準備期間も今日で最後

さてさて、記念すべき第一号のお客様の予約を明日に控えた私たちは・・・かなりプチパニックになっております。

今日何回も「カギどこ置いたっけ~」と焦るロビちゃん。やることはいっぱいあるのに子供の学校の送り迎えとか日常の生活もこなさなきゃならないので私もどたばたしています。「看板屋さんに電話してもう一個スタンプ作って、ああ契約書プリントアウトしなきゃ・・・きゃ~!学校に遅れる~!」といった具合です。のんきにチョコパンなんて食べてパワーパフガールズを見ている娘を急がせてコッコのバイクに乗せて学校へGO!そしてまた「え~とルームサービスのメニュー完成させて・・・」と考えていると「ママ~おしっこ出ちゃった~」と息子。危うく濡れるところだったカーペットをぎゃー!とめくって床掃除。「ぼくねえ、まにあわなかったよ」と平和に言われると「つ、次は早く行ってね・・・」とこちらも平和的解決に(笑)。そしてプチパニック、ちっとも通り過ぎません。

そんな中、お昼の12時24分には全員家から出るようにとロビちゃんから指令。実はこれ、こちらの縁起かつぎみたいな占いみたいなもので視てもらったところ、お客様が来る明日ではなく今日オープンした方が風水(?)が良いのだそうで、その「オープン」にあたっては一度全員家から出るのだそうです。そしてコーランの一説が書いてある紙を窓に貼るのだとか。「おふだじゃん、それ!」と三枚のおふだの話を突然思い出した私。こういうのって、どこでもあるんだね~!正直びっくりしました。だって偶像崇拝が禁じられているのでシンボルとか像とかが一切ないこの宗教で唯一使っているのがコーランの文字を書いた額やキーホルダーや車の中のブラブラ飾りなのですが、なるほど、お札を貼ったりもするんですね。こういうのはなんだか共通点があって好き。風水とかもおもしろいよね(だから風水じゃないっての)。おふだ、貼ろうじゃないの。家から出ようじゃないの。

というわけで12時21分くらいにみんなで玄関から出てぼんやり待つこと2~3分。「なんで?ねえなんで今外にいるの?」と娘は質問だらけ。「なんか縁起がいいんだって」「エンギ?エンギってなに?ママ!」と騒いでいるうちに12時24分は通りすぎ、無事オープン儀式終了。これで気持ちはオープンです、はい。

そして今日はコッコのバイクの後ろに乗せてもらってタクシーセンターを三つ回りました。というのも、数ヶ月前マーレのゲストハウスに住んでいたとき、もう5年以上もあるゲストハウスなのにタクシーに乗って名前を言っても「それどこ?」と何度も聞かれたので、これはいかんな、と思ったからなのです。ゲストハウスやホテルなのにタクシーの運転手さんが知らなかったらたどり着けないじゃないですか。そのときはもうマーレに慣れていたので「ほら、イスラミックアカデミーの目の前だってば。ソーサンマグから入る細い道!」とか説明してましたが、普通説明できないですよね。

というわけで、タクシーセンターの皆様へ、というお手紙をプリントし、うちの地図も載せ、住所電話番号すべて書いてその上に名刺をホチキスで止めてタクシーセンターに持って行きました。タクシーはそれぞれのタクシーセンターに登録していて、道がわからなければ無線でセンターの人に聞くため、センターには細かい場所すべてが載っているマーレの巨大地図が貼ってあって、どこでも説明してくれるわけです。そこに直接行って新しくゲストハウスとしてオープンすることを連絡しておかないと!と思ったのでした。

「ハロー!明日新しくオープンするのでよろしくお願いしまーす」と笑顔でセンターに座っている人に紙を渡し、場所を説明してから買ってきたチョコクッキーの箱を差し出して「これ食べてね」とおみやげも渡しました。

マーレには六個くらいタクシーセンターがあるらしくて本当は全部回りたかったけど、今日は半分しか行けずに学校のお迎えの時間に。まあ、明日また行きましょう!って、明日はもうお客様来ちゃうんだよね~ああ~またもやプチパニック!

でも子供たちはずっと家にいるのはムリだし、騒いでいると私もイライラするので、夕方にはエイッと気合を入れて二時間、公園に行きました。公園にいながら本当はやることいっぱいあるんだけど・・・なんて思いつつ、それでもちょっとリフレッシュ。なんと言っても子供たちの気分が変わります。やっぱり体を動かさないと辛いよね。

そんなわけで帰ってきたらまたやること山済み。じゃあこんなブログ書いてないでやれって?はい、まさにその通りです。ちょっと気分転換でした~。

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おお!雇い主!

