるからね!」

するとお姉さんは目をまん丸にしてあちこちに電話をかけ始めた。しかし誰も彼も今日はもうおしまいだから明日、と言うらしい。お姉さんが私にもう一度説明した。「今日は本当にもう誰も来ないんです」。私はコンタクトがずれそうなくらいギロリとお姉さんをにらんだ。「2時半でマネージャーって仕事が終わるわけ。楽だわね。そんなんで明日、明日、って言ってるから何にも進まないのよ。あなたの責任じゃないから責めたくないけどね、知ってる?一日遅れるだけで私たちが今まで電気工事のためだけにどれだけお金を無駄にしてきたか!今日やる、明日やるってのはもう聞き飽きたんだよ!仕事としてやってんなら自分の言葉に責任持ってやんなよ!」

私の怒鳴り声の後、隣に最初っから座っていたおじさんが(多分支払いか何かで来ているのだ)、私の顔を見てうん、うん、とうなずいた。どうやら英語がわかるらしい。本当は私の出現で自分は長く待たされているだろうに、にこにこしながら一部始終を聞いている。きっと今日家に帰ったら「今日ステルコですごい怒ってた外人がいたよ」って家族に話すんだろうなあ。うちの子供たちはステルコのつるつるの床が大好きできゃーきゃーはしゃいで走り回っていて、他にもいるお客さんがかまってくれている。でも噂好きのモル人だから、みんな私とお姉さんの会話をじーっと観察しているのだ。これから客商売をやるのにこれじゃあいかんなあ、という考えがちらりと頭をかすめるのだけど、もうただ黙って待っているのも嫌なのだ。

でもモル人も怖いところがあって、ここの人たちはとても長い間根に持ってずいぶん経ってからきちんと復讐をしたりするのだ。知り合いの日本人も「すごい長い間かかって復讐された」と言っていたっけ。恐ろしい・・・。しかし、私もそろそろ限界で、言わずして黙ってはいられないのだ。

お姉さんはマネージャーは絶対来ないのでナシードに電話をかけ、「ナシードが今工事してるわよ」と言う。「知ってるよ。そこに私もいたんだってば。で、ナシードはいるけどステルコの人が帰っちゃったからそこから来たのよ」と言うと、「だって、私たちは毎日ナシードに連絡しているけど、昨日はその時間は無理だってナシードがキャンセルしたのよ」と言うではないか。出た。人のせいにするのだ。そして、言った言わないの泥沼になるのだ。でも待てよ?ナシードがキャンセル?それほんと?

そこで私はロビちゃんに電話をかけてみた。ロビちゃんもまだ現場にいて、もう一人、代わりの人がステルコから来た、と言う。で今なんとか工事をしているけど、その”わかんないや”というメーターを取り外すのはやめて、そこ以外に水道を通せるようにしてみると言う。「ねえ、ステルコの人は昨日はナシードがキャンセルしたって言ってるけどそれほんと?そこにナシードいるんでしょ?ちょっと聞いてみてよ」「えっ、そうなの?まあそれはわかんないよ、ナシードも忙しいからさ」「なにぃ~~~!!!」忙しいからだと!?忙しかったらうちはいつでも後回しなのか?!

私はまた家に飛んで帰り、入り口に入るなり言った。

「ちょっと、ナシードのオッサンどこ!?!」

「まあ、いいよ、今はちょっと、ね」

「ね、じゃないよ!ナシードが嘘ついて適当なことやってんじゃないの!ステルコが昨日来ようと思ったらナシードが今日は無理だって言ったって言ってたよ!どういうことよ!説明しなよ!こっちはもう工事費用払ってんのに適当なことやってんじゃねえよ!!できないんなら今日やるとか言うな!言うんだったら責任持ってやれよ!忙しいんならできない仕事引き受けんな!!自分で引き受けてキャパオーバーしたって自分のせいだろが!言い訳になんねえぞ!!」

「ヒロコ、僕たちも今ナシードとちょっとケンカしたところだからさ」

「ちょっと、じゃないよ!私は私で言うことがあんだよ!あーなんで私はディベヒしゃべれないんだよ!オッサンにガツンと言ってやりたいのにさ!コラ、オッサン!!!」

しかして、この場にいたロビちゃん、ロビちゃんのお兄さん、いとこ、現場の人々、そしてナシード本人には十分私が怒っていることは伝わっていて(そりゃそうだわな)、しかも何度も自分の名前が出てくるナシードは私がにらむと目が合わないように必死に目を泳がせている。

「まあまあ、」とロビちゃんは私と子供たちをとりあえず上の階に行かせた。そしてちょっと耳打ちした。「多分ね、本当にナシードが嘘ついてるのもあるよ。ヒロコがステルコに行って、ステルコから電話がかかってきてヤバイ、と思ってるみたいだよ」ほほお。それで挙動不審なのか。「あのオッサン~!」「まあまあ、ナシードも今日終わらせるって言ってるから」

そして本当に、いつもなら絶対やらない時間の夕方の6時頃にもナシードは仕事をしていた。ロビちゃんや他の人たちがず~っと現場にいて見張っていたので(ごはんも食べずに)、チラチラ盗み見しながらやっていたらしい。

夜7時すぎ、ロビちゃんが上に上がって来た。

「終わったよ、配電盤。これで水道を通す壁、自分たちでやっちゃうよ。あとは水道局の人が来たらもう配管するだけにしておけばすぐでしょ」

「自分たちでできるの、そんなの」

「簡単簡単。でもね、」ロビちゃんが焼きうどんを食べながらちょっと笑って言った。「今日こんな風に終わったのは、ヒロコがあそこで怒ってたからだよ。じゃなかったらナシード、全部やらなかったと思うよ。まさか子供連れてすぐにステルコに行くと思ってなかったみたいだし、帰って来てからも日本語で10分くらい文句言ってたでしょ」

「だってあんまり頭にくるからさ」

「結構怖かったみたいだよ。電話で誰かに”ここのお金払ってる人がすごい怒ってるから”ってしゃべってたし」

「そっか・・・」ステルコに行ってマネージャーにも会えず、タクシー代の無駄だったとか思ってたけど効果はあったのか。しかも日本語でず~~~っと言ってた文句が効果てきめんだったのだ。まあ、どう見ても激怒している人が外国語で弾丸のように怒鳴ってても何を言われてるかわかんないのって気味悪いよね。しかも自分の名前は聞き取れる、と。

なんか毎回怒ってばっかりだけど、今日はうまくいってよかった。おかげでロビちゃんとお兄さんといとこは早速壁を壊して水道配管の準備をしている。配電盤のせいでこの壁を壊すことができなかったのだ。でも明日は来てくださいと水道局に要請しなくてはならなくて、そのあと金曜日になっちゃうから、来てもらえるのは日曜日か・・・。もしかしたら月曜日になっちゃうかもしれない。でも、今の七階でやったように、もし遅くなるようだったら自分たちで5階だけオーナーのところから水道をつなげてまた使えるようにしてしまおう、とロビちゃんは言っている。それで、晴れて5階に引越しだ!やっと、これでやっと自分たちの住む場所に移ることになる!

でも、この七階でもずいぶん気持ちが違う。ここに来てからなんだか本当にホッとしているし、ロビちゃんも昨日の夜、「なんかこのビルに引越しただけで気分がすごく落ち着いたよ」と同じことを言っていた。ああ~次5階に移ったら本格的に落ち着けるぞ~。

そして、今日はネットが開通したのだ!これはその5階の部屋からつなげているのである!すばらしい!もう重いPCをかついでカフェまで夜道を歩かなくてもいいのだ!ゆっくりだけど、段々快適になるね。

あとちょっとだ~!

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ダンス発表会

幼稚園のダンスの発表会があった。
なんと、その日実際に学校に行くまで本番だとは知らなかった。

金曜日なので普通はお休みなのだけど、その日はダンスのリハーサルがあるから衣装を着て夕方の4時に学校に集合、とロビちゃんから聞いていた。学校からもらうお知らせはいつも小さな紙に書いてあって何かあると渡されるのだが、もちろん全部ディベヒ語なので私はいつもロビちゃんに訳してもらっているのである。
息子がもらってきた紙切れには金曜日にチケットを買ってください、という内容のものと、4時に衣装を着て学校に来てくださいという二枚だった。
「ねえ、リハーサルなのに家から衣装を着て行くの?」
「う~ん・・・そうみたいだけど・・・」
「で、チケットを買って、っていうのは、本番を見るためのチケットってこと?」
「・・・・・・多分ね・・・」
「てか、なんでディベヒで書いてあってロビちゃんわかんないの~?」
「だってこれ、わかりにくいんだよ。全然なんの説明もないし、文も読んでも意味がわかんないよ」
「だからなんで~?」
しかし、この学校はとても段取りが悪く(もしかしてマーレの学校はみんな大差ないのかもしれないけど)、このお知らせの文章もいつも非常にわかりにくいらしい。とにかく、「チケットを買って」とか用事だけ書いてあって、なんのために、いつ、どういう手順で、というのがまったく抜けているのだ。しかも何か行事があってもいつもすごいギリギリまでぐずぐずと決めず、学校なのに組織的にアンオーガナイズなのだ。

まあ、とにかく紙に書いてあるとおり、衣装を着せて娘も連れて学校まで四人で出かけて行った。
息子の衣装はアラジンである。これは一人いくら、と決まったお金を払ってクラスで準備したものだ。なので、できあがったものを手渡されたから、「お母さんが縫ってください」じゃなくてよかった~ととりあえずホッとしたのだ。ゴールドっぽいつやつやの生地の短いベストに、ふわんとふくらんだ白いズボン。あのディズニーのアラジンっぽく作ってある。男の子がアラジンだし、息子も女の子は緑色のドレスを着ていると言っていたからてっきりジャスミンだと思っていたら、女の子はティンカーベルだった。クラスに集合してみると、女の子はみんな髪の毛をアップにして黄緑色の短いドレスを着て、背中に妖精の羽をしょっている。まあ~かわいい。

さて、クラスに集合して先生に聞いてみると、なにやらチケットはオフィスで買うという話。チケット?なんで?リハーサルじゃないの?すると他の子供のお父さんが「オフィスに行ったらチケットがもう売り切れだって言われたけどどういうことだ!」と文句を言いに来た。売り切れ?父母の分にも足りないくらいしか作ってないの?まったくよくわからない。でもどうやら詳しく聞いてみると、なんとこれから本番をやるらしいのだ。で、それを見るには今チケットを買いに行かなければならないらしい。どうりで、リハーサルにしちゃあ女の子はお化粧ばっちりだし、お父さんは手にビデオカメラを持っているし、なんだろう~???と私は思っていたのだ。なんだ、これから本番なのだ。早く言ってよ!そういうこと!

