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学校の思い出

子供達の学校生活を見ていると自分の子供の頃を思い出す。

私は勉強がきらいで、休み時間中も授業中も(だから勉強できないのだ!)ずっとノートにマンガ描いてる子供だった。クラスで人気者でもなく、スポーツはすべてダメで、背も他の親が「何か病気?」と驚くくらい小さくて成長してなかった。背が伸びたのは高3と浪人中(笑)。それでもよく、「でも絵では賞とかもらってたんでしょ?」と言われるけど、図画工作も美術も飛び抜けてよかったわけじゃなかった。
よく覚えてる授業がいくつかある。
一度「お友達の顔を描こう」という図工の時間で、私は小椋さんの顔を描くことになった。出席番号で「お」の次だったんだよね。で、班にして机をくっつけて小椋さんのお向かいになったのだ。私は小椋さんの顔は描きやすそうだな、なんて考えながら描き始めた。授業時間もそろそろ終わりそうという頃、私の小椋さんの顔の絵もほとんどできあがり、あとは後ろに見えている担任の先生の机にかかっているテーブルクロスの葉っぱを塗るだけになった。細かいお花のもようで、この葉っぱはいかにも「黄緑色をチューブから出したそのままの色」だったので、何も混ざっていない黄緑をちょっと出してちょんちょんと葉っぱを塗れば完成!!!とワクワクして黄緑をパレットに出した。
すると。
「片岡!もうそれ以上絵の具を出すんじゃない!もったいない!!」といきなり先生に大声で怒鳴られた。
心臓が飛び出るかと思った。
先生にしてみれば私の絵はほぼ完成で(葉っぱは小さい丸だったので)、先生の目から見ればもう塗るところはないのに、なに新たに絵の具出してんだ!!!ってことだったのかもしれない。でも、パレットの上はもう終わりだからこそ、全部色が混ざっちゃってて黄緑そのものはなかったのだ。そして私はそのチューブから出したままみたいな黄緑色を最後に塗って仕上げ!という段階を最初から考えてて、最後に黄緑を塗るのを楽しみにしていたのだ。突然怒鳴られて手が震えるくらい怖かったけど、でも絵の具はもうパレットに出しちゃってあったので、「よかったああ」と思いながらその黄緑を塗ったのを覚えてる。だからその絵はちゃんと完成した。先生には怒鳴られたけど、周りの子がみんな「すっごいそっくり!」「これ、小椋に似てるよなあ!」と言ってくれて、とてもうれしかったのを覚えてる。
またもうひとつ覚えてる夏休みの宿題で、規定サイズの画用紙になんでもいいから絵を一枚描いてくる、というのがあった。
私は課題がなくてなんでもいいっていうのがうれしくて、空が大好きなので迷わず空を描くことにした。授業って大体小学校から高校までモチーフがあって、「これを描くように」ってのが多いからね。
そこで画用紙いっぱいに空を描いて、横にちょっと崖なんかも描いて、夏休み明けに先生に提出した。そうしたら、先生がすごく怒って言った。
「お前、なんでこんな手抜きしてんだ!」
大体、学校の先生ってどうしてこんなチンピラみたいな話し方するんだろうね?「お前!」なんて普通呼ばないよね、相手のこと。すぐ怒鳴るし。
私はこれまためっちゃ驚いたけど「手抜きじゃないです・・・」と小声で言った。すると先生は「手抜きだろう!なんにも描いてないじゃないか!!!」とさらに怒鳴って私の絵をポイ、と横の机に投げた。
ビックリした。
私は今でも空が好きで空を描いてるし〜それを背景の手抜きだとも考えたことないし〜・・・。
後から美大用の予備校に通うようになって、先生に「絵の具をもったいないと思って描いてて良い絵が描けるわけないだろ」と逆に言われたときに「ああ、自分はやっと正しい場所に来たなあ」と思った。