今日、初めて人を雇った。

ホテルを経営するからには、絶対従業員を雇わないと回していけないので、それは最初から予定していたことなんだけど、いざ決めるとなるとドキドキするもんだね。

面接、オーディションを数え切れないほどやってきた自分だけど、逆の立場になるのってなんだか信じられなかった。歳を取ったのかなあ~なんて思ったり。もちろん歳だけじゃないだろうけどさ。なんとなくね。

最後の仕上げで色んな場所をロビちゃんが自分で工事していて、近所のレンタル道具屋さんからドリルとかタイルを張る左官屋さんの道具みたいなのを借りていたところの人から雇ってくれないかと言われたのだ。

その人はもう5年間モルディブで働いているバングラデシュの人で、甥っ子がモルディブにやってきたばかりで仕事を探していると言う。ちゃんとワークパーミットも持っているそうだ。ワークパーミットを持っているなら法的に問題はない。それなら会ってみようか、とさっきうちに来てもらった。子供たちが寝た後じゃないとゆっくり話しができないからね。

さて、そのおじさんと一緒に来た甥っ子という人は一目見た感じすごく若い。彼は英語もディベヒ語もできないのでコミュニケーションのしようがなく、おじさんが通訳してくれた。おじさんはもうディベヒ語ペラペラなのだ。今のレンタル道具屋さんの前はリゾートで働いていたのだそうだ。甥っ子はなんと19歳。真面目そうな子で、言葉もわからないし新しい国に来たばっかりでどうしたらいいのかな~って感じが見てとれる。ぱっと見て、私とロビちゃんは悪い子じゃないなとすぐ思った。ロビちゃんと二人でチャンスをあげよう、とすぐに決めた。

ロビちゃんも15、6歳で何もわからないままリゾートで仕事を始めた。みんな最初はわからないし、初心者だ。これから仕事も言葉も覚えてくれればいいし、なんといっても真面目そうなのがいいと思った。ここではバングラデシュの人は真面目によく働くので評判がいい。どうしよう、って迷ったらバングラデシュの人を雇った方がいいよとアドバイスをくれた人もいるくらいだ。

そして、私も昔はチャンスが欲しかった一人なのだ。カナダにワーキングホリデービザで行き、仕事をしたくてとにかく履歴書を送って面接を受けた。当時私は映像の美術関係に進みたかったので映画会社、テレビ会社、演劇関係すべてを電話帳で探し、映画なら映画会社のAからZまで全部に履歴書を送って電話をかけた。それが全部ダメだったので次はテレビ会社のAからZ、つぎは・・・ととにかく電話帳を見てかたっぱしから働かせてくださいと頭を下げて回ったのだ。でもどこでも答えはNOだった。本当~に全滅、「経験がない」「若すぎる」とNOばっかり。あるときあんまり断られ続けたので私の回路のどこかが切れて、すがりついて頼んだことがあった。「どこかでチャンスをもらえないと、経験なんて積めないじゃないですか!こんなにどこでも受け入れてもらえなかったらどうやって経験を積めとおっしゃるんですか!お願いです!たった一度のチャンスが必要なんです!そのチャンスを与えてよかったと思っていただけるようにがんばりますからとにかくチャンスをくださいーーー!!!」と食い下がった。あまりの私の必死さに、そのときの面接をしてくれた人が私にやれやれって感じで言い放った。「経験が欲しいならボランティアをしてきなさい」この言葉に私は二の句が告げなかった。そうか・・・最初から給料をもらおうってのがもう甘いんだ・・・。経験を自分でどうにか積んできてから出直して来いと・・・・・・。

その頃私は24時間オープンのベジタリアンレストランでバイトをしていたのだけど、どういうわけかアーティスト志望の若者ばかりが集まってバイトをしていて、小説家志望、役者志望、歌手志望、と色々いて、話を聞いてみるとやはり写真家のアシスタントのボランティアをしているとか、自分の進みたい道で稼げている人はほとんどいなかった。ボランティアで勉強して、経済面はレストランでバイト、だったのだ。

そのとき私はがっくりきたけど、その後私を拾ってくれた人もちゃんといた。全部ダメだったあとに「そうか、映像といえばアニメもあるじゃん」と思いつきアニメ会社にトライし始めてすぐだった。ちょうど読んでいた雑誌にエイリアンの監督のインタビューが載っていて、若かった頃アニメの会社にいたから自分で絵コンテを描けてそれが今に生きているという話だった。私も映画方面に進みたかったので「なるほど!」と思ったわけだ。