早速オフィスに行ってみると売り切れだなんだと言っている事務のお姉さんたちと父母がごちゃごちゃやっている。私は双方をしばらく聞いてから事務のお姉さんに「チケットが足りないのっておかしくない?親が見られない発表会って意味があるの?親の分は用意しておくのが普通でしょう」と英語で一気に言ってみた。みんなし~ん・・・。またやっちゃったか?でももういいや。「生徒一人につき親二人を最低計算に入れておけばいいことだし、毎年発表会やってるんでしょう?今まで一体どうやってきたの?」するとお姉さんたちは困った顔をして私に何枚いるのかと聞いてきたので、二枚ずつ、全日程買った。なんと、発表会は三日間もあるのらしい。なるほど、全部入りきれないから日にちを増やして割り振るつもりなのだ。それならそうと早く言えばいいのに。でも私は三日分二枚ずつ全部買えた。あるんじゃん?チケット。それともズバズバ言う外国人だからうるさいぞと思われて売ってくれたのか???

なにはともあれ、チケットを買えたので学校の一番上の階にある講堂みたいな場所にロビちゃんと娘と三人で行った。娘は子供だからチケットいらないでしょ?と言ってすまして三人で入った。というのも、チケット購入は一家族二枚まで、と言われたからだ。でもなんなく二枚のチケットで三人で入れたので、こういう風に適当だから椅子が足りなくなるんじゃあ?と思ったけどまあいいや。息子はもうクラスで行動しているので、私たちは先に座って出番を待つのである。こんなことならカメラもビデオも持ってくればよかったね、とロビちゃんと話しながら椅子に座った。まあ、幸い三日間あるわけだし、明日ビデオに撮ろう、なんて言いながら待てども待てども始まらない。やっぱり段取りが悪いんだなあ~なんて思っていると、ステージの上の閉められた黒幕の向こうから子供の泣き声が聞こえてくる。待たせすぎだよねえ。ステージの上でスタンバっている子供も、裏で待たされている子供も、いやんなっちゃって泣き始めているのだ。これが幼稚園の行事かしら。幼稚園って子供たちを扱うプロなんじゃないの~?長く待たせちゃダメってことくらい、私だってわかるわ。

すると、放送が入って、やっと本番が始まった!まずは息子のクラスよりひとつ大きい子達のクラス。みんな金と銀のスパンコールの衣装を着て手にも銀のポンポンを持っているんだけど、これが全員突っ立ったまま!幕が開いて音楽が鳴っても誰も踊らない(笑)!しかも一人の子は大泣きで涙をボロボロ、わんわん泣いている。でも、しばらくするとその大泣きの子がまず踊り始めた。泣きながらポンポンを一所懸命上下している。会場は大ウケ!!みんな手拍子を打って大応援!でもステージの子は泣きながらダンス。他の子はボーっと棒立ち。大歓声の中、一クラス目が終了した。私は他の子のクラスながらなんだか感動してしまった。泣きながら踊る子、ママを探している子、ただ立っている子、みんなでも少しずつ手を動かして一応ちょっとは踊ろうかな、って感じを見せていてすごくおもしろかった。きっと本人たちはひとりひとり真剣にステージに立っていたのだ。人の子のクラスを見てこんなに感動するなんて自分に意外だった。

そしてアナウンスで次はベイビーナーサリーA、と紹介が入った。息子のクラスだ。2歳半からの一番小さいクラスで、日本だったらまだ年少さんにもなれないちびっ子たちだ。ああ、うちの子はちゃんと踊れるだろうか。さっきのクラスを見てものすごい心配になった。でもすっごく楽しみにもなった。あんな風に息子もステージの上でダンスをするのだ。最近は幼稚園でこのダンスの練習をしていて、家に帰ってきても「わかる?こうやってこうやるの。わかる?」と一所懸命私に見せてくれていたので、振り付けもちょっと想像がつく。でも、果たして本番でどこまでできるのやら。

さーーーっと黒幕が両側に開かれると、息子はステージ上手(じょうずじゃないよ、かみてね)に立っている。私とロビちゃんと娘は息子に見えるようにちょっと腰を浮かせて思いっきり手を振った。ロビちゃんは大声で「ぼくちゃ~ん!」なんて叫んでいる。息子が私たちに気がついて「あれ?あんなとこにいるよ?」みたいな顔をした。すぐにリズムの良いジャンジャン跳ねるような音楽がかかった。すると息子、ズボンを少しつまんで両側に広げるようにして、ひざでリズムを取って上下し始めた!おお!ちゃんと動いている!というのも、他の男の子たちはまったく動いてない子がほとんどなのだ。でも、こういうときに男女の差が現れるのがおもしろい。日本でリトミックをやっていたときも、ダンスや歌は女の子の方が断然うまいのだ。先生の真似をするんだ、というコンセプトが伝わっているんである。でも男の子はどちらかというと自分が興味があって楽しい方に行ってしまうので、ダンスなんて関係なく走り始めたりしちゃうときが多い。息子のクラスは女の子の人数が圧倒的に多くて、ティンカーベルがずら~っと並んでいるんだけど、みんなすっごい揺れてリズムを取っていてとても上手!しかも度胸が座っていて、ステージから落ちるんじゃないかって思うくらい前に出てきてビデオカメラに向かって踊っている子がいて観客はみんな大爆笑!う~むスゴイ!それに比べて男の子は表情も変わらず、真顔で突っ立っている子がほとんどだ。女は愛嬌とはよく言ったもので、女の子はほとんどがにっこり笑ってきちんとステージで自分を「見せて」いる。息子はというと、動きは小さいけど、でもきちんとず~っとリズムに乗って揺れながら、手をくるくる回したり頭の上で手を振ったりと一応振り付けをこなしている!ステージのすそにいる先生が「次はこうよ!次はこれ!」と振り付けの見本をしてくれているのを真剣な表情で横目で見ながら、ちゃんと踊りきった!ものすごい感動した~!!親バカ!でも男の子の中では一番うまく踊れていた(アホ笑)!私は一所懸命観客の椅子から息子に手を振り、ダンスは終了。自分の子供が終わったあとはステージ裏の出口に迎えに行くのでそこに行って出てきた息子をめちゃくちゃ褒めた!「ぼく、上手だったねえ~~~!!すごかったよ!」すると、息子の鼻がぷんとふくらんで「うん、ぼく、おどったよ」ととても得意気。ロビちゃんも「いやあ~かわいかったねえ~」とメロメロなようす。ちょっと気に入らないのは娘(笑)。その日は家に帰っても「ママ、私の方がうまく踊れるよ!」と娘のダンスをずっと見物させられる羽目になった。

本番ギリギリまで本番だなんて知らずに行ったけど、リハーサルだと思って息子だけクラスに預けて帰らなくてよかった~としみじみ思った。この学校の連絡方法はアブナイ。これからはもっと根掘り葉掘り聞いて確認することにしよう。とりあえず初日を見られてよかった。明日はちゃんとビデオカメラを持って行くぞ。

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消えた牛乳

うちの子供たちは水みたいに牛乳を飲むのが大好き。なので、ほぼ毎日牛乳を買う。大抵は1リットルの紙パックをふたつ。

お店には色んな種類の牛乳があって、うちの子供たちは牛の絵が描いてあるために勝手に名づけた「牛さんの赤い牛乳」が好きだ。この牛さんの牛乳は色んな色で種類分けされていて、スキムミルクやフルクリーム、カルシウム補強やビタミン補強と、色も赤*2、青、紫、緑と全部で5種類以上ある。うちはいつも赤か紫を買っていたのだけど、この通称牛さんの牛乳、突然マーレのお店からなくなってしまった。今まで、マーレのどこのスーパーに行っても、小さいお店でも牛乳を置いてあるところには必ずこの牛さんがいたものだ!なのに、ある日を境にどこにも見かけなくなってしまった・・・。

この牛さんの牛乳はDevondaleというオーストラリア産の牛乳である。そして、これに続くもうひとつの売れ筋牛乳はDuch Lady というその名の通りオランダの牛乳があるのだけど・・・これまたないのである!牛さんがなければうちはいつもこのDuch Ladyだったのに、彼女すらいない(パッケージにはオランダの耳のある白い帽子をかぶった女性が両手にミルク缶をぶら下げて笑っている)!
これが、マーレ・・・。あると思っていちゃあダメなんである。なくなるととことんなくなる!いつものお店にないから違うお店に行って・・・と探してもみんながそうやって探して買うから本当になくなってしまうんである。そして次の貨物船が到着するのを待つしかないのだ。でも、次の船便にもしかしたら乗っていないかもしれない。そんなの、入荷するお店の都合なので消費者はなんともわからない。いつ来るかもわからない。もう来ないかもしれない。それがマーレ!そして子供たちの大好きな牛乳は消えてしまった・・・。

さあどうしよう・・・。牛乳が消えたからって飲みたいのは変わらない。他の牛乳ならある。もちろん、今までに比べたら数が断然少ない。あるのはオーストラリア産の牛乳二種類と、UAE産の牛乳・・・UAEのは前に買って娘がくさくて飲めないって言ってたっけ・・・それともこっちがくさかったんだっけ・・・?自分がごくごく飲むわけじゃないから覚えていない・・・。私は牛乳は好きだけどそのままあんまり飲まず、もっぱらミルクティーーにして飲んでいる。でもミルクティーが大好きなので、私も牛乳がないとさみしい。

そんなわけで今日は近所のスーパーにあったオーストラリア産の牛乳の安い方(笑)を買ってみた。新しいパッケージを見て子供たちは「新しい牛乳~!」と喜んで飲んで「おいしい~」と言っていたので、まずは一安心。でも、今日のスーパーでも、この牛乳は実は最後の一個だったのだ・・・。明日はまた違う牛乳にトライしないとならない~。そしてこの分だと今ある牛乳もすぐなくなっちゃいそう~。もう~これだからマーレって~。ていうか、いつでも同じものが同じ場所にある日本がスゴイんだよねえ、きっと。先月は日本米がなくなって日本人が右往左往した(今月入荷した!)!みんな仕方なく色んなお米を買ってみたけど(うちも色々買った)、値段がちっとも安くないのにおいしくなくて辟易したのだ。1kgで換算したら日本米より高かったマズイお米もあった!でもなかったら仕方ないからね、あるものを買って食べるしかないのだ~。

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とうとう引越し!