うちの子供たちも、私が絵を描いてると横で私のアクリル絵の具をじゃんじゃん使って一緒に描いてるけど、私はべつに何も言わない。前うちに学校のお友達が来て一緒に絵を描いたときに、そのお友達のお母さんが気を使って「あんまり紙も絵の具も使わないのよ」と言ってたので、私が「いいからいいから、好きなだけ好きなように使えばいいから」と言ったらそのお母さんは恐縮してた。でもいいじゃんね、絵の具くらい。好きに使えば。
そして描き上がったあとに子供に「どうしてこれを描いたの?」と聞くとすごく楽しそうにお話してくれる。大体子供の絵ってすごいしね。私はもうあんな風に描けないからすごいなあっていつも思う。
なんか学校って、もうちょっと子供の話を聞いてくれる場所になるといいよね〜っていつも思うんだけど。今うちの子供達が通ってる学校の、スリランカ人のアートの先生も例もれずひどいもんです(^-^;

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世の中色んな子がいます。

学校でのできごと。

ちょっと前から、娘のことを好きな男の子がいた。確か去年同じクラスだったのかな?その頃からその男の子が娘の気を引くようなわざとらしい行動をしていたらしいけど、今年はその子と違うクラスになって実は娘は喜んでいた。そうしたら、その男の子B君が、娘が入っているのと同じクラブ活動に今年から入ってきた。娘は「まあ誰でも入りたかったらしょうがないもんね」と頭では納得しつつも、「でもうざいんだよね」とちょっと文句を言っていた。
そんなある日、そのクラブ活動の中でB君と娘の仲良しの女の子がケンカをした。内容はすごく些細なことでとても子供っぽいものだったんだけど、それにB君が娘を追加した。追加したと言うのは、娘はそのケンカに直接関わってなかったんだけど、B君がケンカした相手の女の子が娘と仲の良い子だったから、どうやらこの件で娘の気を引けると思ったらしい。そのケンカが起きてから、B君はまるで娘がケンカをふっかけたかのように周りの友達に言いふらして、娘には毎日手紙を渡し始めた。娘が「もう〜すごく頭に来る!私関係ないのに5年生中の子が私がB君にひどいこと言ったと思ってるんだよ!しかもこんな手紙渡してくるの!」と怒っていて、手紙を見せてくれた。その手紙はすごく子供っぽくて、文章も構成がなってなくて意味がわからないところがちょこちょこある。そして内容は「僕と友達にならないと校長先生に言いつけるぞ」というちょっとした脅し文句が並んでいる。それが毎日だったので、娘はさすがに嫌になって生活指導の先生に相談して、そのB君とケンカした女の子と娘とで話し合いをしてもらった。なのにその話し合いの後も手紙攻撃がまったく変わらず続いたので、娘も私も「ダメじゃん」と思っていたんだけど、そこで先学期が終わってシンハラ正月休みに入った。
休みに入れば学校で顔を会わさなくなるし、ほとぼりもさめるだろう〜と娘は喜んでいた。
ところが。
今学期が始まった初日。
子供達が学校に行って私が家でのんびりしていたら、学校から電話がかかってきた。電話に出ると生活指導の先生で、「今日、子供達を迎えに来るときにちょっと早めに来てオフィスに寄ってください」と言う。そのとき先生が、「娘さんのバッグについてお話したいんです」と言った。
(・_・)はあ。娘のバッグ・・・?
先生は付け加えて言った。「あ、心配しないでください、娘さんも息子さんも何もなくて元気ですから。ただ、スクールバッグのことについてお話したいんです」
スクールバッグ・・・?