でアニメの会社をAからZまで総当りし始めてすぐに、ある会社の社長が、持って行った私の作品集を見て「ふ~ん。じゃあ明日までに新しいスケッチを描いてまた持って来て」と言ってくれたのだ。そんなこと言われたのはそれまでの6ヶ月で初めてだったのでうれしくて、その日の夜にスケッチを描いて次の日に飛んで行った。するとその社長さんは「ふ~ん。じゃあまた明日持って来て」と言い、それを数回繰り返した後に「じゃあ来月から始めようか」と言ってくれたのだ。私は本当に本当にうれしくてマジで涙が出た。自分の力で自分だけで自分の行きたい方向のために進めたのが初めてだったからだ。あのときのチャンスは本当にうれしかった。

今日、じゃあ明日から来てねとバングラデシュの青年に話しをした後、あの頃の、チャンスが欲しくてしょうがなかった自分を思い出した。彼が一所懸命仕事をしてくれることを祈ろう!ロビちゃんに教えてもらえばリゾートでも十分働いていけるスキルが身に付くはず。ロビちゃんもリゾートのあらゆる部署の仕事を経験したから、教えてあげられることはたくさんあるのだ。後は本人がどこまで吸収できるかのみ。でもあまり、期待しすぎないように、様子を見ましょう~。若者、がんばれ~(お、オバサン発言だね)!

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お父さんの写真

昨日の夜、ロビちゃんのお父さんの弟さん(つまりは叔父さん)の家にちょっと遊びに行った。ロビちゃんのお父さんの一番上のお兄さんが来ていると聞いたから。

その叔父さんには私も初めてお会いした。一番上の叔父さんだからお歳なんだけど髪の毛は減ってなくて白髪でとてもやさしそうなおじいちゃんって感じだった。

お会いして話ているうちにふと、思いついてその家の叔父さん(義父の弟さんの方)にロビちゃんのお父さんの写真はありますかと聞いてみた。ロビちゃんのお父さんはロビちゃんが15か16歳の頃に病気で亡くなったのだ。はっきり覚えてないのは、ロビちゃんたちは年齢をあまり気にしていなくてロビちゃん本人もいくつのときだったのかわからないらしい。当時は(っていうか今でもそうだけど)とても若くて結婚して子供を持つのでロビちゃんのお父さんは亡くなったときも結構若かったはずだと思う。もしかしたら今の私よりも若かったんじゃないだろうか。

しばらく奥の部屋に入っていた叔父さんが一枚の写真を手に戻ってきた。白黒で、ところどころ茶色く色あせてすごく古い写真なのが一目でわかる。写真を手に取って見てみると・・・ロビちゃんの実家の島と見られる場所で、外のココナッツの木を背景に5人の男性が並んで立っているところを全身写した写真だった。

私は一目で一人の男性に釘付けになった!ロビちゃんそっくり!!!おでこのかたちも目も鼻も口も今のロビちゃんにそっくりな人がいる。

「この人!この人でしょう、お父さん!」

すると叔父さんは私の指差した写真の中の人を見てにっこり笑って言った。

「そうそう、その人だよ。わかったね」

わかるよ・・・。だってほんとにそっくりなんだもん。ロビちゃんはあんまりお母さんに似ていないので絶対お父さん似だろうなとは思っていた。でも、こんなにそっくりなんて!兄弟の中で男が5人、女が2人だけど、ロビちゃんが一番お父さんに似ているんじゃないだろうか。

なんか・・・・・・すごい感激した。初めて見たし、ロビちゃんそっくりだし。お父さんは亡くなってもちゃんとロビちゃんに受け継がれているんだなあって当たり前のことをしみじみ感じたりした。

実はこちらに引越してきたら実家の島に遊びに行ってロビちゃんの子供の頃の写真とかを見せてもらいたいとずっと思っていた。でも3年前の津波で実家の物はすべて海に流されてしまったのだ。なのでただでさえ数少ない子供の頃の写真も、お父さんの写真もみんななくなってしまったのだ。こうやって数枚、友達や親戚の家にあったロビちゃんの十代の頃の写真を今回見せてもらったりできたけど、お父さんの写真は初めて見られたのだ。

お父さん、なかなかハンサムだったよ・・・。会ってみたかったけど、お父さんが元気だったらロビちゃんはリゾートで働くことはなかっただろうし、私も自分の父が元気だったらモルディブに来ることはなかっただろうね。人生って不思議だねえ。