やっとこの日がやってきた。
引越しだ!
まだ完璧な引越しじゃないところがミソだけど、でもとりあえずはホテル予定のビルに住めることになった!
だからといって、まだ電気もきちんと通っているわけじゃないのだから、ある意味遅れるにしてもここまでくるとスゴイなあと思う。このビルは今まで一階と二階でお店をやっていて、三階と四階にビルのオーナーの家族が住んでいる。その上に、実は付け足してビルを建てているのだ。だから、下の四階分はもう10年くらい前からあって、上だけ新築というわけなのである。まあ、地震のない国だからできることだよねえ。これは全然めずらしくなくて、今はマーレのどこでも下の数階は古くからあって、上だけ建築中というビルはたくさんある。で、私たちは五階に住んで、その上の全部の階をホテルにしようと考えている。だって、お客さんが上の階の方がいいよね。普通どこのホテルやマンションでも上の方が値段が高いし、眺めもいい。うちは高くなるとちょこっとだけオーシャンビューなので、やっぱりそこをお客様用に、と思い自分たちはオーナー家族のすぐ上、つまりホテル部分の一番下の五階に住むつもりなのだ。ところが、この五階だけ、電気が使えてない!なんで?!って感じだけど、その上の方の階は電気がもう点くのに、五階だけ点かないのだ。

その理由はどうやら配電盤にあるのだそうで、今までの四階分で使っていた配電盤から上まで全部を含めた配電盤に取替えなきゃならないらしくて、その取替えの許可申請を今出しているからその許可がおりるまで待って、とか言われたのだ。この配電盤を取り替えないと今度は水道工事に着手することもできない。私はそんな配電盤を取り替えるなんて話も聞いてなかったし、その許可が必要だなんてことも知らないし、それが終わらないと水道工事もできないなんてさらに聞いてない!おかげで、ビルまで電気が通った~!なんて喜んでいても結局ちっとも入居できないどころか電気もまだ使えないことがわかったのだ。こんなんで水道工事がなんの問題もなく進むとも思えん!もう堪忍袋の緒どころか袋ごと破裂じゃ~~~!と私はロビちゃんに大爆発した。するとロビちゃん、ちょっと待って、と言って家を出て行き、夜になってから「明日引越ししよう!」と言って戻ってきた。明日???どうやって?

そう、ロビちゃんは今まで住んでいるオーナー一家のフロアの水道管から直接上の電気の使えるフロアに自分でつなげて水が使えるようにしたのだ!すばらしい!オーナーには水道代を半分払うということで了解を得て、晴れてビルに引っ越せることになった。引っ越すフロアは六階。もちろん、後で自分たちの四階に移らなきゃならないのでもう一度引っ越すわけだけど、でも同じ建物内だし、第一今の仮住まいのアパートに高い家賃を払わなくてすむのだ!このアパートは日払いで払っていて、もちろんそのへんのホテルよりは安いけど、普通のアパートよりは割り高になってしまうのである。まあ、前金やらデポジットやらを払わなくてすんで、しかも短期というのは他にないので、もうここしかなかったわけだけど、一間しかなくて普通のアパートよりは一ヶ月で計算すると高くなるのでとにかく早く出たかったのだ。

そうと決まったら慌てて荷造り!でもずっとスーツケースで生活してきたので荷造りと言っても増えたおもちゃとか食料品とか学校のものとかをバンバン箱詰め!あとは軽トラックのタクシーに乗せてひとっ走り。ずっと家なし状態のおかげで動きやすいっちゃあ動きやすい。ロビちゃんは荷物と一緒に荷台に乗って、私は子供たちとにゃんこを連れて普通のタクシーに乗った。にゃんこはうちに来た頃に専用に作った「メリーちゃんのおうち」というダンボール箱があるのだが、これに入れたらなんともういっぱいいっぱいになっていた!ねこも成長したのだねえ。まあ、小さなダンボールなのでもう中猫には無理なのだけど、いつもは上を開放して中でぎちぎちで狭そうに寝ているのである。そのダンボールににゃんこを入れ、飛び出さないように抱えて子供たちとタクシーに乗り込んで、新たな家となるビルに到着した!もちろん今までも何度も来たことはあるけどね。さすがに感慨深いものがあった!

さて、こちらのビルは大抵イギリス式で、一階がグランドフロア、そして日本で言うところの二階が一階、ということは・・・・・・私たちがとりあえず入る六階はなんと七階!しかも、グランドフロアの配電盤&水道工事がまだ控えているので汚れたら困るからエレベーターは使いたくない。第一、まだ階段にタイルやペンキなんかも置いてあってとてもエレベーターを使える状態じゃない。つまり、四階(日本で言う五階)に移れるまでは階段で七階まで上り下りするしかないのだ!いやあ~~~きつい!運動不足解消になっていいんじゃないの?と思ったそこのあなた、とんでもないっすよ!この暑い国で七階までいちいち上る大変さ・・・。一度外に出るともう戻りたくなくなっちゃうくらい辛いんだってば・・・。もちろんみんな同じで、下の階に住むオーナーのおじさんやおばさんたちが用事があってうちに来ても、ドアを開けるとみんなすごい形相をしてはあはあ言っている。引っ越した日に、おばさんがクッキーとコーラをおやつに持って来てくれたんだけど、般若みたいな顔をして「これ食べて~」と差し出すのでちょっとビビッてしまった(笑)。おばさんも私たちが長いこと家なし状態だったのをわかっているし、子供好きなので色々と気を使ってくれるのだ。とてもありがたいことです。

でも七階にとりあえず荷物を運び込んでみると、なんだかすごく落ち着いてホッとした気分になった!もう一度動くとはいえ、次は下のフロアに行くだけなのだ。ああ~~~よかった~~~。長かった~~~。今までの一部屋が狭かったので、広くなって子供たちは大喜び、リビングの端から端まで走り回っている。にゃんこもあちこち腰を落としてフンフン、くんくん。とにかく、フロアが違ってももう住所が変わらないというのは落ち着くものだねえ!周り近所のことも「これからここに住むんだなあ」という目で見るから、なんだか違って見える。実際は小さいマーレだから、もちろん何度もこのへんにだって買い物に来ているんだけどね。

さて、夜になってひとつの部屋を寝室にしてみんなで寝た。子供たちは新しくてきれいなベッドにも喜んで、さんざんはしゃいで寝るのがいつもより一時間半も遅くなった。まあ、初日だから大目に見よう~。

そして今日の朝、目が覚めると・・・ん???なんだか足が痛い。すっごく痛い。日本でしていた仕事で立ちっぱなしの日があったら次の朝はこんな風に足が痛かったっけ・・・なんて思い出しながらベッドから降りると・・・本格的に痛い!あんまり痛くてビックリした!それも、これまで何回もスノーボードに行って全身筋肉痛になって動けない~とかの経験した痛みじゃなくて今までなったことのない部分がめちゃくちゃ痛い!説明するなら、アキレス腱に鉄の棒が入ってるような???もうとにかく痛くてぎくしゃくする!そう、どうやら七階まで往復したのが原因らしい・・・。なんてヤワな足腰だ!と思っても、実際若いとはもう言いにくい歳であるのも確かで、そりゃもうとにかく痛いのだ。でも私は昨日は二往復くらいしかしてないような・・・?ロビちゃんや手伝ってくれたロビちゃんの弟、お兄さんなんかは荷物を持って一体何往復したのかわかんないくらいなのに、私は子供を連れて行ったのと、ごはんを食べに出たのだけなのだ!なんだけど・・・・・・もうこの痛さが尋常じゃない。そして今日も階段を降りるたびにものすごい痛みが走るので、原因は絶対階段しかない・・・と思う。今までもこのビルの屋上まで行ったこともあるんだけど、多分昨日は背中にPCやら貴重品を詰めた重いバックパックをしょっていたのもよくなかったのかもしれない・・・。両手に荷物も持って・・・ああ、三往復したんだ~結局は。荷物持って行ったのと、子供連れて行ったのと、外出一回。いやあ、しかし参った。ここに住むからには階段は避けられない。痛いけどがんばって行かないと、部屋から一歩も出られなくなってしまう。それには早く配電盤が終わって、水道工事が終わって、エレベーターが使えるように・・・ならないと・・・でも遠そうねえ・・・今までの経緯から見るとね。

そんなわけでビルに引っ越せてとってもうれしい反面、一日アキレス腱&ふくらはぎの痛みに耐える日になった。湿布を貼りたいなあと思ったんだけど、「湿布なんてマーレで見たことないよ」とロビちゃんに言われ、仕方なく日本から持って来てたバンテリンを塗ってみた。明日はちょっとでも痛みが減るといいんだけど・・・。でもまた階段行ったり来たりしてたら同じか~?

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しりとり

昨日の夜、寝る前にベッドの上に子供たちと並んで寝てしりとりをした。

驚いたのは、いつの間にか息子がしりとりのしくみを理解していたことである。娘がしりとりが大好きで今までもよくやっていたのだけど、息子は参加していなかった。でも、昨日の夜は「ぼくもやる~!」と参加してきて、しかもちゃんと「しりとり、はい”り”だよ」と言うと「りんご!」と正しく答える!スゴイ!子供っていつの間にかできるようになっちゃってるもんなんだねえ。

それもうれしくて、結構長いことしりとりをしていた。やってみると、娘にもビックリ。だって、「はい、次”び”だよ」と私が言ったら、「う~ん、じゃあびねつ!」と言うではないか。「微熱!?なんでそんなの知ってんの?」と私が聞くと、「だって前に熱はかったときに、ママがびねつだね、って言ってたじゃない」な~るほど~。すごいねえ、子供って・・・。

そしてまた続く。

娘「い~、い~、いす!」

私「す・・・スリッパ!」

息子「パ!?ぱ???ぱ~・・・ママ、”ぱ”わかんないよ~」

娘「私できるよ!パパ!」

私「そう、うまいねえ。パパ!じゃあ~パパイヤ!」

娘「”や”かぁ~。じゃあね、やさい!」

すると息子、飛び上がってひとこえ!