なんだかよくわからないけど子供達に何かあったわけじゃないと言うので、まあそこは安心した。学校から電話がかかってくるとやっぱりドキッとするよね。
でもなんだか気になったので、早めに学校に行って生活指導の先生のオフィスに行った。生活指導の先生、ミスTは待ってましたとばかりに私にスクールバッグを見せてくれた。学校指定の、スクールカラーの紫色の大きなバックパックだ。娘の名前が書いてある。ところが、見るとバッグの厚みのところを右から左へ、ジャキジャキジャキと切れ目が入っていてバッグがパックリ開いてるんである。
そう、誰かが娘のバッグをハサミでバッサリ切ったのだ。どうしてハサミとわかるかと言うと、切ってある線がジグザグになっていて明らかにハサミで切った切り口になっているのだ。
ミスTの説明はこうだった。
娘のクラスはちょうど体育の授業でみんなグラウンドに行っていた。娘のクラス担任の先生がそろそろ生徒達が体育から戻ってくるから、と少し早めに教室に戻ったら、娘のバッグがパックリ開いて中身が床にこぼれ落ちていた。学校では廊下の壁にフックが並んで付いていて、自分の名前の書いてあるフックにバッグをかけるようになっている。なので、廊下には一直線にずらりとみんなのバッグがぶら下がっている。その中のひとつだけ、娘のバッグが開いていて床の上に物が散らばっていたので、先生がそばに寄って見てみると、ジッパーを閉め忘れたんじゃなくて大きく切れているのがわかった。担任の先生は刃物を持った変質者の男がバーン!と頭に浮かんで、恐怖におののいて階下に人を呼びに行った。小学部の校長先生、ミスT、教育マネージャー(教頭先生って言うのかな?)、学年主任、みんな集まって娘のバッグを取り囲んだらしい。でもどう見ても何かが引っかかってちぎれたような痕ではなく、刃物で切ってあるので「こりゃたいへん!」という騒ぎになった。
体育の授業から戻ってきた娘は担任の先生に「あのね、ちょっとバッグを見てみて」と言われて自分のバッグを見てビックリ!先生が「体育に行く前は切れてなかった?」と確認するも、娘はもちろん行く前はなんともなかったから驚いたわけで、その驚きを見てまだその場にいた先生方全員が娘は何も知らず、体育でいない間に第三者の誰かにやられたと確信したらしい。
そして私に電話がかかってきたのだ。
ここまで聞いて私の頭に思い浮かんだのはそのB君だけだった。他にはまったく思い当たらないし、廊下の壁にずらりと並んだバッグの中から娘のだけ選んで切るのは娘に確執のある証拠で、どれでもよかった中で偶然ってわけじゃないと思う。
そこで、ミスTに正直に話すことにした。証拠があるわけじゃないからなんとも言えないけど、自分の中に思い浮かぶのはB君しかいないこと。前学期に話し合いをしたからミスTも問題があったのは知ってるけど、実は話し合いの後もB君は娘に手紙を渡し続けていたこと。それを娘がとてもいやがっていたこと。
するとミスTはB君がまだ手紙を渡していたことに驚いていた。話し合いの後、すっかり解決したものだと思っていたらしい。
娘が授業を終えてから、ミスTと息子も一緒にみんなで購買部に行って、ミスTが新しいスクールバッグを買ってくれた。そして前代未聞の事件で学校側もきちんと調査をします、と約束してくれた。学校の廊下にはセキュリティカメラが付いていないのでもう犯人はわからないけど、B君の担任にも話を聞いてみます、と言ってくれた。
みんなが体育の授業から帰ってきてバッグを見たので、娘のバッグの話は同じクラスですっかり有名になり、クラスメイトのお母さんの数人からも色々聞かれた。中・高等部の生徒がやったんだ、という噂が流れたけど、実はその噂を流した張本人がB君だったので(手当たり次第言いふらしていた)、逆に私はB君のしわざだな、と確信を持つようになった。娘の担任の先生から、授業中にB君が何回か娘の教室に来て、ドアをノックして走って逃げたりしていたことを聞いた。このバッグを切ったときも、みんな授業中だった時間なので、彼は自分の教室から抜け出していたんだと思う。この学校は「トイレに行きます」と言えば簡単に教室から出られるんである。このバッグが切られた時間帯に廊下でB君がウロウロしているのを見たという先生もいた。でも彼が切ったという証拠がないので、結局彼だとは言えないまま数日が経った。