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大きくなーれー

ホテルオープンも間近に迫ってなんだか忙しくなってきました。

今まであんなに待ってばかりの生活で時間がたくさんあったのにどうして間際になってこんなに忙しいのかなあ?と我ながら不思議ですが、まあ実際にこのビルに引っ越して来ないとできないこともありますしね。

そして先週はホテルのはんこを作りました。まあ、いろんなときに便利だろうとスタンプを作ってくれる会社に頼んだら一日で作ってくれました。結構素敵にできました。

このスタンプを頼んだのはノベルティーブックストアという本屋さんをたくさん経営している会社で、マーレの中に何店も支店があります。その会社が印刷やスタンプ制作もやっているんですね。結構システマティックにあっという間に目の前でスタンプのデザインを作ってくれました。

ロビちゃんが言うには、このノベルティーという会社を作った人はロビちゃんと同じ島の出身の人なんだそうです。何十年も前に島を出てマーレにやってきて、マーレで第一号の封筒を作る機械を買って封筒を作る仕事を始めたのが最初なんだそうで、そこからどんどん仕事を広げて今は大きなブックストア、文房具店、印刷店などを何店舗もかかえる大会社にまでなったんだそうです。うわさではこれからリゾート経営に乗り出すとか。いやあすごいねえ。封筒を作る機械ですよ、最初は。その機械を買うのだってきっと当時は大金だっただろうにねえ・・・。日本でも一代で築き上げたっていう会社の社長さんの苦労話とかありますよね。すごいなあと思います。うちもがんばらんとー。って、そんな大会社にならなくていいんだけどね。とりあえずうまくいくといいなー。

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イードゥムバーリク!!

昨日でラマダンが終わりました!

イードゥムバーリク!

ラマダンが終わったときにみんなで言うあいさつです。

今朝は一ヶ月ぶりにロビちゃんも一緒に朝ごはんを食べました。なんとロビちゃんは昨日の残りごはんを使って朝からチャーハンを作ってくれました。おいしい~!ロビちゃんのチャーハンは東京の星付きレストランで働いていたときに覚えた本格派。おいしいのよ~。

そして今日と明日はラマダン明けの祝日、そしてそのまま金曜土曜とつながってなんと四連休!四日も学校が休みなんて~。ま、仕方ない。みんな今日はラマダン明けの特別なごちそうを作って食べるのだそうで・・・。うちはそういうのなくてやっぱりロビちゃんはさみしいかしら・・・とちょっと思う私。それならモルディブ料理を勉強すればいいじゃん~って感じなんだけど、カレーもココナッツも私はちょっと食べ飽きたっていうか・・・。やっぱりどうしても自分で作るとなると和風になっちゃうんだよね。でもきっとロビちゃんだって特別料理を食べたいわよね。お正月におせちがないようなもんだよね。

こちらの日本人妻の人たちは結構だんなさんのお母さんにお料理を習っています。みんなえらいよねえ。って、妻ってそれ普通なのかな?ロビちゃんのママはもう亡くなってしまっているので私は教わることはできないのよね。親戚のおばちゃんとか?でもそんなことしてる間にロビちゃんが自分で作っちゃいそうだわ~・・・。

なにはともあれ、ラマダンが終わって通常に戻る!いやあよかったよかった。ちょっとどこかでお茶しようと思っても全部閉まってたからねえ。カフェでお茶好きの私にはさみしかったです~。

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忙しいのもよいこと!

ホテルをどうしても来月の始めにオープンさせるために、最近どたばたと忙しい。でもちょっと待って?日本を出てからあんなに待ち続けていたのに、何でこんな間際にこうも忙しいの???これなんかもっと早くにやってれば良かったじゃん・・・なんて思うものがいっぱい。あ~~~なんででしょう?なんか夏休みの宿題みたい・・・。でもきっとそんなもんだよね。

朝起きて子供たちのトーストを作りながら頭の中で行かなきゃならない場所と持って行くものと話をする内容を考えて、どこから行ってどう回るかを整理して、その中に学校の送り迎えも入れてお店・事務所のオープン時間を気にして・・・って一日をシミュレーションするようになった。

これってさあ、これってなんか仕事してるーって感じじゃない?!あーーー久しぶり!この脳みその部分、しばらく使ってなかったよ!となんだかちょっとうれしい。娘を妊娠してドクターストップのため仕事を辞め出産し、そのまま二人目の出産へ突入、断乳さえできればと思っていたらモルディブに引っ越すことが思いのほか早くなり日本にいる間にと慌てて断乳、こちらへやってきた。主婦生活6年。長かった・・・。すっごい仕事したい・・・。もちろん子供はまだまだ手がかかるからがっつりはいけなくても、自分たちでビジネスをする特点は融通がきくこと。子供と一緒にこんな風にホテルの仕事がしていけたらいいかもしれないよねっ!