「にく!!!」

・・・野菜も食べてよね~・・・。

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そんなもんだって~

ロビちゃんは息子に色々夢を持っている。
「みんなが日本で育ててサッカーをやらせたらって言うんだよ」
「日本でサッカーやったってみんなうまくなるわけじゃないよ~。第一、もしうまくなったら絶対Jリーガーになってモルディブのチームではやらないんじゃないの」
「そっか~・・・」
そして、最近違うことを言い出した。
「僕、パイロットはどうかな」
「パイロット?なんでまた急に?」
「アメリカの学校に二年くらい行ったらパイロットになれるんだってさ」
「ああ~航空大学みたいなやつかな」
「パイロットだよ、パイロット」
「でも、パイロットは紫外線の強いのをコクピットで浴び続けて、しかも気圧の変化の大きさもあって命削って飛んでるって言ってたよ」
「そうかなあ~・・・」
すると娘が突然出てきた。
「パパ、パイロットは死んじゃうよ!」
「なんで?」
「あのね、大きなタコが出てくるんだよ!で、がば~ってやられちゃうの!」
「???タコ?」
わかった。それはまだホテル暮らしだった頃にケーブルで見た「パイレーツ・オブ・カリビアン」だ。
「それはパイレーツだよ。パイロットは飛行機運転する人」
「え?ちがうの?」
「パイレーツは海賊」
「かいぞく・・・ってなに?」
まあ、そうだよねえ。

そこでロビちゃん、本人に聞いてみた。
「ねえ、ぼくは大きくなったら何になりたいの?」
「う~んとねえ~ぼくねえ~」
先月の七夕の短冊には「ウルトラマンになりたい」って書いてたっけ・・・。さて、今月は何かな・・・。
「ぼくね、パン屋さんになりたい!」
「・・・・・・」パパ、がっくし。

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しおしお

今ひそかにちょっと気になっているもの。
それは・・・塩。
こんなに海に囲まれた国であるのに、自然の塩がどこにも売ってない・・・。どうせ使うなら自然の塩で料理したいな~なんて思ってたんだけど。
どこで売っている塩も全部「Iodized Salt」。Iodized っていうのがイマイチ日本語でわからないんだけど、塩化ナトリウムって感じかな?え?ちがう?や、ほんとによく知らないんだけど、それが自然ではないってことくらいはわかる。
ので、ロビちゃんに聞いてみた。
「ねえ、普通の自然の塩ってないの?」
「しぜんの塩?」
「そう。海から取った塩とか、岩塩とか、日本でも使ってたじゃない」
「ああ~そういう塩ね。ないよ」
「ないの?どこにも?外国人向けのお店にもないのかなあ?」
「ないね」
「じゃあIodizedしかないの?」
「Iodizedが一番体にいいんだよ。栄養あるんだって」
「ええ~!?だって自然じゃないんだよ?自然のものが一番だよ。誰がいいって言ってるの?」
「・・・・・・コマーシャル・・・」
・・・マジですか?
「テレビのコマーシャルは売りたいからいいこと言うに決まってんじゃん。そうじゃなくて本当にどうか調べなきゃ。海の塩はないの?」
「ないよ。海の塩なんて昔はみんなそれしかなくて海の塩を使ってたから、今は誰も使いたくないんだよ」
・・・・・・な~るほど~・・・。

ここは今が科学の勝利の時代なのだ・・・。
日本でもあったよね。科学っぽいものが一番いいとみんなが信じてた頃。で、そういうときに育った人たちが今じゃんじゃんアレルギーとかになってるのよね。そうか・・・今ここはその段階なのか・・・。
「私はやっぱり日本でも塩化ナトリウムを食べるよりは赤穂の塩とかがいいと思って使ってたんだよね~。ここもせっかく海しかないんだし塩作ればいいのにね~」
「でも誰も買わないよ」
・・・う~む・・・。

自分たちの手で環境や健康を一度破壊したところこそ、環境保護や自然食品に力が入っていたりする。日本だって昔は工場排水をみんな川にたれ流したりかまわず燃やして煙を出したりして公害病が蔓延して初めて気がついたのだ。だからこそ今度は環境問題とかエコとか言ってるけれど、現在発展している人たちはそんなの気にしている暇はない。一度壊してしまった人たちがいくらやめた方がいいよと言っても、相手にはその重要さは理解されないのだ。皮肉なことに自分たちで一度体験してみるまでは、耳に届かないのが普通なのだ。だからきっと、ここでいくら私が環境を考えようよとか、自然食品を食べようと言ってもそれもイマイチ伝わらないんだろうと思う。

う~ん・・・そうなると・・・自分で干して作るしかないか?塩?
海の水って乾かしただけで塩って取れるのかな???

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今日はガラが悪くてスミマセン~

独立記念日があったせいで2週間延期になったうちの配電工事。モルディブでは金曜日と土曜日がお休み。聖なる金曜日は仕事は休みなので、土曜日にしか配電工事はできないと言われたのだ。工事をするには道路をほじくらなきゃならなくて、うちのホテル予定のビルがほじくる予定の道路はチャンダニーマグという大きな道路。学校も近くにあるので学校が休みの土曜日しか掘れないというわけだ。この工事は一日では終わらないので、まず掘って配電してから道路を使えるように応急処置で埋め、次の土曜日に今度はきれいに道路を埋め直すという工程らしい。で、19日の土曜日に最初の掘る工事をして次の土曜日に埋め直しを、と言われていたのだが、その次の土曜日が独立記念日で埋め直し工事ができないため26日以降の土曜日からじゃないと始められない、と言われたのだ。それで私たちはまずぶち切れていたのだが、まあ相手が独立記念日じゃあ勝ち目がないのでぐっと我慢していた。

そして8月2日の土曜日、めでたく工事が始まった。この日はちゃんとやってくれていたのでまあいいだろう、とロビちゃんと思っていた。埋め直し工事は単なる道路工事なので、最初の配電工事が始まりさえすれば電気は通ると聞かされていた。工事を見守っていたロビちゃんとロビちゃんのお兄さんが「明日には電気が点くよ!」と言っていた次の日、学校に子供を送って行ったあと電話がかかってきて「電気点くのにあと2日くらいかかるって・・・」と言われた。どうしてなのか詳しく聞いてみると、配電をするには一度電気を落としてからやらなければならなくて、それには周囲の建物も一斉に停電してしまうので近所にその停電のお知らせを配らなければ配電できないと言うのだ。ロビちゃんはそれを聞いて爆発して話していた携帯をガン!と道路に投げつけたので通りすがりのインド人がものすごいビックリして口をあんぐり開けて私たちを見た。きっとロビちゃんと私がケンカしていると思ったんだろう。最初なんだかわからなかったので私もビックリしたけど、内容を聞いて私も爆発!そしてロビちゃんの腕をつかんで言った。「ロビちゃん、ステルコ行こう!」ステルコというのはマーレの電気は多分ここがみんなやっているであろう政府の電力機関なのだ。

私たちは電話をもらったその足でステルコに乗り込んだ。受付の女性には罪はないので、「話のできるマネージャーを出して」と頼んだ。私もリゾートのデスクにいたときや日本で仕事をしていたときでも、苦情を受けたことが数え切れないほどあった。リゾートのときははっきり言って何の関係もなくても日本人客の苦情だったら必ず私が行って謝った。最初は「違う部署の苦情なのになんで私が」と思ったこともあったけど、逆に自分の失態のときに他の部署の人たちが助けてくれたりしてから、なるほどお互い様か、とわかるようになった。だから、受付で矢面に立って苦情を受ける辛さを知っているのでなおさら受付のお姉さんにはきついことを言いたくない。でもあんまり怒り心頭でおだやかになれないので、「あなたが悪いわけじゃないのはわかってるんだけど、あんまり頭に来てておさまらなくてごめんね」と前もって言っておいた。

マネージャーだかなんだかわからないけど話ができるという人が来たので会議室みたいなところで私とロビちゃんとその人の三人で座った。私はこんなに工事を延期しておいてなんで今更停電のお知らせとか言っているのか、それならどうして前もってお知らせの紙を準備して配っておかないのか、今更そんなこと言い出すってのはなんなんだ、と一気にまくしたてた。すると相手が「あなたと言い争うつもりはありません。今回のことは私たちのケアレスミスです」とあっさり非を認めたので、逆に私が驚いてしまった。モルディブ人はまず謝らない。そして認めない。その上、こちらが何か言うとまだ話している途中でもさえぎって自分の言い訳をえんえんと始める。それはもう、相手に口を挟ませないくらいず~っと言い訳をするので余計に頭に来るのだ。ところがこの人はきれいな英語で「私たちの責任です」と言った。ほほお?私はちょっと彼の話を聞く気になった。彼によると、フタを開けてみたら電力が思っていたよりも大きかったそうなのだ。それで、一度カットしないと配電できないということになり、それなら停電のお知らせが必要ということになったのだそうだ。その電力の大きさをあらかじめチェックしておかなかったのはこちらが悪い、ということなのだそうだ。なるほど、他の建物の電力がどうなのか、うちがどう違うのかはよくわからないけど、彼の言ってることはよくわかった。そして彼は今週中、金曜日までには絶対電気を通す、と請け負ってくれた。「そんなこと言って、木曜に終わらなかったら金曜日だよ?誰も仕事しない日でしょ?本当に通るの?」と私が念を押すと、彼は必ず終わらせます、と豪語した。そこまで言うのなら、と私とロビちゃんはその日は納得して引き下がった。そして実際に、木曜日には配電が終わったという話を聞いた。ああ~今回はなんとかできたか~と私は本当にうれしかった。

しかし!しか~し!そこはマーレ、もちろんこれでは終わらなかったのだ。
今日になってロビちゃんがまだ電気が使えないと言うのだ。何でかと言うと、配電は終わっていてあとはブレーカーをオンにするだけらしいけど、それができてないから電気は使えないらしいのだ。なんだそりゃ?!「そんなの私が行ってブレーカーオンにしたるわ!」と私が携帯で叫ぶと、勝手にやったら法律違反になるらしいとロビちゃんが言う。まあ、ビル全体の電板だから家のブレーカーが落ちた~じゃあ上げようバシン!ってなわけにはいかないらしい。でも!もう~~~~~堪忍袋の緒が切れた!みなさま、切れた音が聞こえましたか?とナレーター口調で言いたい!冗談じゃない!「ロビちゃん、私これからステルコに行ってくる!」私は子供二人を連れてタクシーに乗り込んでステルコに走った。

ステルコの受付では先日のお姉さんはいなかったので、今日座っている二人の受付嬢にビルの住所を言って「その件で先日お話した同じマネージャーさんに会いたいんだけど」と言うと、お姉さんたちはなにやら相談をして「@@よね?」という感じで電話をかけ、今から来るから待っててくださいと言った。私はきっとすごい目つきで辺りをにらんでいたのでお姉さんたちはちょっと異様な空気に「なんだろう~?」って顔をしていた。しばらくすると同じマネージャーさんがポロシャツと普通のズボンでひげザラザラでやってきた。休日だから休みだったのだろう。きっと近所に住んでいて今呼ばれて出てきたのだ。彼は私を見るとこの前と同じ会議室にどうぞ、と手招きをした。私は子供たちを連れて中に入り、椅子に座った。