私が一番「いやだな」と思ったのは、犯人がB君であれ誰であれ、授業中ハサミを持って準備して教室を抜け出し誰かのバッグを切る、という実行に移せた子だ、ということだ。普通子供も大人も色々な想像をする。想像で気に入らない子のバッグを切りたいと思うこともあるだろうと思う。でも、それを実際に行動に移してやってしまうかどうかが、普通の人との違いだと思う。娘は中・高等部に知り合いは2〜3人だけなので、バッグを切られるような接点を持つ生徒がいない。中高部の生徒が切ったと言うのは最初からデマだなと思った。つまり、どう考えても犯人は小学部の生徒で、その年齢で刃物を手にして実際にバッグをあんな風にザクザクと切れるなんて、このまま大きくなったらどんだけゆがむんだ、という気がしてそこが怖いと思った。まあ私はそんなに神経質になってたわけじゃないけど、娘のクラスメイトの他のお母さんの中には「うちの娘にも何かあったら」と戦々恐々として、「もっと学校に抗議した方がいいわよ!」と私よりパニクっている人もいた。
そしてB君のママは実はこの同じ学校の1年生か年長さんを教えている先生なので、学校側は私がB君の親につっかかりに行かないように、私にすごーーーく気を使っているのが伝わってきた。
バッグが切られてから3〜4日、B君は学校に来なかった。しかし久しぶりに彼が学校に出てくると、娘のバッグのジッパーが開いたままになっていたりした。娘は「絶対そうだと思うんだよね」と言いながら、しばらくはバッグを廊下のフックにぶら下げないで教室の中に入れておかせてもらうことにしていた。
するとまたB君が学校に来た日、娘が休憩時間が終わって自分の机の中を見たら物の位置が変わっていたらしい。娘はきちょうめんに物を揃えて机の中にしまっているので、位置がずれたらすぐわかるそうなのだ。それで「おかしいな」と思っていたら、B君が娘のクラスメイトの女の子に「今日僕がこの手紙を(娘の)机の中から盗んだから、そう(娘に)伝えといて」と言ったらしい。その女の子が娘に「B君、こんなこと言ってたよ」と教えてくれた。その手紙は女の子同士でやりとりしてたたわいのない手紙だったらしくて、娘は気持ち悪いから無視していたら、B君の方から「これ、床に落ちてたの僕が拾ったよ」と持ってきたらしい。
私が学校に迎えに行ってそれを娘から聞いてすぐに、娘と一緒にまたミスTのオフィスに行った。
娘の教室に来て机の中をゴソゴソしていたのはもちろん、娘の教室に誰もいないときを狙ってやってること、そして机の中は学校と言えどもプライバシーの部分で、今回はB君本人が自分から盗んだと言っていたこと、何度もミスTからもB君に忠告してもらっているのにまだしつこいこと、もう頭に来たのでB君の親と話をしたいこと。
ミスTは明らかに私とB君の親との話し合いをさせたくないようで、とにかく学校側からB君本人にもB君の親にもしっかり話をするから待ってくれと言った。
ふむ。
じゃあまあそちらから話してもらいましょう。
いざとなれば私がB君のママが受け持ってるクラスに行けばいつでも話ができるからね。
この「手紙を盗んだ」後は学校側からかなり指導があったみたいだった。それまでは娘の気を引こうと娘の近くでわざと大声を出したり、娘の前をチョロチョロしたり、そしてなんと息子にまでぐじゃぐじゃ言ったりしていた。息子も「なんで僕までなんか言われなきゃなんないの。B君、いちいち僕につっかかってきてうるさいんだよ」と言っていて、ミスTもB君が息子にまで何か言っているのに気がついていたので、その辺も含めて怒ってくれたらしい。そしてB君が「先生トイレ」と手を上げても、「じゃあ◯◯君、B君と一緒にトイレ行ってあげて」と、B君の担任の先生が監視役をつけてくれるようになったそうで、B君はひとりでトイレにも行けなくなった。逆に娘にも、娘の担任の先生が「トイレとかに行くときもお友達と行動してね」となるべくひとりにならないように指導してくれていた。B君はそのへんからちょっとおとなしくなった。
そして今日、ミスTと娘とB君でまた話し合いがあった。B君はここまで書いてわかる通り、子供っぽい「ちょっと大丈夫か?」とまで思うような幼稚な部分があるので、ミスTに娘に対するしつこい態度などを怒られてかなりおどおどしていたそうだ。娘は「やっと最近何もしなくなった」と喜んでいた。う〜んなんとか収束したかな?ってかんじ。これで何もなくなるといいんだけどね。それにしても世の中の娘を持つ親御さんはきっとこういうことをみんな一度は心配しているよね。私もいつかこういう問題が起こるかもなあとは思っていたけれど、まさかこんなに早く来るとは思わなかった。もっと、娘が働き始めて25歳くらいとかならあるかもなとか思ってたんだけど、まさか5年生は早いよなあというのが今回の正直な感想。B君はママもこの学校で先生をしていることだし、このまま中・高部に進むと思うので、やっぱり小学校が終わるときにここを出るのは良い去り時なのかもね。

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