子供を学校に入れてから「次はあっち」と急ぎ足で歩く気持ちのよさ!いや、暑いんだけどね、辛いんだけど、なんかいい!だって子供と一緒に歩いていると急いで闊歩とかできないもんね。しかーし!難関がある。そう、今月はラマダン。みんなラマダン用のスケジュールでやっているので開いている時間がまちまちなのだ。

普段でもここはお祈りの時間はお店や事務所は一斉に閉まる。でもお祈りによっては15分くらいで終わってまたすぐに開く時間もあるし、お昼なんかは12時から14時まで閉まっているところが多い。それでもまあまあなんとかなる。ところが、ラマダンはお店や事務所ごとに「うちはこんな感じでオープンします」ってスケジュールが貼ってあって、これが結構色々なのだ。もちろんお祈りの時間はおさえてあって、それをはさんで一時間くらい休みがあったり、スゴイところなんか午後丸々休みで夜から開いたりする!日中はばらつきがあっても、みんな一緒なのは夕方の5時から8時までのお休み。だからスゴイところなんか午後はずっと閉まってて夜8時にオープンして夜中の12時まで開いてるなんてところもある。で、5時に間に合わないと8時までぜーんぶお店が閉まっちゃう。

先日も「アゴラに行こうか」とこちらでは大きめのスーパーに歩いて行ったら、なんとクローズ!時計を見てもまだ5時前。STOというスーパーに行ったときも4時45分からクローズとドアに書いてあって、目の前で閉まってしまった・・・。もうガックリ。さて、それに間に合わなくて買い物ができないとどうなるか・・・。そう、夜ごはんが質素になっちゃうんだね。買い物できないから。も、すっごく困る。でも、日没の時間に一日中断食をしているロビちゃんにはごはんを作らないとあんまりだし・・・。というわけで時間のやりくりがとても重要ポイントなのだ。

午前中は大抵どこも開いているので、仕事のこととか銀行とかは子供を学校に入れてからが勝負!でも今は学校もラマダンで一時間しかやってないからこの一時間でどこまでできるか!今日も最初看板屋さんに行ってそのあと印刷屋さんに寄ったら学校に迎えに行く時間にギリギリ間に合わなくてロビちゃんに電話!プランA、私が迎えに行くの失敗、誰か行ける?!って感じ。ロビちゃんが行けないとロビちゃんの弟のコッコがバイクで飛ばして行ってくれたりする。バイクはもちろん一人しか子供を乗せられないので、コッコは家までは二人だけをタクシーに乗せ、自分はバイクで併走してくれるんである。もう、ほんとにみなさんの協力なしではやってけません・・・。

でも今日は午後も二人を連れて結構歩いてあちこち用事をすませられた!ああーよかった。まだまだやることがいっぱいあるけど、ラマダンが終わればちょっとは楽になるかな・・・。ラマダンが明けるのはもう少し。月が完璧に新月にならないと終わらないので、ラマダンが終了する日はまだ誰にもわからないのだそうだ。でも1日か2日のどちらかのはずなので、1日と2日が祝日になっている。さて、どっちで明けるかな~。

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夜のアイスクリーム集会

今日は夜に近所のシーガル・カフェというアイスクリームカフェに友人と出かけた。友人の子供たちも来るので子供たちは大喜び。

友人の子供たちはみんな小学生でうちの子より大きいのでなんとトリプルアイスクリーム!さすがにうちの子たちはトリプルは食べられないけど、今日はスペシャルでダブルを頼んだ。いつもはシングルしか私が頼まないので娘も息子も「えっふたつも食べていいの?」と喜びをかくせない(貧乏っぽい)!

他にも友人の友人である日本の方がいらっしゃって、にぎやかにアイスを食べる会となった。子供たちはもちろんアイスをぺろりとたいらげ、その後に頼んだラージのフライドポテトもまるでピラニアのようにみんなであっという間に食べてしまった。子供、合計5人・・・。ラージポテトひとつくらいじゃ足りないのね。でも、ダブルやトリプルのアイスを食べた後なんだけどな・・・?