「まだ電気が通ってないんだけど、あなた金曜までにはって約束したよね。今日は土曜日だけど」と私が切り出すと、彼が「ああ、それはそちらの責任ですよ」とけろりと言った。「うちの配電工事は木曜日できちんと終わらせました。だから電気はビルまでは通っているはずです。そのあとのビル内のブレーカーのことはそちらが頼んでいる業者がやることですから、うちの仕事ではありません」。なに~!私は逆上した。あとは下請け会社が悪いってことなのか。「もしどうしても今日ビル内のブレーカー作業をやりたいのなら、特別費用として500ドルかかります」と言われて私はキレた。「今度のは自分たちの仕事じゃないって言っておいて、しかも私たちの側の責任だって言うのに、お金を払えばあなたがやってくれるわけ?グレートストーリーね!」と私が皮肉たっぷりに言ったら彼は「そういうわけではないけど、今日は休日だからもし作業をやるなら人を集めなければならないし、彼らにお金を払わなければならないからその分お金がかかるってことなんですよ」と付け足した。でも500ドル分もなんて一体何人必要なんだ?一日で500ドルってスゴイ金額だぞ?大体今さっき自分たちの仕事じゃないと言ったばっかりじゃないか?でもお金をもらえればやるってか?私はもう悔しくて悔しくて涙が出てきた。そう言えば「マーレでなにかビジネスをやろうと思ったら涙で脅すと進むものもある」とアドバイスを頂いたことがあるのを思い出した。べつに演技をしなくてももう悔し涙が止まらないのでいいや、このまま言いたいこと全部言っちゃえ!と私は思いっきりぶちまけた。「大体、電気だけで何週間待ってると思ってんの!これだけじゃないでしょ!その前の独立記念日からしてもうこっちは黙って我慢してやってるんだからね!」すると彼がまた説明を始めた。「木曜日が祝日になってしまったので、ブレーカー作業をする業者が来なかったんですね。運が悪かったんですよ。そうでなければ木曜日に業者がちゃんと来てもう電気が使えていたはずです」。そう、実は木曜日は突然休みになったのだ。なんでも、新しい法律が可決されるとかで、政府関係はすべてお休み、学校も公立なので全部お休みになっていたのだ。おかげで木、金、土と三連休になってしまったわけで、それが災いしたということらしい。でも私はそんなんで納得できない。「運が悪かったって?大体その前だって待たされたのは独立記念日じゃない!なんでいちいち法律決めるだけでみんな休むのよ!休みすぎだよ!仕事しろよ!」ここまで来るとすでに言いがかりである。

私がプチタオルで涙を拭いていたら彼の携帯が鳴った。「ああ、ダリフル」と彼が出たので彼の子供からの電話だとわかった。ダリフルというのはディベヒ語で子供という意味である。「お父さん、今まだ仕事でお話してるんだよ。うん、終わったら帰るから・・・」多分、休みで家にいてここに呼び出されて、子供が「パパ、まだ~?」みたいな電話をかけてきたんだろうと思った。子供にゆっくり話して聞かせてたこのくらいのディベヒなら私もなんとなくだけどわかる。話していた感じからして小さい子らしかった。そうか、この人も小さい子供がいるのね。私は新たな面を苦情に付け加えた。「あのね、電気だけでももう何ヶ月も待ってるのよ!今回の祝日だけじゃないのよ!その前からもうず~~~っと待ってんの!しかも!電気以外ではもう9ヶ月待ってんのよ!9ヶ月!こんな小さい子供二人抱えて住む家もないんだよ!それがどんなに大変なことかあなたにわからないでしょう!!」涙声で叫ぶと彼は「わかります、わかります、きっと高い前金と一緒に家賃を払わされているんですよね?」と同調した。でもべつに前金とか払ってるわけじゃないので「ううん、それは違うけど」と小声で否定しておいた。彼はとっても居心地悪そうに非常に困っていたけど、私は今日はそんなにすぐ引き下がるつもりはなかったのでどっかり座っていた。私が涙ながらに訴えているのでここは良くない場所だと判断したらしい息子は「ママ~いえにかえろうよ~・・・」とべそをかき始めた。母親にも子供にも泣かれたらたまらないと彼は思ったのか、「名前は何て言うの?いくつ?」と慌てて息子をなだめ始めた。私は椅子にふんぞり返ってすごい顔で壁をにらんでさあどうしようかと考えた。このままここでねばっても今日は事態は進行しない。私は彼の言う木曜日に来なかった業者に直接話しをしようと思い立った。「その業者の電話番号おしえて」と彼に言うと、彼はすぐに受付のお姉さんに聞きに行った。なんだ、知ってるんじゃん。じゃあやっぱりそっちの連携ミスなんじゃないの?教えてもらった電話番号にその場で電話すると、うちの電気工事をやっている現場監督みたいな人が出た。私が英語で説明したら英語がわからないらしく、何も言わずにがっちゃん、と電話を切りやがった。あったまに来て、すぐにロビちゃんに電話をかけ、一部始終を泣きながら訴えたら、マネージャーの彼が「だんなさん?ディベヒしゃべれますよね?ちょっと変わってもらえませんか?」と言うので携帯を貸した。ロビちゃんとマネージャーはディベヒでずいぶんしゃべった後、彼が私に「明日の朝一番に電気が使えるようにします。今だんなさんともそう話し合いましたから」と言った。ロビちゃんも「もう家に帰っていいよ。そこにいても今日はもうどうにもならないから」と言うので、引き上げることにした。まあ言いたいことは全部言ったし。私が「じゃあ今日はこれで帰る」と席を立つと彼もすぐに席を立ってドアを開けてくれた。早く開放してくれ~!って心の声が聞こえそうだったよ。

でも、家に帰っても夜になっても怒りが収まらない。なんだか、ふつふつと胸の中で煮えたぎっている。もう、あまりにも何度も何度もやられてきたので心底嫌になったのだ。電気が通ったら今度は水で(電気で水を上げるらしい)、水が通れば次の日にでも引越ししようと言っていたんだけど、これじゃあ水もまた文字通りフタを開けたらどうなるかわからない。なにやら色んな問題が出てくるに違いない。そして、来月はラマダンがやってくるのだ!断食の月、ラマダン!ラマダンの間は島は死んだようで誰も仕事なんかしやしない!ラマダンまで持ち越したらおしまいだ!そう思うともう誰にぶつけていいのかわかんない怒りでいっぱいだ!会議室にいたときも日本語で「どいつもこいつもふざけやがって・・・」と言ったらマネージャーさんはとても怖いものを見る目つきをして私の顔をそ~っと見ていた。日本語でも何か良くないことを言われている雰囲気というのは十分わかる。だから怒るときは母国語で直接怒った方が怒りが伝わる、とアメリカにいた頃に実践で実感した。さあ、これで水も何か問題が出て来たらもう黙ってないからね~。一体いつになったら入居できるんだあ~!!

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ピクニック

木曜日、また学校がお休みになった。なんでも、新しい法律が可決するらしい。それで政府関係はすべてお休みなのだそうだ。学校って政府?あ、公立だから?とか思ったんだけど、よくわからない。まあ、学校がないってのはわかった。こちらはテレビのニュースで「明日は学校はありません」って流して、学校からは連絡がなかったりするのですっごく困る。だってディベヒ語のニュース見てても私わかんないんだもん。で、ロビちゃんのお兄さんとか弟とかが「明日学校ないってニュースで言ってるよ~」ってわざわざ電話をくれたりする。お世話かけてます。スンマセン。

さて、こちらは金曜、土曜が休みなので、木曜が休みだと三連休。どうしてくれよう・・・。こちらとしては学校に行ってくれた方が楽なんだよねえ。まあ、仕方ないので夜子供たちに聞いてみた。

「明日学校ないんだって。どうする?」

すると息子「ピクニックに行きたい!」そう、息子はピクニックに行きたいとず~っと言っているのである。もう、ず~っと。

考えてみれば娘が小さい頃は日本でお友達としょっちゅうピクニックに行っていたっけ。日本の良いところはお弁当を作る時間がなくてもどこでもおにぎりやお寿司やお弁当が買えること。途中で買って公園に行ってシートを広げて座って食べて・・・ああ~なつかしい。でも息子が産まれてからは赤ちゃんの息子とまだまだ走り回る娘を連れてピクニックは大変で、段々行かなくなってしまった。でもそりゃ息子だって行きたいよねえ。

「わかった。じゃあ、明日はピクニックに行こう」

そう決めると子供たちは大喜び。息子は「あのね、おにぎりと、おすしと、にんじんとブロッコリーとたまねぎと、やさいもぼくたべるよ!」と叫んでいる。にんじん?たまねぎ?普段は野菜なんて全然食べないんだけどねえ。

「う~ん・・・あのね、おにぎりは作れるけど、お寿司は・・・ちょっと難しいかなあ。あと、お弁当箱がないからおかずも持って行けないんだけど・・・いいかなあ?」

私が説明すると息子はちょっと考えて「・・・わかった。じゃあぼくおにぎりでいいよ」と納得。よかったよかった。

というわけで、木曜日は朝からごはんを炊いてふりかけを混ぜて海苔を巻き、おにぎりを作った。まだ海苔があってよかった・・・。もうすぐなくなっちゃうけど。それをジップロックに詰めると娘が「そうだよね!お弁当箱がなくてもジップロックに入れたら持って行けるね!」と感動。子供って面白いね。

さて、ではどこに行こう?息子はドーニ(船)が好きだし(乗り物はなんでも好きなのよね)、ちょっといつもより気分転換ということで違う島に行こうか、と提案。マーレから簡単に行ける島は空港の島(ドーニで10分)、住宅島(と言うのか?)のビリンギリ島(これまた10分弱)、そして新しい住宅地用の人口島フルマーレ(これは長くて30分弱)のみっつである。ビリンギリはビーチがあってそこで遊べるし近い。フルマーレもビーチはあるけどちょっと遠いし、向こうの島に着いてからもビーチまでちょっと遠い。でもきれいだし広いビーチなので子供たちは思いっきり遊べる。どこがいい?と聞くと二人とも考えて・・・「空港の島!」あらそう?乗り物好きの息子にとっては「空港」という響きだけでもう良いらしい。娘は空港にくっついている子供用の遊具がある公園を覚えていた。

「ママ、公園あったところでしょ?あそこで遊べる?」

「うん、遊べるよ」

「じゃあ私も空港の島がいい!」

ということで、3人で空港の島に向かった。

ドーニに乗ると子供たちは後ろ向きに座って海を見ながら魚がいるとかスピードボートが走って行ったとか大騒ぎ。そしてすぐに空港の島に到着した。

空港の島には外国人用のとってもお高いホテルがあって、そこまでは無料送迎バスが空港から出ているので、それに乗ってホテルへ行った。そしてホテルの中庭の木陰になっている芝生の上でおにぎりタイム。ここにももちろんレストランがあるんだけど、とってもお高いので芝生だけお借りした(笑)。外で食べると具のないふりかけおにぎりでもすっごくおいしい!それに暑さですぐにダメになっちゃうので食べきらないともったいない。親子三人でもぐもぐもぐもぐ。