私も久しぶりに4人もの日本の人たちと一緒に大人の会話(!)ができてすごくうれしかったー!やっぱり一日中子供たちといると大人と話がしたくなるのよねえ!それに最近外食もほとんどしてなかったから、外でこんな風にデザート食べて話をするなんて久しぶり!と、すっかり堪能していたら・・・。食べ物があったときにはちゃんと座っていた子供たちは食べ物がなくなった途端にあちこち動き回り始めた。う~ん・・・めちゃくちゃ邪魔だよねえ・・・。下はサンドカーペット(つまり砂)なので息子は座り込んで山とか作っちゃうし(ビーチじゃないって)、娘は友人の子たちとかくれんぼなんてしたりしている。日本だったら怒られるけど、モルディブでは子供が騒いでいることで怒られたことはない。みんないいよ~って言ってくれるけど、だからって走りまわっていいわけじゃないからね。

「ちょっと!お店のお兄さんがアイス運んでるときにぶつかったら大変でしょう!お仕事してるんだから邪魔になっちゃダメ!」

「ここはレストランなんだから走っちゃダメ!」

「池(魚が入っている小さな池がある)に手入れちゃダメ!」

と、言い出したらもうきりがないんである。しばらくそこで楽しく話していたけど、子供の限界がきたな~というところでカフェを出ることにした。

夜だったのでそんなに長くは遊べず、うちの娘は「もっとみんなと遊びたい~」と半泣きだったけど、私は結構エンジョイしたよ!アイスもおいしかったしねえ。たまにはこういうのもいいもんだねえ・・・と思いながらいつもより一時間半も遅くなったけどイライラせずに寝かしつけられた。やっぱり友達って大切だねえ。って、子供が喜ぶアイスの会だったはずが、実は一番自分のリフレッシュになってるんだね?!

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Web用写真撮影

昨日は、ホテルのwebサイトを作るにあたって、それに載せる写真を撮影した。

部屋はまだ全室準備できていないけど、撮影用に何室かきれいにセット、もうそのままお客様が入ってもいいくらいにきれいに準備した。

ロビちゃんと二人で部屋を眺めてなんだか感激・・・。やっとここまで来れたねえ。

カメラマンはロビちゃんの実家の島の人で学校でとても仲良しだったいうなれば幼なじみ。そしてそのカメラマンさんのお姉さんがロビちゃんのお父さんの弟(つまり叔父さん)と結婚したそうなので親戚になったわけらしい。こうやって同じ島の中で結婚してるから必ず誰かが誰かの親戚になっちゃうような感じで、そりゃ血も濃くなるよなあ・・・と思ったりした。

そして彼が連れて来たカメラマンアシスタントはロビちゃんのお父さんの弟(やはり叔父さん)の息子なんだそうで、つまりいとこ!じゃん!とビックリ。ロビちゃんも「この人はあんまり知らないよ」と言っていて、疎遠だったらしい。ロビちゃんの家族や親戚では珍しく背が高くて細く、肩まであるウェーブのかかったロン毛をブリーチし、シルバーアクセサリーをジャラジャラ着けてダボダボジーンズをはいていた。

「・・・ロビちゃん、この人いとこってわりにファンキーだねえ」(いとこでも誰でもファンキーになりたければなれるけど)

「・・・うん、珍しいねえ」

でもその彼、とってもキレイな顔をしてるんである。身長もあるし、細いし、すごく美形。歳も若そう~(オバチャン発言)。

「この人日本だったらモデルできるよ~」と私が言うと、ロビちゃん、早速ディベヒ語で訳して彼らに話した。カメラマンの友人は大ウケ。本人はテレてしまった。

さて、肝心の写真はというと、私が色々注文をつけてカメラマンの彼は大変だったと思うのだけど無事に終了、その日の夜にディスクにしてくれた。モル人にしてはなんて早い対応!すばらしい!やっぱり友達だからかな。そしてロビちゃんが「値段はいくら?」と聞いたら「あ~もうこんな時間!子供を迎えに行かないと!お金の話はあとあと!」と行ってしまった・・・。でもディスクはちゃんとくれたのよ・・・。良い人だね。

その写真はとても良くできていて、Webが楽しみ。

近日公開です!

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孝行息子

昨日、NHKで「英語でしゃべらナイト」を見た。

昨日のはパックンの実家があるコロラド州へみんなで旅行する特集だった。

パックンのお母さんに会いに実家へ行く前に、パックンの卒業したハイスクールへ立ち寄った出演者たち。そのハイスクールの壁には首席で卒業した歴代の生徒たちの写真が飾ってあって、パックンもその中で微笑んでいた。首席!スゴイ!そしてパックンはそのハイスクールからハーバード大学へ進学した第一号の生徒だったのだそうだ。スゴイ!ハーバード出というのは知っていたけど、そうだよねえ・・・あんなコロラドの田舎のハイスクールから進学できる生徒はそうそういなさそうだよ・・・。

実は私はアメリカに行ったときに初めて住んだ町がコロラドのデュランゴという町なのである。合計で3ヶ月くらいしか住んでなかったけど、コロラドは州都のデンバーは都市だけど、はっきり言って田舎だ!ロッキー山脈だ!生活の場が普通に標高高くて大学の階段だけでも息が切れたぞ!パックンの実家はコロラドスプリングスだったけど・・・はっきり言って田舎だ!コロラドのみなさん、スミマセン・・・。だけど本当に大自然なんだよ!でも山々の自然は美しくて、山にキャンプに行ってテントから顔だけ出して寝て夜空を見たっけ・・・。あんまり空気がきれいで星が気持ち悪いほど(失礼だね)たくさん見えて、嘘みたいに流れ星がじゃんじゃん走って・・・。湖で泳いだら死ぬほど冷たかったり。そういえばとてもきれいなところだったなあ。

話がそれちゃった。そして一行はパックンの実家へ。パックンのママと会って昔話を聞くと、パックンは10歳から18歳まで新聞配達を毎日やっていたそうなのだ!つまり、ハーバードに入って家を出るまで続けていたわけなのだ。スゴイよ!パックンっ!!だって、新聞配達をしながらもちゃんと勉強していたんだよね。「(親が離婚して母と二人だけだったので)貧しかったからね」と笑って言っていたけど、「貧乏」と言わずに「貧しかった」という日本語の流暢さもスゴイ。

出演者のモデルのMちゃんがパックンのママに花束を渡して「私がみずから選んだのよ」と伝えたくて「from water」と英語で言ってパックンが大ウケしていたけど・・・。彼女は「自ら」を「水から」だと思っていて「from water」と直訳したわけなのね。大人になるまで「水から」だと思い込んでいたMちゃんもスゴイけど、それを「自ら」の間違いだとちゃんとわかって笑っているパックンがスゴイね。

それにしても、なんだか感動した。もし自分の息子が新聞配達しながら勉強してハーバードなんかに入っちゃったら泣いちゃうよ、わたしゃ。なんて孝行息子なんじゃ~。

「ロビちゃん、ちょっとくらいお金がない方が子供はきちんと育つのかもね!」

「え~~~~~・・・・・・・・・・・・お金がないのは困るよ・・・・・・」

はい、確かに。

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ケーブルテレビさまさま

さてさて、ケーブルテレビを接続して、それまでたったひとつの「TVモルディブ」しか映らなかった我が家のテレビが、一気に70チャンネルくらい見られるようになった!この広がり方がすごいね!

私はとにかくNHKが見られるパッケージを、と希望していたので他はまあいいかという感じ。HBOとかスタームービーとか映画のチャンネルは大抵どこのパッケージでも入っているからね。映画とNHKが見られればもうOK!

子供たちはもちろんCartoon Network。もう朝から「ママ、Cartoon Network見ていい?」と聞く。番組の合間に入る「Cartoon Network!」というアナウンスをそのまま真似して言うのでそこだけすんごい発音がいい。娘が大好きなのは「パワーパフガールズ」ともうひとつ、題名のわからないアニメ。そして娘も息子も気に入っているのが・・・「ナルト」。ナルト、すごいねえ・・・。始まりはこちらで遊んでくれる小学生のお友達(お母さんが日本人の子供たち)の影響だったのよね。お兄ちゃんがとにかくナルトが大好きで、ナルトを見てから、うちに遊びに来るという・・・。

ナルトの人気はここだけじゃなくて、世界的なんだよね、きっと。スリランカにいたときも、しょっちゅう遊びに行っていたプレイランドのあるマクドナルドで会う男の子が「ナルト」が大好きだった。その子は四人兄弟でお父さんがフランス人、お母さんがスリランカ人で以前は南アフリカに住んでいてスリランカに引っ越してきたと言っていた。プレイランドのはじっこで絵を描くスペースがあり、一番上のお兄ちゃんがナルトのキャラを描いていたので、私が「それナルトでしょ?」と言ったら彼は飛び上がって叫んだ。