ホテルの庭にもちょこっと子供用に遊具が置いてあるのでそこで遊び、ホテルのプールは横目で眺める。
プール使用料は一人10ドルなので「泳ぎたかったらマーレに戻ってからビーチに行こう」と言うと子供たちもあっさり納得。おにぎりを食べてのんびりしていると、ホテル内にあるウエディングサロンの日本人スタッフさんにお会いした。彼女が「今日は忙しくないんですよ」とおっしゃると、すかさず娘が「ママ、髪の毛切りたい」と言う。以前ここで切ってもらったのを思い出したのだ。まあ、確かに伸びてきて暑そうだったので、お願いして娘の髪を切ってもらった。予期せず髪の毛を切れて娘は大満足、大人と同じような待遇でおしゃれにカットしてもらえるのがうれしいらしい。こんな頃からおしゃれ心が旺盛で私の方がビックリ。私はどちらかと言うとあんまりおしゃれな方じゃないからね~。お姉さんにありがとう~と手を振って、マーレに戻ってきた。

一度家に帰ったら、子供たちが「じゃあママ、ビーチに行こうか!」。えっ覚えてた?かなり暑くてすごい疲れてたから、もういいかなと思っていたんだけど、子供ってそうはいかないのよねえ。するとちょうどロビちゃんが戻ってきて「よし!じゃあビーチに行こう!」と張り切って次はビーチに行くことに。まあ家から歩いてすぐなのでみんなで歩いて行って、三人がばしゃばしゃ泳いでいる間に私は木陰に座ってちょっと休憩。いやあ~こんなに暑くなければそれほど疲れないんだろうけどねえ・・・。とにかく暑いから~。

朝から盛りだくさんの一日で、子供たちはお疲れのようす。子供たちがぐっすり寝入ってからすぐに私はカフェにネットをしに行ったんだけど、帰ってきたら娘のパジャマがお風呂場に置いてある。「あれ?吐いたの?」と聞くとロビちゃんが「そうだよ~。寝ながら吐いて、そのまままた寝てるんだよ~」と眠そう。どうやら、吐いてすっきりしちゃってまた寝たらしい。夜ごはんのあとにクロワッサンを丸々一個食べちゃって牛乳飲んでたから食べすぎかな?それにやっぱり疲れてるんだよね。と思ったら息子のおむつからおしっこがもれてびしょびしょになっている。しかもその後娘もおねしょしてやはりびしょびしょに。息子は今は寝るときだけおむつをしているんだけど、娘は滅多におねしょなんてしないから驚いた。やっぱり昼間遊びすぎたのかな~?おかげでシーツはどこが乾いてる場所なんだかわからないくらいになってしまって、仕方ないのでバスタオルを敷いて寝た。でもタオルからヒンヤリ冷たい湿気が伝わってきてなんとも言えない寝心地だった。いやあ昼あんまり張り切りすぎると夜も子供は影響が出ちゃうね。

ちなみに、次の日の朝「昨日の夜吐いちゃったねえ」と娘に言ったら「え?だれが?」だって。覚えてないらしい。まあそんなもんよね。おねしょもそのときは自分で「ズボンが気持ち悪いからちがうのはく」と言っていたのに朝になったら「おしっこなんて出てないよ?」としらっと言っていた。ほんとに覚えてないらしい。でもこちらは朝からシーツ、バスタオル、濡れた二人分のパジャマ、と盛大にお洗濯。息子は部屋の中に干したシーツに突進して、垂れ下がっているだけだからなんの手ごたえもないシーツをぺろんと通り越して向こうにあったテレビ台に思いっきりおでこから突っ込んだ。ベッドみたいに、シーツにばふっと体当たりできると思ったらしい。いくら同じ布でも干してあるのはひらひらぶら下がってるだけなんだってば。もちろん息子は大泣きして、おでこにはくっきりテレビ台の線がついた。まあ血が出てないからいいや。しかし、息子の「ピクニック~!」からおでこのたんこぶラインまで全部が影響し合って起きているんだからおもしろいねえ。

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心は錦?

先日、マーレの近くのリゾートで働いているロビちゃんの一番下の弟がやってきた。
マーレからすぐのリゾートなので、スタッフ用のスピードボートが行き来していて、それに乗れば簡単にマーレに来ることができる。もちろん、仕事のオフの日だけど、オフの日にそうやってマーレに出てこられるのだから、すばらしい。私が働いていたリゾートはマーレから遠くて水上飛行機で30分くらいのところだったから、マーレに出てくるのも大変だった。仕事をちょっと詰めて休みの日を2~3日ためて、水上飛行機に乗りたいですというリクエストを出しておかなければならない。それでもスタッフは「今日は水上飛行機いっぱいだからやっぱりダメ」と乗れないことが多かった。一番長いときで島から8ヶ月出られなかったことがある!一周歩いて20分程度の島にいつも同じ従業員と一緒に住んで8ヶ月!ものすごい閉塞感だった~。それに比べるとマーレに近いリゾートは楽でうらやましい。

そんなわけで一番下の弟がちょいと遊びに来たんだけど、最近彼が言うことがある。それは、「トゥットゥベ(ディベヒでちい兄ちゃんみたいな感じ?ロビちゃんは次男なので)、おしゃれじゃなくなったねえ・・・」である。

昔、ロビちゃんはリゾートの私服はTシャツと海パンだったけど(一日のほとんどを働いていたので制服を脱いだら寝る時間で私服はほとんど必要なかった)、マーレに出て来たらいつもきれいな服を着ていたのだ。ちゃんと襟の付いた色のきれいなシャツにジーンズやチノパンをはいていた。サンダルもリーフサイドの高いサンダルだった(リゾートでは制服のサンダルか裸足)。当時のロビちゃんは安い物を買うのが嫌で、一枚しか持っていなくても値段の安くない物を着ていたのだ。まあ安くないって言っても実際に一枚しか持ってなかったってところがミソだけど。本当に私物の少ない人なのだ。Tシャツ数枚、きれいなシャツ一枚、ズボン一本、サンダル一足のみ・・・。

それが今は、ドロドロのTシャツによれよれの半ズボンである。Tシャツももともとは私の弟がおみやげに買って来た日本のTシャツで質は決して悪くない。胸のところに「舟人」と書いてあって、背中には大きく「五月雨を集めて早し最上川」となかなかな達筆で書いてある。みんな「それ一体なんて書いてあるの?」と聞くので「芭蕉の句だよ」と説明すると「バショー?」と取り合えず聞いた手前ちょっと納得した顔をする。大体「五月雨」も「集めて早し」も「芭蕉」も説明しにくいし、句を一部始終説明しちゃうとわびさびもあったもんじゃないのよね。そしてそのTシャツのお腹の部分は今は色んな色の染みがついて非常に汚い。息子が手を拭くし鼻もかむし汚れた顔をそこでごしごしと拭いて、しかも抱っこしてもらうとちょうど靴をベルトに乗っけるので汚い靴でもいつも踏まれているわけである。そしてビルの掃除とかでロビちゃん本人の作業でも相当汚れてしまった。洗濯しても漂白しても白くならなくなってしまった。私は漂白剤を使った後に「わあ~白くなった~!」と思うのが結構好きなんだけど、こんなに漂白して白くならない服を初めて見た!

しかしてロビちゃんは気にせずそのTシャツを洗濯してはまた着る。他のTシャツ着れば~と言っても「どうせ汚れるから」と気にしない。じゃあ濃い色のTシャツならいいかというとそうでもなくて、紺のTシャツとかはこっちの強い日差しですぐに色があせて白っちゃけてしまうのだ。じゃあ陰干しにすれば、ってもちろん日の当たるところになんて干してませんよ~。着て外を歩いているだけで色が抜けちゃうんである。特にロビちゃんは今ビルのことであちこち行ったり外で荷物をトラックから降ろして中に運んだりしていたので日差しを浴びる時間が長い。顔なんて真っ黒だ。

新しいTシャツ買おうよ、と言っても汚いTシャツは何枚もあるからいらないと言う。ロビちゃんも私と同じく、「ホテルをオープンできるまでは」と色々節約しているらしい。まあ、もともと衣装持ちからは程遠い人だし。それに私もいつも「引っ越せたら」と色んなものを我慢しているので気持ちはわかる。服も引っ越して箱を開けて持って来た服を全部見てからにしよう、とか、「あれも日本から持って来たはずだ」とか、とにかくなるべく買わないで待っているのだ。服も今は最低限の物だけなので、ぐるぐる同じ物を着まわしている状態である。

そんなわけで、きったないTシャツを着ているロビちゃんといつも同じ服を着ている私・・・。息子も男の子なので遊びが荒く、服はすぐに染みが付いちゃうけど、子供だしかまわず着せている。娘だけはおしゃれが大好きでお誕生日に「なにが欲しい?」と聞かれてロビちゃんのお兄ちゃんにドレスを買ってもらったりして、毎日ひらひらしゃらしゃらドレスを着て歩いている。そして私にも「ママ、もうちょっとかわいいかっこしたら?」と言う。私が暑いからと言って一番涼しいスカートをはくと喜んだりする。そんな娘を見ていると、おしゃれ心がなくなったらヤバイかな・・・?とかも思う。ちょっとくらいはキレイにしてなきゃかしらねえ~。

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マーケット終了~!

連日通っているナイトマーケットも明日でおしまい。でも、うちはほとんど今日売り切ってしまえそうなので、明日は出店しないことにした。出店するために屋台を設営するだけでお金がかかるので、売るものが少ないならやらない方がいいのだ。

というわけで、今日はうちは一日早い店じまいセールとなった。
最後なので、始まる時間の8時に子供たちも連れて店に行った。店ではもうロビちゃんとお兄さんと弟が準備をしてくれている。私はのんびりタクシーで二人を連れて開始時間ギリギリにお店に行った。行く途中のお店もあちこちより道して品物を物色。やっぱりナイトマーケットは安い!きれいなTシャツの値段を聞いたら30ルフィヤだと言うので思わず買ってしまった。だって、マーレで普通に買ったら絶対150ルフィヤとかするんだよね。もう自分が練り歩きたいけどちょっと見るだけで我慢してお店に座った。

子供たちはポップコーンを買ってもらってしばらくはおとなしく店に一緒に座っていた。やっぱり食べ物ってスゴイねえ。でもポップコーンがなくなったらつまんないとか帰りたいとか言い出した。二人とも「ママいっしょにかえろう」と言うのだけど、今日は店番を最後までやらせてくれるとロビちゃんが言っていたので、ロビちゃんが泣く子供二人を連れて途中で家に寝かしつけに帰ってくれた。いやあ~子供を寝かしつけなくてよくて店番なんて楽しいね~!