「ナルトを知ってるの?!」

「マンガも読んだことないし、アニメも見たことないけど名前は知ってるよ」ジャンプなんだよね、と言おうとしてやめた。わかんないよね。すると彼は興奮して私に言った。

「ぼくは、ナルトの大・大・大ファンなんだ!!!」

う~んすごい。ほんとに好きなんだね。そして彼の質問攻めが始まった(笑)。

「ねえねえ、シノビっていうのは、女のニンジャのこと?」

「忍びはべつにどっちでも使えると思うよ。女の忍者はくのいちって言うんだよ」きっと忍びの者、というのが大和言葉で、それを漢字に置き換えて読んだのがニンジャなんだろうなあとか頭の中では考える。

「そうか~。クノイチかあ。クノイチ、クノイチ・・・」彼は一所懸命新しい情報を覚えようとしているのね。

「それじゃあ、ナルトっていうのはどんな意味?」

「ナルトっていうのは、水の渦のことだよね。水が激しく流れて渦を巻いたりするでしょう、あれをナルト模様って言うんだよ」

「そうなんだ!なるほど!ぼく、今わかったことがあるよ!」

ふむふむ、きっとストーリーの中でナルトの意味がわかるとしっくりいく箇所があるのだね。

「あと、ほら~・・・あれは?えっと・・・キュービ?」彼が言うとキュービックな感じの外国語に聞こえるから不思議。

「ああ、九尾の狐ね。フォックスでしょう」

「ええ!ストーリーを知らないのになんでキツネってわかるの!?」

「昔から九つの尻尾を持った狐っていう妖怪が日本にはいるんだよ。有名なの」

「そうそう!ナインテイルなんだよ!そうなんだよ!」彼は大興奮。そして急に悩み始めた。

「あ~~~どうしても思い出せない・・・。なんだっけあれ・・・。ほら・・・」

「なに?説明してみて」

「あの、God of Death」

「ああ、死神ね」

「オ~~~!シニガミ!そうシニガミ!ああ~なんで忘れちゃってたんだろう~!」

どうやら、九尾の狐とか、死神とかはそのままでキャラクターの名前として使われているんだね。でも、この子はそうやってかなりな数の日本語の単語を覚えているんだからすごいよね!たとえそれが日本にやってきて日常会話では使うことのない「シノビ」とかであろうとも!やっぱりスゴイと思う。

このCartoon Netoworkで私も初めてナルトを見たけど、なるほど、結構ほんとに忍者ものなのね。これなら忍者大好きの外国人にはウケルかもね。

そして、意外にもうちでヒットだったのが「Mr.ビーン」。これも私は初めてちゃんと見たんだけど、子供たちが大ウケ!まあ、せりふなしでしぐさで笑わせるコメディだから、子供にはわかりやすいよねえ。息子なんてずーっとゲラゲラゲラゲラ笑っている。あんまり楽しそうに笑ってるんで私もロビちゃんもビックリした。なるほど~三歳児はこういうのがおもしろいのか~。

その他にもある子供向けチャンネルで、なんと「風雲たけし城」もやっている。そう、古い映像を英語で解説付きでやってるのだ。一般の参加者もすごい昔の髪型!もうビックリ!最後に出てくるたけしが若い!でも今見ても楽しくて、これは一家でそろって笑って見ている。たけしってスゴイねえ。題名もそのまんま、「Takeshi’s Castle!」

そんなわけで突然増えたチャンネルを楽しんで見ている毎日。今日はNHKの「きよしとこの夜」を見た(笑)。ここで見るとなんだか楽しい!娘はきよしが歌うのを見てビックリ。「ママ、この人えんか?えんか?」そう、娘は演歌というジャンルはわかっているけど、いつもおじさんやおばさんが着物を着て歌っているものだと思っていたのだ。でもきよしは派手なスーツに派手なネクタイ、まっ茶っ茶な髪の毛をサラサラさせてズンドコと歌っているので、娘は信じられないものを見るような目つきになっている。「そうだよ、このお兄さんは演歌を歌ってるんだよ」娘はため息をついて、「はあ~・・・・・・すごいねえ・・・」。

娘は今日もシャワーで歌を歌っていた。シャンプーをしながら「あなたの~♪」ゴシゴシ、「そんざいがぁ~♪」ゴシゴシ、「・・・・・・かゆいの~♪」ゴシゴシゴシ!!一体どんな存在だ~?それにしても、どこからこういう歌詞を覚えてくるのでしょー?今日のきよしは「あなたの存在」なんて歌ってなかったけどな・・・?

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