今日は最後ってもう最初から決めていたので、値段がぐっちゃぐちゃ。売り尽くしセールだからね。でもあんまり安く売りすぎちゃっても利益が出なかったら意味がないのでもちろんボーダーラインは決めてある。そしてそれ以上に値切ろうとする人とはすごいかけあいになる。しつこい人はもう~しつこい。
「これいくら?」
「それ40ルフィヤ」
「じゃあ30は?」
「ダメ。40」
「いいでしょう、30で」
「ダメ!40でラストプライスなの!」
「それなら35」
「もういいよ、40で買わないならそこ置いて行って。買ってくれなくていいから」
という会話がず~っと続く。特にインド人は値切る値切る。一人の人なんか40ルフィヤの服をずっと35と言い張り、40じゃなきゃ売らないと言ったら「OK」と言ってお金を出したのでそれで納得して買うのかと思ったら、受け取ったお金を確認してみると全部5ルフィヤ札で一枚足りない!合計35しかないのだ。
「40って言ったでしょ!あなたも今OKって言ったじゃない。足りないよ」と言ったらその5ルフィヤはそちらで何とかして~みたいなジェスチャーをクネクネやるのであったまに来た。で、渡していた商品をむしり取って35ルフィヤを突っ返したら、やっと仕方なく40ルフィヤ払ったのだ。それなら最初から素直に払えばいいじゃん!しかもきちんと数えなかったらわからないようなごまかし方で切り抜けようとするところがセコイ!ビックリした!でもなんだか彼らのカルチャーらしくみ~んな一様に値切る。まあ、いくら安いナイトマーケットとはいえ、インドの物価に比べたらみんな高く感じるのかもしれないけどね。値切るのはかまわないけど(マーケットは値切る場所でもあるので)、一枚少なく渡すというやり方に驚いたよ。でも私だってもちろんきちんと数えるもんね。

そんなこんなはあるけど、マーケットの店番自体はすっごく楽しかった。アメリカにいたときも自分で芝生の上に座ってガレージセールをしたっけ・・・。アパートを動いたりして引越しするたびにガレージセールをやった。そこに自分で描いた絵も一緒に並べて売ったりもした。私が初めて自分の絵を売ったのはそのときだ。売れた絵は大学で専攻していた美術授業で描いた絵で、提出して戻ってくると売った。今考えると授業で描いた課題の絵でまで商売するってのも必死だねえ。絵のはじっこに小さく成績とか書いてあったりさ。でも大きな作品になればなるほど持って動くのが大変で、しかも画材はお金がかかるからよっぽど気に入ってる絵じゃないかぎり売って次の足しにしていた。そういえば日本で予備校に通っていた頃も、油絵科の子たちはキャンバスの生地を枠からはずしてもったいないから裏返しにしてまた書いてたっけ・・・。油はキャンパスだし絵の具も高いしお金がかかるんだよね~。私は木の板に書いてできあがったらパネルにするというのが好きだったのでやっぱり紙よりはお金がかかったけどね~。お金のことを気にしていたら絵なんて描けないんだよね~。

話がそれちゃった~。おかげで楽しく店番をすることができた!しかもディベヒ実践教育って感じで、うちで値段をつけていた数字がだいぶ頭に入った!これがすばらしい!やっぱり私はお勉強するタイプじゃないのだ(いばるなって?)。というか、もともとお勉強して頭に入るほど良い頭じゃないのでこうやって体で覚える方が身になりやすいんだよねえ。30、40、50とかってのはわりと簡単に覚えられたんだけど、25とか45になるとうっ・・・ってなっちゃう。でも、この店番をやらなかったらきっと30も40もまだまだ覚えなかっただろうと思う。やっぱりやってよかっただよ。なんでも無駄なことはないのだねえ。

さあ、さっき私は家に戻ってきて、入れ替わりにロビちゃんが店じまいと撤収に行った。
今日はどれくらいの売り上げになるかな?ロビちゃんはもうすっかり気が早く、「来年の仕入れはどこに行こう・・・たくさん量売らないと利益が少ないから・・・」と早速来年のことを考えているし。日本じゃ鬼に笑われるんだよ~。でもやる気満々なのは良いことだね!

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ディベヒなぞなぞ

毎日遊びに来ているKさんの子供たちは日本語もディベヒ語も話す。
ある日一番上のお兄ちゃんが私に聞いた。
「ねえ、マグ(ディベヒ語で”通り・ストリート”の意味)はマグでも歩けないマグってなーんだ?」
「え?歩けないマグ?なにそれ?」
「へへ~答えは、ビリマグ」
おお!ビリマグという木の実というか、小さいフルーツがあるのである。すっごく酸っぱいんだけど、みんなそのままかじって食べるのだ。
「すごいじゃん!ディベヒのなぞなぞだね!」
「そう。じゃあ、フェン(ディベヒで水の意)はフェンでも飲めないのは?」
「え~・・・飲めないフェン・・・?」
「答えは~フヴァフェン(ディベヒで夢)!」
「ほほお~!」

なにが驚いたって、「くりはくりでも食べられないくりってな~に?しゃっくり!」と同じタイプだってこと!ディベヒをやればやるほど日本語と似ている点があるなあと思っていたのだけど(少なくとも英語とかは日本語とかけはなれてるよね)、まったく同じしくみのなぞなぞまであるとは!

「ねえ、もっと他にないの?」
「うーんとね、じゃあ、入れないムードゥ(海)は?」
「う~ん・・・なにかな・・・」
「マホムードゥ!」
「マホムードゥって・・・・・・ナニ?」
「男の人の名前」
「・・・・・・え~っと・・・」
なんかいきなりレベルが下がったぞ。それじゃあ「切れない剣はなに?答え、高倉健!」みたいなもんじゃんか・・・。

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常連だね

今このブログの更新をするためにジェイドに来て座っていたのだけど、今日は誰もオーダーを取りに来ない。こっちはのんびりしていて、平気で20分くらい何も聞かれないときもあるので、しょうがないなあと思いつつ、隣の人にメニューを持ってきたウェイトレスの女の子に「いつものね」と頼んだ。

そうしたらすぐに彼女がお茶を持って来たので、「すっごい早いね!」とビックリして聞いたら「あなたの顔を見たらもう私たちお茶作り始めてるわよ」と言われてしまった。おお~とうとうオーダーしないで物が出てくるようになってしまったか~・・・。それだけ通ってるってことだよねえ。もうここったら私のオフィスだよ。

そしてふと思い出した。ヒルトンで働いていた頃、リピーターの日本人男性がいた。彼は中年で、いつも一人で4泊くらいやってきて、来ると何をするでもなくバーでず~~~っとコロナビールばかり飲んでいるのである。すっごく陽気で誰とでも話してくれて楽しいおじさんだったので、スタッフ(特にバースタッフ)は彼のことが大好きで、みんな彼のことを「コロナさん」と呼んでいたっけ・・・。彼が島に到着すると「ま~たコロナさんが来た~!」と言ってみんなで歓迎したねえ。私も何度か仕事のあとにバーで一緒にお茶を飲んで(もちろんおじさんはコロナ)お話をした。コロナさん、どうしてるかなあ?まだモルディブのリピーターで来てくれているのかしら・・・。

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やっと進展!

今日は結構充実した日だった!

まず、ロビちゃんが朝早く家を出て、ホテル予定のビルに向かった。そう、今日はずっと待っていた配電工事の日なのだ。でも、本当は先月にもう終わっているはずだった工事で、祝日などで伸ばし伸ばしになっていたため、ロビちゃんは先週からず~~~っと電力会社に電話をかけ続け、きちんと来てくれるのかどうか念を押し続けた。これが大事。ここの人たちは何度も念を押さないと忘れちゃうからね。もうしつこいくらい、毎日ロビちゃんは電話をかけた。その電力会社で親戚が働いているっていう知り合いにまでかけていたくらいである。

その配電工事は道路を掘り返すので(マーレの電線は全部道路の下に埋まっているため)、土曜日しかできないのだそうで、そのため毎週土曜日を待っていたのだ。そして今日、やっと!ああやっと!電力会社の人たちがやってきて工事を始めてくれたのだ!!!ロビちゃんは朝もはよからビルの前でうろうろ彼らがやってくるのを待っていたのである。今回は本当に来てくれてよかった~・・・!私も工事が始まったという電話をもらってものすご~くホッとした。だって、ずっと期待しては裏切られ、ストレス満載だったんだもん。でもこれで電気が通れば入居することができる・・・!やっとこの仮住まい生活から開放される・・・!流浪生活8ヶ月だよ、もう!頼むよ、マーレ!

そんなわけで気分もうれしく、ベッドシーツなんか洗濯しちゃって部屋もきれいに掃除してから買い物に出かけることにした。最近大した買い物に行ってなくて、色んなものがない。まず、帽子がやぶけてしまったので私は帽子が買いたいのだ。やぶけるほどかぶるってどんな国・・・?ってただ暑いだけだよね。紫外線、もう浴びてていい歳でもないので、帽子とサングラスはやっぱり欲しい。なのでメインストリートのマジーディーマグにお買い物へ。

出かけたのが洗濯のあとで遅くなってしまったし、子供二人を連れて歩いているといちいち柵を手でベロベロベロ~と触って歩いたり、途中で水飲む~って言って立ち止まって水飲んでこぼしたり、落ちているお花を拾ったりするので(お花はどこでも毎日咲いてるのよ)、なかなか進まない。しかもまっ昼間の暑い時間だったので、少し進んではお店に入って涼む、そしてまた進む、というのろのろ行軍。がんばって歩き続けると暑さで子供が嫌になって抱っこ~!と泣き、余計時間と労力がかかるので休憩のためにお店に入るのはコマメに必要。途中、かなり種類豊富に化粧品を扱っているお店に涼みに入ってみた。そこでは先月、日本の紫外線予防化粧下地クリームをみつけたことがあるお店で、私はひそかにチェックしているのだ。そのクリームは「おお!こんなところにこんなのが売ってるのかあ!次買おう!」と思っていたら次に行ったときにはもうなくなってしまっていた。マーレでは見つけたときに買わないと次いつ入荷するかもわかんないしね。失敗失敗。おかげで今は子供用の日焼け止めを顔に塗っている。で、今日もそのお店でゆっくりじっくり端っこから棚を眺めていたら・・・なんと!化粧水をみつけた!というのも、日本から持ってきた化粧水がなくなってしまってずっと買いたかったのだけど、こっちでは化粧水というものをみかけないのだ。クリームはたくさん売っている。美白、みたいな白くなるクリームってのがすっごく種類もたくさんあってよく売れていて、「へえ~モルディブ人も白くなりたいんだ~」なんて変に感心したりしてたんだけど、化粧水というものがどこを探してもない。Face Lotionという化粧水っぽい液体を買ってみても、開けて使ってみると乳液よりもクリームっぽい中身だったりするのだ。で、私はマーレでは売ってないんだ~と化粧水をあきらめていた。ところが、今日そのお店の棚を見ていたら中が見える透明のボトルで液体の入ったものを見つけて、名前はやっぱりFace Lotionだけど、中身はどう見ても水。おお!これはもしかして!と思い後ろに書いてある使い方なんかをよ~く読んでいたら・・・一番下にMade in Japanの文字が!これだ!Made in Japanならまちがいない、化粧水だ!と私は大喜びでそのボトルを買った。しかもなんだか安かった。こんなに物価の高いマーレでたったの15ルフィヤ・・・。200円弱・・・。え?あやしい?大丈夫大丈夫、もっとあやしいのいっぱいあるから!Made in Japanを無条件に信用!

そしてそのお店を出て次の休憩場所、本屋さんまで歩いている間にお祈りの時間になってしまった・・・。お祈りの時間になると店は全~部閉まってしまうのでもう買い物はできないのだ~・・・。ああ、帽子を買える店まで間に合わなかったか・・・(笑)。出発も遅かったから、やはり子供の足だとたどり着けなかった。娘と息子は本屋さんの前で中を覗き込みながら「開くまで座って待つ~」と言って道端に座り込んでしまった。でも昼のお祈りの時間が一番長くて、12時くらいから2時まで閉まっているのだ(だからって二時間もお祈りしてるわけじゃないよ)。・・・ムリ。というわけで、そこから家へ帰ることに。でも私は思わず化粧水が見つかったので今日の買い物は大収穫!

お昼ごはんを食べたあとはロビちゃんがジェイドでネットをしてきていいよと言ってくれたので、PCをかついでジェイドに行ったらこちらでできた友人もネットをしていて、楽しくお茶しながら話をすることができた。それからネットもたっぷりしてメールのお返事やら色々書いた。ちょっとブログまで手が回らなかったけど。

そしてロビちゃんが今日は最初からナイトマーケットに行っていいと言ってくれた。私は結構店番をしたかったんだけど、「子供が寝たら電話して。交代しよう」という感じでやっていたらなかなか子供が早く寝なかったりしてどうも店番に行けないのだ。初日に一時間くらい店番しただけで、そのあと全然行ってなかったし、ということはつまりロビちゃんが毎晩ずっと店番をしているわけで、私は日中も夜もず~~~っと子供と一緒、という日が続いていたのだ。このナイトマーケットは長くて10日間やっている。私は目に見えて子供とばっかりの日が続いて「大人と話したい~!!!」という日が続いていたのだ。大体「子供を寝かせてから」というのが無理なので、今日はロビちゃんが寝かせるから最初から行っていいと言う。「なんでもママじゃなきゃダメ」となってしまうともちろん私も大変だけど子供たちも辛いことになるわけで(私ができないときはすごくストレスがたまるわけだから)、本当はママでもパパでも誰でも大丈夫、というのが一番いいのだと思う。一人の人のやり方だけじゃなくて、色んな人の色んなやり方があってそのどれでもまあいいや、と思える人にならないと将来大変だもんね。てなわけで、今日は大変かもしれないけど子供とロビちゃんを置いてさっさとナイトマーケットに行った。

ナイトマーケットに行ってみると、月末の給料日あとになってすごい人が多くなった!初日はまだパラパラだったのに。そしてみんな最初の2~3日で下見をしてからこことめぼしをつけた店に出向いて買うのでもう買う人はジャンジャン買っていく!おもしろい!私はロビちゃんに品物の値段をあらかじめ聞いて、それを品物、値段、値段のディベヒ語の言い方の順に紙に書いて持って行った。私は算数の段階でつまづいているので数字となるとアレルギー反応を起こしてちっとも覚えられない。もう覚える前から脳みそが逃げているのである。でもマーケットで出店するのにそんなこと言ってられないし、値段はみんな100とか80、60、50みたいに楽な数字ばかりなので、とにかくそれだけでも言えるように紙に全部書いた。そして店で使うフレーズも頭に入れた。ディベヒがそんなにわからなくても「安いよ~!」とか、「Tシャツ一枚60だけど2枚なら100!」とかが言えればいいんだからね。それに、外国人がディベヒ語で「見においで~!」と叫んだ方がみんなビックリしてとりあえず見にくる(笑)。ロビちゃんはそれだけでも何かひとつ売れるんじゃないかと言って、私に店番をしてほしいとずっと言っていたのだ。ロビちゃんは家で子供たちと一緒にいるので、店はロビちゃんのお兄さん、弟、いとこたちがみんな手伝ってくれている。私はその真ん中に入ってみんなの真似をして安いよ~!と大声を出し、結構ディベヒの数字も頭に入ってきた。まさに、これが実践で覚えるってやつだね。今日店番しただけで、使えるようになった単語が結構増えた。まあ、うちの品物の呼び名と値段なんだけど(笑)。

このナイトマーケットは日本の屋台みたいなものを道路に出して売っているんだけど、実はこの屋台を毎日設営して毎日撤収しなきゃならないので、私はビックリした。日本はお祭りの日程の間は道路のわきに屋台を置いておけるもんねえ。まあ、その道路は日中は普通の道路だから撤収しないと通れないので、毎日みんな夕方にテーブルを出して照明を点け、品物を並べ、夜終わる12時近くに撤収するので、さすがにその撤収は自分がやるよと言ってくれていたので、さっき家に戻ってきてロビちゃんとバトンタッチした。ロビちゃんは子供たちと一緒に少し寝られたし、まあよかったかも。毎日手伝ってくれているロビちゃんの弟なんかは今日も店番をしているときに疲れちゃって途中から元気がなくなっちゃってた。無理もないよねえ。お疲れ様です。

そんなわけで、今日は朝から夜までずいぶん充実した日だった。たまにはこういう日もないとね。

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プチ定食

日本のテレビを見てCMで釜飯の素を見たので、釜飯を作った。CMと同じ釜飯の素を先月日本の母から送ってもらってあったのだ。もちろんお米に混ぜて炊くだけなんだけど、もう炊いてるときからいい~匂い!できあがって大喜びで子供たちと「さあ食べよ!」と食卓についたら娘が「ママ~・・・私白いごはんがいいの~・・・」と不服顔。そう、娘は白いごはんが好きなのだ。まあ確かに色んな場所で色んなお米を食べて、改めて日本のお米のおいしさを再発見するのはとってもよくわかる。確かに私も日本のお米が一番おいしい。他のお米だと何か味付けをしないと白いままでは食べられないくらい味が違うのだ。なのでパラパラのバスマティライスはチャーハンやチキンライスで味付け、モルディブでノーマルライスと呼ばれるお米はココナッツミルクで炊いてガルディアのスープを混ぜて食べる、といった具合に、工夫しないと食べられない。だから、日本のお米は白いごはんで食べたいというのが娘の意見なのだろう。
「でも釜飯だよ~日本の味だからおいしいよ~食べてごらんよ~」私がおいしいおいしいと言って食べて見せると娘はちょっとごはんの部分だけを食べた。なるほど!うちの子供たちはみんな野菜がきらいで野菜を食べないので、釜飯の素はたけのこやにんじんがもうすでに混ざっているのでそれがいやなのらしい。でも間違ってちょっとにんじん食べちゃうくらいがいいかなと思って「今日は白いごはんじゃなくてこれだから」と言って釜飯を食べた。私は感動するくらいおいしかったんだけどねえ~。子供って・・・。

そして、次の日お昼ごはんにKさんにいただいたうどんを子供たちにゆでた。実はマーレには生麺というものはない!リゾートサプライヤーにはもしかしたらあるかもしれないけど、普通には売っているのは乾麺しかない。なのでと~っても生麺を食べたくなるのだ。そして、なんとKさんはうどんを自分で打っているのである!すばらしい!そう、ないものは自分で作るしかない海外。和食が食べたければ、うどんも自分で打つ!そしてその貴重な手打ちうどんを分けてくださったのだ。このコシのあるおいしい生の太いうどんが子供たちにも大好評!実は私たちも日本から製麺機を買って運んできてあるのだ。それはまだ荷物の箱に入っていて開けていないのだけど、太さを調節してうどんでもスパゲッティでも作れるようになっている。近所のジャスコで見つけたのだけど、そんなに売れ筋の商品ではないらしく(笑)、一番下の棚にぽつんと置いてあって、しかも箱がベコベコに壊れていた。でも「これだ!」と思った私たちは即決で買って持って来たのだ。

さて、最近私は自分の分をあまり作らずにまず子供たちの食べ具合を見てから考える。だって、手打ちうどんや貴重な日本の食材のものを残されるともったいなくて嫌だから。本当は日本の物はもったいなくて現地で買った物はまあいいや、と思ってしまうのはよくないんだと思う。だってどちらも食べ物は食べ物だからね、やっぱり両方大事にしないとなんだよね。でも、つい、高いお金を払って買った日本の食材とか、日本からわざわざ送ってもらった物とかを残されると「ああ~もったいない!」と思ってしまうのだ。だからってマーレで買って作ったものを残してもいいや、って思っちゃいけないんだけど。でもつい、やっぱり、日本の食材は「貴重品」という考えが頭にあって、すごく違う感情で見てしまう。なので、子供たちが残した物を食べてからまだ足りなかったら何かを作ったりするようにしている。だって、子供の分と自分の分をきっちり作ると必ず余るんだもん。

この日は二人ともかなりうどんを食べたけど、やっぱりちょっと余ったので、それを私が食べ、昨日の釜飯も一緒に食べた。なんだか、日本のファミレスの「うどん&釜飯セット」みたいだった。「ごはんも麺も両方食べたい欲張りなあなたに」って感じ?しかも・・・う~んおいしい。やっぱりこれを余らせて捨てるなんてできない~。でもちょっと釜飯、ちょっとうどんではまだ足りなかったので、仕方なくパンを食べた。炭水化物ばっかり!炭水化物大好きだけどさすがにおかず食べたい~と思ったけど面倒くさいので(笑)夜ごはんでおかずを摂取しよう!と決めた。
さて、夜ごはんは何にしよう~。子供がいるからもちろん毎日作らなきゃならない~。これが自分とロビちゃんだけだったらこんなにマメに作らないかもしれないけどねえ~。

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